知らなきゃ損するホテル予約をするためのポイント4選!

2日以上の旅行に行く際には、どこのホテルに泊まろうか考えるかと思う。皆、そこで共通して考えることが、

「お得に泊まりたい!」

ということなのは、確かではないだろうか。
私自身、プライベートでホテルを利用することが多く、毎度毎度どうすればお得に泊まれるかを考えながら、ホテルを選択している。今回は、「いかにお得にホテルに泊まるか」を焦点に、お得なホテルの取り方を4つの方法について紹介しようと思う。

(国内限定)新幹線パック

国内旅行を前提とした場合、目的地の場所にもよるが、新幹線で行くか、飛行機で行くか、という選択肢が出てくる。このとき、新幹線を利用する場合には、新幹線とホテルがセットとなっている新幹線パックを使うと、ホテル代を相当な金額お得に予約することができるのは、ご存じだろうか。当たり前過ぎて、拍子抜けかもしれないが、実際に鉄道関連では確実に安い予約方法となる。

新幹線の値段

今回は、東京-新大阪間ののぞみの自由席の値段で考えてみる。通常運賃だと、以下のような価格がJRで表示されている。

往復料金:(運賃+自由席特急料金)× 2 = (8,750 + 4,870) × 2 = 27,240円

なお、ここから学割を用いたり、JR東海の指定席回数券を購入する、などで割引を行うことが可能だ。

といっても、2万円を下回ることは私も見つけたことはないし、これからもおそらく出てこない可能性は高いだろう。新幹線は相変わらず本当高い。そんな印象。

新幹線パックの値段

さて、次に新幹線パックの値段を見てみよう。東京-新大阪間をホテル付の新幹線パックで検索をかけたときの値段。日程は、10月中旬の土曜日出発、1泊2日で設定。

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結果、出てきたのがホテル付きで21,000円という値段。かなり安い、という印象。

もちろんホテルランクはかなり低めのものをチョイスしてあるため、往復料金よりも安い数字が出てきている。ホテルランクを上げれば価格は当然上がる。仮に、ヒルトン大阪を宿泊場所とした場合の価格は以下のとおり。

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結構値段が上がったなー、と思う一方で、ホテル単体の価格を検索してみると、

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ホテルの値段は、36,612円と出てくる。これを単純比較してみる。新幹線パックからホテル価格を引くと、

55,700-36,612=19,088円

これもだいぶ安い金額だ。なお、新幹線パックの場合は大抵キャンセル料金の発生が、「出発21日以前」となっているケースが多い。旅程次第になってしまうが、有力な選択肢であることは間違いない。

旅行代理店

一般的に、航空券(新幹線)やホテルを予約する際に、旅行代理店を利用する方も多いのではないだろうか。窓口に行って調べてもらったり、ネットで検索してポチッとするだけだったり、その手軽さは魅力の一つだと思う。

日本で有名な旅行代理店といえば、国内旅行予約は、 るるぶトラベルとか日本旅行とかだろうか。店舗もあるし、ネットでの予約も可能。また、ネットオンリーだと、楽天トラベルじゃらんnetも有名どころ。ホテル予約サイトとしては、エクスペディアBooking.comHotels.comなんかも非常に有名で、便利。

筆者オススメの格安旅行代理店

筆者が頻繁に価格をチェックし、利用している旅行代理店がある。2017年3月に倒産した「てるみくらぶ」なんかも以前からチェックしていた旅行代理店ではあったが、資金難でつぶれてしまった。この事件をきっかけに、格安ツアーに対するリスクを多くの人が認識することとなったのは記憶に新しい。

あくまで格安旅行を売りにしているだけあって、安すぎるものはときたま見つかるのが旅行代理店の特徴。なお、以下は筆者がよくチェックしている旅行代理店。

  • イマジントラベル
    公式ホームページがアメブロという怪しさ満点の旅行代理店。海外発券関連のツアーが得意分野で、様々な区間の旅程を不定期に更新している。上級会員向けの修行プランとしても研究されているので、参考になる旅程が多い。
  • STW
    格安ツアーを売りにする旅行代理店。東南アジア圏をLCCとホテルを組み合わせたスケルトンツアーが破格の値段で提供されていることが多い。また、モルディブといったハネムーン旅行についても得意分野で様々なプランを格安パックで提供している。

常時こちらのサイトを見ているというわけではなく、他の旅人ブログ等を複数閲覧しながらであるので、JTBや楽天トラベル、サプライスなどから格安ツアー情報を聞き、そちらを利用することも多い。

