インターコンチネンタル武漢 宿泊記1

今回は武漢訪問時に利用したインターコンチネンタル武漢を紹介したい。今年に入ってオープンしたばかりのピカピカのインターコンチネンタルとだけあって、どのような宿泊となったか。

インターコンチネンタル武漢

インターコンチネンタル武漢は今年オープンしたばかりの新品ピカピカのホテル。予約時は公式でもTripAdvisorでもホテル写真は少なく未知数ではあったが、足を運んでみる。

ホテル名:InterContinental Wuhan
ホテルランク:★★★★★
宿泊部屋:SUPERIOR SUITE
予約価格:約29,000円
予約方法:IHG公式

現在IHGはSpeedup CampaignやOTA Book Direct 2016が開催中ということもあり、IHG公式を利用。

立地:難易度高め。。。

いやー本当、武漢がこんな大変な場所だとは思わなかった。中国語ができたり、地域の交通網にある程度知識があったら、また状況は大きく変わったのかもしれないが、外国人にとっては難しいアクセスであることは間違いないだろう。なお、執筆時点で未だにGoogle Mapに表示はされていない。

ここ武漢は中国の都市である。旅の詳細は別の記事で残しておくが、中国は何かと事情が異なる場合も多い。

今回訪問時は、当初はUberを使い、目的地までいく予定を立てていたが、空港のWifi環境の悪さで挫折。

事前に覚えておいた長江沿いである点や、ホリデイイン武漢から南下した(距離感は不明)位置である点から、そこからリムジンバス(超絶ボロい)に乗り、その後タクシーで向かう計画を立てる。だが、現地タクシーは英語が全く伝わらない。

地図で伝えようにも、Wifiはろくに動かないので正確なホテルの位置がわからない点や、道路の交通規制が極めて複雑で相当遠回りをしないとたどり着かない、などタクシーに乗車拒否される始末。

今年オープンしたばかりのホテルなので知名度は低く(というかタクシー運転手は有名ホテルの位置など知らない模様)、道を聞こうにも英語が全く通じない。

さすがに、もう完全に困り果てて、ホテルフロントへ電話。

自分「どうすればいい?」
ホテルスタッフ「んー、タクシー乗ったら来れるよ!それが簡単!」
自分「英語通じないし、中国語で場所を伝えらんないだよー(助けてー)」
ホテルスタッフ「じゃあ、タクシー運転手に電話渡して!案内するから!あ、マネージャー呼んできていい?いや、マネージャー忙しいみたい。私に任せて!」
自分「(なんか向こうも慌ただしいな)おーサンキュー!」

この会話のあと、タクシーを拾い、ホテルスタッフに電話通訳をしてもらう(1回目)

タクシー運転手「オーケーオーケー任せとけ」

(15分後)

タクシー運転手がいきなり怒り出す。なんか案内された道が違うだとか、遠回りだか、説明が悪かった的なお怒りをしており、もう一度ホテルスタッフへ電話(2回目)

自分「なんかタクシー運転手かなり興奮してるけど、大丈夫?」
ホテルスタッフ「大丈夫、大丈夫!ちゃんと説明したから、安心して!」
自分「あ、そうなの?オッケー(ちょっと不安)」
(15分後)

ホテルまであと5分のところまで来る。しかし、ホテルに繋がる道が通行止めをしていることがわかり、さらにタクシー運転手が興奮し出す。あまりに怒って、車から降りて警備員と喧嘩をし出す。

タクシー運転手「ちょっと道が通れないってなんなんだよ!おい、もう一度ホテルスタッフへ電話してくれ!」
自分「お、おう。。。」

ホテルスタッフへ電話(3回目)

