2018年の元旦はディズニーシーにおりました。年越しディズニーをしていたからです。私自身はディズニーのファンではないので、滅多に行かない人間なのですが、家内は大のディズニー好き。年越しディズニーのチケットを入手できたことをきっかけに、年を跨いでディズニーを体験することとしました。今回は、年越しディズニーについて、ポイントとなるところをまとめておきます。
目次
年越しディズニーのチケットの取り方
年越しディズニーチケットの入手方法ですが、いくつか方法があります。どれがいいか悪いかという選べる状況ではなく、元々入手するのが困難な傾向にあるのが、年越しディズニーのチケットかと思います。
その1 公式サイトの抽選に申し込む
一番これがベーシックですね。公式サイトの抽選に申し込むことで、チケットを買うことができます。
年越しディズニーのチケットは日中に入れるタイプのチケットとは異なり、夜間のディズニーランド/ディズニーシーを体験することができます。また、大晦日・元旦という特別な日ということもあって、年越しディズニーのチケット価格は公式サイトの定価自体も通常のチケットより高く設定されています。
- 通常のチケット:7,400円(ワンデーパスポート)
- 年越しディズニーのチケット:1人9,700円
公式サイトの抽選は第1回、第2回の2回に分けて実施されますが、なかなか倍率も高いため、狙って当てに行くことは難しい状況です。
(実は、第3回が2018年から行われるようになりましたが、敗者復活方式=すなわち第1回、第2回で当選しなかった人限定の抽選となっています)
例年、当選確率は10%前後と噂されるため、大人数で組織的に予約をすれば、確実性が高まるかもしれませんが、カップルや夫婦だと相当の運がないと厳しい類の抽選かと思います。
※ちなみに、例年のケースだと最大購入枚数は5枚までとされています。毎年ルールは若干変更されることが多いので、必ず確認しましょう。
ファンダフル・ディズニー専用枠のチケット抽選
一般の抽選とは別に、ディズニーファンクラブ内の抽選もあります。こちらの方が当選確率は高くなるかと思います。
とは言っても、当たる保証があるわけではないですし、ファンクラブ(年会費3,240円@2018年12月現在)に入るほどの人達がカウントダウンを狙わない訳はないので、倍率が高い状況は変わりません。
その2 年越しディズニー入場チケット付きの旅行プランに申し込む
いくつか確実に入手できる方法があるのも事実です。割高感は否めなせんが。
ディズニーランドのバケーションパッケージ
チケットとホテル宿泊がセットになったプランです。ただし、販売数の関係もあるため&予約が殺到するため、現実的になかなか難しい選択肢かもしれません。お金のパワーで乗り切りたい方には、いいですね。
各種旅行予約サイトが販売するパッケージプラン
例年、いろんな旅行会社から提供されるカウントダウンホテルパック。様々なタイプがありますが、
- ディズニーオフィシャルホテル、パートナーホテルの宿泊時にカウントダウンチケットを購入できる権利が付いた旅行プラン
- 無名のホテルにカウントダウンチケットを抱き合わせとして販売する旅行プラン
あたりが王道の商品となっています。公式サイトの抽選と比較して、割高となってしまう点は致し方ないですが、確実に入手できる点を考慮すると十分検討の選択肢として入れても良いのではないでしょうか。
いかんせん、こちらもお金のパワーで乗り切る方法となってしまうのが、辛い所と言えます。
その3 ネットオークション
ヤフオクやメルカリでカウントダウンのディズニーチケットが販売されています。ディズニーランド運営側も転売には厳しいチェックをしているので、大晦日に行ってみたら入場できなかった、なんてケースがあるかもしれません。あくまで利用するなら自己責任でトライしてみてください。
ディズニーランド公式サイトではこんなアナウンスもされています。
大晦日夜~元旦朝のディズニー
さて、ここからは実際のカウントダウンから元旦朝にかけてのディズニーの様子をディズニー初心者の私の感想や「あ~こうしておけば良かったなぁ」という後悔と共にお伝えしたいと思います。上級者にとっては全く参考にならないかもしれませんが、彼女や奥さん、または子供の付き添いで行くお父さんへ少しでも助けとなれば幸いです。
まず駅の人混みが凄い
まず、人混みの凄さに驚きました・・・。チケットは抽選ではなかったのか、という戸惑いとともに数万人規模のお客さんがディズニーランド/ディズニーシーで年を越すことになります。
駅で待ち合わせをすると、想定以上に時間を要する場合があるかも。別の駅で待ち合わせをしてから来るとスムーズです。
入場時間は午後8時のはずなんだが・・・すでに長蛇の列
毎年、ディズニーランド/ディズニーシーのカウントダウンイベントでは入場時間が厳密に決められているわけではありません。公式的には午後8時から開園となっていますが、大晦日の日中の利用客を全員退園させた後に、カウントダウンチケットを持ったお客さんを中に入場させるため、いつ入場が始まるかかなり読みづらい状況になります。
ただ、午後8時に入口へ到着するくらいだとかなり遅い部類になってしまうため、ほとんどのお客さんが午後7時前、6時前から入口に並びだします。
めちゃくちゃ寒いし、人混みだし、座るところもほとんどないので、かなり辛いのですが、皆さんアドレナリンが出まくっているのでなんだか異様な光景のディズニー入口となります笑。
入場後の行動・・・走ります!
