【特典航空券】ANAマイルで海外発券をよりお得にする

さて、今回もかなり特殊な話。ANAマイルを所持している方であれば、いつか特典航空券と交換することを一種の目標としている場合も多いでしょう。現在住んでいる場所~目的地の往復航空券をマイルで予約することができる航空会社のマイレージプログラムですが、実はその裏に複雑なルールがあり、適切に理解すれば旅の自由度が高まることが知られています。今回はそんなマイラー向けのTipsを紹介します。

ANAマイルで海外発券をよりお得にする

※なお、実際の発券および搭乗は自己責任でお願いします

ルーティング

・必要マイル数:63,000マイル(ANA)
・諸費用:約24,000円
・ルート①:プーケット~バンコク~東京(羽田)
・ルート②:東京~台北(松山)、台北(桃園)~沖縄~福岡
・ルート③:福岡~バンコク~プーケット
・予定機材(ルート①):ボーイング747(タイ航空)、ボーイング789(ANA)
・予定機材(ルート②):ボーイング788(ANA)、エアバス321(エバー航空)、ボーイング767(ANA)、
・予定機材(ルート③):エアバス330(タイ航空)、エアバス330(タイ航空)

以前紹介したANAマイルの特典航空券の予約方法で紹介したバージョンを海外発券として使用したものとなります。そこまで特殊なことはしていませんが、あまりマイルの使い方に慣れていない方の場合には、ちょっと理解し難い部分も多いので、解説していきます。

なお、以前に書いたこちらの記事を先に読んでおくと理解は早いかと。

【特典航空券】ANAマイル乗継で海外旅行へ2回行く

ルート① プーケットから帰国する

もうこの段階で訳分からない人もいるかと思いますが、この航空券の最初はプーケットから日本へ帰国するところから始まります。

これはプーケット在住者のための特典航空券だから、というわけでは全くありません。あくまで日本在住者向けの発券方法です。

具体的に言うと、元々片道でプーケットに行く旅程を組んで置き、その帰路の出発地点としてこの航空券を利用するということとなります。そもそもプーケットに片道で行くケースを想像できないかと思いますが、一般的な海外発券や片道だけお得な航空券を手配できた場合などに起こるケースと言えます。

また、このときバンコクでの滞在は24時間以内の乗継扱いとなります。到着後24時間以内に出発する旅程となるため、若干慌ただしい感じになりますが、バンコクで1泊する予定です。

ルート② 台北、沖縄、福岡で乗り継ぐ

おそらく一番謎に感じるのはこの箇所かと思います。旅程としては台北、沖縄の2ヶ所は乗継扱いとなるため、ここも到着後24時間以内の滞在となります。別にスケジュールさえ合うのであれば、台北でなくとも最終目的地であるプーケット以外のソウル、上海、ホーチミン、バンコクなど条件に合致する空港であれば乗継が可能です。

福岡到着後は、ストップオーバー(途中降機)を予定しており、国内線で一旦東京まで戻る予定です。

ルート③ 福岡からプーケットへ向かう

最後は福岡発の便に乗るため、何かしら東京~福岡の国内便を予約した後に、福岡発の便からバンコクへ向かいます。

ちなみに、最終目的地はバンコク着でも良いのですが、せっかくなので出発地であるプーケットまで再度行くこととしました。

発券のポイント

発券をするに当たっては提携航空会社特典航空券のルールを踏まえて、ルーティングおよびスケジュール調整をする必要があります。うまく使いこなしている人も多数いますが、ある程度の特典航空券の発券経験がないと難しいかもしれません。

どこでストップオーバー(途中降機)を使うか

途中降機(24時間を超える滞在)日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。乗り換え日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。
※目的地は乗り換えの回数に含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。

