台北訪問時に利用したこちらのホテル。グローバルチェーンであるIHG傘下のキンプトンブランドですね。キンプトンブランドは、日本だとあまり馴染みがないかもしれません(東京にこれからできるようですが)。米国などでは比較的多いので、どんな感じか気になっていました。ということで、今回はこちらのホテルを紹介します。
目次
キンプトン・ダ・アンホテル台北
ホテルランク:★★★★☆
宿泊部屋:キングバルコニールーム
予約価格:約9,000TWD=約32,000JPY/泊、予約変更可・朝食あり・諸税込
予約方法:IHG公式経由
予約はIHG公式経由で
IHGブランドに宿泊する際は大抵IHG公式サイトから予約を行います。そのとき、大抵Mr. Rebatesなどのキャッシュバックサイトを経由させてから、予約することを心がけています。まぁ、これは単純に節約の一種なので、特に大した話ではありませんが。国内のポイントサイトだとハピタスなども利用しますね。Hotels.comやBooking.comなどのホテル予約サイトも含めて、高い時期で8%程度のキャッシュバック率があるため、予約のタイミングとホテルの販売価格を睨めっこしながら、最適な時期を決定する意外と地味に大変な作業だったりします。
今回は日程の関係だからかもしれませんが、通常時よりもだいぶ高い金額で予約していたのではないかと思います。この記事を書いているときに、改めて価格を見たら同条件で7,500TWD=約27,000円で宿泊できるようでした。うーんでも、これでも結構高いですね笑。
台北のど真ん中にあるホテル
台北は台北101がある東側は比較的、高級ホテルが複数乱立していて、東京で言うと丸の内や銀座のようなイメージを持っています。一方で、西門などのショッピングエリアがある西側エリアは、東京で言うところの新宿・渋谷のようなイメージです。
観光メインであれば、正直台北市内のどこでもいいかな、と前々から感じていますし、ビジネスで訪問した場合であってもタクシーで簡単に市内を移動できるため、苦労しません。立地が良いのは確かですが、徒歩で歩き回れる範囲というのはある程度限定的であるため、極端に著しくメリットがあるわけでもないかなぁ、と感じています。
新築マンションのような佇まい
桃園国際空港から台北Uberでこちらのホテルまで来ました。簡単な中国語も話せない自分としては、台北のUberはやはり便利だなぁ、としみじみ感じます。
外観の第一印象は新築デザイナーズマンション。ホテルではなく、完全にマンションという感じです。大通りを曲がったら急にホテルが現れたような感じで結構驚きました。
シンプルイズム?でもデザイナーズ的ホテル
久しぶりに天井が低いホテルだった気がします。別に閉塞感があるわけではなく、東南アジアのラグジュアリーホテルの多くが、天井高が高く、煌びやかなホテルが多いため、台北に来て落着きのある雰囲気を感じた次第です。
スパークリングウォーターを持ってきてくれたスタッフと雑談をしながら、こちらのホテルは2019年にオープンしたばかりなことを知りました。やはりスタッフの鼻息もなかなかにして荒く、気合が入っているのがわかります。
- スーペリアルーム 32㎡ ←予約部屋
- バルコニールーム 32㎡ ←宿泊部屋
- デラックスルーム 37㎡
- プレミアルーム 38㎡
- スタンダードスイート 58㎡
アサインされたのは1段階上のバルコニールーム。基本的にはスーペリアルームと構造は変わらないのですが、バルコニーが付いている分、グレードが上のようです。
スイートが58㎡というのは、結構狭い印象ですね。やはりコンパクトなエコノミー系ホテルがベースとしてあるんでしょう。そう感じる一方で、レギュラールームは30㎡超なので、そこまで窮屈に設計しているわけでもないのが、やや不思議。
バルコニールーム
キングサイズのベッドが置かれたバルコニールームです。広いかと言われるとそうでもないのですが、これだけ大きなベッドを置いたとしても、まだスペースにゆとりがあるため、やはりデザイン含め快適な設計となっているのだと思います。
別の角度からワイドレンズで撮った写真はこちら。窓際にロングカウチを置いてしまっていため、もうバルコニーへ出る意味をなしていない、という訳わからない家具配置となっています。ビジネスデスクも設置しておらず、小さ目の丸テーブルのみなので、まぁ仕事向きとは言えなさそうですね。
