IHGグループのホリデイインバンコクシーロムはバンコクの中でも宿泊価格が安い割に、ホテル自体はリノベーションをしているため、非常に内観が綺麗で快適な滞在ができるホテルのひとつと言えます。何回か滞在をしているため、その様子を今回は紹介しようかと。
目次
ホリデイインバンコクシーロム
日中は激しい渋滞地獄の立地
ここホリデインバンコクシーロムはシーロム通りの有料道路近くに位置しており、立地的にはだいぶチャオプラヤ川寄り。近くにはシャングリラホテルがあったり、ホテルの数も多いエリアです。
BTSを利用したアクセスは、残念なことに正直相当悪いかと思います。スラサク駅(Surasak St.)が南に徒歩5分程度の距離にありますが、道路は舗装がぼろぼろで悪路となっている道がほとんど。大きな荷物を持って地図を見ながら動くのはなかなかしんどい場所にあります。そもそもスラサク駅自体、空港から乗り換えを何度もしないといけないため使いづらい駅だったりします。
車での移動はそれはそれで地獄。2017年2月に発生した高速道路の火災の影響でシーロムエリアの渋滞は極めてひどい状況にあります。早朝時間帯や深夜時間帯などは空いていることが多いのであまり気にするほどじゃありませんが、お昼過ぎ~夜中までは世界一を争う渋滞を体験できるでしょう。筆者もエカマイからシーロムのこちらのホテルまで1時間以上車でかかったことがあります。
なお、パッポンナイトマーケットで有名なパッポン通りやタニヤ通りは徒歩ではかなり難しい距離と言えます。30分程度は歩くんじゃないでしょうか。行く場合にはタクシーかバイタクを利用せねばならず、そういった点からも立地は相当悪い印象がありますね。
やや古さは残すがタイらしい中流外資系ホテル
こちらのホリデイインは周辺からも目立ちやすく見つけやすい場所に位置しています。特に、ビルそのものにホリデイインのマークが付いているので、Google Mapを見なくても近くまで来れば、すぐわかる外観デザインは嬉しいところ。
シーロム通りからはこの通り。ただし、車の往来が激しいのは注意したいですね。
2017年3月 プレミアルーム宿泊
ホテルランク:★★★★☆
宿泊部屋:プレミアルーム
予約価格:5,000ポイント+約1,000THB=約3,300JPY
予約方法:IHG公式経由+当日有償アップグレード
当時クアラルンプールからバンコクに立ち寄ったタイミングで利用したこちらのホテル。先月に続き、IHGポイントブレイクでの利用です。
もし有償で予約をするのであれば、Mr. Rebatesを経由して予約するのがいいでしょう。こちらのサイトを経由して予約すれば、IHG公式だろうとホテルズドットコム、エクスペディアでもキャッシュバックがもらえます。タイミング次第ではありますが、部屋代金10%キャッシュバックを実施していたりと、非常にお得に宿泊が可能です。
今回も当日有償アップグレード
先月も宿泊したばかりなのでしたが、今回もポイントブレイクを活用した宿泊です。プレミアルームは2段階のアップグレードとなり、1泊当たり1,000THB程度で部屋のランクを上げられます。
- スーペリアルーム 32㎡ ←予約部屋
- デラックスルーム 32㎡
- プレミアルーム 36㎡ ←宿泊部屋(有償アップグレード)
- エグゼクティブクラブルーム 36㎡
- デラックススイートルーム 64㎡
当時の宿泊レートでは、プレミアルームは1泊3,500THB(約12,000円)程度であったため、ポイントブレイクの活用をすることで、だいぶお安く宿泊することができました。
さて、本日から2日間お世話になる部屋はこちらの932。
プレミアツインルーム
ホリデイイン基調の緑は、この部屋は少な目。むしろブルー押しの部屋。やはり部屋の印象は、デラックスルームよりも広く感じます。
ベッドサイドには、固定電話やアラーム、メモ帳。
窓際にはロングソファとミニテーブル。
この部屋はコネクティングルームとなっているようで、隣の部屋につながる扉がありました。なお、鍵がかかっているため、開けるのは不可。