ANAホームページ

ANAが定めている提携航空会社特典航空券のルールでは、途中降機を往路、復路のいずれかで1回することができます。

海外発券で航空券を予約する場合、日本の所在地を目的地にすることが一般的です。そして、目的地以外の一ヵ所をストップオーバーする都市として選ぶことが可能となります。

今回は、ストップオーバーする都市を「福岡」とすることで、福岡から自宅の東京まで帰りやすい旅程を組みました。海外発券であるため、1回の特典航空券で3つの旅行(最初と最後は片道分)を予約することができたこととなります。

ちなみにですが、東京を目的地としているため、東京で再度ストップオーバーはできません。ストップオーバーを利用する場合は目的地(東京)以外の都市とする必要があります。

乗継ができる空港

今回は、ルート②において東京~台北~沖縄~福岡で乗継(ストップオーバー含む)をして、最終目的地があるタイへ向かう旅程となっています。この乗継の条件は、

往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由することはできません。

ANAホームページ

というルールがあるため、「往路の最初の都市=プーケット、往路の最後の都市=東京、復路の最初の都市=東京、復路の最後の都市=プーケット」を経由しないように旅程を組む必要があります。

ルート②では、東京~台北~沖縄と台北で乗継をしていますが、極端な話をしてしまえば、バンコクで乗継することも実際可能です。仮に、乗継本数の要件(海外で往路または復路それぞれで各2回)を満たせるのであれば、東京~バンコク~沖縄のようなルーティングも可能となります。

現実的な話を言うと、そもそもバンコク~沖縄には直行便はありません(※)し、他の都市を経由するルートを考えた場合でも乗継要件に引っかかってくるため、発券の難易度は跳ね上がることになります。

※ スターアライアンス便およびANA提携航空会社の便はありませんが、ピーチ航空が2019年6月現在沖縄~バンコクの便を飛ばしています。

最終帰着地は出発地と同じ国であればどこでもOK

出発地と最終帰着地が異なる場合、同一国内であることが必要です。

ANAホームページ

最後のポイントは出発地と最終帰着地のルールとなります。これは文字通り、出発地と最終帰着地は同一国内とする必要があるという制約条件です。

逆手にこれを読むと、同一国内であればどの空港に最後戻って来てもよい、という意味になります。出発地が東京であれば、最後は沖縄に帰ってもよい(日本国内でストップオーバーをしない場合は乗継で沖縄まで飛ぶ必要があります)、という話です。出発地が海外であれば、その出発国のいずれの都市で最後終わってもよい、というルールです。

海外発券という特殊な発券をしている場合に限り、旅程の最初のフライトと最後のフライトは、旅程こそ1つになっているものの、日程的な面を考えると全く異なる旅行を組み合わせたものとなります。実際に私が予約した旅程は3つの旅行が組み合わさった極めて特殊な旅程であるため、最初の出発地と最後の帰着地を同じ場所とする必要性がありません。

なので、海外発券で特典航空券を予約する場合、同じ国に再度行かなければならない、という制約はありますが、別の都市を最後の帰着地とすることができるため、ちょっとお得に旅をすることができるという側面を持っています。

ANAマイルをどのように貯めるか

さて、ここまで発券方法について述べてきましたが、そもそも発券するためのANAマイルをどうやって貯めるのかという話について簡単に述べておきたいと思います。基本はフライトで貯めるのが王道ではありますが、出張などがない人にとっても貯めやすい方法が存在します。

ただ、個人的には今からANAマイルを貯めるのは正直結構面倒くさいですし、貯めたところで(特にサラリーマンなど休日を柔軟に使えない方は)思うように特典航空券を発券できないというジレンマに陥るのではないかと感じています笑。

ポイントサイト経由からのLINEルート

2018年3月までのドットマネーを経由させたソラチカルートの代替手段として考案されたのが、LINEルートとなります。元々ポイントサイトからのソラチカルートを回してきた人にとってはそこまで負担感のあるものではありませんが、これから始めようとする方にとってはかなり難易度の高い方法と言えるかもしれません。

