【特典航空券】イベリア航空で行くスペインマドリード

2018年の最大ビッグイベントと言ってもいいかもしれないのですが、イベリア航空のアビオス大放出祭りに参加させていただきました。当初は数万円をどぶに捨ててしまうかもしれない乗るか反るかの大博打案件だったのですが、思い切った行動をした人にはちゃんとアビオスが付与される結末となった模様です。ということで、イベリア航空の特典航空券を予約することとしました。

イベリア航空ビジネスクラスを絡めたルーティング

・必要マイル数 59,500マイル(イベリア航空)
諸費用 90.02ユーロ
航空会社 イベリア航空
・ルート:成田~マドリード
予定機材:エアバス330-200
・参考価格:
ANAで発券 欧州往復の場合80,000~95,000マイル
JALで発券 欧州往復の場合90,000マイル~
現金で発券 往復400,000
円前後~

スペインへはあまりビジネスで入ることが少ないもので、ロンドン滞在やフランクフルト滞在時に格安航空券などを利用して遊びに行くことが多い場所でした。今回はイベリア航空のマイルが大量に入ったこともあり、スペインへの直行便を予約した次第です。

JAL、ANAはスペインへの直行便を飛ばしていないので、マドリードが目的地であれば直行便のあるイベリア航空は非常に便利ですね。欧州滞在という観点だと陸で比較的容易に貯められるJALやANAの方がコスパ的には良さそうです。





イベリア航空の必要マイル数

以下のチャートはイベリア航空が運航するフライトを予約する際に必要となるマイル数です。ANAなどと同じようにシーズンによって必要マイル数が変わる仕組みとなっています。

ピークシーズン

ピークシーズンのチャートはそこまで目を引く感じではないですね。

オフピークシーズン

オフピークのチャートを見ると、かなりディスカウントが入っている印象がありますね。短距離・長距離のどちらについてもお得なマイル数のように感じます。

他社航空会社の必要マイル数(日本航空の場合)

一方で他社航空会社を予約する場合の必要マイル数の一例は上記のとおりです。ワンワールド系列の航空会社について予約をすることが可能であるため、日本航空についてもアビオスで予約することができます。ただ、必要マイル数はイベリア航空側のチャートと比較するとかなり高めに設定されているのがわかりますね。

他の航空会社についても同様の必要マイル数が設定されていることもあって、コスパを考えるのであれば、無理に他社でアビオスを使う必要はなさそうです。

イベリア航空のアビオスの実質価値は1.6~1.7円

イベリア航空のアビオスは1.6円~1.7円程度@2018年8月現在と海外では評価されています(ご参考)。ブリティッシュエアウェイズのアビオスと相互交換できる仕組みであるため、イベリア航空側のチャートで使い勝手が悪くても、ブリティッシュエアウェイズ側のチャートを利用することでアビオスを無駄なく活用できる点は非常に魅力的ですよね。

JAL便国内線なんかはブリティッシュエアウェイズ側のアビオスで予約することで、格安に飛べることが知られています。こういった側面を考えると、無理してイベリア航空で発券する必要もなかった気がしますが、まぁ長距離フライトでアビオスを使うのであれば東京ーマドリード間は悪くない選択肢かと思います。

発券ルール上の注意点

基本はフライト単位で必要マイル数が決定

アビオスの発券ルールの特徴として、フライト単位で必要マイル数が計算されるという側面があります。仮に、ロンドンヒースロー~マドリード~フランクフルトという旅程でフライトを予約しようとする場合には、ロンドンヒースローからマドリードを経由してフランクフルトまでの合計距離で必要マイル数が計算されるわけではありません。

必要マイル数の計算では、

  1. ロンドンヒースロー~マドリッドの距離:約800マイル(バンド2)
  2. マドリード~フランクフルトの距離:約900マイル(バンド2)

として必要マイル数が計算されます。この場合だと、ブルークラスかつオフピーク時の必要マイル数は7,500アビオス*2=15,000アビオスとなりますね。

他社便は片道発券不可

イベリア航空以外の航空会社については片道発券はできないルールとなっています。往復発券となってしまうため、かなり必要マイル数が上がってしまう点は注意が必要ですね。むしろ片道発券できないのであれば、イベリア側で予約をする理由はほぼなく、ブリティッシュエアウェイズ側で予約をすることになるかと思いますが。

