今回はクアラルンプール滞在時に利用したホテルを紹介します。たった1泊だけの滞在であり、あまり期待はしていなかったのですが、中々コスパのよい宿泊となりました。
目次
ルネッサンスクアラルンプール
ホテルランク:★★★★★(サイトによっては4.5★)
宿泊部屋:クラブルーム (予約時はスーペリアルーム)
予約価格:約350MYR=約9,000JPY
予約方法:マリオット公式HPより
ポイントサイトを経由してマリオット公式から予約
ルネッサンスブランドはマリオット系列であるため、公式ホームページからいつも予約をしています。私自身はマリオットグループのゴールド会員(当時)であり、ゴールド会員の特典として、無償でラウンジアクセスや部屋のアップグレードが付与いただけます。そのため、多少公式の値段が高くてもそっちを選択するようにしているのが最近の傾向ですね。
(なお、マリオットグループは統合後プログラムにおいて、ゴールド会員の特典からラウンジアクセスを除外しています)
とは言っても、マリオットも最低価格保証(あくまで他旅行サイトの一般価格との最低価格保証)をしているため、極端に悪いレートを掴むことは少ないと言えます。
さらに、更なるお得な予約方法として、Mr. Rebatesを経由して予約を行います。こちらのサイトを経由して予約すれば、ホテル公式サイトだろうとキャッシュバックがもらえる点が魅力。地味に数%のキャッシュバックがあるため、非常にお得な宿泊をいつもさせてもらっています。
日本語のサイトであれば、ハピタスやちょびリッチを経由して予約するのも、簡単にキャッシュバックが得られるのでおすすめです。私自身、いろいろなポイントサイトを活用していますが、やはりハピタスは(キャッシュバック率が高くないケースもありますが)承認率が高く、安定したサイトのひとつと感じています。
大きな”R”マークの高層オフィスビル風の外観
ホテルまでの行き方は色々ありますが、KLセントラル駅からタクシーを利用したり、最寄りの地下鉄駅(Dang Wangi Station)あたりから徒歩で向かうのがいいでしょう。ホテル自体はかなり大きく、しかも高速横に位置しているため、比較的わかりやすいと言えます。また、ビルの壁面にルネッサンスのRマークが付いているため、近くまで来ればすぐに見つけることができるでしょう。
こちらのホテルは東館、西館がありかなりサイズの大きなホテルです。どちらから入っても結局東館の受付に案内されるため、とりあえず入口っぽいところから入ってみました。
チェックインカウンターは東館で
とりあえずホテル中に入ってみると、ロビーっぽい雰囲気のエリアが延々と続きます。ルネッサンスブランドらしい西洋風高級ホテルという印象ですね。
こちらは西館のカウンター。受付に人がいないので、結局東館へ移動することになりました。
東館途中には、休憩スペース的なソファやバーがあるものの、空間を持て余しているようなレベルの広さです。
ようやくフロントへ到着しました。 このときは、クアラルンプール到着が早朝であったため、まだ朝の9時。若干チェックインできるか不安だったものの、WEBチェックインを済ませていたこともあり、受付に聞いたらすんなりアーリーチェックインOKとのこと。
なお、私自身が当時マリオットゴールド会員ということもあり、若干のアップグレードをしてもらえました。どのくらいのアップグレードかと言うと、まずルネッサンスクアラルンプールの部屋ランクには、以下の種類がありまして・・・
- スーペリア 30㎡ ← 予約部屋
- スーペリアツインタワー 30㎡
- デラックス 40㎡
- クラブレベル 40㎡ ← 宿泊部屋
- ライフスタイルレベル 30㎡
- ジュニアスイート 45㎡
- ルネッサンススイート 61㎡
- プレジデンシャルスイート 202㎡
