時期は2019年の秋頃。色々な事情が重なり、この日はウェスティンホテル東京に宿泊しました。ウェスティンブランドは、(ここ最近の記憶だと)宿泊したことがなく、海外でもあまり選択してはいないと思います。グレード的にはマリオットホテルと同ランクか、ややそれより上くらいでしょうか。今回は恵比寿にあるこちらのホテルを紹介します。
目次
ウェスティンホテル東京
ホテルランク:★★★★★
宿泊部屋:デラックスキング
予約価格:40,000マリオットポイント(Eバウチャー使用)
予約方法:マリオット公式経由
予約はSPGアメックスのカード特典で
最近では、SPGアメックスカードもだいぶ有名になってきたのではないでしょうか。クレジットカードランキングでも圧倒的順位ですし、意外とまだ極端な改悪はなされていません。年々物価、人件費やホテル建築費の上昇に合わせて、宿泊に必要となるポイント数が引き上げられていくのですが、それを加味したとしてもまだまだお得と言えます。
有償宿泊だと1泊3万~4万円の価格帯
ちなみに、有償で宿泊しようとすると、ウェスティン東京は大体(諸税込みで)1泊3~4万円の価格帯の金額になってきます。安い時には3万円弱まで下がりますが、まぁかなりの空室率でないと出てこないケースが多いですね。
有償宿泊ならポイントサイト経由が鉄板
有償宿泊の場合は、私の場合、大抵Mr. Rebatesなどのキャッシュバックサイトを経由させてから、予約することを心がけています。まぁ、これは単純に節約の一種なので、特に大した話ではありませんが。国内のポイントサイトだとハピタスなども利用しますね。IHGやHilton、Marriottなどのグローバルチェーンは高い時期で10%キャッシュバックのときもあるため、予約のタイミングとホテルの販売価格を睨めっこしながら、最適な時期を決定する意外と地味に大変な作業になります。
カード特典の無料バウチャーは5万ポイントまで使用可能
今回はSPGアメックスのカード特典である1泊無料バウチャー(5万ポイントまで)を使用して予約をしました。ウェスティン東京の宿泊には当時1泊4万ポイントで済むため、敢えてバウチャーを使用する必要はなかったのですが、有効期限の問題もあったため、今回利用してしまいました。
恵比寿ガーデンプレイスを抜けてようやく到着する場所に位置
こちらのホテルは恵比寿ガーデンプレイスを抜けた先に位置しています。JR恵比寿駅から歩いてくる場合には、恵比寿ガーデンプレイスを抜けた先にこちらのホテルがあるため、恵比寿駅から10分近く歩くこととなります。
もうひとつのルートとして、JR目黒駅から歩いて向かう方法もあります。わかりやすいルートではないのですが、山手線の線路沿いをひたすら歩いて向かうこととなります。地味に坂道があり、スーツケースなどがあると決して楽なルートではないのですが、こちらも徒歩10分程度で着くことができます。
いずれにせよ、公共交通機関で来る場合には結構な距離を歩かなければならず、なんだかんだ微妙な立地にあり、恵比寿周辺に用事がある場合に限り、使いやすいホテルなのかな?と感じました。
大きなエントランスは大型バスも乗付可能
決して華美なホテルでない点は個人的に好きですね。かなりシックな感じに、目黒側にある住宅街とも溶け混み合っている感じが出ています。
この日は、日中の明るい時間帯にホテルへ到着。エントランスはそこまで混んでいない雰囲気でしたが、中に入るとどうでしょうね。チェックインしてみたいと思います。
ハイカウンターでチェックイン
この日は地下のホールでカンファレンスがある模様でホテル宿泊者もそこそこ多い模様。とはいえ、日中の時間帯のオペレーションがパンクしているようには見えず、それなりに待たされつつも、通常通りチェックインできました。
- デラックスルームキング/2ダブル 42㎡ ←予約部屋&宿泊部屋
- エグゼクティブルームキング/2ダブル 42㎡
- デラックススイートキング/2ダブル 84㎡
- エグゼクティブスイート 126㎡
- プレジデンシャルスイート 210㎡
- インペリアルスイート 210㎡
カード特典のEバウチャーで宿泊ということなので、扱い的にはポイント宿泊と同じ内容となります。私はマリオットのチタニウムメンバーでしたが、特にアップグレードもなく、最も低いカテゴリのデラックスルームがアサインされました。今回は残念ですが、日本だと結構普通かもしれませんね。
デラックスルームキング
エレベーターまでフロントスタッフにアシストされ、そこから先は自力でスーツケースを転がして向かいます。部屋に入ってみたところ、やはり42㎡だけあって、かなりゆとりのある空間となっていました。