嬉しいことにウェルカムフルーツまで用意してくれていました。これは全部屋に置いてあるものなのでしょうか。
ビジネスデスク
デラックスルームにはなかった独立のビジネスデスク。机の広さも十分にあり、仕事をする環境としてはなかなかいいですね。
ミニバー
無料のボトルウォーターはやはり瓶形式。こればっかりは、ちょっと使いづらいと言えます。冷蔵庫も便を入れるには、若干の工夫が必要なスペース。
スナック類もこのとおり。
クローゼット
クローゼット内はセーフティボックスとバスローブ等が収納。
紙スリッパももちろんあり。
バスルーム
デラックスルームはバスタブがなかったのですが、プレミアルームにはバスタブが設置されていました。若干経年している感が見られなくもないのですが、清掃はきっちりされており、快適に利用できます。もちろんそれとは別にシャワーブースもありました。そして、水圧も上々と嬉しいポイントは多かったです。
トイレはウォシュレットタイプではありません。やはりこの辺は古いまま。
バスアメニティはいずれもホリデイイン共通のもの。ハンドタオルもこのとおり用意されており、非常に快適。
部屋に戻ったあとは、ウェルカムドリンクチケットを使ってカプチーノで休憩。しばし友人を待ちます。
このウェルカムドリンクチケットは実は、2017年2月までの配布だったらしく、2017年3月からは一律IHGポイントの付与という特典に切り替わっていたようです。
先月にも宿泊していたから、ウェルカムドリンクチケットはもらえないんですか?と聞いてしまったため、渡してくれましたが、こちらはアルコール類は注文できないチケットでした。
プール
さて、日中は前回利用できなかったホテルプールでのんびり過ごします。ビーチパラソルの数も豊富で、欧米系の利用客がのんびり寝っ転がっているのが特徴的。
こちらのホテルもそこそこ高いホテルではあるものの、周りにはさらに高いビルがあり、ちょっと監視されている感が若干あります。ただ、そうは言っても快適なプールではないでしょうか。なぜか手前側が深さ1.7メートル近くあり、かなり深いのも特徴。泳げない子供なら普通に溺れかねない点は要注意だったりします。
安定・種類豊富・広いと3拍子揃った朝食会場
朝食の時間は午前8時頃でしたが、レストラン内は前回とは違いガラガラ。
前回利用して大変お気に入りとなった種類豊富な朝食会場。今回も友人と一緒に利用させてもらいました。朝食料金(650THB=約2,200JPY)は2人まで利用できるため、友人や家族と一緒だとかなりお得に朝食をいただくことができます。
朝食を例のごとく、たらふく食べた後は友人を空港へ向かうタクシーに乗っけて見送ります。私の友人はさっぱり英語もできないし、バンコクというか海外もほぼ初めてのために、空港までの料金やかかる時間などこちら側で細かく説明してあげることに。
私はフライトの関係上、もう1泊バンコクをぶらぶら過ごし日本へ帰国するという流れとなりました。
2017年2月 デラックスルーム宿泊
タイ・シンガポールのアジア周遊旅行の途中、バンコク滞在3日目のときに利用しました。当初はこちらのホテルを利用する予定はなかったのですが、超お得に宿泊できるキャンペーンが重なったこともあり、こちらのホテルを急遽チョイスすることとしました。
ホテルランク:★★★★☆
宿泊部屋:2ベッド デラックス
予約価格:5,000ポイント+約500THB=約1,700JPY
予約方法:IHG公式経由+当日有償アップグレード
今回はIHGポイントを利用した宿泊でスーペリアルームを予約しました。というのも、IHG系列では定期的にポイントブレイクと呼ばれる、たった5,000~15,000ポイントで宿泊できるキャンペーンが開催されており、2017年1~4月の間のポイントブレイク対象ホテルにこちらのホテルが選ばれていたためです。
旅程全体の宿泊費を節約する目的かつ未だ泊まったことがないホテルということから、宿泊ホテルとして抜擢しました。
チェックイン時に当日有償アップグレード
