バンコクからの帰り道はマレーシア航空を使って、クアラルンプール経由で日本へ帰国する。マレーシア航空を利用するのは今回が初めて。エコノミークラスは利用したことがなく、ビジネスクラスからのスタートで恐縮ではあるが、結構楽しみにしていたフライトでもある。
目次
マレーシア航空ビジネスクラス バンコク~クアラルンプール
今回のチケットはこちらで取った航空券。
海外発券を利用した格安ビジネスクラス。当初のこちらの予定が大幅に変わり、来週もバンコクへ戻ってこなければならなくなった経緯があり、発券の裏では結構苦労をした記憶がまだ新しい。
なお、一般的なバンコクークアラルンプール間のビジネスクラスはロイヤルヨルダン航空で約30,000円。マレーシア航空では約50,000円といった相場。今回は有償チケットということもあり、片道で25,000円以上の価値が見いだせるかどうかがポイントとなる。
まぁ、そんなことはまぁ置いといて、マレーシア航空のビジネスクラスがどんなものか期待が高まる。
MHビジネスクラス チェックイン@スワンナプーム国際空港
Uberでスワンナプーム国際空港に到着後、さっさくチェックインカウンターへ向かう。今回の便は、MH783、機体はB737。17時出発に対して、14時過ぎに空港到着。なかなかいい時間帯だ。
チェックインカウンターを見てみると、エコノミークラスは長蛇の列。おお、なかなか恐ろしいことになっている。今回はビジネスクラスということで、預け荷物はないが、待ち時間なしでチェックインカウンターへ向かわせてもらう。
座席は1Aがたまたま空いていたので、事前にWebで確保済。やはり最初に乗るなら、窓側がいいだろうという予想。
ついでにもらえたのが、ラウンジチケット。こちらはCIP Loungeの入場券となる。おそらく指定ラウンジ以外でもワンワールドなら使えるような気がするのだが、実際はどうなのだろうか。
一緒にもらえたのがこちらのプレミアレーン用のチケット。スワンナプームではこのチケットが本当に貴重!手荷物検査の大行列に並ばなくて済むと考えるだけで、このチケットが1万円以上の価値を感じられてしまうのが、不思議なところだ。
スワンナプーム国際空港のプレミアレーンは実は地味にわかりづらい場所にある。エコノミー客は基本的にエスカレーターを上って、手荷物検査の列に並ぶが、プレミアレーンのチケットを持っている場合は、エスカレーターで上がらずにその下にある”PRIORITY LANE”と書かれた入口から入場することとなる。
10分足らずで手荷物検査と出国審査を抜けた後は、ラウンジへ向かう。案内されているラウンジはこちらではあるが、実はビジネスクラスでなくてもプライオリティパスを持っていれば利用できるラウンジの一つだ。
こちらで搭乗直前まで仕事をさせてもらう。
MHビジネスクラス搭乗
ゲートはF1、スワンナプーム国際空港はゲートがとにかく遠くてしんどいがFゲートの1番は比較的近めのゲートとなっている。ちょっとお得な気分だ。
搭乗口はすでに”Boading”表示ではあったものの、まだ待機状態。その数分後に搭乗案内が始まったのだが、ここで優先搭乗なしで搭乗案内をしたから逆に驚き。そのため、ビジネスクラス、エコノミークラス関係なく搭乗口になだれ込む始末に。
若干このテキトウ対応にげんなりしつつも、気を取り直して搭乗する。
MHボーイング737 ビジネスクラスシート
搭乗タイミングがエコノミーと同時だったこと、またエコノミークラス乗客がビジネスクラスのエリアを通って搭乗することから、機内は大混雑。隙をみてビジネスクラスシートを撮影してみるが、とても全体像を取れる雰囲気ではなく途中で断念した。
機内は2-2の4列仕様。ビジネスクラスは全部で16席となっている。プロモーションもやってることだし、離陸前には全席満席となった。
座席は短距離ビジネス仕様。リクライニング角度はそこまで傾く訳ではないが、2時間強のフライトでは快適なレベル。
ひじ掛けの下には、リモコンが埋め込みされている。また、共有テーブルの下にはドリンクテーブルが引出して使えるようになっている。このタイプの短距離ビジネスでは嬉しい設計。
機内エンターテイメントはこれまたひじ掛け下に収納されており、引き出して使うタイプとなっている。ただし、距離が短いこともあり取り出しが微妙に面倒くさい配置だったこともあって、今回は一切使用せず。
足元はこの広さが確保されている。前のスペースは荷物を置くことができるような気がするが、前に荷物を置いた途端、CAが手を伸ばしオーバーヘッドコンポーネントに荷物を突っ込まれた。
出発前に横の窓を除くと上海航空の機体が。なんだか珍しいものを見た気がする。
座席には枕とブランケットが用意されており、短距離でも快適だ。
スワンナプーム国際空港を出発し、食事の提供がスタート
まだエコノミークラス後方から微妙にガタガタと騒がしい音が聞こえている。そんなことはさておき、フライト前にまずはウェルカムドリンクとお絞りが配られる。
マレーシア航空なのでグアバジュースなんかもあったが、今回は、オレンジジュースをチョイス。なお、マレーシア航空短距離ではアルコールの提供はされていない。メニュー表を見る限り、アルコールの記載がなく短距離では提供していないようだ。
食事のメインは3種類から選ぶことが可能。
- KHAO MAN GAI(カオマンガイ)
- Stir Fried Beef with Ginger and Brack Mashroom
- Prawn in Sweet and Sour Sauce
といったラインナップ。やはりここは、バンコク発のフライトということで、カオマンガイを選択する。
そうこうしているうちに機体は離陸した模様。バンコクを離れ、2時間かけてクアラルンプールへ向かう。
さて、周りを見渡すと変わった光景が目に入る。通路挟んで1Cの座席には乳幼児と一緒に搭乗している欧米系の母親と赤ん坊が座っており、搭乗後数分すると乳幼児の壁掛け座席がCAによってセットされた。初めて見るが、これはこれで赤ちゃん的には居心地良さそう笑。
そうこうしているうちに、食事がサーブされる。割と想像と見た目が微妙に一致しなかったものの、ご飯にパンが付いてくるあたり、身体に悪そうだ笑。今回の機内食は以下のとおり。
- Glass Noodle Salad with Prawn(前菜)
- KHAO MAN GAI(カオマンガイ)
- Pandan Creme Brulee with Fresh Strawberry(クリームブリュレ)
- Bread with Butter(パン)
食後はコーヒーを飲んで、しばし短いフライトを楽しむ。他の客も全員リクライニングを全開にして、皆お休みモードに。
ほんの少し経つともう真下はクアラルンプールの夜景が見えてくる。たった2時間強のフライトではあったが、非常に快適に過ごすことができた。もちろん機体から降りる際は、ビジネスクラスから優先で。
まとめ:短距離フライトとはいえ快適ビジネス
マレーシア航空のフライトはこれが初めてであったが、機内でのサービスは非常に満足いくものであった。食事のクオリティは流石に地上で食べるレベルには劣ってしまうものの、エコノミーのそれとは比較になるものでもない。
個人的には、地上でのプライオリティレーン利用券が何よりも価値があると感じている。機内でのサービスと合わせて、25,000円以上の価値は十分あるのではないだろうか。
今回はアルコール提供がない便であったが、この後に乗る成田行きの便ではそちらも楽しむ予定となった次第だ。有償格安ビジネスとしては、非常にお得感のあるフライトとなった今回。また、格安セールを利用して発券してみるのはアリと感じている。以上、ご参考まで。