フーコック島の空港でGrabは使える?実際に現地へ行って試してみた

先日、ベトナムのリゾートアイランドであるフーコック島に行ってきました。東南アジアでは、ぼったくりタクシーに遭わないためにGrabを利用されている方が多いと思います。私もそのうちのひとり。フーコック島でもGrabが使えるのか、実際に試してきたのでその様子をご紹介します。また、合わせて一般のタクシーでも、どうすればぼったくりに遭わずに済むかも考えてみました。

フーコック島の交通事情

ベトナムのフーコック島はリゾートアイランドです。日本で言うと、石垣島や宮古島みたいなイメージでしょうか。

決して小さい島ではないのですが、交通手段はかなり限られています。考えられる移動手段と言えば以下のようなものでしょう。

  • タクシー
    主要な道路以外では見つけることが難しいと言えます。ナイトマーケット付近や空港入口などであれば、比較的簡単に見つけられます。
  • バイク
    国際免許証でレンタルできると言われていますが、外国人のバイク事故/トラブルが相次いでいるとの情報も聞いています。バイクの故障が発生したり、路面環境が悪すぎてそもそも走れないというケースもあるため、注意する必要があります。
  • 自転車/徒歩
    とにかく主要なスポットまで距離があるので、疲れます。自転車は路面状況が悪いので難しいでしょう。

正直言ってしまって、空港からホテルへ向かう場合などタクシーなどの車を利用しない限りとても厳しい道路環境だったりします。なので、旅行者の多くはタクシーを利用することになります。





フーコック島から各ホテルまでの移動手段

フーコック島から島の各ホテルまでは、ホテルの立地に依りますが、とても歩いて行ける距離でないことがほとんどです。そのため、空港に到着後、空港前のタクシーを捕まえてホテルまで向かうことになります。

ただし、ベトナムはタイなどと肩を並べる位、東南アジアでも有名なぼったくりタクシーの多い国のひとつです。フーコック島も例外ではなく、メーターを使わずに交渉制で観光客を捕まえるタクシードライバーが後を絶ちません。

こういうときに役に立つのが東南アジアの配車アプリであるGrabですね。Grabであれば、事前に料金もある程度の範囲で把握できますし、ドライバーの素性も乗車後でも確認できるため、ぼったくりに遭わずに済みます。

Grabは現地で使えるのか

では、今回の本題であるGrabは現地で使えるのでしょうか。ちょうど2018年の夏にフーコック島に滞在していたので、Grabを起動してみました。

1回目 空港で起動してみた

はい、何も映りません。

全くと言っていい通り、Grabタクシーは走っていませんでした。すなわち、ぼったくりに遭わないで済むGrabタクシーを利用できないということであり、フーコック島では一般のタクシーを捕まえて乗車する必要があるということです。

2回目 ホテルで起動してみた

はい、ホテルで起動しても何も映りません。遠くの方も見てみましたが、画面上に車のアイコンは一切表示されませんでした。

ぼったくりに遭わずに空港からホテルへ行くには?

どこの国でもぼったくりに遭わないコツみたいなものはあるのですが、フーコック島の空港に限定して言うと、正規のタクシー会社が運行するぼったくりをしないタクシーを比較的容易に見つけることができます。

いくつかそのポイントだけ書いておくと、

その1 空港出口正面で呼びかけしてるオッサンは漏れなくぼったくりの可能性大

なぜかぼったくりをするタクシードライバーはオッサンです。ドライバーが漏れなく男というのも理由でありますが、若くてスラっとした成金っ気の少ないタイプの人がほとんどいない傾向にあります。

しかも何か東南アジア特有の小汚い雰囲気を醸し出していることが多いです。この雰囲気を感じ取れるかは個人差がありますが、何度も旅行している人達だと比較的共通認識として感じるものだそうです笑。

もう少しわかりやすい目印としては、その2の方がわかりやすいでしょう。

その2 タクシー会社のスタッフは制服を着ている(ことが多い)

フーコック島で運行しているタクシー会社のスタッフは制服を着ています。もちろんすべてのタクシー会社に制服があるとは思えませんが。ただ、フーコック島の正規のタクシーの中には、ちゃんとした制服の着用を義務付けているタクシー会社があります。

この制服着用をしているタクシーはもちろん空港前でも待機していますので、制服着用タクシーの誘導でタクシーに乗り込みましょう。

その3 タクシー会社のスタッフは呼びかけとドライバーで役割分担をしている

これも会社ならではですね。フーコック空港前のタクシー待ちは列などがあるわけではないため、皆さん旅行者はタクシーの呼びかけに応じて、乗り込んでいきます。

タクシー会社のスタッフは旅行者を呼び止める係(私のときは制服を着た女性でした)がおり、その誘導でタクシードライバー(制服を着た若い男性でした)へつなぐという役割分担をしています。

誘導係のスタッフがいつもどの辺にいるのかは定かではありませんが、私が行った際はぼったくりドライバー群の後ろ側にいたので、わかりやすかったです。





まとめ:Grabは使えません。現地タクシーを利用しましょう

先にも述べたようにGrabは2018年現在、起動はできますが、Grabタクシーが1台も走っていません。そのため、現地のタクシーを利用せねばなりません。

フーコック島の空港から正規のぼったくりをしないタクシーを捕まえることは、他の方の旅行記などを見る限り、難易度は比較的低いようです。とはいえ、上記のような目印を使っても、ぼったくりに遭遇してしまう可能性はゼロではないです。

また、フーコック島の街中でのタクシーはかなりの頻度でぼったくり(と言っても、1,000円を超えるぼったくりは珍しい)に遭遇している方が多数おります。正直、気を付けようがない側面も多いのですが、もしフーコック島に旅行へ行く際はあらかじめ往復の移動手段について予算感などを確認しておくのがよいでしょう。ご参考まで。






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