ホテルへ入ると広いロビーがお出迎え。非常に多くの待ち合わせ用のソファ席が用意されており、ザ・ホテルって雰囲気を醸し出しています。この日は5PM前後の夕方にホテルへ着いたのですが、そこまで混雑している様子はありませんでした。
ロビーの半分はちょっとしたカフェテリアスペースとして運営されています。チェックイン時には、こちらのウェルカムドリンクチケット(当時はアルコールも可)をもらえました。
さて、チェックインの際IHGゴールド会員は隣にあるローカウンターで案内してもらえます。こちらのホテルには1名日本人のスタッフがおり、今回はそちらの方に色々と説明してもらえました。
なお、今回予約はスーペリアルーム(ポイント宿泊で予約できる部屋)だったのですが、こちらのホテルは築30年ほど経過しておりリノベの最中ということなので、「デラックスルームにアップグレードしませんか」というお誘いを受けます。
まぁ、せっかくだし、あと大した金額でもないのでアップグレードすることにしました。ここで、一度こちらのホテルにおける部屋種類は紹介すると、以下のとおりとなります。
- スーペリアルーム 32㎡ ←予約部屋
- デラックスルーム 32㎡ ←宿泊部屋(有償アップグレード)
- プレミアルーム 36㎡
- エグゼクティブクラブルーム 36㎡
- デラックススイートルーム 64㎡
- プレミアスイートルーム 66㎡
2017年に入ってから、こちらのホテルは価格変動が激しく当初は最安部屋でも10,000円超えをしている時期がありましたが、2017年4月現在では6,000円程度で予約が可能となっています。当日は1段階アップグレードに約1,700円かかりましたが、Webでの予約なら約1,000円とちょっと割高気味。まぁ、ポイントブレイクでの宿泊だし、その辺は気にせず有償アップグレードをリクエストします。
部屋のカードキーを受け取り、業務用チックなエレベーターに乗って部屋へ向かいました。なお、こちらのホテルは本館と別館があり、スーペリアルームとデラックスルームは別館扱い。プレミアルームからは本館側という微妙な違いがあります。
真っすぐ伸びる廊下を進み本日宿泊予定の部屋1421へ。
2ベッド デラックスルーム
部屋に入ったときの第1印象は、うーん違いがよくわからない。。。まぁ、スーペリアルームはウェブ画像だけでしか見てないから、違いがわからなくても当然なのかもしれませんが。
ツインルームなので、ベッドのスペースがやたら大きく取られてしまっていますが、窓際にはシングルチェアとオットマン。ミニテーブルも用意されています。
ベッド真ん中にはアラーム、固定電話、メモ帳、アウトレット。機能的な配置ですね。
窓は円形。なかなかこういうデザインも珍しい。家具はホリデイイン基調にまとめられていました。
ビジネスデスク
ビジネスデスクは壁際に設置してあります。照明の配置やスペース的にも問題ないのですが、あまり仕事をしたくなる配置じゃないですね。壁向きのデスクって。
机の上には無料のボトルウォーターが2本。なお、こちらのホテルでは瓶に入っているため、外出時に持ち歩くのはちょっと厳しいサイズ。冷やしたくても、これ冷蔵庫に入るのかなと思ったり。
ミニバー
インスタントコーヒーとスナックが少々控えめに置いてありました。
冷蔵庫内にはシンハービアやソフトドリンクが各種。ボトルウォーターが入りませんね。
クローゼット
クローゼットを開けると、バスローブが2着。これは嬉しいポイント。日本にあるANAクラウンプラザ成田なんかは同じIHG系列でもバスローブは置いていませんからね(おそらくリクエストベースかと思います)。
セーフティボックスにドライヤー。紙スリッパもあり。
バスルーム
さて、デラックスルームのバスルームですが、残念なことにバスタブなしの部屋となっています。バスルーム自体非常にコンパクトな設計になっており、2畳ぐらいのスペースでしょうか。
トイレの正面には洗面台が設置されています。残念ながら、トイレの正面が鏡となるデザインはいまいちですね。