海外の主要都市もそうなんですが、東京のホテルについても部屋が狭い傾向にあります。ですが、こちらのホテルは最下層の部屋でも十分なスペースがあるようです。
窓側にはクラシックな椅子があり、その横にはデスクもあります。家具のトーンも落ち着いていて、部屋そのものが年配層向けな印象ですね笑。いい意味でですが。
引き出しには浴衣がありました。日本のホテルということもあって、海外勢のツボを押さえていると言いましょうか、いいですね。セーフティボックスも引き出しにあります。
トランクスペースもかなり大きいサイズで用意されています。下が板張りではなく、クッション素材というのも個人的には嬉しいポイントですね。スーツケースは移動のためのアイテムなので、傷が付くのは当然のことなのですが、部屋の中では大切に扱いたいものです。
左の写真はデスクのアウトレットで沢山増やしている点は良いのですが、、、、グローバル対応はしていないようです。まぁ今時このランクのホテルで対応していないのもどうかなと思いますが、少々意識の低さが見える瞬間です。
おそらくリクエストベースで変換機くらいは用意してくれるのでしょうが、そういう受け身なホスピタリティはどうなんでしょうね。
ミニバー
ミニバーには、アンティークな家具の中に、綺麗に揃えて入れられていました。
冷蔵庫の中身はこのとおり。エスプレッソもあり、かなり充実している印象です。
バスルーム
バスルームはユニットタイプなのですが、かなり広く設計されていて、シャワーブースとバスタブが設置されています。なかなか利便性が高く、いいですね。
ホテル全体は多少経年な雰囲気を感じていましたが、バスルームはまだまだ新しくメンテナンスもしっかりなされている印象でした。ハンドシャワーがないため、完全に浴槽に浸かる用のバスタブとなっています。
ウェルカムギフト 山崎12年ミニボトル
実は、チェックインの際にウェルカムギフトをマリオットポイントにするか、ギフトにするか聞かれていました。そこそこ多くのホテルでは大したサービスが提供されないため、マリオットポイントを選択することが多いのですが、なんとこちらでは山崎12年のウイスキーミニボトルがウェルカムギフトにあるようで。
というわけで迷わず選択。ハイボール用のソーダとピカピカで綺麗な球体に削られたロックもセットで、山崎のハイボールをいただきました。
クラブラウンジで朝食を
朝食はグラウンドフロアのレストランで朝食を取っても良かったのですが、あいにくものすごい行列だったため、ラウンジに切り替えました。
若干種類は少なくなってしまうものの、ホットミール(オムレツなど)はスタッフに言えば、やってくれる運用だそうで声を掛けて作ってもらいました。
ラウンジ内観はこんな感じ。そこそこ座席数があります。
これは朝食のときではありませんが、午後のタイミングで訪問したときに撮影した写真です。
窓からは東京の景色を眺めることができます。
スタッフは大声で内輪揉めを披露してくれました
午後の時間帯でラウンジを利用させていただきましたが、スタッフはゲストの滞在も気にせず、大声でホテルの内輪話を延々と話していたのが記憶に強く残りました。ラウンジ内に響き渡るくらいの話し声を相当長くされていたので、他のゲストも若干苛立っている様子もあり、少々がっかりしました。本当にゲストのことを何も考えていないんでしょうね。
さすがにあまりに迷惑だったため、一言もう少し静かにしてくれないでしょうか、と伝えましたが、普段からあのような接客をしているのかと思うと少々身の毛がよだつ思いです。
まとめ:今回はタイミングが悪かったかな・・・
ハード面:★★★☆☆:ベッドルーム、バスルームは古いものの快適
ソフト面:★☆☆☆☆:ゲストはあまり目に入っていないようで・・・
コスト面:★★★☆☆:安くて3万円弱はなかなかのお値段
アクセス面:★★☆☆☆:恵比寿駅から遠いんだよなぁ
今回は残念だったな、と感じる滞在となってしまいました。私はなんか東京のホテルとそこまで相性が良くないのかな?と思ってしまう程、外れが続いている気がします。
スタッフの行動や意識の低さが色々なところに見えてしまったため、グレードが高いホテルでもここまでイマイチな印象にとどまってしまったのは少々残念でした。
ウェスティン東京は中華系富豪に買収されたという話もあり、今後どう変化していくのかが気になるところですが、立地条件やサービスレベルを考えると、もう少し頑張らないと厳しいのかな、と個人的には感じてしまいます。以上、ご参考まで。
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