2022年9月某日、特に明確な用事はなかったのですが自宅を空けた方が都合よいタイミングだったため、以前から宿泊してみたかったノーガホテル秋葉原を予約しました。ノーガホテルは住友不動産の傘下が運営するビジネスホテルで、今後ラグジュアリーブランドへの展開も視野に入れた布石的な位置づけのホテル、と勝手に解釈しています。
目次
ノーガホテル秋葉原
ホテルランク:★★★☆☆
宿泊部屋:スーペリアダブルルーム
予約価格:約9,000円
予約方法:楽天トラベル経由
予約は楽天トラベルから
ノーガホテル系列は何か独自の会員プログラムなどはないため、私にとって最も使い勝手のよい楽天トラベルから予約しました。
ちなみにですが、旅行代理店サイトなどから予約をする際は、キャッシュバックサイトを経由して予約するのがおすすめです。日本だとハピタスなどのキャッシュバックサイトが有名ですね。楽天トラベルに限らずHotels.comやBooking.comなどのホテル予約サイトもキャッシュバックサイト内では対象となっており、キャッシュバック率が高い時期は8%バックにもなるときがありますので、他ホテルサイトを利用する際もぜひご活用ください。
JR秋葉原駅から徒歩10分弱
こちらのホテルはJR秋葉原駅の電気街口から出て徒歩10分弱の距離にあります。公式ホームページでは、徒歩6分と書いてありますがまず無理でしょうね。中央通りを信号に捕まらずに渡りきる必要がありますし、秋葉原の込み入った歩道を人にぶつかることなくまっすぐに歩く必要があります。その点を考慮すると、10分弱かかると解釈してホテルへ向かう方が現実的かなと。
入口はどこ?レストラン内に入口があるホテル
当初ホテルの場所まで来たのですが、そこにはレストランしかなくホテルの入口らしきものがありません。ここ実は、レストランの中にホテルの入口があって、レストランの中を通らないとホテルに入れない構造になっています。正直、結構冒険的なデザインだと思いますが、どうなんでしょうね。私は若干嫌だな~と思いました笑。
また、このホテルの周辺環境が非常に良くない点も眉をひそめる原因となりました。というのも周辺は飲食店・電気雑貨店・メイド喫茶などが多数あり、路上での呼び込みも多いエリアになっています。人の往来も相当激しく、地上出入口付近はとにかく人だらけ。ホテル内部はそんなことはないのですが、ここまで落ち着かない雰囲気のエリアも珍しなと思いました。
コンビニはホテルの隣のブロックにあるため、決して遠くはないのですが、対角線的な位置にあることもあり、100メートル程度は離れています。雨天時はだいぶ不便でしょうね。
総合的に立地条件はビジネス向きでなく、むしろ観光客向きなんだろうなとこの時点で感じました。
レストラン2階にたたずむコンパクトなフロント
ホテルフロントはレストラン2階にあり、ホテル宿泊客だけが利用するため、1階は入口外のような喧噪を感じることはありません。かなりコンパクトなフロントとなっており、待合せなどに利用できるかは微妙なスペース感と言えます。
2階の階段踊り場から階下を見ると、1階レストランのバーカウンターを見下ろすことができます。なかなかオシャレなんですよね、これがまた。
ただ、翌日チェックアウト時にホテルを出た際に、このバーカウンターに一列にノマドワーカーなのか、ノートPCを並べて作業する集団がいました。雰囲気に合っていませんが、そういう使われ方をするレストランのようです。
フロントでチェックインした際に、充電コードの無料レンタルをサービスしてくれています。今ではそこまで目立つサービスではありませんが、こういうところは嬉しいですね。
SDGsのためか、アメニティはフロント前の棚からセルフで持っていくスタイルとなっていました。
写真左側に写っているコインですが、こちらはフリードリンクチケット代わりのようです。メニューを選べるわけではないのですが、1階レストランでスパークリングワインをサービスしてもらえます。
さて、チェックインの手続きを済ませ部屋へ。
スーペリアダブル
さて、こちらの部屋の種類なのですが、☆3ホテルランクであることもあり、基本ビジネス利用者向けのコンパクトな部屋が多いと言えます。
- ダブル 18㎡
- スーペリアダブル 21㎡~ ←予約部屋&宿泊部屋
- ハリウッドツイン 21㎡
- ツイン 21㎡
- デラックスツイン 35㎡
- スーペリアツイン 29㎡
- ゲーミングツイン 29㎡
- ゲーミングバンク 21㎡
ゲーミングツインなど秋葉原をモチーフにデザインした部屋があるのが面白いですね。秋葉原=eスポーツと考えているのであれば、相当安直だと思いますが。
部屋のドアを開けて見える景色はこちら。21㎡なので決して広くはありません。
ダブルサイズのベッドがどーんと見えてきます。なかなかベッドサイズは大きいですね。
逆側から見てもなかなかに大きい。ベッドのマットレスも硬さは程よく、自宅にもこれくらいのマットレスが欲しいなぁとつい思ってしまいました。
窓側には二人掛けソファと丸テーブル。ビジネスデスクはないため、丸テーブルを使用することになりますが、正直PC作業はかなりしんどいですね。やはりビジネス向きではないお部屋と言えます。
