[TG661]タイ国際航空ファーストクラス 羽田~バンコク 搭乗記

2017年2月某日、今回の旅程は東南アジアを周る形でバンコクとシンガポールを訪れます。航空券の手配はこちらの記事を参照。

出発地は、まず羽田から。タイ航空のファーストクラスでまずはバンコクへ向かいました。

タイ航空ロイヤルファースト

タイ航空ロイヤルファーストは、有償で発券すると往復航空券で約40万円ほどの価格で販売されています。ファーストクラスとしては比較的安価な部類のチケットですね。片道は大体20万円ほどの価格とみなしても差し支えないでしょう。

一方でANAマイルで発券した場合は、バンコクとの直行往復便であれば、105,000マイル+諸税で発券可能です。経由地付きであれば、114,000マイル+諸税で発券可能。片道航空券の発券はルール上できませんが、理屈上は52,500マイル程度が費用としてかかっている計算になります。

さて、20万円程度の価値は見いだせるのでしょうか。





タイ航空 ロイヤルファースト チェックイン

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出発当日は、羽田空港国際線ターミナルに出発4時間前に到着しました。JALやANAならばホーム空港なのでチェックインは可能なんでしょうが、今回はタイ航空なのでちょっと早過ぎます。ラウンジでシャワー浴びる時間も含めて前倒しして来たので、このままだと1番目にチェックインできそうな予感がします。

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受付が始まるまで空港内を散歩しつつ時間をつぶしました。しばらくすると手荷物チェックインが始まったようなのでカウンターへ向かいます。エコノミーは相当長く、ビジネスも数人待ちではあったもののファーストはガラガラです。

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ファーストクラスのカウンターでほんの数十秒でチケットを渡され、地上スタッフに連れられて優先手荷物検査場へ案内されました。

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出国審査を待ち時間ゼロで通過しそのままANAスイートラウンジへ。ここでシャワーを浴びて、搭乗前に一杯することとします。

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ANAスイートラウンジの感想についてはこちら。

タイ航空 ロイヤルファースト 搭乗

搭乗時刻が近づいてきたこともあり、ラウンジを出てゲートへ向かいます。

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ゲート前ではすでに搭乗待ちの乗客がかなり待っていました。ボーディングの順序はロイヤルファースト(ファーストクラス)、ロイヤルシルク(ビジネスクラス)、エコノミーの順。とりあえず並ぶほど急ぐ理由はなかったのですが、とりあえずファーストのレーンに並んでみます。

前後にはもちろん同じ便に乗るファースト搭乗者がいるのですが、予想してたよりもタイ人や香港系の人が多かったです。日本人は自分以外に1人。30代~50代のビジネスマンですね、全員。”やたらビジネスクラスは列が長くなっているな”と横を眺めて見ると、彼らは逆にファースト乗客を眺めてくるお返し。うーむこの視線の嵐はちょっとやだな笑。

そんなこんなで数分後に搭乗開始。4番目にゲートを抜けて機内へ入りました。

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はい、中距離クラスの機材では恒例の分かれ道。ここを通過するときは、気持ちがちょっと高鳴るのは自分だけではないはず。

TG661 ロイヤルファースト シート

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羽田バンコク間のタイ航空はボーイング747で運行されています@2018年5月現在。機体のコンフィギュレーションはファースト9席。両窓側に3席、3席配置され中央スペースに3席配置されています。今回の自分の座席は3Cでした。

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第1印象は、飛行機の座席とは思えないほどの座席の広さですね!横幅はエコノミー2席分のスペースがあります。縦幅に至っては窓4つ分を贅沢に使う座席です。

機内エンタメ用モニターはこれまた巨大で遠い!手元のコントローラーでもちろん操作ができるようですが、自分の座席が悪いのかレスポンスがひどく悪い模様。うーん、これはいただけない。。。

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こちらはシートコントローラー。タッチパネル式となっています。機内エンタメコントローラーはこちらに。USB接続もあり、機能性は十分。残念ながらアウトレットは見つけられず。

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こちらは収納スペース。ノイズキャンセリングのヘッドホンもこちらにあり。

TG661 ロイヤルファーストアメニティ

タイ航空ファーストクラスではリモワのポーチに入ったアメニティが配られます。というか座席に置いてあります。中身はこんな感じ。こちらはファーストクラス専用のアメニティとなっているところが、さらに嬉しいポイントです!

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  • Brush & Comb
  • Slumber Shade(アイマスクってこういう言い方もあるんだね)
  • Cotton Buds(綿棒)
  • Facial Mist
  • Moisturizer(モイスチャークリーム)
  • Toothpaste
  • Mouthwash
  • Toothbrush
  • Lip Balm(リップクリーム)
  • Comfort Socks

ブランドはMONTEIL。日本じゃあまりピンと来ないブランドのような気がしますが、どうでしょうか。知っている人は知っているのかな。

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さて、出発前に座席でリラックスすると、CAからパジャマについての確認が。

タイCA「SMLのサイズをお選びください」

ふむー、深夜便ということでパジャマの提供がありましたが、6時間程度のフライトだと着替えるのがちょっと面倒かもと個人的に感じます。嬉しい配慮と言えば配慮なのですが。

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結局のところ、やはり6時間前後のフライトなので着替えることなく過ごしてしまいました。さすがに持ち帰るには荷物になるし、今回の旅程では荷物スペースはできる限り抑えたいということもあり、機内へ残すこととしました。次回は持って帰って来てもいいかな。

