海外旅行から帰ってくる際に、ほぼ必ず発生してしまう問題があります。それは現地通貨の処分。皆さんはどうしていますか?私自身はいつもある方法で両替をしているのですが、今回は「海外旅行で余った外貨をどうするべきか」考えてみたいと思います。
目次
海外旅行で外貨が余ってしまう・・・
私自身、旅行や出張などで海外へ行く機会が年に複数回あるのですが、行く国によって用意する通貨は変わってくるかと思います。ヨーロッパへ旅行すれば、ユーロを両替で入手し、すべて現地で使いきれればいいのですが、なかなか上手いこといかずに残ってしまうことも多いかと思います。
そんなとき結局のところ余った外貨を何とかするため、やりくりをするのですが、外貨の処分方法は結構人によって意見が分かれます。オーソドックスなものを紹介しつつ、私個人がいつもしている方法も合わせて紹介しようと思います。
その1 空港で両替をする
一番オーソドックスと言える方法が、この「空港で両替をする」方法ではないでしょうか。必ず日本の空港には、両替ができる銀行が併設されているため、日本円に戻したいと思った場合は気軽にかついつでも簡単に両替をすることができます。
※外貨小銭が両替できない点がデメリットです
日本の空港で両替をする場合
一般的に、日本の空港で両替をすると1割程度の手数料を差し引かれて両替されてしまいます。これは空港にある銀行でも街中の銀行でも、両替ができるホテルでも同様です。
ただ、1割の手数料でも両替をした方がいいケースとして、米ドルまたはユーロ、英ポンドを両替する場合などが挙げられます。これら通貨の場合には、日本の空港で両替をした方が良いでしょう。現地(アメリカ、ヨーロッパ、イギリス)で両替をした場合、1割以上の手数料を持っていかれるためです。
なお、イギリスについては2019年時点ではほとんど両替差がない状態なので、必ずしも日本で両替する必要はありません。あまり気にする必要はないでしょう。
現地の空港で両替をする場合
前述したメジャー通貨以外を両替する場合は、もれなく現地で両替することをお勧めします。もちろんスウェーデンクローナやスイスフランなど現地の物価水準を考慮すると、僅差で日本両替の方がいいケースがありますが、アジア圏の通貨などはもれなくこちらに該当するかと思います。
なぜ現地通貨の方が良いかと言うと、単純に手数料の安さが理由となります。日本では両替手数料をスプレッドという形で為替レートに反映させて徴収しているケースがほとんどです。
一方、アジア圏の銀行や両替所の多くは固定手数料で両替をする方法が多く採用されています。また、スプレッドとして為替レートに手数料を反映させている場合であっても日本よりも遥かに安い手数料となるケースがほとんどとなります。
その2 お土産などで消費する
こちらも極々一般的な方法ですね。現地や空港などのお土産ショップで現金残高をすべて使い切ってしまう方法です。空港などで丁度いい金額のお菓子やお土産などで金額を調整して支払うことで、手元に残る外貨をほぼゼロにすることができます。
ただ、そうは言っても都合よく残りの外貨ピッタリのお土産を購入できるかはかなり微妙です。また、別に必要でもないお土産を無理やり購入しなければならないケースも出てくるため、決して合理的な方法と言えません。
まぁ、それでも(日本の)結構な金額の手数料を取られて両替をするよりはマシかとも言えます。
その3 両替をしない
文字通り「両替をしない」方法が私個人の一番おすすめする方法です。まぁ、理解に苦しむ方もいるかもしれませんが・・・笑。
結局、米ドルやポンドなどが手元にあったとしても、アメリカやイギリスで両替をすると確実に多額の手数料を取られてしまいます。そうであれば、そもそも両替をしなければいいのです!
両替をしないのであれば、どこで使うのか?
両替をしないのであれば、余った外貨の使い道は何かあるのか?という疑問が出てくるかと思います。旅行から帰ってきて、余った外貨を日本で利用することはないのですが、2つの利用方法があります。
1つ目は「もう一度その通貨が使える国への旅行/出張まで取っておく」という方法です。これは、文字通り次回旅行の際に新たに現金両替をする必要がなくなるため、効率的に外貨を利用できる方法と言えます。
唯一の弱点はもう一度現地へ行く機会があるかどうかという点だけですが・・・それは人それぞれなので皆が利用できる方法とは残念ながら言いづらいですね。
2つ目は「手数料の安い国で両替をする」という方法です。日本やアメリカ、欧州など手数料の高い国では敢えて避けて、タイやマレーシアなど現地通貨の両替が安い国へ行った際に両替をすることで、両替コストを抑えて、なおかつ余った外貨を活用できることとなります。
私自身はタイやマレーシアにはトランジット含めて訪れる機会がなんだかんだあるため、余った米ドルやユーロは両替せずに現地で現地の通貨に両替して日本円を消費することなく効率的に旅行費を賄っています。
逆に、米ドルやユーロを用意したいときも現地で両替しておけば、日本円からの二重両替を考慮しても、手数料的に圧倒的に安く米ドル等を用意することができます。
難点として、東南アジアの両替が安い国へ行かないと、そもそも両替ができないため、これも何かしらで移動する機会を持っている人限定の話になってしまいますね・・・。
まとめ:現地通貨は東南アジアで一斉両替
別に裏ワザ的な話は一切できませんが、手数料の安い場所で両替する、というだけの話になります。私個人はいつもこの方法で外貨を換金したり、他の外貨の準備として両替をしたりしているので、なんだかんだお得に両替させてもらっています。
もちろん現地通貨を一度貯めておいて、アジアへ出向くときまで持っておくというのは少々ハードルが高い話かもしれません。多少の手数料で良ければ日本の銀行でも両替はできるため、手持ちをスッキリさせるためにも両替してしまうのがきっといいでしょう。このあたりは完全に個人の好みの話かとも思います。以上、ご参考まで。
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