プトラジャヤマリオット エグゼクティブスイート 宿泊記

先日のマレーシア旅行の際には、プトラジャヤマリオットに宿泊をしました。プトラジャヤは、クアラルンプール近郊にある都市で、クアラルンプール国際空港とクアラルンプールの間にあります。立地柄そこまで目立つホテルではないものの、★5ホテルにも関わらず1万円前後で宿泊できる価格の安さが特徴的です。今回は、キングエグゼクティブスイートに宿泊してきましたので、そちらの様子を紹介します。

プトラジャヤマリオット

ホテル名:プトラジャヤマリオット
ホテルランク:★★★★★
宿泊部屋:キングエグゼクティブスイート
予約価格:約300MYR=約8,000JPY
予約方法:マリオット公式経由

今回、宿泊時の予約はマリオット公式ホームページから行いました。(宿泊した当時は)私がマリオットプラチナ会員というのも理由ではあるのですが、マリオット公式から予約する方が会員ベネフィットやベストレート保証を受けられるため、日頃から公式経由で予約を行っています。

予約はポイントサイトを経由して

今回、予約はポイントサイトのハピタスを経由して行いました。ハピタスのサイト内のマリオットホテルのバナーを経由して予約をするだけで、宿泊金額の数%程度のキャッシュバックを受けられます。もちろんポイントサイトを経由してもしなくても宿泊価格は全く変わらないのですが、広告費の一部が自分に戻ってくる仕組みであることを考えると、利用しない手はありません。旅行の際は、ぜひ活用しましょう。

プトラジャヤの中でも北側に位置

こちらのホテルは、立地的にプトラジャヤの北側に位置しています。プトラジャヤのモスクへ行きたい場合には、若干距離もあるため、決して立地の良いホテルとは言えません。

ただ、クアラルンプール国際空港とはおおよそ車で30分程度の距離感にあり、クアラルンプールと空港のちょうど真ん中ぐらいの位置にあります。1日だけトランジット宿泊をするのであれば、ちょうどいい位置関係ではないでしょうか。

外観はお城のような雰囲気を感じさせる造り

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ホテルの外観は背の高いエントランスを擁しており、雰囲気はアジアのお城といった感じです。車が幾度も入ってきて、かなり宿泊者数が多いことも伺えます。

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周辺を見てみると、木々が綺麗に整備されており、とてもマレーシアとは思えないリゾートの雰囲気を感じさせますね。

チェックインはお部屋で・・・

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プトラジャヤ・バスターミナルからタクシーでホテルへ到着。到着すると、すぐにドアマンが荷物を取って、受付まで案内してくれました。

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チェックインカウンター付近には、マリオット会員向けのローカウンターもあります。チェックインの際にパスポートを渡すと、

女性スタッフ「今回はお部屋でチェックインを致しますので、こちらへどうぞ」

と、いきなりVIP感溢れる対応で部屋まで案内していただくことに。女性スタッフと支配人的な男性の2人に迎えられ、部屋へ向かうエレベーターへ乗り込みます。

なお、部屋の種類はというと、

  • デラックスルーム 36㎡ ← 予約部屋
  • エグゼクティブデラックスルーム 38㎡
  • ジュニアスイートルーム 60㎡
  • エグゼクティブスイートルーム 72㎡ ← 宿泊部屋
  • パームスイートルーム 86㎡

の5種類となっています。上記は公式ホームページから予約できる範囲の部屋の種類ではありますが、部屋や建物の構造を見るに、おそらく更に上のランクの部屋もきっとあるのではないでしょうか。

※ちなみに、私が宿泊した当時からホテルポリシーが変更されたのかもしれませんが、統合後のチタン会員相当でも現在はアップグレードをしないケースがあるようです。

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廊下は真っ白で、無味無臭。5星ホテルだと、廊下にもやたらこだわりを見せるホテルも多いですが、マレーシアはあまり手をかけない印象があります。なお、エグゼクティブスイートは2部屋ぶちぬきの部屋であり、1フロアに6-7部屋あるため、ホテル全体でも相当数ありますね。

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そんなこんなで本日の宿泊部屋667に到着。たった1泊にも関わらずなんだか申訳ない対応をしてもらった次第。

エグゼクティブスイートルーム

リビングルーム

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部屋の扉を開けると、まずはデラックスルーム1部屋相当のリビングルームがお出迎え。

