今回は成田空港近隣ホテルである成田エクセルホテル東急を紹介したい。成田空港近隣ホテルは多数あるが、こちらのエクセルホテル東急は価格面とサービス面のバランスが取れた良いホテルのひとつと言える。実際の宿泊した感想など、細かい不満点などもあるが、かなり手頃なホテルなのは間違いない。
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ホテルマイステイズプレミア成田(旧:成田エクセルホテル東急)
これから久々の休暇を活用して海外旅行へ出かける。出発地点は成田空港から。成田空港の出発便が朝9時発のフライトであるため、今回は成田空港近郊のホテルに連泊することとした。
成田空港近隣のホテルでは、普段はANAクラウンプラザ成田を利用することが多いが、それ以外の選択として、ヒルトン成田やホテル日航成田など比較的有名なグローバルチェーンのホテルがあり、ホテル選びには困らない環境だ。
予約はホテルズドットコムから
今回は、予約サイトのホテルズドットコムを利用したかった、ということもあって、グローバルホテルチェーンではない成田エクセルホテル東急を選択した。ちなみに、ホテルズドットコムを利用する際は、ハピタスなどのポイントサイトを経由した上で予約することを推奨したい。
ポイントサイトを活用してキャッシュバックを受けよう
そうすると、ポイントサイトを活用することで、宿泊代金の一部(数%)がキャッシュバックされるためだ。また、キャッシュバックに加えて、ホテルズドットコムが提供している10泊すると1泊無料という会員プログラムにより、実質部屋代金の10%がキャッシュバックされる。これらを合計すると、部屋代金の20%弱のキャッシュバックを受けることも可能だ。ポイントサイトのキャッシュバック率は時期によってかなり変動するため、必ずしも毎回同じキャッシュバック率を受けられるわけではないが、宿泊予約する際には必ずトライしてみるのが良いだろう。
成田空港までシャトルバスで20分
成田空港近隣ホテルということもあり、比較的空港とホテル間は移動しやすい距離にある。ただ、成田空港近郊ホテルとしては、時間が掛かる部類で、シャトルバスで20分の距離。
ホテルから出発しているシャトルバスは30分単位で出発していることもあって、不自由はないと言えるが、近郊ホテルにしては30分単位で出発する便数の少なさに不便さを感じるかもしれない。
本館と別館からなるホテル
外観はかなりシックな建物。若干、年季が入ってるような気がしなもない。ただ、あまり近場で見てもよく分からない。こちらのホテルには本館と別館があるようで、本館側が室内をリノベーションされた部屋が提供されている模様。
チェックイン
今回は、東京駅から出発している高速バスであるアクセス成田を利用してホテルへ向かった。アクセス成田は、成田空港へ直行するバス以外にも成田空港近隣ホテルに直行するタイプのバスも運行している。
夕方の時間帯でないと成田空港近隣ホテル行きのバスは出ていないが、ANAクラウンプラザやヒルトン成田など複数のホテルを巡っていくため、成田空港の近隣ホテルに前泊する人にとっては非常に便利だろう。
1時間ほど東京駅からバスに乗って成田エクセルホテル東急へ到着した。 バスから降りてそのままホテルに入る。星3ランクのホテルではあるのだが、到着するや否やドアマンならぬドアガールにトランクを預かってもらい、チェックインカウンターへ誘導してもらえた。
予約段階では、喫煙ルームしか空いていなかったため、とりあえず喫煙ルームを予約していたのだが、私は喫煙者ではないため、当日チェックイン時に禁煙ルームがないかどうかを確認してもらった。そうすると、予想通り禁煙ルームを案内するできるらしく禁煙ルームにアサインしてもらうことができた。
予約時点で希望の部屋が予約できなくても、部屋構成や禁煙喫煙などはチェックイン時に対応してもらえることは多い。部屋の空室状況次第ではあるが、もし予約時点から部屋のタイプを変更したい場合には、ダメ元で聞いてみるのがいいだろう。
ちなみに、こちらのホテルの部屋の種類は以下のとおり。
- シングル
スタンダードシングル(16.1~16.4㎡)←予約部屋&宿泊部屋
セミダブル(21.0㎡)
リニューアルシングル(16.1~16.4㎡)
コンフォートシングル(23.4㎡) - ツイン
ツインA(23.3~25.4㎡)
ツインB(23.3㎡)
ツインC(28.4㎡)
エクセルツイン(23.3㎡)
リニューアルツイン(23.0~26.8㎡)
リニューアルツイン(28.7㎡)
リニューアルデラックスツイン(31.6㎡) - リニューアルダブル(21.0㎡)
- インペリアル(72.2㎡)
