今まで世界一周的な旅行はしたことがなかったので、大西洋を渡るフライトは私自身乗ったことがありませんでした。なかなか欧米在住者でもわざわざ乗らない路線ということもあり、ちょっと心躍るフライトとなっています。初の大西洋横断フライトはどんなものだったのでしょうか。
目次
IB6253 イベリア航空ビジネスクラス マドリード~ニューヨーク
イベリア航空のアビオスで予約
詳細は割愛しますが、今回のフライトは以前イベリア航空が実施したお得プロモーションの際に手に入れたマイルを活用してフライトを予約しました。東京~マドリード間も合わせて予約していたため、残ったアビオスでニューヨークへ向かう発券につなげた、という訳です。具体的な発券方法はこちらを参照ください。
イベリア航空ビジネスクラス チェックイン
非常に申し訳ないことに、今回友人は同便のエコノミークラス。私はビジネスクラスでのフライトとなってしまいました。まぁ、彼は米国アメックスでアビオスを貯めているようなのでビジネスクラスも取れるはずだったのですが、エコノミーの値段が安かったから、有償発券としたようです。
ちなみに、このとき彼はニューヨーク~マドリードの往復チケットを約5万円で購入したとのこと。距離だけで言うと、東京~シンガポールORジャカルタあたりの距離感ですかね。そう考えると、結構安い気がします。
保安検査場を抜けて免税手続き&空港ラウンジへ
保安検査場を抜ける前に免税手続きを済ませておきます。マドリード空港の免税手続きは、他の空港と同じように
1)(保安検査場を通る前)チェックイン前段階での認証手続きをする
2)(保安検査場を通った後)免税手続きカウンターで還付金を受け取る
という2段階の手続きを経ることで還付金を受けることができます。ちなみに、1)の段階では免税申請用のKIOSKをタッチするだけでOKでした。特に商品の提示などはこちらの空港でもありませんね。
2)の免税手続きカウンターは結構いろいろ探し回ったのですが、ちゃんとセキュリティエリア内のガイドに従っていけばたどり着ける仕組みになっています笑。結構、空港内が広かったもんで、意外と歩き回ることになりますが。
免税手続きで軽く疲れてしまったので、空港ラウンジで一息つくことに。まず私が向かったのがイベリア航空ラウンジ。その次がネプチューノラウンジです。
イベリア航空ラウンジ@マドリード空港 訪問記
ネプチューノラウンジ@マドリード空港 訪問記
ボーディングタイムが近づく頃にラウンジを出て、搭乗口へ向かいました。
IB6253 ボーディング
搭乗口に到着すると目の前では再度パスポートチェックがされていました。欧州からの米国行きフライトの場合、やはりパスポートチェックが厳しくなってきているようですね。私の場合、米国から日本へ帰る帰国便の確認のみですんなり通してもらえました。
その後、若干搭乗口で待機した後、ビジネスクラス搭乗者として機内に乗り込みます。
やはり米国路線だけあってアメリカ人が多いですね。日本から来たときは観光ムードのほんわかした感じとは違って、ビジネスしに行く/戻るみたいな雰囲気の機内です。
IB6253 イベリア航空ビジネスクラス シート
今回の座席は4A。スタッガードの座席を利用する際には、必ず窓際を選択する習慣がいつの間にかできてしまいました。窓際と言っても、座席列Aのことを指しているわけではなく、通路と座席の間に棚が入ることでプライベート空間が増加する座席のことですね。1機体の中でも意外に座席数少なかったりするので、予約するのが若干難しかったりするのですが、今回は航空券の予約時期が早かったこともあり無事に確保することができました。
後ろの座席を見てみるとこんな感じ。肩からシートベルトをかけるようにしてベルトを着用します。東京~マドリード間でも感じましたが、やはりスタッガードは本当快適な座席デザインだと感じますね。
イベリア航空 機内食(離陸後)
離陸後まもなくすると食事の提供が始まります。行きと同じく確かCAVAを飲んでた気がします。そして、たっぷりのオリーブとナッツ。嬉しいですね、やはり日系にはないこういうサービスは。日中便の前菜メニューはというと、
- Warm bread and extra virgin olive oil
- Chilled carrot ginger soup
- Spinach, blue cheese and cranberry salad
- Pedro Ximenez balsamic vinegar
- Smoked salmon with mashed potato, radish and mixed leaves
- Majorero goat’s cheese with Santa Teresa quince paste and white grapes
英語名だと若干ピンとこない料理名ですが、写真のとおりです。
こんな感じで食べていました。この後にメインディッシュが出てくるのですが、”Tomato and mozzarella filled pasta with creamy pea sauce with a hint of yoghurt”をチョイス。トマトソースパスタをイメージしていましたが、出てきたのは下の写真。なかなかイメージとぴったりといきませんが、味は非常に美味しかったです。
食後のデザートとデカフェのコーヒーをいただいて休眠モードへ入ります。4~5時間の睡眠ですね。
イベリア航空 機内食(到着前)
スペインで歩き倒していたため、かなり疲れが貯まっていたのでしょうか。到着前の機内食で慌ただしくなっていた雰囲気で目が覚めました。相当爆睡していたようです。
到着前の食事は結構スペイン風。生ハムにサーモン、フルーツ盛り合わせと欧米人に鉄板なラインナップといった感じです。お腹はあまり減っていませんでしたが、適度に食べて、カプチーノを飲んでニューヨークの滞在に備えます。JFKからまだ移動距離が結構あるはずなので。
上空から見えるジョンFケネディ空港。ターミナルが8個もあるそうなので、さすがアメリカって感じがします。2月のニューヨークは地獄のように寒いので、ちょっと戦々恐々としつつ、アジア人でもどんな冷や水を浴びせ掛けられるのか、若干恐怖していた記憶があります笑(もちろんそんなことは滞在中一切ありませんでしたが)。
まとめ:スタッガードシートはやはり超優秀
まとめが今回のフライトに限った話ではありませんが、やはりスタッガードシートは本当優秀な座席ですね。フルフラット時のスペースもしっかり確保しつつ、なおかつプライベート空間も十分得ることができるとあり、ロングホールフライトの完成系に近いものがあります。
イベリア航空は日本に運航しているのは、成田~マドリード間だけですし、なかなか利用する機会のある人というのは少ないかと思います。色々日系には見られない好きな点は多く、
- 欧米の航空会社らしくナッツやオリーブをふんだんにサービスしてくれる
- 機内食が生ハムとチーズのスペイン風メニューで構成されていたり
- 機内音楽がノリノリで良かったり
など個人的にツボにハマるポイントは地味に多かったですね。私自身もスペイン周辺に行かないとなかなか乗らない航空会社だけあって、今回のフライトは貴重なものとなりました。もし何か参考になれば幸いです。
[IB6800] イベリア航空ビジネスクラス 成田~マドリード 搭乗記
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