2019年8月、日本に台風が上陸。当時、上海旅行を計画していた私の往路フライトは敢え無く欠航となり、上海へそもそも行くことができなくなりました。上海のホテルはすでに予約済で料金も支払い済み。はてさて、このまま支払ったホテル代金は返ってこないのでしょうか。今回は台風によりホテル現地へ行けなくなった場合のホテル返金について紹介したいと思います。
目次
台風によるフライト欠航時のホテル予約キャンセル
旅行を計画する際、ホテルの予約をどの段階でするかは人それぞれですが、多くの人は出発より前の日程、すなわち事前に予約しているケースが多いのではないかと思います。
ホテルを予約する際は、後日返金や変更が可能なキャンセル可能の予約、または、料金が多少お得になる予約変更不可の予約の大きく2種類あるかと思います。
予約はキャンセル可能か否か
まずはホテルの予約内容を確認しましょう。予約変更可能であれば、特に問題はありませんね。仮に、フライトが欠航となり、ホテル現地へ行けなくとも、キャンセルをすれば問題ありません。
予約がキャンセル不可の場合
一方で、キャンセル不可で予約をしていた場合はどうなるのでしょうか。このまま現地へ行けない場合には、予約変更不可となり、すでに支払ったホテル代は返ってこないこととなります。
ただ、天災によりホテル現地まで行けない場合は不可抗力が理由ということもあり、必ずしも返金されないわけでもないのが実情です。
現地ホテルへまずは連絡をしてみよう
ここから先はホテルのポリシー次第となりますが、フライトの欠航等により現地ホテルへ行けない場合には予約変更不可であったとしても、返金してもらえるケースがあります。
実際、私も2019年8月に上海行きの旅行を計画していましたが、台風上陸時によってお、上海行きのフライトが欠航となってしまいました。上海のホテルはすでに予約をしており、予約変更不可だったため、通常は返金されない取扱いなのですが、この欠航の旨をホテルに伝えたところ、フライトの欠航証明書をPDFでくれれば、返金できる旨、連絡をいただけました。
欠航証明書を航空会社ホームページからダウンロード
欠航証明書は各航空会社で入手方法は異なるかと思いますが、ANAの場合は予約画面ホームページからダウンロードすることが可能です。
ANA以外の航空会社においても最近はホームページの予約画面からダウンロードすることができるケースも多いので、確認をしてみるとよいでしょう。なお、LCCなどの場合は航空会社のカスタマーセンターなどに問い合わせないと入手できない可能性があります。
旅行代理店経由の場合
旅行代理店経由の場合は若干、状況が変わってくるかと思います。一般的に、旅行代理店側は航空券関連の変更・払い戻しには手続きを要してしまうことが多いです。(しかも一部の代理店はかなり苦手な場合が多かったりします)ですが、その一方で、ホテルの予約変更・返金に関してはかなり柔軟に対応できるケースがあります。
特に、特定のホテル予約サイトの上級会員などでは、仮に予約変更不可でホテルを手配していたとしても、返金に対応してもらえることも。これ自体はホテル予約サイトのデスクの腕次第と言えますが、一度相談してみると、もしかすると良い結果となるかもしれません。
まとめ:問い合わせしてみることが大事
フライト欠航によりホテル宿泊ができなくなった場合でも、すぐに諦めてしまうのではなく、まずはホテルまたはホテル予約サイトへ問い合わせしてみることが重要です。必ずしも返金してもらえるかはわかりませんが、ホテルポリシーや状況によっては返金してもらえるケースもあるかと思います。
実際、私も上海旅行の例では、ホテル予約代金の全額を後日返金していただけました。さすがに、こういう特別対応をしてもらえたホテルには、また後日必ず泊まりたくなってしまいますね。
現地ホテルとやり取りをするのは少々面倒ではありますが、今回の事例が少しでも役に立てばと思います。以上、ご参考まで。
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