メルキュールシドニー 宿泊記

2023年の初夏。シドニーにいました。オーストラリア・シドニーは南半球なので秋から冬にかけての時期。そんな時期に利用したのが、こちらのメルキュールシドニー。アコーグループのホテルですね。アコーのブランドの中で、メルキュールはラグジュアリーではなくビジネスホテル寄り。バジェットホテルほどではないにせよ、グレードは中の上くらい?とかなり中途半端なところ(私の主観です)ですが、シドニーのホテル事情をあまりわかっていない状況での宿泊となりました。

メルキュールシドニー

ホテル名:メルキュールシドニー
ホテルランク:★★★☆☆
宿泊部屋:スタンダードルーム(朝食あり)
予約価格:約20,000円/泊(諸税込み・朝食あり)
予約方法:アコー公式経由

予約はアコー公式から

これまであまりアコー公式を利用してこなかったので、ほぼ非会員の状態で今回は予約をしました。特に最上級会員だとかなり滞在時の会員特典も豊富なようなのですが、国内メインだとどうでしょうね。イビスやメルキュール、ノボテルなどのブランドは都内でも見かけますし、宿泊の機会はありそうですが、国内は国内ブランドのホテルチェーンが頑張っているだけあって、敢えてサービスで良い噂を聞かないアコーに乗り換えをすることはないかなと思っています。

とはいえどういった経緯にせよ、アコーホテルズを旅行代理店サイトなどから予約をする際は、キャッシュバックサイトを経由して予約するのがおすすめです。日本だとハピタスなどのキャッシュバックサイトが有名ですね。楽天トラベルに限らずHotels.comやBooking.comなどのホテル予約サイトもキャッシュバックサイト内では対象となっており、キャッシュバック率が高い時期は8%バックにもなるときがありますので、他ホテルサイトを利用する際もぜひご活用ください。

空港からのアクセスは良好

立地条件の良し悪しは正直コメント難しい部分があるのですが、シドニー空港からのアクセスという観点ですと比較的良い印象を感じています。実は、空港からタクシーを使ってアクセスすると、そこそこ時間かかるのですが、実は電車での移動が結構楽な立地となっており、極端に大きな荷物がなければ電車移動をお勧めします。

セントラル駅から直結しているわけではないのですが、空港からシドニー空港駅(たしか国内線の駅)から3駅で近接しているセントラル駅まで来ることができ、そこからセントラル駅出口からすぐの場所にホテルがあるため、非常に空港までのアクセスは便利と言えます。

一応、ホテル裏側は繁華街といいますが、飲食店も多く一人で食事をするのは微妙かもしれませんが、友人らと一緒に夕飯を食べる場所としてはかなり適しているのではないかと。観光地である、例えばオペラハウスなどはやや距離があるので、そこまで近くはないものの、観光を日中使える日があるとすれば、ここを拠点に移動することは決して問題ないレベル感と言えます。

ホテル周辺~エントランス

実はあまりコメントすることもないのですが、ホテルにはミニショップ(日本でいうコンビニエンスストアの小さい版)が併設されています。かなり雑然としたお店で、価格もコンビニエンスストアのように割引されているわけでもないのですが、ちょっとしたものなんかは、ホテルから出ずに購入することが可能です。当初はそこでお水を購入したのですが、500mlペットボトルが5AUD(2023年の渡航当時、日本円で大体500円)で販売されており、物価の違いに少々驚かされました。

ただ、近くのスーパーマーケットまで足をのばせば、2リットル入りのペットボトルのお水が2AUDで売られていることもわかり、買う場所を選べばそこまで高いものを買わなくても済むのかなとも思います。

さて、ホテルの話に戻りますが、ホテル公式ホームページが公開している部屋の種類は以下のとりとなっています。

  • クラシックルーム2ダブル/1クイーン 27㎡
  • スタンダードルーム2ダブル/1クイーン/1キング 27㎡ ←予約部屋&宿泊部屋
  • スタンダードファミリールーム2ダブル 27㎡
  • アクセシブルスタンダードルーム1クイーン 27㎡
  • スーペリアシティビュー2ダブル/1クイーン/1キング 27㎡
  • プリビレッジ1キング 27㎡
  • バルコニーシティビュー1クイーン 27㎡
  • デラックスシティビュー2クイーン/1キング 34㎡
  • エグゼクティブキング 27㎡
  • スイート1キング 54㎡

部屋の広さはほぼ画一的でどの部屋も27㎡とそこそこ広いものとなっています。調度類や景観の違いでグレードが異なるという程度ですね。

チェックインはパスポートを渡して、サクッと終えますが、今回2つの予約を組み合わせて滞在していた関係もあり、2日目で一度フロントでカードキーの更新をする必要があるとのことでした。そして、このカードキーの更新があとのギョッとした出来事につながってきます。

チェックインを済ませ相当に老朽化したエレベーターに乗り、部屋へ向かいます。

スタンダードルーム

部屋の扉を開けると、そこそこ広めの部屋が出迎えてくれました。大型のスーツケースも開けられるくらいのゆとりある空間を持ち合わせています。キングかクイーンか忘れましたが、十分に大きいベッドで快適さについては問題なかったです。