詳細は割愛しますが、

  • Gポイントまたはポイントタウンなどにポイントを集める※1※2
  • LINEポイントにポイントを移行する
  • メトロポイントにポイントを移行する(0.9倍されます)
  • ANAマイルにポイントを移行する(0.9倍されます)※3

※1 Gポイントへ移行できるポイントサイトとしてモッピーちょびリッチ、ワールドポイントプレゼント(三井住友VISAカード)などがあります
※2 ワールドポイントプレゼントを経由させる場合、上記以外のポイントサイトからもポイントの移行が可能となります
※3 ソラチカカードを持っているとANAマイルとの移行比率が上がります

正直、ポイントを貯めるだけでも苦労する話なのに、移行も大変だと初心者にはかなり厳しいかもしれませんね・・・。

クレジットカードで貯める

比較的簡単に貯められる方法として、クレジットカード決済で貯める方法があります。もちろんそれなりの決済額が必要となってきますが、入会キャンペーンなどと併用すれば、そこそこ貯めやすい方法と言えます。

ANAワイドゴールドカード:100円につき1.0-最大1.6マイル

年会費は約15,000-33,000円。継続ボーナス、フライトボーナスなどもあるため、比較的ANAマイルを貯めやすく、ANAマイル貯蓄用のクレジットカードと言って間違いないでしょう。クレジットカードも4大ブランドすべてあり、日常使いでも利用しやすい点もメリットとして挙げられます。

SPGアメックスカード:100円につき1.25マイル

年会費は約33,000円。ホテル系列のクレジットカードの中で、現在頭ひとつ抜けているクレジットカードと言えます。ANAマイルだけでなく、JALや海外の航空会社へのマイル交換の他、高級ホテルの宿泊時にも活用できるため用途の多さが魅力的なカードですね。

ANAカードの中ではANAプレミアムカードなんかもありますが、年会費が80,000円前後~のクレジットカードになりますし、ダイナースだとANAマイルへの還元率2%と高還元率になりますが、年会費がおよそ167,000円と一般人の感覚からだいぶズレてくるため割愛しました。

SPGアメックスは2年度目以降、40,000-50,000円相当のホテル宿泊が無料となる特典が付くため、決して年会費が高いとは言えないのも特徴と言えます。アメックスブランドというのがイマイチですが、ホテル宿泊の多い私はこちらをよく利用しています。

ホテル宿泊で貯める

具体的には以下の記事を参照していただければと思いますが、最近はホテルに宿泊するだけで大量のマイルが貯まるホテル予約サイトが存在します。キャンペーンなどと併用すれば、ANAマイルだけでなく、ブリティッシュエアウェイズのアビオスを大量に貯めることもできたりするので、気軽に貯めるのであれば断然こちらですね。

Kaligo 初回予約で1,000マイル加算付きリンク

【Kaligo】ホテル予約でもマイルを効率的に貯める方法を紹介する

Rocketmiles 初回予約で1,000マイル加算付きリンク

【ロケットマイルズ】13,000円のホテルに宿泊したら4,000マイル貯まった話

まとめ:海外発券しようと思ったときに役に立つかも

今回もかなり特殊なルーティングの紹介となってしまいましたが、まぁ基本は国内からの発券が一番お勧めです。海外発券をする場合、一回のフライトのコストパフォーマンスは非常に良くなりますが、定期的なタイミングで海外へ移動しなければならず、海外発券ループに陥っている人も多数散見されます。

せっかくコストパフォーマンスよく海外発券をしたにも関わらず、不要不急の旅行を頻繁にしてしまい、結果として大赤字となるケースも無きにしも非ず、という状況のためご注意ください。

また、何か面白い発券方法を見つけましたら紹介したいと思います。以上、ご参考まで。

※航空券の途中放棄は各航空会社のルールに抵触し、倍の必要マイル数/金額を請求される場合がありますため、自己責任でお願いします。

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