壁を作らずドアなしオープンスタイルのクローゼット形式にすることで、部屋を少しでも開放的な印象にしているのがわかります。都市部のホテルの多くでよく見られるデザインですね。ツボ押しマッサージャーやヨガマットも部屋にあったりして、趣味がちょっと異なる点が面白いホテルです。
テーブルの上にはウェルカムフルーツとスイーツが置いてありました。嬉しいですね。正直、米国とかだとウェルカムなサービスってほとんどないし、アジアらしくていいサービスだなと感じることが多いです。それでも、最近はコストカットの影響からか削減傾向にありますけれども。
バスルーム
ベッドルームと部屋入り口の間にあるのがバスルーム。というか、ベッドルームへ行くために、バスルームを抜けていくデザインと言いましょうか、ドーミーイン形式の造りになっていました。
バスルームはバスタブはなく、シャワーのみとなっています。ハンドシャワー、レインシャワーの両方が利用できますし、居心地は決して悪くはないのではないか、と感じます。
バスアメニティは巾着袋とは言わないのでしょうけれど、工具袋のようなものに一式まとまって置かれていました。
バルコニー
バルコニーへ出てみると、思ってた以上にスペースがあって広々としています。ですが、バルコニーにソファなり、何かくつろぐものがあるわけではないので、特にここで何かできるわけではありません。
夜景がすごく綺麗・・・というわけではないため、正直何のためのバルコニーなのかは最後までわかりませんでした笑。
ゆっくり起きた朝はオーダー形式の朝食を
前日深夜まで色々と忙しく仕事に追われていたこともあって、本日はゆっくりめの起床となりました。普段はビュッフェスタイルの朝食がサービスされているようなのですが、時間が遅かったこともあり、オーダー形式の朝食になっていました。
オーダーしたのはサーモンエッグベネティクトのアメリカンブレクファスト。朝から結構ボリューミーな朝食でしたし、何より味付けがヨーロピアンというかザ・ホテルな感じですごく美味しかったです。
フルーツやカプチーノをいただきつつ、満足度高めの朝食を終えました。アジアのガチャガチャしたホテルレストランではなく、オシャレなジャズが流れるカフェのような空間で食事ができたことも、満足度を高めたポイントだったと思います。
レイトチェックアウトをリクエストしてみる
この日は夜までほとんど予定がなく、ギリギリまでホテルでゆっくりしたかったこともあって、フロントにレイトチェックアウトができないか頼んでみました。最初はIHG会員であることを確認してもらって、何時くらいまで延ばしたいか聞いてきたトーンでしたので、思い切って「4時までいさせてほしい」と強気なお願いをしてみることに。
スタッフはすごく困った顔をして裏に確認を取ってもらって、承諾いただけました。おそらくオープニングでサービス期間だったからかもしれません。かなり頑張っていただけてホッとしました。ありがたや。
チェックアウト前にドリンクチケットで1杯
チェックアウト前はチェックイン時にもらっていたドリンクチケットを消化するために、朝食レストランカフェに立ち寄りました。
このときは台湾のクラフトビア(メロン)をオーダー。なんだか不思議な風味のビールに戸惑いを覚えつつ、周りの台湾美魔女集団に目が泳いでしまっていて、あまりゆっくりできなかったのですが、美味しかったです。
まとめ:悪くないけど値段が・・・
ハード面:★★★★☆:華美な設備はないものの快適
ソフト面:★★★★★:レイトチェックアウトは無理してもらいましたね
コスト面:★★☆☆☆:台北のホテル価格は高騰していますけれど・・・
アクセス面:★★★★☆:台北のど真ん中で何事にも便利
決して悪いホテルじゃないんですけども、ハードもソフトもコンパクトで綺麗にまとまっており、単純な宿泊であれば相当満足度は高いんだと思います。私自身不満点はほとんどないですし、むしろ部屋やサービスそのものは快適だったと感じています。
ただ、台北全体の話といいますか、エコノミーなタイプのホテルであっても、宿泊費用が1泊3万円というのは、なんというか腑に落ちない、と言いましょうか、決してコスパ良く泊まれるホテルではない、と感じるところです。
台北のホテルが全体的にかなり高い価格で販売されている傾向になりつつあるので、何とも言えませんが、この価格帯を考えるともっとグレードの高いホテルの方が選択肢として挙がってしまうのではないかな?と思いました。もちろん繁忙によってだいぶ差が出てくるところですけれど、普通にリージェントの方が良かったのかな?とも今更思ったりします。
なかなか判断難しいところですが、もし選択肢として検討されているのであれば、参考になれば幸いです。