【特典航空券】ふらっとバンコク。BA Aviosで行くショートトリップ

最近はバンコクに行く用事が増え続けています。バンコクへの行き方は無数ありますが、何度も何度も足を運ぶのは体力的に相当しんどいところ。マイル残高もごりごり減ってしまうのでなかなか悩ましいですね。マイル節約目的で今回は、ブリティッシュエアウェイズのAviosを利用して、お得に発券することにしました。

ルーティング

・必要マイル数 12,500マイル(ブリティッシュエアウェイズ)
・諸費用 約3,000円
・航空会社 JAL
・ルート:成田~バンコク
・予定機材:成田~バンコク ボーイング777

注意
上記は2017年時点で発券しています。2020年2月現在では必要マイル数が増加している点に注意が必要です。なお、以下の情報は、2020年2月現在の情報を元に更新をしております。

ブリティッシュエアウェイズ(以下、BA)を利用した特典航空券となります。今回はマイル節約のためにエコノミークラスでの予約をしました。

もし、ただただ安く東南アジアへ行きたいのであれば、LCCを使うことを推奨します。東南アジアへはエアアジアやスクートといったLCCが多数飛んでいます。そのため、キャンペーン等を狙って予約をすれば、片道1万円以内で行くことが可能です。ただ、通常価格だと、片道2万円あたりが相場となってきます。JAL航空券であれば、往復6万円弱あたりが最近の最安値価格帯となってきますが、片道での発券は割高となる場合が多いので、予約する際は現実的ではないでしょう。

特典航空券予約のポイント

BAのマイレージプログラム(ブリティッシュエアウェイズ エグゼクティブクラブ)は特典航空券の予約に必要なマイル数を距離に応じて決定する仕組みが採用されています。
※BAではマイルのことをAviosと呼んでいます。当記事上ではマイルと表記。

(2020年2月現在の必要マイル数チャート)

大きな特徴として、短距離における必要マイル数が少なめ、長距離路線は必要マイル数が多くなるように設定されています。

例えば、東京ーロンドン間はゾーン7(距離5,501-6,500miles)に該当しますが、エコノミークラスの必要マイル数は片道31,000マイル、ビジネスクラスの必要マイル数は片道92,750マイルとなっています。同区間におけるJALの特典航空券の必要マイル数がエコノミークラス往復55,000マイル、ビジネスクラス往復85,000マイルであることを考えると、長距離はあまりお得とは言えませんね。

東京ーバンコク間は距離3,000miles以下

しかし、一方で短距離路線については相対的にお得な内容となっています。今回は、その中でも東京ーバンコク間が距離3,000milesに収まる点を利用しました。必要マイル数12,500マイル(2019年5月に改悪され13,000マイルとなりました)という少ないマイルで特典航空券の予約を行うことができるのがこの特典チャートの嬉しいポイントです。

同区間をJALマイルで特典航空券を予約する場合、エコノミークラスは往復35,000マイルが必要な点を考慮すると、BAマイルでの発券は十分利用価値があるのではないでしょうか。

ANAの場合は、レギュラーシーズンで35,000マイルが必要となります。ローシーズンでも30,000マイルが必要となり、BAマイルに優位性がある状況ですね。

乗継は割高となる可能性があるため、直行便を狙う

ちなみにですが、BAマイルはフライト単位で必要マイルを換算するため、目的地までの途中で乗継が発生する場合は、他社マイレージと比べて割高になってしまう可能性が高いです。特典航空券予約の際には、直行便で予約しないと必要マイル数が上がってしまう点には注意したいところですね。

また、距離2,000-3,000miles以上のクラスになると、ビジネスクラスはエコノミークラスの3倍のマイルが必要となってきます。そのため、これ以上の距離のビジネスクラス発券はあまり美味しくはありません。

東京ーバンコク間は当日アップグレードでプレミアムエコノミーが狙える路線

実は、東京ーバンコク間はプレミアムエコノミーが設定されている路線です。そのため、予約はエコノミークラスであったとしても当日アップグレードを申し込むことで、空席さえあればプレミアムエコノミーに搭乗することができます。

プレミアムエコノミーへの当日アップグレードは、2017年4月より現金20,000円(東京ーバンコク間)に値上げされました。お得かどうかはかなり判断が難しいのですが一つの選択肢として考えたいところですね。

ブリティッシュエアウェイズ エグゼクティブクラブの特徴

出張族の間では、比較的有名なBAのマイレージプログラム。お得なのは確かなのですが、一般的に言われている特徴を紹介しておきます。

国内線は必要マイル数6,000Avios

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国内線は離島を除いて、いずれもその距離が650milesに収まります。東京ー大阪はもちろん、東京ー福岡、東京ー新千歳、東京ー鹿児島など国内のほとんどの地域へ必要マイル数6,000マイルで予約することができます。