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入口すぐ右の扉には、トイレがある。清掃も行き届いており、安心感があります。

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机の上には、ウェルカムフルーツがセットされています。ちょっと1人では食べきれない分量となっており、盛り沢山なサービスです。

ミニバー

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ミニバー前のテーブルとミニバー上のグラス類。

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ミニバーを見てみると半分だけドリンクがセットされている印象。外で買ってきて冷やすことを想定しての対応でしょうか。持ち運び用のコーヒーカップがあるのは地味に嬉しかったですね。

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窓際にはロングのL字ソファ。やはり1人の利用だと、かなりスペースを持て余してしまう間延びした構造のように、今を思うと感じてしまいます。

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ソファ右側にはデスクがあり、そこには有料ボトルウォーター。

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デスク周りはコーヒーメーカーや電話などが多数並んでおり、あまり仕事向きのスペースにはなっていません。隣の部屋はベッドルームとなってしまうため、仕事用の机がリビングテーブルになってしまう点はいささか不親切と言えなくもないかなと。

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窓からはホテルの屋外プールとホテル周辺の木々を眺めることができます。ただ、理由はわかりませんが窓は常に施錠されており、ホテルスタッフを呼ばないと開けてもらえない、という不親切仕様。むしろ、以前このホテルでどんな物騒な事件が起きたのだろうか、と心配になる位ですね笑。

ベッドルーム

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お次はベッドルームに移ります。ベッドルームは標準的なデラックスルームといった感じでしょうか。

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エグゼクティブスイートは、デラックスルーム2部屋をぶち抜きで作った部屋ですので、ベッドルーム側だけでも十分な快適構造となっています。そのためか、リビングルーム側には若干の間延び感を感じざるを得ません。

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こちらにもロングカウチが用意されており、ベッドルームとも近いため、こちらをメインに利用させてもらいました。

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ロングカウチの前には壁掛けテレビ。ベッドからも寛ぎながら見れる配置となっており、快適性は高いですね。

クローゼット

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ウォークインクローゼットタイプではないため、極々一般的なタイプ。バスローブにセーフティボックス。

バスルーム

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バスルーム内はかなり広々としており、シャワーブース、トイレ、洗面台、バスタブと海外ホテルとして標準的な設備をキッチリと用意してくれてました。

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アメニティはTHANN。タイのブランド。マリオットホテルでは標準的なバスアメニティですね。

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バスタブは標準的な広さ、深さのサイズ。若干大きめかな?ゆっくりと浸かるには、十分なサイズで非常に快適だったのが記憶に残っています。

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やはり日中、汗を頻繁にかくマレーシアではシャワーブースの利便性は高いですね。

ウェルカムギフト

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チェックインの際には、プラチナメンバー向けのウェルカムギフトが案内されました。複数選択肢があり、基本的にはスイーツやおつまみ&ドリンクのセットか500マリオットポイントとなります。

個人的には、500マリオットポイントとは比較にならないベネフィットがいただけるため、毎回何かしらセットの方を選んでいる次第だ。今回はマカロンとハイネケンのセットをチョイスしました。

そして、いただいたウェルカムギフトが上の写真。マカロンは、実際日本などで購入すると結構お高いお菓子だったりします。500マリオットポイント相当でこれだけのサービスをいただけるのは嬉しい限りです。ウェルカムフルーツと合わせて夜のおつまみにしました。

ジム

夜はジムで身体を動かします。入り口はプールとスパと同じ場所にあり、ラグジュアリーな雰囲気の中にジムの入り口は隠れています。

こちらのホテルの設備は若干古いタイプのマシンが多かったものの、フリースペースのミラールームや器具の豊富さは流石といった感じです。夜の時間帯は混雑とはほど遠く3-4人の方が利用している程度でした。

マシンの豊富さといい、卓球台やヨガスペースといいなかなかの規模。1時間がっつりランニングと筋トレをさせてもらいました。

クラブラウンジ

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ジムで身体を動かした後に、イブニングタイムのクラブラウンジへ行くことに。テーブルの間隔を開けて、座席を用意しており、1人で利用しても非常に快適でした。なお、イブニングタイムがスタートして1時間ほどすると結構混みだしてきたのが印象的。

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イブニングタイムでは、夕飯替わりという程ではないのですが、いくつもの軽食が提供されているため、お酒を楽しむには十分な品ぞろえですね。