ほとんどのお客さんは入場待ちに1~1.5時間ほどの時間を費やし、かなり体力を消耗しているはず・・・なのですが、皆さん入場すると恐ろしいほど、駆け足で場所取りに向かいます。
結構体力的に辛い状況が続きます。。。ううう、寒い。寒すぎる。
場所取り合戦は耐久戦
場所取り合戦はよくある話なのですが、カウントダウンの場合、やや目的とするところが変わってきます。
基本的に入場直後だと時間帯は午後8~9時の時間帯であるため、午後9時前後でディズニーシーであればショーを行うことが予想されます。もちろん当日のスケジュール次第なので、予め確認しておいた方がいいでしょう。
抽選チケットで入場しているとはいえ、普段と同じか普段以上の多くの人がディズニーランドに入場しています。ショーやカウントダウンが始まるまでは、アスファルトやレンガの上で待つため、かなり身体に堪えることが予想されます。
私達はディズニーシーにいたのですが、真ん中の広場前で多くの人が場所取りをしていました。場所取りできるスペースはかなり限られており、多くの人がぎゅうぎゅう詰めてくるため、さらには靴を履いたままで、ずっと同じ姿勢で座っていることとなり、普通に立てなくなりました笑。
参考までに場所取りをしたい人向けにあったら良かった的なものをリスト化しておきます。
・手袋
・マフラー
・フード付きコート
・マスク
・ホッカイロ
・ニット帽
・コンパクトなレジャーシート
・レジャーシートからの冷えを防ぐ携帯用クッション座布団
・携帯用の折り畳みチェア(※)
※ショーの間は周りの人に迷惑となるため、使用禁止とされています
ちなみに、場所取り中に、場所取りしている場所から離れることはできません。非常に多くのキャストが見回りしているため、誰もいない場所取りのレジャーシートを見かけると、周辺に持ち主がいないか確認をした上で撤去するためです。
(実際にキャストがレジャーシートを撤去しているのを目の前で見ました)
カウントダウン
さて、体感時間にすると20時間位の待ち時間なのですが、やっとカウントダウンの時間がやってきました。すでに極寒の中、入場から数えると5時間以上も外で待機しています。死にそうです。ただ、家内は普通に元気です。
直前までは座ってじっと体力を温存していますが、カウントダウン直前になると、人も広場に集まってきて、皆ソワソワし始めます。蛍の光を歌いながら、今年1年にお別れをする。なかなかいいじゃないですか。
カウントダウンとともに花火が打ちあがりハッピーニューイヤーとなって、なんだかひとつの一大プロジェクトを終えたかのような、気分に浸ることができました。あー、自分頑張った。お疲れ様!
