台北からの帰りはJALビジネスクラスで帰国します。桃園国際空港はスターアライアンス系列のエバー航空のホーム空港です。ワンワールドのJALは若干肩身が狭いものの、エコノミークラスはいざ知らず、ビジネスクラスカウンターは待ち時間なしでチェックインができました。さて、帰国便で搭乗したJL802のチェックインからフライトまでを紹介したいと思います。
目次
日本航空ビジネスクラス 台北~成田
台北成田行きのチケットはこちらの記事で発券したもの。台北成田線はビジネスクラスシートが旧式のタイプ(スカイラックスシートならぬ不快ラックスシート)のものが多く、選択肢が限られるのがネックではありました。その中でも比較的快適な、シェルフラットネオを搭載しているJL802をチョイス。
JALビジネスクラスチェックイン
(2017年当時)台北東京間は、10,000マイル(ブリティッシュエアウェイズのAviosを利用)でエコノミークラスの発券ができます。また、ビジネスクラスも20,000マイル(ブリティッシュエアウェイズのAviosを利用)で発券ができるため非常に使い勝手がいいんですよね。ブリティッシュエアウェイズの短距離アワードは本当使いやすくて嬉しい限りです。
さて、台北桃園国際空港でのチェックインをしていただいた地上スタッフさんは日本語ペラペラで手際が素晴らしかったのが印象的。さすがですね!
夫婦2人のトランク2つとコンビニの傘を手荷物で預けます。コンビニの傘も丁寧に包装して手荷物にしてくれたのは、さすがのサービスと感じてしまいました。安物なのにすいません、と心の中で思いつつ、ありがたくサービスを享受させてもらいます。
台北桃園国際空港はビジネスクラス向け優先手荷物検査がない!
せっかくビジネスクラスを利用しているにも関わらず、台北桃園国際空港にはビジネスクラス向けの優先手荷物検査上がありません。なので、一般のレーンに列を作って並ばないかんのです。台北発券の非常に残念なポイントの1つがここだったりします。まぁ、羽田空港もノンステータス会員には、ビジネスクラスであっても優先レーンを開放していないという、ちょっとイケてない運営なので、あまり他の空港を突っ込みづらいところではありますが。
なお、ファストパスというべきかはわかりませんが、複数回年間で入出国をする人向けには事前申請式の別レーンがあります。我々は観光客ということなので、もちろん利用できず。
ちなみに、途中で皆が行列しているにも関わらず、我先にと列に割り込んで、抜かそうとする中華系の乗客が途中で係員に掴まり怒られていたのが、印象的でした。台湾の人なのか、大陸の人なのかは怪しいところがありますが、だいぶ少なくなったとはいえ、衝撃的な行動をする中華系の人に家内と共に驚きを受けました。
サクララウンジで休憩
手荷物検査を終えて、免税土産店で現地通貨を使い切った後で、こちらのサクララウンジでしばし休憩をします。搭乗口までは300メートルくらい離れていますが、最寄りのラウンジです。
ビジネスクラス 優先搭乗
搭乗時刻が迫ってきたので、ラウンジを出て優先搭乗へ向かいます。なぜかよくわかりませんが、中華系のお客さんがかなり道を塞いでおり、入り口前でたむろするビジネスクラスの乗客。
家内(この人たちなーにー???なんで進まないのー?)