バスアメニティはホリデイインということで、歯ブラシやシャンプーなどの最低限のものはありました。
シャワーはハンドシャワーのみ。レインシャワーはこの部屋には設置されていないようです。
外出
本日、友人の一部はパタヤへ移動し、一部は帰国してしまって、私はバンコクでぼっち状態。ちょっとしお土産を探しにというか、ぶらぶら飲みにパッポンナイトマーケットへ向かいました。
こちらはホリデイインバンコクシーロムからバイタクで5~10分ぐらいの距離にあるパッポンナイトマーケット。露店が多く並びますが、大体が観光客向けに高値(Tシャツ1枚を500THB=約1,700JPY)で吹っかけてきます。お土産を買うならMBKショッピングモールへ行きましょう。
夕飯はこちらのラーメン屋で。普通に日本のラーメン屋のクオリティ。家の近くにほしいぐらいです。この日はこの後、足つぼマッサージに出かけて、早めにホテルへ戻りました。3日目ともなると、老体な上に毎日飲み歩きすぎてヘトヘトです。
種類豊富で充実朝食
朝食はロビーフロアに位置するレストランで。この日は月曜日。外国人出張者も多かったのですが、それ以上に座席は豊富なので快適でした。
午前9時過ぎの時間帯ということで、ドリンクの消費がかなり激しいですね。見た目減ってる感は写真映りが悪いのがちょっと残念なところ。もちろん自分もオレンジジュースをいただきましたが。
パンケーキ類やワッフルもあり。エッグステーションもあるので、非常に充実しています。
サラダバーやお寿司もあり。カリフォルニアロール的な異国寿司だけど。生ハムもあり。
こちらにはチーズ各種。パンの種類も豊富。ラックに放置されているので、時間が経つと冷めてしまうのがちょっと残念です。やっぱオーブンなりプレートで常に暖めくれたら最高なんだがなぁと思います。
今日もモリモリ食します。朝から食べ過ぎでどんどん肥えます。どうしましょう。
朝食を食べている隣では、中国人出張者と見られるビジネスマン2人が朝食を取っていました。ちょっと彼らと小話を交えながら、食事をします。中国は武漢や香港、上海に行ったことがある旨を伝えると、”ぜひ深センにも!”と強いアピールをしてくれました。深センは香港から北にある中国の主要都市ですね。
非常に美しい町とのことで、ぜひ今後行ってみようと思います。旅先で話す人達と会話するたびに、行きたい都市がどんどん増えていき、一生尽きる様子がありませんね。
なお、今回朝食は当日部屋付けで利用しましたが、そのときは650THB=約2,200JPYかかってしまった。ウェブで事前に予約するならば、IHG会員価格で513THB=約1,700JPYで利用することができます。
ポイント宿泊で予約した場合にも、事前に朝食が予約できるかちょっとわかりませんが、一度ホテルに連絡してみるのもいいでしょう。
まとめ:立地に目をつむればコスパ高し!
ハード面:★★★★☆:プレミアなら相当快適。デラックスもそこそこ快適
ソフト面:★★★★☆:日本語スタッフや朝食の充実度は◎
コスト面:★★★★☆:6,000円で宿泊できるなら十分お勧め
アクセス面:★★☆☆☆:足場は悪いし渋滞はひどい
まず、このホテルを振り返ると、立地が非常に悪いことが常に付きまとっていたことが思い出されます。どこに行くにもバイタクなりタクシーを利用しなければならず、ホテルに軽く戻ろうにもお金がかかるという立地でした。
2018年7月現在は宿泊価格がだいぶ下がっていることからプレミアルームでも9,000円前後で宿泊が可能です。スタンダードルームであれば、6,000円前後で宿泊できます。総合的に考えると、立地の不利な点はあるものの、朝食会場やホテル自体の快適さを考えればなかなかコスパの良いホテルとも思えます。周辺道路が混雑している事情もあるため、早朝出発後ずっと外出するプランを計画しているなど、頻繁にホテルへ戻らないような滞在方法を活用することで、こちらのホテルを快適に利用できるのではないでしょうか。以上、ご参考まで。
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