有難いことに3段階のアップグレード。ライフスタイルレベルの方が値段も高いにも関わらず部屋サイズが狭いのが若干不思議ではありあすが、このルネッサンスホテルの立地上、ツインタワーが見えるかどうかで部屋の価値が大きく左右されるとのこと。残念ながら、今回の部屋からは見えない位置となりました。
なお、プレジデンシャルスイートは公式HPからであっても宿泊可能部屋として表示されません。
他のホテルと同様、クラブレベルへはルームキーでのアクセスがないと、エレベーターで登ることができません。若干設備が古いせいか、エレベーターの挙動がおかしかったり、ルームキーを1回で認識しなかったりとちょっと残念な側面も見えますが、内装は綺麗でした。
さて、今回の宿泊部屋である26階2617に到着。
キングサイズのベッドが目立つクラブレベルルーム
40㎡は一般的なホテルの部屋の広さとしては、比較的大きい部類ですが、基本的に家具や部屋の構成等が変わるわけではありません。ベッドルーム、ビジネスデスク、バスルームの3つが配置されていました。
ただし、この部屋の場合はとにかくベッドがデカい!今まで泊まったホテルの中でも随一のように感じる大きさです。枕3つが横に並べられる大きさはキングサイズであることは確かなのですが(もちろん今までもキングサイズの部屋に泊まったことは幾度もありますが)、名前以上にこの部屋のベッドはデカく感じられました。これはベッド自体に高さがあるせいだからでしょうか。
ベッドサイドのミニテーブルには、ライトスタンドと部屋のライトのコントローラーが配置されており、ボタン一つで部屋の電気をすべて消せるようになっています。
窓際にはイス一脚とオットマンのセット。あと、ミニテーブル。テレビは埋め込み式ではないので、若干部屋の空間を使用していますが、家具のデザインも部屋全体に合わせており、シックなスタイルで整えています。
窓からはメナラ・クアラルンプールタワーが一望できました。
クローゼット
セーフティボックス。シューケア用品もあるのは、出張時に助かりますね。今回は休暇なので不要ですが。
紙スリッパ、バスローブもあり。
使うことはありませんが、アイロンとアイロン台。
ミニバー
スナック類がありますが、いつものとおり利用せず。有料の水も用意されていますが、ボトルウォーターをもらえるのでこちらも不要です。
冷蔵庫内は開けるとこんな感じでした。気持ち中身が少ないような気がしますが。利用しないけれど、この程度の容量であれば、ミニバーには満タンまで何か入れておいて欲しい気分になったりします。
ビジネスデスク
ビジネスデスクも木目基調で落ち着く雰囲気を醸し出しています。デスクも広いので、仕事はだいぶ捗りました。
バスルーム
クアラルンプールは日本と比較するとかなり暑い気候なのですが、このホテルにはバスタブがあります。清掃も行き届いており、これはこれで嬉しいポイント。
バスタオルも複数用意あり。バスソルトも用意されており、なかなか嬉しいポイントを突いています。
シンク周りもバスルームのスペースが広いだけあって、かなり余裕があります。日本のビジネスホテル並(14㎡位はありそう)はあるため、気分がいいですね。
アメニティはルネッサンス共通のものが用意されていました。
グラスとミニタオルも用意されていました。ミニタオルは高級ホテル感を一層増してくれて嬉しいですね。
シャワーブースが別途設置されていますが、こちらのブースは固定シャワーのみ。部屋が27階中26階に位置しているためか、若干水圧に物足りなさを感じました。さすがに日本のような強力な水圧を期待していると、この辺の海外ホテル事情は残念に感じるところはやむなしですね・・・。マレーシアは比較的水圧が強いホテルが多い印象だったため、少々残念。
ドライヤーはバスルームにはなく、ベッドルーム側の引き出しにありました。これはイギリスと同じルールだからでしょうか。バスルーム内は髭剃り用電気シェイバーのみ電源が使えます。
英国王室風のクラブラウンジ
ティータイム
チェックインが早朝だったこともあり、午前中は睡眠を補充。そのあと、まだ時間に余裕があるのでクラブラウンジのティータイムへ向かいました。