ベッドの正面にはテレビとミニバー。あまりスペースはないものの、一人での宿泊であればそこまで不自由はないかと思います。
ベッド脇のライトコントロールはなかなかオシャレなアナログ仕様。これなかなか良かったですね。レバーの上げ下げが80年代の機械を触っているようなギミック感があり、無駄に上げ下げしてしまいました笑。
ミニバー
テレビの下にあるミニバー。台の上に鎮座しているのは、ブルートゥーススピーカー。スマホからブルートゥースを接続させて、室内スピーカーとして利用できます。実際に使用してみましたが、なかなか迫力あるサウンドなんですよね。スマホで普段流れて聞く音からすると、何倍も臨場感が出る音響になっており、接続も簡単でこんなにも良いものなのかと思いました。
ミニバー内には無料のボトルウォーターが2本。マグカップ類が置いてあり、お茶はあるものの、インスタントコーヒーはありません。
ミニバー上部の引き出しにセキュリティボックスがあります。セキュリティボックスと言っても薄型で、あまり容量は大きくないタイプですね。
部屋にはオープン型クローゼットでスペースを省エネ化しています。このあたりは昨今のホテルのトレンドと言えます。
バスルーム
バスルームはタンクレス。このへんも最近のホテルでは主流と言えそうです。タンクありのホテルが逆に珍しくなってきたのかもしれません。
こちらは洗面台。若干コンパクト。物を置くスペースがかなり限られているので、若干窮屈感は否めないのですが、やはり1人宿泊であればそこまで気にするほどではないかなと。
こちらはバスタブなしのシャワールーム。私は冬でもシャワーのみで済ませてしまうことが多いので、人によってはちょっと不満感じてしまうかもしれませんね。ただ、こちらはレインシャワーも付いていますし、何より水圧がハイパーストロングなシャワーを浴びれることもあり、私の中では”限りなく良いシャワーブース”に分類できます。
外の景色は雑居ビルビュー
秋葉原というエリアですから、しかもそんなに背の高くないホテルですので景観は雑居ビルビューでした。ここは期待する部分ではないでしょう。
夕食は1階レストランで
こちらのホテルでは、チェックイン時にフリードリンク用のコインが配られており、せっかくなので利用してみました。スパークリングワインを無料でサービスしていただけます。また、サツマイモチップスだったか、おつまみ的なチップスもサービスしていただけました。
夕飯はせっかくなのでこちらで食べることに。ピザは「マルゲリータ」と「クアトロフォルマッジ」があるのですが、私は迷うことなく「クアトロフォルマッジ」を選択します。少々、一人で食べるにはかなりボリュームがあり、前菜など何も食べていなかったため、ぎりぎり食べ切ることができました。非常に美味しかったです。
ちなみに、ビール2杯とクアトロフォルマッジをオーダーして、大体3,000円++ってところでした。宿泊者には1割引きのサービスがあるようで、幾分抑えられた金額のようです。
朝食は今回もパス
残念ながら、というか毎度朝食はパスしているので、今回も朝食なしのプランで宿泊しました。昔はかなり朝食をしっかりめに食べていた時期もあったのですが、コロナに入ってインドア生活も長くなって食生活に気を付けるようになってからは胃腸を休めるために朝を抜くことが多くなりました。そもそも食欲が沸かないという問題も個人的にはあるのですが。
予約時の朝食価格は1,700円くらいのようです。当日予約なしで朝食を食べると1,980円と割高になってしまうため、もし確定しているのであれば予約時に朝食付きの宿泊プランを選択した方が俄然お得かと思います。
まとめ:ビジネスには不向き。外国人観光客向き。
ハード面:★★★☆☆:内装は快適。シャワー水圧良し。
ソフト面:★★★☆☆:基本セルフ、とはいえ無料のサービスも地味にあり
コスト面:★★★★☆:価格帯は平日1万円以下でも宿泊可能
アクセス面:★★★☆☆:徒歩圏だか駅まで近い?近くない?
年々私自身の評価が厳しくなっている傾向もあるのですが、今回の宿泊は良くも悪くもという印象を感じた次第です。
あまり良い印象を感じなかった点が3つあり、簡単に列挙すると以下のとおり。
・好みが分かれるが、周辺環境がビジネスに不向きで意外と不便
・室内で仕事がしづらい(デスクがミニテーブルのみ)
・忘れ物に対するフロントの事務的な対応
ビジネスユースの視点だと若干苦しい部分が複数あり、やはり観光ユースでの利用が最も適しているのかなと思います。お部屋でゆっくりするよりは、朝から晩まで外出をするタイプの利用に適していることは間違いありません。
別の観点で忘れ物に対するフロントの対応も少々気にかかった部分でした。まぁ、事務的であることは間違いなく、それを否定するものでもないのですが、「別にうちのホテルに二度また泊まらなくていいですよ」というメッセージを添えたかのような対応を感じた点は少々残念だったなと。以上、ご参考まで。
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