ロイヤルファースト ウェルカムサービス

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出発前にはおしぼりと一緒にウェルカムドリンクが振舞われます。タイ航空が提供しているシャンパンはドンペリニヨン2006。せっかくのファーストクラスなので遠慮なくドンペリタイムを楽しむことに。ドンペリを飲むのは初めて。あら、美味しい。

送料無料 ドンペリニヨン(ドンペリニョン)(ドン・ペリニヨン)(モエ・エ・シャンドン) 白 2006 並行 箱付 750ml 6本まで1梱包となります 九州、北海道、沖縄送料無料対象外、クール代別途 シャンパン フランス あす楽

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ドンペリを楽しみながら、ホワイトチョコレートをいただきます。座席にいると時間が経つのは、あっという間ですぐに離陸に向けて動き出しました。そして数分後には離陸。

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いやあ、本当素晴らしいですね。極上です。

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離陸後まもなくメニューが案内されました。この段階で到着前の朝食メニューを決めることになります。

ロイヤルファースト 軽食

離陸後数分すると軽食の準備が始まります。こちらは何もせずとりあえず食卓の準備をCAの方に任せました。

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まずは、タイ風春雨サラダと豚肉の串(ナンダコレ感)。塩掛けて食します。

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後からポテトとにら葱のスープ。こちらのスープは美味。深夜なのにこれは本当旨かったなぁ。

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シャンパンを飲みながら、マレーシア航空での満腹地獄を思い出し、半分程度食べて下げてもらいました。残念ながら、羽田バンコク線ではキャビアは提供されていないようです。ちょっと期待していただけに非常に残念。

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軽食を食べ終わった後は、ソフトドリンク(オレンジジュース)とグリーンティーで緩く就寝モードへ。シートをフルフラットに変形し、シートカバーをかけます。

この後は3時間ほど熟睡タイム。機内とは思えぬ快適空間を過ごさせてもらいました。

ロイヤルファースト 朝食

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若干寝不足感があるものの、到着2時間前ということで起床します。朝食の準備のためか後ろの方から美味しそうな匂いが漂ってきました。眠いのはもちろんなのですが、就寝前の食事をセーブしたこともあって、食欲は万全です。

ただ。バンコク線はフライト時間が中途半端なので、軽食から朝食までの間隔が短く、とても熟睡はできそうにないですね。

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パンに塗るソースをいろいろと準備してもらいましたが、プレーンかバター派の自分は手を付けず。そして、バターがやたらおしゃれ。

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パンは暖められて提供されます。もちろんお代わり自由。そして、フルーツ盛り合わせがメインの前に提供。

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朝食のメインは、

  • アップルパンケーキ
  • スクランブルエッグクレープ ボロネーズソース添え
  • 燻製ハム

をチョイス。

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ヨーグルトも朝食と一緒に提供されました。そうそれは・・・

最高級ブランドの明治ブルガリア。。。

ブルガリアヨーグルト。。。

超ショック。。。

目覚めのコーヒーを頂いて気分をリフレッシュ。

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朝食の提供が終わると、到着60分前。グリーンティーを飲みながら、到着までの短い時間を楽しむことに。1時間ほどのフライトの後、無事ランディング。

タイ航空 ロイヤルファースト 到着後

名残惜しいファーストのシートの居心地を噛み締めつつ、無事着陸。駐機場まで移動します。

実際、着陸後まではかなりの時間数があったもののドアをオープンさせるとファーストから優先的に降機を案内され、ほぼ先頭で降機。てか、先頭のビジネスクラスの方々が割り込もうとしていて、見苦しいとさえ思ってしまうブルジョア気分。ものの数時間で人の感性は変わってしなうものなのでしょうか笑。

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到着口と言っても飛行機を出て、すぐのところには自分の名前が書かれたプラカードが。グラウンドスタッフに案内され、スワンナプーム特有のカートでイミグレまで運んでもらいました。こっちの人は空港内であっても結構なスピードを出してカートを運転するので非常に爽快。VIP感が高く嬉しいですね。

入国審査はもちろんプライオリティレーン。待ち時間ほぼゼロで手荷物受け取りレーンまで案内してもらえました。

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イミグレを出てもタイ航空はお付き合いしてくれます。

タイ航空GA「荷物出てきたら教えてください。私共が取りに参ります」

と告げられます。荷物ぐらいもちろん自分で取れますが、こういう些細な部分までサービスしてくれるのは本当嬉しいところ。数番目に出てきた荷物をピックアップしてスワンナプーム出口へ向かいました。





まとめ:極上シートで快適フライト

前述のとおり、タイ航空の東京バンコク間ファーストクラスは大体40万円ほどで販売されていることが多いです。単純計算で片道20万円。マイルバックを考えても有償なら実質片道16~18万円といったところでしょうか。

マイルなら往復10万マイル、片道ざっと5万マイルです。個人的に片道10万円以上の価値があるかどうかはだいぶ疑問が残りますが、ファーストクラスに乗るという経験や優雅な空の旅を味わう上ではお手軽なのかもしれません。

なお、いくつかダメ出しをしておくと

  • 機内wifiに対応していない
  • 日本人パーサーがいない(すべて英語で会話しましょう)
  • 東京バンコク間ではキャビアの提供がない(個人的な残念ポイント)
  • 機内エンタメのレスポンスが最悪
  • 東京発のファーストラウンジが芋洗い状態でVIP感ゼロ
  • ヨーグルト。。。

後日バンコク発ファーストクラスを経験しましたが、明らかにそちらのクオリティがこちらのフライトを凌駕していました。発券するのであれば、現地発の片道ファーストをぜひおすすめしたいですね。以上ご参考まで。






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