読んでいただいてわかると思うが、格安旅行は情報戦だ。情報さえあれば旅行はもっと旅行費は下げられる。そんな感覚で日々探索をしている。

さて、頻繁にホテル予約をする私はこれらのサイトを駆使しつつも、基本的に旅程の組み方をいろいろ変えていくのが定石と化している。ここからは、ホテルマニアの人達や旅行好きの人達には、常識的な話になるが、旅行代理店を通してホテルを予約する場合の普段の予約の取り方を解説したい。

ホテル価格を調べる

交通手段はおいといて、とりあえずホテルを予約する、という場合は、まずはホテル価格を調べる。そのときに、お世話になるのがこのTrivago先生。もう先生と呼ぶ位、お世話になっている。



国内系では、トラベル子ちゃん、というホテル航空券比較サイトもあるが、海外も含めたレスポンスは、Trivagoの方がいい印象。

まず、ここで目的地周辺のホテル価格相場を把握、ついでに行きたいホテルをチョイスするのが通常の流れ。もし、利用したいホテルが決まっているのであれば、さくっとここで最低価格を提示している旅行サイトをチェックしておくとよい。

旅行に慣れた人なら、わかっていると思うが、

・表示価格は、大概FIX価格と呼ばれる予約変更不可(返金不可)の部屋代が表示されている
・旅行サイト独自のキャンペーン(連泊すると1泊無料とか)はここではわからない
・一般的に、朝食はなし、の料金(サービス料込、税込みの値段)が表示される。

という条件なので、上記を踏まえて予算と相談しよう。

もし知らない土地等で、泊まりたいホテルがない場合は、Trip Advisorなどで口コミを見て決定するのも手だ。

ここまでで、泊まりたいホテルと使用する旅行サイトが決定したら、予約をする作業に入る。

旅行サイトのポイント制度を利用

使用する旅行サイトによりお得に予約できるケースが存在する。

エクスペディア

Expedia+(エクスペディア独自のポイントプログラム)

エクスペディアでは、予約した際にエクペディア内で使用できるエクスペディアポイントを貯めることができる。こちらも一度の予約で、そんな大量に貯まるものではないが、利用し続けると結構な金額になるので、使わない手はない。

実はこのエクスペディアのポイント、通常は1ポイント0.7~0.8円でディスカウントクーポンとして利用できるのだが、エクスペディアに登録されている一部のリゾートホテル(大手リゾートホテルなど4★~5★が中心)では1ポイント1.5~1.7円のディスカウントクーポンとして利用できることが知られている。ポイントをしっかり貯めるとお得度が倍増する仕組みだ。

エクスペディアが突然配る割引クーポン

時節サイト内でホテルクーポン10%を配っていることが多い。ホテル予約をする際には、探してみるのも手だ。1週間ぐらいの有効期限なので、クーポンメールが届いたらすぐに予約するのがいいだろう。

クレジットカードの割引クーポン

クレジットカード各社が発行しているクーポンの中で、7~8%ホテル割引クーポンが存在する(JCB、AMEX等。ダイナースはダイナースモールでポイントバックされる)が、こちらは前述したポイントサイトの判定が無効となるため、注意が必要。

Hotels.com

こちらは、”10泊すると1泊無料”という宣伝で有名。また、それ以外にもクーポンコードを不定期に配っていたり、クレジットカードとの優待で5%OFF等を行っている。使わない手はない。
(割引クーポンを利用した場合は、”10泊すると1泊無料”の宿泊数にカウントされない点に注意)

なお、日本のHotels.comサイトではHotels.comギフトカードは使用できないが、米国・カナダサイトではギフトカードが使用できる。そのため、以下の方法で予約すると最安・最割引価格でホテルを予約できる。

  1. 不定期に実施されるe-giftcardのセールを待つ
  2. TopCashBack等のポイントサイトを経由する
    (2%前後のキャッシュバックが通常実施されている)
  3. Hotels.com e-giftcardを20%オフで購入
  4. 米国(又はカナダ)Hotels.comサイトからe-giftcardを使ってホテルを予約
  5. 10泊すると1泊無料特典で8%前後のキャッシュバックを受け取る(※)

※ Hotels.comは諸税部分を除いた部屋代が特典対象となるため、平均的に8%程度のキャッシュバックとなる

全部合計すると表示価格より30%のディスカウントを受け取れることになる。これだけの手間をかけて、実際にここまでできる人、やる人がいるのかはわからないが、興味があれば挑戦してみるのもいいだろう。

