本日は週末休暇も兼ねてパタヤへ来ている。パタヤは過去何度も訪れているが、未だに定宿が決まらない珍しい場所の一つだ。これまで、インターコンチネンタルパタヤリゾートやバラクーダパタヤ
なんかは自分のお気に入りホテルではあるが、微妙にまだしっくり来ていない。
今回の宿泊ホテルは、ローカルリゾートホテルである”タイガーデンリゾート”をチョイスした。
タイガーデンリゾート(Thai Garden Resort)
こちらのホテルは、ノースパタヤに位置しており、ホテル自体は大きなタイプだ。特に何か、グローバル系のホテルグループに属しているわけではなく、割とローカルなリゾートホテルを目指したかのようなホテル。
今回は、Kaligo経由でホテルを予約した。普段はグローバルホテルチェーンのキャンペーン消化目的のために、公式サイトを経由することが多い。だが、今回は、Kaligo側でダブルマイルキャンペーンを実施中とのことで、加算マイル数がなかなかお得な水準となっていた。ということで、久しぶりにこちらの予約サイトを使った次第だ。
ダブルマイルキャンペーンによってどれくらい美味しい案件になっていたかというと、2泊22,000円に対して5,400アラスカマイル加算。パタヤのホテルを探していたということもあり、迷わず決済してしまった。また、今回こちらのホテルは、旅程全体の宿泊費を節約する目的かつ未だ泊まったことがないホテルということから、宿泊ホテルとして抜擢した事情がある。
なお、通常時の宿泊価格は、どこのホテル予約サイトでも、1泊10,000円程度で予約できる模様。パタヤにしては高めな水準ではあるが、実際どうだったのか。
ビーチロードまで徒歩5分
タイガーデンリゾートは、パタヤの北側に位置しており、ビーチ側へ行くには若干歩く必要がある。歩いて行けない距離でもないが、パタヤの暑さを考えると相当苦行となってしまう可能性は高い。
ホテル前の大通りはソンテウと呼ばれる荷台タクシーが走るルートだが、東側へ向かってしまうので、道路を一度横断してから、ソンテウに乗る必要がある。ソンテウの使い方をマスターしていれば、普通に便利な場所だが、小回りしづらいのが、こちらのホテルの立地上難しいポイントと言える。
古風なリゾートホテル
外観は、外国人がイメージするタイ王国っぽい雰囲気を全面に押し出している。植木などの外観全体的に整備も行き届いており、そこそこちゃんとしたホテルのようだ、と到着した際は感じた。
門からチェックインカウンターまで100メートル位あるので、タクシーなり車で来た場合は門の前でなくチェックインフロア前の車止めまで運んでもらおう。
チェックインロビーから朝食会場、プールまでオープンスペースになっており、開放感あふれ過ぎの構造だ。
ロビーにはソファ席等が複数あり、くつろぐことも可能だがいかんせん外と繋がっているため、暑いんだここは。
ロビーに面するホテルトイレも清潔に保たれている。ゴージャス感はないが、チェックアウト後も度々利用させてもらった。
ホテル部屋はロビーをぐるりと囲むように配置されており、南国的な木々でシェイドされている。虫が多そうw
ホテルからちょっと歩くと、ホリデイインパタヤやアマリ、イビスなどが見える。ぶっちゃっけ立地的にホリデイインパタヤの方が絶対いい。
チェックイン
この日は、深夜1時過ぎにLCCのタイエアアジアXで、バンコクドンムアン国際空港に到着後、1時間を超える入国審査待ちに遭い、そこからタクシーで2時間弱の時間を掛けてパタヤまで来た。もうこの段階でヘトヘト。すでにスマホのバッテリーは切れ、ホテル名しかわからないという絶体絶命状態。
タクシーの運転手にホテル名だけ伝えるが、不運なことに、Google検索でもヒットしない模様。困った運転手は深夜に屯しているタクシー運転手に場所を聞き、ようやくホテルに到着した。結局、チップも含めて1,700THBを支払い。もう時間はすでに朝の5時だ。
あとは、パスポート渡してチェックインすれば、ゆっくりできると思ったが、こんなことを言われる。
ホテルスタッフ「ホテルのバウチャーもお出しください」
私(まじかよ・・・)
私「いや、アプリで予約しただけだから持ってないよ」
ホテルスタッフ「んー、それじゃ受付できないんですよねー。
何か予約書面って持ってないですか?」
私「いや、本当何もないっす(早く部屋でゆっくりさせて)」
ホテルスタッフ「しょーがない。受付できないから、
パソコンルームで予約表出していただけますかー?」
とのこと。KaligoのIDとPWを覚えておいて本当よかった。やっぱ海外行くときはモバイルバッテリー必須だわ、と感じた瞬間である。パソコンルームで予約表を印刷し、やっとの思いでチェックインを済ませる。
最近はグローバルチェーンのホテルばかり泊まっており、予約表なしでパスポートひとつでチェックインできるまともなホテルしか利用していなかったから予想外の展開に苦労させられてしまった。
アサインされ部屋はただのスタンダードルーム。ちなみに、ホテルホームページによると、部屋の種類は以下のとおり。
- スタンダードルーム 35㎡ ←予約部屋&宿泊部屋
- スーペリアルームガーデンビュー 35㎡
- デラックスルームプールビュー 35㎡
- デラックスルームガーデンビュー 35㎡
- ホリデイバンガロー 30㎡
- デラックスアパートメントプールビュー 49㎡
- デラックスアパートメントガーデンビュー 49㎡
- 2ベッドルームデラックスアパートメント 120㎡
