2月の某日、バンコクに行く用事ができたため、1泊2日という短いスケジュールではありますが、バンコクへ行くことになりました。バンコクへのフライトには、日本航空(JAL)、全日空(ANA)、タイ航空、安く行くならスクートやエアアジアなどのLCCがありますが、今回はJALのエコノミークラスをブリティッシュエアウェイズの特典航空券で発券して予約しました。発券時についてはこちらの記事を参照。
目次
日本航空プレミアムエコノミー 羽田~バンコク
JALエコノミークラスチェックイン
2月某日の羽田空港。時間帯は午後9時過ぎ。相変わらずの混みっぷりの羽田空港に今日も到着しました。嬉しいことに、到着早々からチェックインカウンターが空いています。
搭乗便はJL33、こちらの便ではビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス機体となっています。
さすがに羽田からバンコクまでエコノミークラスは老体に厳しいため、プレミアムエコノミークラスの”当日アップグレード”を毎度毎度狙ってみることに。この”当日アップグレード”とは、プレミアムエコノミーに空席がある限り、先着順でアップグレードしてくれる仕組みであり、特典航空券での発券であっても対象となります。ちなみにアップグレード料金は、当時1万円ジャストの値段でした。
現在はバンコク線のプレミアムエコノミー当日アップグレード料金は2万円に変更となってしまいました。非常に残念ですね。
具体的な当日アップグレードのお得度合いはこちらの記事を参照。
カウンターでJAL地上スタッフに空席があるか聞いてみます。
私「本日の便でプレミアムエコノミーへのアップグレードはできますか?」
JAL地上スタッフ「大丈夫です。空席ございますよ!」
との嬉しい返答が。という訳で、目論見通り1万円でプレエコ席をゲットできました。
搭乗券を印刷した後は、手荷物検査が混みあわないうちに検査場を抜けて、カードラウンジへ向かいます。プレミアムエコノミーの当日アップグレードはたった1万円でできる利点はあるのですが、地上でのサービス(主に空港ラウンジへの入場権利)は付いてきません。そのため、搭乗時刻まではカードラウンジで待機することにしました。
JALプレミアムエコノミー搭乗
機材はボーイング777、ファーストクラスの表示はありますがファーストクラスの設定はないため、JAL上級会員向けの案内ですね。
JALスカイプレミアム
座席はCMでも見慣れたJALカラーの黒と赤のシートです。JALのプレミアムエコノミーには、JALスカイプレミアムとJALスカイシェルシートの2種類がありますが、今回はJALスカイプレミアムの座席です。
こちらは目元の間仕切りもあるので、プライベート感が若干ながら高まっている嬉しい座席ですね。短距離ビジネスにあるひじ掛け兼ミニテーブルも嬉しいポイントです。
後ろの座席もこんな感じ。搭乗率は非常に高く、最終的にほぼ100%の満員となりました。
座席には枕とアメニティ(アイマスク、靴ベラ、ウェットティッシュ、マスク等)、毛布、ヘッドホンが用意されていました。
布製スリッパも用意されているます。ANAの紙スリッパよりも、こちらの布製スリッパの方が履き心地は快適だと私は感じます。足元は、座席横幅がだいぶ苦しいのですが、奥行きがあるため、足を伸ばす形でゆったりできますね。ただ、フットレストを下げると、前方にせり出る姿勢になるため、若干窮屈気味になるところが難点でしょうか。
12.1インチのディスプレイもプレミアムエコノミーの座席だと大きくて見やすいですね。エコノミーとの差はかなり感じます。
今回は窓側のA席を選択していました。そのため、機材のリクライニングの操作は、座席ひじ掛け右に配置されているツマミで調整します。モニターのコントローラーはさらに下部に埋め込まれており、若干取りづらい位置となってしまっていますが、あまり贅沢は言えませんね。
JALのプレミアムエコノミーは、リクライニングを倒しても後ろの席に迷惑が掛かりません。これは背もたれが後ろに倒れるのではなく、自分自身が前にせり出るタイプの座席であるためです。そのため、周りを気にするタイプである自分には非常に嬉しい設計なのですが、リクライニング角度は”お気持ち程度”しか動かないのが残念なポイントになります。ぶっちゃけ6時間弱のフライトも結構しんどかったですね・・・。
羽田空港を離陸後、軽食提供
離陸後、シートベルトサインが消えると軽食(夜食)が提供されました。日系航空会社特有の納豆ナッツ、おかき、蒸しパンです。これはエコノミークラスと同じメニューになります。シャンパン(銘柄は”シャンパーニュ・ガルデ ブリュット・トラディションN.V.”)はプレミアムエコノミー以上で提供されるドリンクとなります。
ラベル違いではりますが、市場価格を調べてみると、ボトルでそれなりのお値段がしますね。予算に厳しいJALにしては意外です。
価格:4,968円 |
個人的に納豆ナッツは人気があるのか若干疑問が湧いてしまうのですが、実際のところどうなんでしょう。海外の航空会社が提供する極々普通な塩味のナッツがむしろ好みなのですが、やはり日系の航空会社のトンチンカンなセンスだと極々普通のナッツが提供される日は遠い先なのかもしれません。
今回、搭乗前に滞在したのがカードラウンジだったということもあって、地味に軽食ぐらいじゃお腹は満たされません。ということで、”うどんですかい”を追加でオーダーして睡眠モードへ入ることにしました。
ついでに、睡魔を誘うためにサントリープレミアムモルツも追加。”うどんですかい”はただのカップ麺なのですが、意外に美味い1品なのは確かです。3分をじっくり待ちます。
3分待って、開けて食す!ちょうどいいですね、この程度のボリューム感。適度にたいらげて、睡眠モードへ入りました。
JALプレミアムエコノミー 朝食
予定到着時刻は午前5:05だったため、午前3:30前後には朝食が提供されました。日本とタイでは時差が2時間あるため、いくぶんマシではあるのですが、このとき体内時計は午前5:30前後の感覚となっています。
こちらももちろんエコノミークラスと同様の内容となります。まぁ、そんな期待するもんじゃないですね笑、ということで適当に朝食をたいらげて、しっかりバンコクの現地飯で満たすことにしました。
このあと、1時間程度のフライトの後、現地バンコクに到着。日本の寒い気候とは違い、もやっとした温暖気候の大地へ足を踏み入れました。いいですね、この夏っぽい感じ。アウターが邪魔でしょうがありません。
まとめ:快適とまではいかないまでも、深夜便でコスパよく移動
羽田バンコク便はブリティッシュエアウェイズのAviosを使えば、12,500Aviosで発券できる上にプレミアムエコノミーの設定もされているため、当時プラス1万円支払うだけでプレミアムエコノミーの座席を利用することができました。このコスパの高さは非常にお得ではあったのですが、現在はプラス2万円に変更となってしまっています。
また、機内でのサービスはそこまで期待できません。座席もリクライニング角度が斜め45度程度までしか動きませんので、疲労は溜まらざるを得ませんが奥行きがある分、エコノミークラスより快適なのは間違いないでしょう。
プレミアムな体験ができるわけではありませんが、気軽に乗れるため、その日の気分によってはプレミアムエコノミーの当日アップグレードを狙ってみるのもいいかもしれません。以上、ご参考まで。