Booking.com

こちらは、クーポンや旅行サイト専用のポイント制度などはない。逆に、ないことで最安値で価格を提供していることが多く、価格は本当に安いものが見つかることが多い。

また、海外ホテルでは現地払いをすることができるケースが多く、予約変更ができるため、なんだかんだ使い勝手はいい。デイリージャパンと呼ばれるYahooのサービスに登録していると、ポイントバックがされるというメリットも実はある。

Booking.comの会員に登録すると、シークレットセールの案内があったり、スマートセールなるものがある。正直タイミングが合わず使い勝手は、把握できていないが、利用する価値はあるのかもしれない。ご参考。

アゴダ(Agoda)

アジアに強いイメージがあるが、欧州なんかはBooking.comなんかには敵わないイメージがある。若干、Expediaとクーポン形態が被っていることもあり、私はあまり利用していない。ご参考。

さらにお得にポイントサイトを活用

上記のホテル予約サイトを活用する際に必ず利用するのが、こちらポイントサイトのハピタス。

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

ポイントサイトを経由することで、ホテル予約価格の数%をキャッシュバックしてくれるという仕組みとなっている。毎回ホテル予約時はこちらを利用することで、ホテル価格をディスカウントさせてもらっているので、利用すると良いだろう。

JALダイナミックパッケージ・ANA旅作

飛行機で海外に行く場合はJALダイナミックパッケージ・ANA旅作がお得なこともある。このなんちゃらパッケージの中身は、航空券とホテルのセットという非常にシンプルなスケルトンツアー形式の商品となっている。いちいち長いので、以降はホテルパックと呼ぶことにして、なぜお得になるのか、解説していこう。

フライトの空席状況

基本的にこのホテルパックは、航空券の空席状況によって価格が大きく変動することが知られている。そのため、期限が近くなればなるほど、空いている座席数も少なくなってくるため、価格は高騰していく。

しかし、なぜだかはよくわからないが、往復航空券の価格とこのホテルの価格を比較したときに、なぜかホテル宿泊が付いたホテルパックの方が安いということがしばしばある。

往復航空券の価格

具体的な例でみていこう。今回はANAの航空券で価格を比べてみる。12月上旬の東京-ニューヨーク間のエコノミークラス航空券は、以下の金額となっている。
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FIXチケットであれば、166,420円という価格になっている。

ホテルパックの価格

ANA旅作の値段を同条件で調べてみると、このような金額が出てくる。
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ホテル2泊を組み合わせた値段は、なんと118,000円。安すぎる。安すぎるぞ。自分で調べていても驚くぐらい安い値段が出てきてしまった。

海外の航空会社のホテルパック

JALやANAといった日系の会社だけでなく、海外の航空会社でも航空券とホテルのパックで販売しているケースは多い。その場合であっても、やはりホテルパックを利用した方が、総額が安くなる傾向がある。

もともと航空券自体をディスカウントしているケースも多く、全体の値段が相当安く抑えられるケースも多い。セール等と重なれば、エアチャイナやマレーシア航空あたりは、驚く程安い金額が見つかることも多い。

また、ビジネスクラスを視野に入れればキャセイ・パシフィックなども非常に魅力的なプランが見つかる。具体的な金額など知りたい場合は、一度調べてみるとよいだろう。

JGC修行/SFC修行にもお勧め

一方で、JALやANAの上級会員を目指している人にとっても、このホテルパックはメリットが大きい。ホテルの宿泊分がお得という面ももちろんあるが、FOP、PPの獲得が効率よいパターンも複数存在する。

例えば、ANAの場合、プレミアムエコノミーで旅作を予約すると、PP積算率は100%となることが知られている。また、単純な目的地との往復だけでなく、出発地を沖縄にすることで、プラス数千円程度で沖縄旅行+海外旅行+沖縄旅行という飛びまくる旅程を作ることができる。

修行僧の中では、少ない金額で、FOP/PPを稼ぐ絶好のルートとなっていることで有名だ。

マイルを貯めるならロケットマイルズ・カリゴがお勧め

もし航空会社のマイルを貯めているのであれば、ホテル予約でマイルが貯まるロケットマイルズ、カリゴがお勧めだ。

Rocketmiles(ロケットマイルズ)

Kaligo(カリゴ)

大体1泊当たり700~1000マイルが貯まる仕組みとなっており、効率良くマイルを貯める手段の一つだ。なお、上記リンク(ロケットマイルズ、カリゴどちらでも可)から予約すると、通常の加算マイルに加えて1000マイルがボーナスマイルとして加算される。こちらも有効活用していただければ。