- ハンディキャップデラックスアパートメント 広さ不明
スタンダードルームは35㎡とリゾート地だけあり、最低クラスの部屋と言えど、比較的広めな部屋。デラックスアパートメントまでは50㎡弱程度とあまり部屋サイズが変わらないホテル部屋ではあるが、2ベッドルームになった瞬間に2倍以上の広さとなるところが面白い。
チェックインロビーで鍵を受け取り、ロビーからたった10メートルほどの距離にある本日の部屋へ向かう。部屋番号はA9。
スタンダードルーム
こちらのスタンダードルームは、1部屋が35㎡ある部屋。ホテルの写真と見比べても基本的な構成は同じなのだが、実物を見てみるとやはり若干古臭い感が否めない。ベッドサイズがかなり大きめで、その点については非常に満足。
ベッドサイドテーブルには固定電話にアウトレット、メモ帳が置いてある。
入り口のドア側にはミニテーブルと椅子2脚が置いてあり、かなり空間に余裕がある様子。また、壁際にはテレビ台が設置されており薄型テレビが用意されている。日本のテレビはNHKワールドのみでドイツ語の放送が地味に充実しているという偏りっぷり。
ビジネスデスク
こちらはビジネスデスク。ローラーのついていない椅子が一脚。机のサイズ感は広いものの全体的に味気ない。安っぽい印象を受ける。
ミニバー
冷蔵庫内は空っぽと思ったが、中には無料のボトルウォーターが冷やしてあった。なお、こちらは瓶詰めであったため持ち運びが難しい。
クローゼット
こちらはクローゼット。クローゼットのスペースもかなり余裕があり窮屈感は皆無。
ロッカー内にはセキュリティーボックス、雨季のときに役に立つ雨傘が置いてある。ただ、その程度のものしか入っておらず、バスローブは無し。アメニティーとしてパジャマ類がないのは非常に残念。
バスルーム
こちらはバスルーム。シャワーブースは完全独立しているわけではなくガラスのパーティションによって分類されているのみ。レインシャワータイプとハンドシャワータイプがあるものの、水圧は非常に弱々しく爽快感は少なめ。
バスルーム右側には洗面台とトイレがある。洗面台は鏡が一面になっており非常に使いやすいものではあったが正直言って、あまり清潔感が感じられない作りだった。清掃状況の問題というよりも建物そのものの老朽化がかなり来ている印象だ。
バスアメニティーは石鹸位で必ず使う歯ブラシやボディローション等はなし。シャンプーは備え付けのものがシャワーブース側の壁に設置されている。だが、これはボディーソープ兼シャンプーなので正直微妙。しかも本部分が壊れており全然中の液体が出てこない、という不具合多すぎな状況。
ドイツ村で不思議な朝食
朝食はビュッフェスタイル。アジアのホテルビュッフェではあるのだが、パン系が豊富な印象。というのも、宿泊客がほぼドイツ人かつホテルオーナーがドイツ人ということもあり、朝食の嗜好もドイツ向けになっているのかもしれない。
生ハムが豊富だったり、エッグステーションがあったり。ただし、屋外のテーブル席は虫が多く、あまり気分良く食事をできなかったのが残念な記憶。
こちらの写真はサラダバイキング、フルーツバイキング。複数種類はあるもののそこまで多いわけでもない。
今回も同じようにいくつかパンと生ハムチーズをとりオレンジジュースで朝食とする。1点、朝食で美味しかったのが、塩気の効いたパン。今までどこのホテルで食べたパンとも異なり、なかなかおいしかった。
巨大なプールは迫力あり
施設内は大きな池型のプールが特徴。朝から夕方まで常に利用者がいるほど。プールサイズはかなり大きく、泳ぎ心地は非常に良さそうではあったが、今回風邪をひいていたこともあってかなり体調が悪く、プールには一切入れなかった。プールに関しては、期待通りのもののように感じられたが、残念ながらそこだけ利用できなかったのが心残りだ。
まとめ:三つ星クラスのドイツ人愛用ホテル
ハード面:★★★☆☆:全体的に老朽化が激しく高級感が少ない
ソフト面:★★★★☆:インド人にはかなり差別的
コスト面:★★★★☆:1泊5,000円程度なら価格相応
アクセス面:★★☆☆☆:ノースパタヤ中心ならば比較的便利
トリップアドバイザーなどのレビューでは、インド系の人に人種差別的な対応がされる、との報告がいくつも散見されており、自分が差別される訳ではないものの、気分はそんな良くはない。
私は日本人なので、当初何かあるかちょっと警戒してしまった節があったが、チェックインからチェックアウトまでスタッフは丁寧かつ親切だったので、日本人には差別的な印象はないのかな、と感じた。
ホテルそのものについて言えば、やはり価格とサービスのバランスが悪く正直10,000円もの宿泊価値があるとは、とてもじゃないが思えなかった。部屋が全体的に老朽化しており、バスルームには虫がよく侵入してくることもあってあまり快適な滞在とは言えなかったのが印象的だ。
一方で立地面について言えば、ホテルの位置はそこそこよくノースパタヤ、特にビーチロードへのアクセスはそこまで悪くは無い、と個人的には思う。もちろん若干歩くことにはなるが、何とか耐えられるレベルではないだろうか。
さすがにホリデイインパタヤのような好立地と比べられると比較するまでもないが、今回のようなKaligoのダブルマイルプロモーションがあるのであれば、選択肢としても、まぁ悪くはないんじゃないかと思う。以上、ご参考まで。
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