タクシー運転手の怒り心頭だけでなく、他の車達も通せ通せとゴタゴタが目の前で起こる。

ようやく警備員が折れて、しょーがねえ通してやるよ的に検問的ゲートを抜ける。

なお、この段階でもタクシー運転手は興奮冷めやらない。

幸いこの通行止めを抜けて、ものの5分で地下エントランスに到着。いやはやなんて国なんだここは笑。

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地下ロビーはガラーンとしていて何もない。とりあえずカウンターはあるものの、誰もいない。奥へいくと右写真のプレートが置いてある。左手にはエスカレーター。

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外観

エスカレーターを上がるとそこは大広間ではあるのだが、先にホテル外観を紹介。写真は翌日午前中に撮影したもの。武漢はマスクするほど、公害がひどいわけではないが、この日も曇り空。

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外観はなんだかナメクジ的な不思議な形をしている。中国の縦長高層ビルとは違うデザインでこれはこれで新鮮。

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表にはインターコンチネンタルの文字のオブジェ?と中国国旗と並ぶIHGの旗が。

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やはり新しいホテルとだけあって、周りも非常に綺麗。摩天楼的建物も近くにはないので解放感もある。逆に言うと、武漢のごたごたした感じからはちょっと距離がある。

ロビー:武漢とは思えぬ高級感

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ロビーは大広間になっており、中央にはレストラン、サイドから客室へ繋がるエレベーターやレセプション、ロビーラウンジがある。このときは、何かのイベントがホテルで開催されていた模様。

チェックイン:慣れ不足?緊張感あるスタッフ対応

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へとへとの状態でレセプションカウンター行き、チェックインをお願いする。幸いホテルスタッフのほとんどは英語はStruggleであるものの通じるので、ちょっと一安心。

ここでも中国恒例の塩を投げつけられる対応をされるのかと思いきや、パスポートを渡し自分がゴールドアンバサダーだと気付くと態度は急変。明らかに緊張感のあるぎこちない対応となる笑。

なんかよくわからない英語をところどころ喋りだしたが、「あーラウンジチェックインがしたいのね。というか、してくれるのね」と察する。

今回、部屋の予約はクラブルームを取っていたが、アンバサダー会員なのでスイートルームへアップグレード。通常レートだと差額1000元にもなるアップグレード!ということで一瞬喜ぶ。
(だが、実際は30元程度のアップグレード価値であることを後ほど気付く)

調べてみてわかったが、このインターコンチネンタル武漢はまだオープンして間もないことや、立地がイマイチよくない点ことなどから稼働率があまり高くない模様。

といっても通常フロアは8割程度、スイートのフロアでも5割程度の稼働なのでそこそこ回ってるような気がしないでもない。

稼働率の低いホテルにありがちだが、ある一定時期までは通常レートで販売し、直前になると販売価格そディスカウントする仕組みとなっている。そのため、ここインターコンチネンタル武漢は、予約日が近づくと、

  • フレキシブルレート → FIXレート
  • スイートルーム → クラブルーム

と価格が下がってくるという値段設定。結局、稼働率が低いので当日予約では、

  • クラブルームフレキシブルレート  1480元
  • スイートルームフレキシブルレート 1510元

まで下がりほとんど大差がない状況となっている。価格差はたったの30元(約450円)。

うーん、なんだろう。アップグレードは嬉しいのに、お得感をあまり実感できないこの気持ち笑

そんなこんなでラウンジチェックインを済ます。ラウンジチェックインの案内には日本語対応ができるスタッフがおり、丁寧にホテルの設備やクラブラウンジについて説明してくれた。

東京に留学してたらしく、堪能なしゃべりで部屋まで案内してくれる。塩対応で面食らっていたが、こんなに手厚く対応してもらえたのは正直驚きを隠せないし、非常に嬉しい経験となった。

スーペリアスイート:とにかく広い

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クラブラウンジでチェックインを済ます。ウェルカムギフトなのか何かよくわからないが、長江のマスコットらしいイルカ?のぬいぐるみを頂く。いや、ちょっとこれはサービスなのか、押しつけなのか笑。

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クラブラウンジから部屋まではホテルスタッフが案内。今回の部屋は1147の11階にある。インターコンチネンタル武漢は、高層タイプのホテルではないので、あまり最上階までが高くない。23階位まで。

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今回スイートルームのコーナールームを当てがってくれたが、おそらく部屋の間取りはどこも同じなのだろう。通常のルームは恐ろしいほどたくさんある気がするが、スイートルームも100部屋くらいあるんじゃないかと感じる規模のホテルサイズとなっている。

さて、スイートルームの部屋の中を見てみよう。

広さは115平米!