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スナック類ももちろんありますが、チーズやスパイシーソーセージパフ(ウインナーパイのようなもの)やチキンウィングなどのちょっとがっつり系のフードもあります。

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クラブラウンジ利用者の多くは中華系のハイソな家族やグループが多かった印象です。日本人は少なくとも自分以外おらず、テーブルは基本的に8~9割埋まっていた印象。ただ、日本のマリオットホテルのような、満席で入れないなんて状況ではありませんでした。

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カールスバーグとスイーツを楽しみつつ、しばしのんびり過ごします。マレーシアではお酒がやたら高いので、タダで飲めるのは本当嬉しいですね。

朝食はグラウンドレストランで

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翌朝の朝食は1階にあるレストランで。クラブラウンジを利用してもよかったのですが、やはりこちらも見ておきたいという心理に負けます。朝食レストランは天井高も高く非常に開放的な空間を有しています。

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正直相当驚いたのですが、こちらのレストランはかなり規模が大きいんですよね。前日に宿泊したジョホール・バルのレストランにも負けないくらいです。

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マレーシア料理、洋食、中華料理、インド系料理などかなり多種多様なラインナップがされていました。

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もちろんエッグステーションもあり。正直ここまで大規模のレストランは日本のホテルではないんじゃないだろうか、と思うくらい広かったです。利用客も多数いますが、それに負けないくらい、レストランスタッフも多いです。

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あんまり食べ過ぎると、ただ太るだけなのでセーブするべきなのですが、とりあえず自分好みの食事をいくつかチョイスしました。美味かったのは言うまでもありません。

ホテル館内設備

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朝食を食べた後は、館内の散歩へ向かいます。なんだかんだ散歩するだけでも目で楽しめるゴージャス感を持ち合わせているのが、このホテルの特徴でしょう。

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夜にはバンドの生演奏が行われるロビー&バーカウンター。

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こちらにはコンペンションホールとビジネスセンター。

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日本食レストランに物産店もありました。

プール

屋外にはプール設備があり、ミニウォータースライダーも用意されています。若干、水の流れが緩く、ウォータースライダーの滑り台の途中でストップしてしまい、何回か勢いをつけて挑戦してみましたが、やはり止まってしまいました。そんなスライダーがあります。

曇りの天気なのが非常に残念なのですが、規模の大きさといいなかなか素晴らしい設備というのは間違いないでしょう。

チェックアウト

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たった1泊2日だったのですが、クラブラウンジ、ジム、プール、何よりエグゼクティブスイートを満喫させてもらいました。チェックアウト後は、次のホテルのチェックイン時刻までクラブラウンジで仕事をさせてもらい、非常に快適な滞在を満喫させてもらいましたね。

なぜか宿泊ポイントが加算されない・・・

ちなみに、なぜかここのホテルだけチェックアウト後にマリオットの宿泊ポイントが加算されず、カスタマーセンターに問い合わせる羽目になったのは付け加えておきます笑。

最初の問い合わせでは、日本帰国時に領収証を保管していなかったため、予約表を添付して問い合わせを実行しました。案の定却下されたため、直接日本語デスクからホテルに問い合わせをしてもらい、宿泊後4週間以上経った後に加算を確認しました。

まとめ:立地条件に納得いくなら文句なし

総合評価:★★★★★:立地条件に納得いくなら文句なし
ハード面:★★★★☆:設備は一部古いが、ほぼ全てにおいて快適
ソフト面:★★★★★:顔と名前を記憶するホテルマンは珍しい
コスト面:★★★★★:1万円以下でこのクオリティ!
アクセス面:★★★☆☆:良し悪しが分かれる立地

エグゼクティブスイートルームやマリオットプラチナ会員のベネフィットのバイアスが若干入ってしまっている可能性が無きにしもあらずなのですが、朝食レストランの規模の大きさやエグゼクティブラウンジ、屋外プールなどホテルとしての設備面はもちろんクオリティも非常に高いのは確かです。価格面を考えると、極めて高いコストパフォーマンスを誇るホテルだったと感じています。

ただ、如何せんプトラジャヤという立地柄、正直観光をするとしたら少々動きづらいかもしれません。観光をメインとするのであれば、もっと中心部のホテルを利用した方が満足に動けるかとは思います。

一方で、2泊以上の予定でゆっくりホテル滞在を楽しみつつ、観光もこなすというスタイルであれば、どちらも満足できるホテルであることは間違いないのではないでしょうか。以上、ご参考まで。

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