ホテル公式サイト

一部の人は、ホテル公式の値段=高い、というイメージを持っているんじゃないだろうか。当たらずとも遠からず、といったところではあるが、実はホテルの公式サイトから予約した方がお得になるケースも結構ある。その中でも、リゾート系ホテルの会員であれば、公式サイトから予約した方がメリットは大いにあるだろう。

ホテル会員制度による様々な恩恵

リゾート系ホテルのグループは、日本にもたくさんあるが、ざっくり以下のようなホテルグループがある。

・ヒルトン:国内、国外どちらも超有名。大体★4~★5。
・SPG:シェラトン、ウェスティン、セントレジス、アロフトなど。★3~★5だが、★4.5以上が多い印象。
・IHG:インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイインなど。★3~★5のホテルを幅広く世界各地で運営している。
・アコーホテルズ:こちらも超有名。プルマン、ノボテル、メルキュールやイビスなど。★3~★5など幅広い。
・ハイアット:パークハイアット、グランドハイアット、ハイアットリージェンシー等々の超高級ブランド。説明不要。

いろいろあるが、一般的に以下のような会員限定の特典があるのが特徴だ。

  • アーリーチェックイン
  • レイトチェックアウト
  • 部屋の無料アップグレード
  • 朝食無料
  • 無料Wifi
  • ボトルウォーターの提供
  • その他ディスカウントクーポン
  • ホテル会員プログラムでのポイントバック

必ずしもホテル会員でないと、受けられない特典というわけではないが、ホテル会員だと、より確実に受けられることとなる。

また、クレジットカードやステータスマッチにより宿泊実績なしでホテル上級会員になるワザも存在するが、今回は割愛する。

予約をする際はMr.Rebates(ミスターリベーツ)

上記ブランドホテルの予約は、先ほど紹介したポイントサイトからは予約ができないことが多い。しかし、ブランドサイトにも対応できるキャッシュバックはちゃんと存在する。

それが、Mr.Rebates(ミスターリベーツ)だ。

こちらは海外サイトであるため、やや難しい印象を受けるかもしれないが、使い方は日本のポイントサイトとほとんど同じ。利用したいホテルをクリックすると、ホテル公式のホームページに繋がるという仕組みになっている。

Mr. Rebates

こちらも時期やホテルブランドによってキャッシュバック率が異なるが、高いものでは8%近いバック率となっている。高級ホテルブランドを公式HPから予約する際には、非常にオススメなサイトの一つだ。

なお、注意点としてキャッシュバックを受け取る際はペイパルでの受け取りとなってしまう。ペイパルアカウントの用意等、煩雑な作業が出てきてしまう点には注意しておきたい。

ホテルキャンペーンとの併用

ホテルの会員プログラムに登録していると、ホテル公式のキャンペーンが年がら年中行われていることが多い。その中でも、いくつかの要件(滞在回数3泊等)を満たすことで、大量のポイントがもらえるキャンペーンを行っているケースがしばしばある。

実は、通常の会員プログラムとこちらのキャンペーンを併用すると、キャッシュバック率が極めて高くなるケースがある。

最近では、IHGグループが30,000~60,000程度のポイントがもらえるミッション型キャンペーンをやっていたり、ヒルトンではホテル価格が50%オフになるキャンペーンをやっていたり、とお得な話が多い。予約時にやっていないか、チェックするのもいいだろう。

まとめ:ホテル選びは時間が掛かる

ここまで読んでいただき、ありがとう。まとめと題して、最後に書かしてもらうのは、紛れもなく「ホテル選びは時間が無駄に掛かる」ということだ。

正直、ホテルを数百円安く泊まるために、あの手この手で調べていると時間が驚くスピードで過ぎていくことになるが、その時間を使って働いた方がまだ生産的と言えるのではないだろうか。

多少、意見は分かれる点だとは思うが、ある程度割り切って「10分以内で一番安いところに決める」というルールを課して、さっさと決定してしまうのが、一番お得だと思う。

また、今回特に紹介しなかったが、勤務先の福利厚生でお得になるケースというものが存在する。各種旅行代理店と提携し、カフェテリアポイントを利用可能であったり、企業年金基金に加入していれば、本人家族へ補助金が出る制度など、実はお得な仕組みが存在する。せっかく旅行がてらに調べるのだから、勤務先の福利厚生をフル活用してみるのはどうだろうか。ご参考になれば。






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