JALマイルの場合、特典航空券の予約には最低6,000マイルが必要な点から考えてもBAマイルを利用する利点は大きいでしょう。
※JALが提供している”どこかにマイル”では必要マイル数往復6,000マイルで国内線を発券できるものの、目的地を操作できるわけではないのでここでは割愛します

ただ、1点非常に残念な話ですが、大阪ー新千歳間は距離650milesを超えており、必要マイル数が片道9,000マイルとなってしまいます。関西在住の人にとっては悲しい事実と言えますね。。。

東京ー釜山も必要マイル数6,000Avios

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韓国の釜山(プサン)も距離がギリギリの650miles以内。成田線しかないのが、使いづらいところではありますが、お手軽海外旅行を楽しむにはいいスポットです。

なお、以前は大阪ーソウル(金浦)間も距離650miles以内なので、大阪ーソウル間は大変お得なスイートスポットでしたが、JALは当路線を運休してしまったこともあり、実現不可能となってしまいました。

東京ー香港ビジネスクラスの必要マイル数は片道22,000Avios

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先ほど、東京ーバンコク間のビジネスクラスはあまり美味しくない、と述べさせてもらいましたが、距離2,000miles以内に収まる東京ー香港間は非常に美味しい路線と言えます。

エコノミークラスの必要マイル数が11,000マイルである点も非常にお得ではありますが、ビジネスクラスに至っては、その2倍の22,000マイルで予約が可能です。ビジネスクラスを楽しむにはそれなりの距離が必要なのですが、東京ー香港間であれば4時間弱のフライト時間であるため、そこそこ満足できるはずではないでしょうか。

また、東京ー香港間はワンワールド加盟のJALとキャセイパシフィックの2社が運航しています。どちらのビジネスクラスも高品質であることは間違いなく、特典航空券の受付状況を柔軟に選択できる点も嬉しいポイントですね。

BA Aviosを貯めるには?

さて、ここからはBAのAviosをどう貯めるかについて紹介していきます。

アメックスゴールド、SPGアメックス等からのポイント移行

アメックスが頻繁に入会キャンペーンを行っていますが、入会キャンペーンで獲得したポイントをBAマイルへ移行することが可能です。入会キャンペーンだけでなく、日々のカード利用で獲得できるポイントも合わせて、BAマイルへ移行すれば毎年国内旅行2~3回程度できるぐらいのマイルが貯まりますね。

特にSPGアメックスは、マリオットポイント60,000を25,000マイルへ移行できることで知られています。マイルに詳しくなくても簡単にできる現実的に利用価値が高い方法の一つと言えます。

なお、プロパーカードであるアメックスグリーン、アメックスゴールド等のポイントは1ポイント当たり0.8マイルの交換比率となっています。この点は十分注意したいところですね。

※米国アメックスのクレジットカード等の場合、度々キャンペーンが実施されており、ポイント移行時にマイル交換比率がアップする場合があります。ただこれは、日本在住者の場合、利用するのは残念ながら非常に難しいと言えます。

イベリア航空からのマイル移行(グルーポン)

イベリア航空のAviosはブリティッシュエアウェイズのマイルと相互交換ができます。そのため、イベリア航空のマイルを獲得できれば、用は足りてしまうということです!

スペインのグルーポンでは、イベリア航空のAviosを不定期で格安販売しており、当該販売キャンペーンを利用してイベリア航空マイルを貯めることができます。

なお、過去のキャンペーン時では(為替の影響がどうしても入ってしまいますが)1Avios当たり1.5円程度の販売であり、購入できるマイル数は限定されている上に英語表記もないため、やや難易度が高い方法と言えます。

注意
2020年2月現在スペイン版グルーポンの不定期セールはほとんどなく、アジア在住者へのマイル交換は無効となる旨が付帯条項に追記されるようになりました。この方法による貯め方は、リスクが高いことを承知した上で利用するのがよいでしょう。

ロケットマイルズ、カリゴでのホテル宿泊

こちらはホテルを利用して、マイルを貯める方法。非常に簡単かつ大量のマイルを獲得できるので便利ですね。

まとめ:短~中距離移動のBA Aviosはまだまだコスパ良

ブリティッシュエアウェイズのマイレージプログラムは明らかに短距離でのコストパフォーマンスに優れています。BAの本拠地はイギリスのロンドン。そのため、ロンドンから欧州への移動が中心となってきますが、欧州への移動はいずれも短距離でそこまで距離がありません。

このように短距離でも少ないマイルで発券できるあたり、欧州向けに作られたプログラムのように感じますが、東南アジア間での移動や日本国内でもそれが応用できるとあって非常に嬉しい限りです。

地味ながらエコノミークラスの東京ーバンコク間もなかなかお得なルートであるため、選択肢の一つとして入れておくと旅程の幅がまた一つ大きく広がるのは間違いありません。以上、ご参考まで。



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