クラブラウンジはそこまで大きくはないものの、ラウンジ利用者もだいぶ限られていることからか快適に過ごせるスペースとなっています。
このときは、果物やスイーツが用意されていました。なんだか昔ながらのイギリスの影響を受けてるからなのか、居心地は良好。
とりあえずお菓子とケーキとカプチーノを食べながら、クアラルンプールの情報を下調べ。
クラブラウンジからは部屋から見えたメナラクアラルンプールタワーがここでも見えます。また、奥のほうにくすんだシェラトンホテルの文字が。シェラトンにしては古びたボロイビルに見えるから、もう撤退済のホテルでしょうか。
カクテルタイム
あんまり食べすぎても色々支障を来たすのですが、カクテルタイムということもあり足を運びます。
あまり期待はしていなかったものの、かなり種類も多く非常に満足。
朝食はクラブラウンジで
朝食もクラブラウンジでいただきます。やはりこのホテルはクラブラウンジの利用人数が明らかに少ないと言えます(あくまで当時の話)。もちろん一杯になる時間帯もありましたが、ほぼ独占状態で朝食バイキングを楽しむこととなりました。
通常の朝食レストランと比較したわけではありませんが、基本的に分量としては十分足りる種類が用意されています。ただ、選べないほど多すぎる、という訳ではないため、もしかすると朝食レストランの方がラインナップは多いのかもしれません。
クラブ音楽が流れる特大サイズのプール
さて、クアラルンプールに来たことだし水浴びをしにホテル併設のプールへ。ここルネッサンスのプールは画像で見てはいたものの、なかなかの広さ。これは素晴らしいですね。
池の形のようにプールが広がっているため、全長がどのくらいあるのかはわかりませんが、直線距離でつなげば50メートル程度は十分ありそうな距離。ただし、温水プールではないので、気温がそこまで上がっていないと意外に冷やっとするかもしれません。
DJブースやバーベキューブースがあり、目の前で料理を注文できるようになっていました。クラブミュージックが流れる中、みんなノリノリでお酒を飲んでいて楽しそう。今日はまだ飲めないのが逆に辛くなってしまいました。
プールの横にはトイレ兼チェンジングルームも完備。部屋に宿泊しているので、水着に着替えてから降りてくるのが効率的ですが、プールそばでも着替えられるのは便利ですね。
まとめ:文句なしのコスパとクオリティ
ハード面:★★★★☆:ビッグサイズのプールやクラブラウンジは居心地◎
ソフト面:★★★★☆:アーリーチェックインも完璧に対応
コスト面:★★★★★:9,000円でこの高コスパは文句なし
アクセス面:★★★★☆:最寄駅も徒歩5分以内
このホテルはほとんど文句らしい文句がなかった珍しいホテルでした。まずは、何といっても価格の安さが素晴らしいですね。マレーシアという土地柄、ホテル価格が非常に安いということもあり、一応★5に属するこのホテルであっても、9,000円という非常に安価で宿泊ができます。
また、ビッグサイズのプールは南の島ではないにも関わらず、リゾート気分に浸れる嬉しいポイントですね。好みは分かれますがクラブ音楽流しながら、お酒飲んでのんびりできるのは、個人的にかなり評価高いと言えます。
また、(統合後の現在は)マリオットプラチナ会員以上であればクラブラウンジへの無償アクセスができるため、ティータイム、カクテルタイムなどちょっとした楽しみが増える点も嬉しいですね。何よりラウンジ朝食無料なので、コスパがいいのは外せません。
(なお、マリオット上級会員でなくてもコスパそのものは非常に高いと感じます)
トータルで考えると、マイナスポイントはほとんどなく、★5ホテルのサービスを忠実に提供してくれるホテルでした。意外性がない分、感動するサービスを受けたわけではありませんが、安定感があり非常に満足ができた宿泊となりましたね。クアラルンプール滞在時には、ぜひご参考ください。