逆方面から撮影した写真はこちら。床がフローリングではなくカーペットになっていた点も良かったですね。

少々仕事の関係もあり、画像を掲載できなくて申し訳ないのですが、ガラステーブル製のビジネスデスクの使い勝手は非常に良かったです。広さも十分すぎるほどで、ライトスタンドも完備されており、快適でした。

部屋に備え付けの空の冷蔵庫。お水やビールを冷やす分には問題ないものかと思います。

なお、当初オーストラリアで現地のビールを買って部屋で飲みたいなと思い、スーパーマーケットやミニショップでビールを探したのですが、売られていませんでした。よくよく調べてみたところ、オーストラリアでの酒類の販売は、リカーショップと呼ばれる酒屋で購入する必要があるそうです。現地の情報を調べずにここまで来てしまったのですが、ひとつ勉強になりました。

ちなみに、リカーショップはコンビニほどではないですが、ホテル周辺にもいくつかあり、アルコールは簡単に入手することができます。身分証提示があるのかなともそのとき思いましたが、私の容姿もあるのか、特に何も提示せずに購入できました。

オーストラリアでは路上など公共の場での飲酒が原則禁止されています。そのため、リカーショップでお酒購入後に路上などの公共の場で購入したお酒を開封するなどをすると違反を犯してしまうことになりますため、十分ご注意ください。

インスタントコーヒー類があります。国内のホテルとほぼ同じような類かと。

バスルーム

ここからは問題のバスルーム。バスルームは広さもそこそこあり、見た目上はかなり快適な部類かと思います。

こちらのホテルはレインシャワーのみ。ご存じの方も多いかと思いますが、オーストラリアのお水は大変貴重でしてなかなかシャワーのお水も控えめな感じで出てきます。正直この部分は本当にきつかったですね。身体や頭を洗おうにも水量が非常に弱く、かなり長い時間シャワーを浴びなければならなかったですし、身体はずっと冷え切ったままでシャワーで温まるという文化のない環境だとこうもキツイものかと感じました。

トイレは海外だと普通のタイプですね。座った際に冷やっとするあの感じ。日本の設備が本当に恵まれているのがわかる瞬間だなと。

朝食

実は今回毎食、朝食事を食べていたのですが、仕事の場と重なっていた関係もあり、写真を撮るような感じでなかったため割愛しました。ちょっと今回は滞在期間中かなりバタバタしていたのもしんどかったのですが、朝食も欧米風のジャンキーかつシンプルなラインナップだったということもあり、少し胃も疲れていたのが当時の状況でした。

珍事件が発生

滞在期間中は部屋に籠って仕事をする時間も多かったのですが、たしか事前にフロントに連絡されていたカードキーの更新の日におかしなことが起きました。

私が部屋でリモート会議をしていたときに、なんと勝手にドアを開けて誰かが中に入ってきたのです!

正直私はリモート会議で喋っていた最中だったので、いきなりドアが開いたのには心底びっくりしたのですが、向こうも人がいることにビックリしたのか、すぐに戻ってドアを閉めて出ていきました。正直、どういうセキュリティをしてるんだと、恐ろしくなりましたが、おそらくはチェックイン時に聞いていた予約の重複の関係からカードキーの更新の話が何か噛んでいるのではないかと思いましたが、結構怖い瞬間だったのを覚えています。

特にトラブルが起きた訳ではないので、だんまりでチェックアウト日までひっそりと過ごさせてもらいましたが・・・。

まとめ:やっぱり欧米系ホテルはしんどい

総合評価:★★☆☆☆:やっぱり欧米系ホテルはしんどい
ハード面:★★☆☆☆:シャワーがとにかくしんどい
ソフト面:★☆☆☆☆:正直セキュリティ面の問題からどう評価することもできません
コスト面:★★★☆☆:シドニー全体から考えると標準的でしょうか
アクセス面:★★★☆☆:空港からのアクセスは良好

正直、今回仕事が立て込んでいた関係もあって、かなり現地で苦労させられたのですが、そんな中ホテル全体を思い返してみると、あまりにイレギュラーな事象もあったりと、良い印象にはならなかったなぁと今にして思います。

ハード面は、とにかくバスルームがしんどかったですね。これは他のホテルにも共通して言えるような話なのかもしれないので、どこのホテルを選択しても良い滞在ができないとも言えそうですが。

セキュリティ面はもう論外ですかね。オーストラリアでは民間人でも銃の所持が可能ですが、政府の銃規制などもあり、米国などと比べると圧倒的に銃と出会う可能性の少ない場所にもなっています。そのため、今回のような部外者が勝手に部屋に入ってくるとなっても、まぁ若干の恐怖感程度で済むという話なのですが。これが米国だったらと思うと、ちょっと身の毛がよだつ話だなと感じます。。。。

一方で、空港からのアクセスの良さや部屋の広さについてはまぁまぁ良いのではないかとも感じます。

あまりいい思い出にならなかったシドニー滞在ですが、シドニー旅行を計画されているどなたかの一助になれば幸いです。以上、ご参考まで。

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