キャンセル/変更手数料は25ユーロ

キャンセルまたは変更手数料は25ユーロとなっています。キャンセルについては、24時間前までに行わなければならない旨の記載があります。正直、この値段設定であれば、そこまで手痛い手数料でもないので良心的と言えるかもしれません。





特典航空券の予約方法

基本はすべてオンラインで可能

イベリア航空は特典航空券の検索はもちろん、予約についてもオンラインで行うことができます。これは非常に嬉しいところですね。必要アビオスについてもカレンダーで表示してくれたりと最低限の使い勝手は確保されているので、そこまでストレスなく検索ができるのではないでしょうか。

まぁ、さすがにオフピークのビジネスクラス空席探しはそれなりに面倒くさい作業となりましたが笑。

予約できるかは特典航空券の枠次第

他の航空会社と同様イベリア航空の特典航空券はあくまで枠次第となっています。おそらく直前になればなるほど、開放される席数が増える傾向にあるのだと思いますが、ある程度先の便である場合は特典枠が限定されているため、予約をすることが難しくなります。オフピークシーズンと言えど空席ばかりあるわけではないため、その辺は根気よく探すしかなさそうです。

イベリア航空のマイルの貯め方

今回私もイベリア航空のボーナスキャンペーンのおかげで、そこそこのアビオスをゲットしてしまっただけであり、普段から日常的にイベリア航空のマイルを貯めているわけではありません。個人的には敢えて貯める必要があるかな、と思う瞬間は多いのですが一般的な貯め方をここでご紹介しておきます。

スペイン版グルーポンによる購入

陸マイラー界隈で比較的有名な方法と言えば、スペイン版グルーポンを活用する方法でしょう。不定期にグルーポンサイトでアビオスを販売しており、それを購入して貯める方法が地味に簡単でお得だったりします。

それでも1アビオス=1.2円程度のコスト感

グルーポンサイトで購入できるのは1アビオス=1.2円程度が最安値となります。1.2円で購入できる分は1度に2,000アビオスまでとなっているため、一度に一気に貯めるのが難しくなってしまう難点もあります。上級者は複数アカウントを活用したりと色々な手法でアビオスを輸入していますが、まぁトラブルも多いので自己責任となります。

英語はなし=スペイン語のみ

難易度を上げる話として、グルーポンESスペイン語のみのサイトであるため、最初はかなり苦戦するかもしれません。

また、私も過去数万アビオスをグルーポンサイトから購入した経験がありますが、その後1年間近く付与がされず、最終的に返金処理となった苦い記憶があります。簡単とはいえ、ある程度のリスク付きである点はご容赦ください。

マリオット/SPGポイントからの移行

グローバルホテルチェーンとして有名なマリオットグループのホテルポイントを活用することで、イベリア航空のマイルを貯めることができます。マリオットグループはSPGグループと統合し、ポイントプログラムも統合することが決定しています。

8月18日現在ではまだ詳細は開示されていませんが、元々SPG側でできたイベリア航空へのマイル移行は継続してできるのではないでしょうか。SPGポイントは20,000ポイントを移行すると、+5,000ポイントのボーナスが付与される仕組みとなっており、非常にお得なポイントプログラムとなっていました。今後もこの方法は活用できると私個人は思っているのですが、統合後はどうなってしまうでしょうか笑。

Kaligo、Rocketmilesでホテルに泊まってアビオスを貯める

具体的には以下の記事を参照していただければと思いますが、最近はホテルに宿泊するだけで大量のマイルが貯まるホテル予約サイトが存在します。キャンペーンなどと併用すれば、アビオスを大量に貯めることできたりするので、気軽に貯めるのであれば断然こちらですね。

Kaligo 初回予約で1,000マイル加算付きリンク

Rocketmiles 初回予約で1,000マイル加算付きリンク





まとめ:直行便は地味に魅力的

スペイン旅行は”また欧州に行く機会があればついでに行きたい”ぐらいに思っていた程度だったのですが、イベリア航空のキャンペーンも重なって予定外の直行便で行けることとなりました。イベリア航空のチャートは、他社便利用ではあまり旨味は少なく、自社便の予約で真価を発揮するかと思います。

ブリティッシュエアウェイズ側との相互交換もできるため、ある程度アビオスが貯まったら長距離が苦手なブリティッシュエアウェイズ側のアビオスの代わりに長距離路線として活用するのも良いかもしれません。以上、ご参考まで。






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