と、ぶーぶー文句を垂れています。
私「ビジネスクラスの優先搭乗始まってますので進んで大丈夫ですよー」
と伝えて前に進んでもらいました。こういうことは日本でも海外でもよくある話ですね。
このブリッジを抜けると、台北の地は終わり。旅行最後の道と思うと少し寂しさを感じるのはいつものこと。なお、このブリッジは、ビジネスクラスもエコノミークラスも両方が使用する通路であり、今回の機体では分岐していません。
シェルフラットネオ
台北からの帰国便はシェルフラットネオで。以前も利用したことがありますが、フラットって名前ですが、結構斜めなんですよね、このシート。別にフラットにならないことには何ら問題はありません。なぜなら短距離向きのシートということで、台北線としては非常に適しているシートと言えるからですね。
シェルフラットネオの場合、足元がかなり広々とした設計となっています。通路側からも丸見えとなってしまう点が少々気になるところではありますが、快適なのは間違いありません。座席の真ん中にはブックレット。
座席左にある肘掛け下には、モニターコントローラーまた左上には読書灯が設置されています。仕切りはそこまで高くないため、隣が全く知らない人だと少々居心地は悪いかもしれませんね。
今回は、隣が家内なので全くそういった問題は皆無。とゆうか、昨今のビジネスクラスは、2人利用では非常に使いづらい座席も多いですよね。ヘリボーンタイプやスタッガードタイプのシートは、完全に離れてしまうため、ぶっちゃけ使いづらかったりします。窓側の座席は指定できないし、一緒に会話できないと言うのは地味にデメリットも多いです。
右手肘掛け部分にはシートコントローラー。フルフラットにはならないものの150度位には傾く設計です。
離陸前にはアメニティーが配られる耳栓やアイマスクを手に取ります。やっぱりウェルカムドリンクはJAL便では提供されません。
窓はブラインド開閉式ではなく最近主流の電子カーテン。
私(ウェルカムドリンクはやっぱ無しかー)
JALはビジネスクラスに乗ると、かなりECOされている感が前回搭乗時も感じましたが、今回も同じように感じた次第。やはりその辺は改善される傾向は無いのでしょうか。少々残念ではあるもののシートに着席してから、30分程度で離陸がスタートします。
離陸後45分ほどで食事のサービス開始
機内食は和食か洋食かの2択を選択します。どちらも鶏肉料理が今回のメインディッシュ。家内が洋食、私が和食を選択したので味比べをすることにしました。
テーブルにはビジネスクラス特有のランチョンマットを引いていただけます。
日本人が少なかったせいかボス風CA(白服CA)さんがめっちゃマークしてきて、シャンパン(シャルルエドシックブリュットレゼルヴNV)をやたら勧めてきました。シャンパンは割と好きなのですが、機内でしかほぼ飲まないし、あまりたくさん飲むとお腹いっぱいで苦しくなります笑。いやー、普段とても飲まないような金額なので、遠慮なく飲めるのは嬉しい限りなんですけどね。
シャルル エドシック ブリュット レゼルヴ 750ml [フランス/白ワイン] 価格:5,751円 |
家内は洋食をチョイス。小食の家内にとっては相当ボリューミーだった模様。お肉は残念ながら硬く、さすがに地上で食べられる料理には遠く及びません。
- アペタイザー
赤ピーマンとパルマハムのロール、バジルチーズ、スモークサーモンロール ドライトマトペースト添え - 野菜のコンソメスープ
- メインディッシュ
ポークソテー トマトデミグラスソース - パン
- フレッシュフルーツ
- アイスクリーム
私は和食をチョイス。豪華さはないものの、散々中華を食べまくってたこともあり、和の控えめで優しい味を感じて、「あーやっぱり和食いいよね」と思います。
- あさりのしぐれ煮
- 煮物
- 冷製茶わん蒸し
- 青菜の白和え
- 鱈のけんちん蒸し、エリンギ土佐煮、豆乳チーズ豆腐、出汁巻き卵、とこぶし煮、海老八方、鶏団子と串もの
- 台の物
鶏肉のくわ焼き ご飯添え - 味噌汁
- アイスクリーム
食後はハーゲンダッツのバニラを食べて、コーヒー飲んでゆっくり過ごします。家内は初めてのビジネスクラスにずっとはしゃいでいたので、私は横になる暇もなくお喋りの相手をしていました。。。
食後のデザートを終えてお休みモードに入りました。ただ1時間程度でそれもおしまい。やはり全体が3時間強のフライトと言うこともあり、ほとんどフラットにする時間はありませんでした。出張者なら非常にありがたい距離感とも言えるし、エコノミークラスでもそこまで苦痛にならない距離とも言えます。
まとめ:JAL台北線なら最もオススメなJL802
JALビジネスクラスはANAや他の航空会社と比べるとハード面、ソフト面で実はあまりオススメできません。今回、本当はエバー航空かキャセイパシフィックを使いたかったのですが、ちょっと空席を確保できなかったのが悔やまれます。
JAL便は台北から複数飛ばしていますが、今回乗った便以外はリクライニングタイプの旧型シート(スカイラックスシート)だし、そもそもウェルカムドリンクも提供されません。台北桃園はビジネスクラス優先手荷物検査レーンもないので、その点も敢えて台北出発便を発券するメリットがあるかどうかは微妙なところですね。
もしJALを利用するのであれば、JL802がシート的には最も快適なのは間違いないでしょう。特典での発券もしやすいので、台北旅行の帰りには検討してみるのも良いのではないかと。以上、ご参考まで。