と思いきや・・・
カウントダウン後の行動
実はここからが、地獄のディズニーの始まりです。カウントダウンが終わると、カウントダウンのために広場に集まっていた群衆が一斉にアトラクションへ向かい出します。
ディズニーランド/ディズニーシーにはアトラクションに早く乗るためのファストパスがありますが、カウントダウン組として待機しているとこのファストパスは分担作業等をしていない限り、活用することは難しいと言えます。
ホーンテッドマンションなんかは驚異の120分待ち。学生時代に引越屋のアルバイトで6時間待機をしたこともある私ですが、極寒の中で120分待ちは本当に地獄でした。。。
夜明けまでの行動
基本的にはアトラクションなどに乗って過ごすだけで、時間は過ぎていくことになります。
特に、朝までショーが起きるわけではないため、ちょっとディズニー初心者だと退屈かもしれませんね。空が真っ暗で寒いので、動くのも億劫ですし。
休息場所
ディズニーランド/ディズニーシー内では、日中レストランとしてオープンしていた場所も夜通しオープンしています。
ただ、普段通りのメニューを提供しているわけではなく、簡素な限定メニューのみとしているところが多い印象でした。私達も寒さ回避のために、レストランに入り、そこで軽く2時間ほど仮眠することに。
というか、このレストランもめっちゃ寒いんですよね泣。。。
初日の出を見る/見ないは重要な分かれ目(だった)
午前5時くらいになってくると、段々と外が薄暗くなってきます。
この時間帯ぐらいで、周りの人は最後の追い込みモードに入ってきて、さらに園内は過熱モードになってきます。もう朝の5時までなってくると、眠くて寒くて脳内麻痺状態に近いせいもあり、ランナーズハイとほぼ同様の現象を体験できることでしょう。
2017/2018年の年越しまでは午前7時に閉園&退場
さて、ここからは2017/2018年までの限定の話となってしまいますが、カウントダウン組は朝7時に園内を退場する運営となっています。
そのため、ここで大きな岐路が発生することになるのです。
- ギリギリまで粘って初日の出を見る
- ショップを回って買い物をして退場する
の2択です。
初日の出組はかなり群れてベストスポットに集まるため、綺麗な初日の出を拝みたい場合は、場所等を事前にチェックしておくと良いでしょう。
我々は初日の出に一切興味がなかったため、そそくさと退園しました笑。
(閉園間際で写真スポットがガラガラになるチャンスだったため、色々と立ち寄りをしたせいもあり、ショップに寄る時間はありませんでした泣)
なお、初日の出が出る時間帯になってしまうと、ディズニーショップなどほぼすべて閉店準備に入ってしまい、買い物を楽しむこともできません。なかなか難しい決断になりますが、初日の出を選ぶか買い物を選ぶかは事前に決めておいた方がいいでしょう。
2018年カウントダウンは2019年の元旦と通し営業になる
2018年のエピソードが一切役に立たない話で恐縮ですが、2019年はカウントダウン組は午前7時で退園する必要はなくなります。午前7時の退園がなくなり、元旦の営業とセットになるためです。
元旦の通常チケット組は、午前2時から入ってくるため、頑張れば元旦の閉園時間まで居座ることも可能です!
まとめ:とにかく寒くて辛いけど、結構楽しい年越しディズニー
色々と今覚えば、かなり辛い旅路だったなぁ、と思い耽るエピソードが多かったカウントダウンイベントですが、実は普段興味のない男性でも結構楽しめてしまうのがディズニーだったりします。
ですが、もう一度年越しディズニーをするとしたら、いくつか戦略を練って参加したいなと思っています。主に、以下のポイントです。
- いかに屋内にいる時間をたくさん確保するか(寒さを凌ぐ点)
- いかにファストパスをたくさん入手するか(効率よく屋外にいる時間を減らす点)
- ディズニーホテルもセットで予約したい(休む場所の確保)
女性の中では「ディズニー=楽しそうな場所」というイメージがありますが、男性にとっても年越しディズニーは例外ではありません。死ぬほど寒いですけど。
体力のある男性と言えど、事前の防寒準備をしっかりとした上で、戦略的にパークを動くプランを頭に描いていないと、自分自身が消耗することとなりますし、彼女(または奥さん)に蹴飛ばされることになります。本当にあのパーク内だと女性は驚くほど元気です。
チケットが当たってしまった男性は、株を上げるチャンスだと思って、頑張りましょう。以上、ご参考まで。