- FUJI(72.2㎡)
先ほどのドアガールに連れられて、部屋まで案内してもらう。部屋まで案内とはこれまたこの手のホテルにしては珍しい対応。もちろん嬉しい対応。
エレベーターの階数を見ると、11階までとなっており決して背の高いホテルではない模様。雰囲気を見てもやはりかなり築年数は眺めなんじゃなかろうか。
エレベーター前には珍しく有料チェンネル購入用のプリペイドカードの販売機が。これも時代を感じさせる代物。
さて、それはさておき本日の部屋1029へ入る。
スタンダードシングル
部屋のサイズはかなり小さめ。おそらくホームページ記載の数字と同じく、16㎡程度しかないのではないだろうか。ダブルベッドが1台とミニテーブルが入っただけで、ほぼ部屋のほとんどを埋め尽くしてしまった。
ウォークインクローゼットはなく、クローゼットは完全に壁掛けスペースになっており、空間的な制約を有効活用している部屋となっている。広さはないものも、部屋の中は清潔感があり、比較的快適な部類と言えよう。
機能的な面を言えば、単純にビジネスホテルとしては十分なサイズ感。東横インやアパホテルなどと比較すれば、十分なサイズ感とも言える。もちろんANAクラウンプラザやヒルトン成田と上位クラスのホテルと比べてしまうと部屋の狭さだったり、アメニティの貧弱さなど負けてしまう面が多いのはやむなしと言える。
ビジネスデスク
ビジネスデスクはこの通りテレビに直結しているというかこれビジネスデスクではない。ただの机ていうか小物置き。
朝食の宣伝紙が机上に置いてあり、朝食価格は約2200円。1人でこの価格だと、ちょっと高いようなと思うが、クオリティ次第なので不明。
ミニバー
ミニバーはなく冷蔵庫の中は空っぽとなっていた。さすがに連泊するような場所ではないため、冷蔵庫をうまく活用するかは、また微妙な話だろう。ちょっと飲み物を冷やしておくには丁度良いサイズで十分なタイプ。
クローゼット
クローゼットは壁掛けタイプ。スーツケース置き場やセーフティボックスなどスペースを有効に活用しているのがわかる。
バスルーム
バスルームユニットバスタイプ。ユニットバスでも日本でいう標準的なもので、かなりコンパクトなタイプ。バスタブに水が入るかためてみようとしたところ、泡だらけになってしまって、清掃状況が少々残念だったりした。
シャンプーやコンディショナー?リンス?などは備え付けのもの。この辺はホテルのランクが出ている。歯ブラシなど最低限のアメニティは完備されており、ホテルとして極端な不便さはない。
とりあえず、東京駅からバスに乗りっぱなしで疲れていたこともあり、部屋で落ち着いた後なので夕飯を買いにホテル横の売店へ向かった。
ホテル横の売店は屋外かつ夜10時まで
ホテル内にはコンビニが入っていないものの、小さめの売店が併設されている。ただ、残念なことにこちらの売店は一度ホテルの入り口から10メートルの場所にあり、一度ホテルの屋外に出なければならない、という非常に微妙な立地。
しかも売店は10時で閉店する点や品揃えはコンビニには遠く及ばず菓子パンやカップラーメン程度しか食事がない、という状況。もし宿泊を検討する場合にはホテル内レストラン等で食事をしてしまった方が(多少費用はかかるが)良いだろう。
朝食は今回パス・・・
ちなみに、今回は朝食を食べずに予約していた。翌日そのまま成田空港に行って朝食を取るため、ホテルは寝るだけの利用。朝食を食べる場合には、ホテル1階のレストランで食べることとなる。
スタートは朝6時からということもあって、早朝便でなければ利用できるかもしれない。
まとめ:価格優先派にはオススメ
ハード面:★★★☆☆:部屋の広さはやむなし
ソフト面:★★★★☆:シャトルバスの間隔が30分・・・
コスト面:★★★★★:安定して低価格で宿泊可能なホテル
アクセス面:★★★★☆:成田空港近隣ホテルの中では遠め
いろいろ書いてはいるが、成田空港の近隣ホテルとしては、値段の安さとサービスの効率のバランスが取れた地味にいいホテルだったりする。ただし、ホテルの売店は、屋外に設置しているなど、宿泊時に少々ハードかつ不便な部分も垣間見えるそんなホテル。
個人的には、IHG会員にワンドリンクチケットを提供するクラウンプラザの方が、部屋の広さの面であったり、バスルームの快適さだったり、24時間のコンビニが入っていたりなどの利便性で勝っていると感じるが、宿泊価格がこちらは3000円ほど高いことが多い。
利便性を取るか価格の安さを取るかは悩ましいものだが、宿泊人数に応じて決めてしまうのも良いだろう。個人的には2人以上で利用する場合は、より快適なクラウンプラザ以上のホテルを選ぶことをお勧めしたい。価格優先ならもちろんこちらのホテルをお勧め。以上、ご参考まで。