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インターコンチネンタルでもこの広さのスイートは、相当なランクのルーム(プレジデンシャルスイート等の呼称で呼ばれることが多い)でないとまずお目にかかれない。1人ではかなり持て余してしまうレベル。

上の写真はリビングルーム。ここだけでも相当の広さがある。

ビジネスデスク

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ビジネスデスク側からの景色。52インチの壁面テレビが設置されている。

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ビジネスデスクはこの広さ。十分なほど広く、筆記用具類も揃っていて、仕事環境には最適。といいたいが、中国なのでインターネット環境が著しく悪い点は閉口。

ウェルカムフルーツ

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3人掛けソファに1人掛けチェア。明らかに1人じゃ持て余す量のスペース。

ウェルカムフルーツも用意してくれている。嬉しいサービス。

ミニバー

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左はミニバー。ロイヤルアンバサダーなら、ミニバー無料ではあるが、自分とは無縁な資格。ただ、ラウンジアクセスがある場合、正直必要なかったりすることが多い。

右はコーヒーサーバー、ポット類が。やっぱりこっちも使う機会がない。ラウンジでコーヒーいつでも飲めるから、なかなか部屋で飲もうという気にはならないが、用意しておいてくれるのは単純に嬉しい。

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引出しを開けると、ワイン、ナッツ、ワイングラスもちゃんと用意されている。たしかに部屋飲みも楽しそうだが。。。

ベッドルーム

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リビングルームとバスルームに面しているベッドルーム。キングサイズのベッドが置かれており、両サイドにはミニテーブル。手前にはロングのオットマンが配置されている。

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窓際には、ロングソファとミニ丸テーブル。ちょっと使い勝手が謎だけど、3人家族とかで利用した場合とかは使い勝手いいのかもしれない。

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逆サイドから見た絵。ベッド前には55インチの大型テレビが壁面に埋め込まれている。

バスルーム

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さすがスイート、シンクは2台向き合うように設置されている。

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洗面台にはボトルウォーターが2本。ここ以外にもコーヒーサーバーにもあったので、全部で6本も置いてくれていて嬉しい限り。

ただ、中国の水事情はかなり不衛生ということもあり、歯磨きやうがい時もボトルウォーターを使うので、6本くらいあっても使ってしまう、というのが実情。

右の画像はシャワールーム。ハンドシャワーはもちろんレインフォレスト仕様にも対応している。

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こちらはバスタブ。バスルームの真ん中に設置されている。あまり写真だと大きさが伝わらないが、2人で入っても十分な位の大きさ。このバスタブでぷかぷか浮かぶのが、絶妙に極楽だった。

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バスルーム内にはトイレあり。海外でよくあるシースルーシャワーならぬ、シースルートイレ。トイレまで透明にされると、カップル・夫婦でも日本人的には抵抗あるような気がするが、まぁバスルームの扉そのものを閉める作りなのだろうか。

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こちらは、2つ目のトイレ。入口付近に設置されており、ちゃんとしたドア付き。

ウォークインクローゼット

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こちらはウォークインクローゼット。パウダールームも中にはあって、とにかくここだけでもデカい。ビジネスホテルのシングルルーム位の広さ。

とりあえず部屋の写真を飽きるまで取り部屋であらかた用事そ済ませ、シャワーを浴びて夕食へ。

InterContinental Wuhan

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