コートヤードバイマリオット香港 宿泊記

シンガポールからキャセイパシフィック航空で香港にやってきました。香港は3泊する予定ですべてこちらのホテルを利用しました。何度も香港に訪れていますが、香港島に宿泊するのは初めてだったりします。ホテル価格は九龍島の方が相対的に安いですからね。今回は、お手頃良心価格のコートヤード香港を紹介します。

コートヤードバイマリオット香港

ホテル名:コートヤード香港
ホテルランク:★★★★☆
宿泊部屋:エグゼクティブ・ハーバー・ゲストルーム
予約価格:約54,000円/3泊
予約方法:マリオット公式HP経由

こちらのホテルはマリオット公式HPから予約しました。私がマリオットグループのプラチナ会員ということもあって、会員ベネフィットを受けるためにもホテル公式サイトから予約を行います。

公式サイトでもポイントサイトを経由して予約するのがお得

ホテルを通常予約する際には、ホテル予約サイトを活用する方も多いですが、会員ベネフィットを受けるために公式サイトから予約される方も多いと思います。公式サイトだと、あまり割引クーポンを配布していることは少ないのですが、ポイントサイトを経由して予約することで宿泊代金の数%をキャッシュバックすることができます。

日本語のサイトであれば、ハピタスちょびリッチを経由して予約するのがオススメです。マリオットグループの場合、時期にも拠るのですが2.5%~4.0%のキャッシュバックを実施しています。やり方もポイントサイト内のマリオットホテルのバナーを経由して予約するだけでOK。簡単にキャッシュバックが得られるのでおすすめです。

マリオットホテルは日本のポイントサイトでもあるのですが、IHGグループなどは日本のポイントサイトで取り扱っていない(または還元率が低い)場合があります。その場合、私は海外のポイントサイトを利用しています。有名なところだと、Mr. RebatesTopcashbackと呼ばれるポイントサイトですね。やり方は日本のポイントサイトと全く同じ。還元率が日本と海外だとだいぶ違うので、予約時にはチェックをすることをおすすめします。

Mr. Rebates

香港島西側に位置するホテル

コートヤード香港は香港島の西側。香港駅からはちょっとだけ距離があり、さすがに歩いていける距離ではありません。タクシーだと10分弱といったところでしょうか。

ホテルと香港駅まではシャトルバスが運行しているため、ホテル側から向かうときは便利かと思います。香港駅から向かう場合は、時間をうまく調整したり、ピックアップ場所がわかっていないとやや厳しい印象です。初めて利用する際は、香港島からタクシーで向かうのが便利でしょうね。

香港らしく高層ビル型の縦長ホテル

今回は香港駅からUberを使ってこちらのホテルまで。ドライバーが英語喋れない方だったので、香港駅スタッフに中国語のヘルプをもらったりと若干不便な思いをしましたが、無事10分弱程度で到着できました。なお、ハーバー側からの道路からホテル入り口前の道路へは(一方通行のため)左折で入れず、迂回してホテルへ行く必要があります。身軽な状態ならば、ハーバー側で車を泊めてもらうのが、都合いいですね。

ホテルは香港ではお馴染みのとにかく細く長いタイプの建物。そのため、1階入り口もコンパクトなデザイン。入り口前についても車が2台泊まったら、身動き取れなくなってしまうぐらいのサイズ感。

コートヤードは★4としてランク付けされていますが、一般的にそこまで濃厚なサービスは提供しないホテルだと私個人は思っています。なので、トランクを下ろしても、ベルボーイなどは大抵来てくれません笑。

チェックイン

気を取り直して、早速チェックインしていきましょう。

今回は事前に公式アプリで当日の空席状況を確認していたのですが、あいにく満席御礼状態。1室も販売されていないため、正直プラチナ会員ベネフィットであるアップグレードも厳しく、ハーバービューのお部屋にしていただく程度となりました。

ちなみに、こちらのホテルの部屋の種類は以下のとおり。

  • デラックスルーム 24~26㎡ ←予約部屋
  • デラックスルームハーバービュー 24~26㎡
  • エグゼクティブ・ゲストルーム 24~26㎡
  • エグゼクティブ・ハーバー・ゲストルーム 24~26㎡ ←宿泊部屋
  • エグゼクティブ・スイートルーム 49㎡

エグゼクティブと記載あるのは、エグゼクティブラウンジが利用できるゲストが宿泊できる客室となります。そのため、スイートルームを除けば部屋の種類はデラックスルーム1種類で景色が違うか否かだけですね笑。

チェックイン時にはプラチナ会員ベネフィットとしてのマリオットポイント500Pかウェルカムフルーツ/ドリンクかを聞かれましたが、もちろんウェルカムフルーツ/ドリンクを選びました。

さて、本日から3泊する31階に行きましょう。ちなみに、ホテルのエレベーターは3基ですが、階数が多いので毎回1分弱待たせられます。この点は致し方ないですね。

エグゼクティブ・ハーバー・ゲストルーム

およそ24㎡の1キングベッドのハーバービュールーム。正直、海外のホテルを基準にすると、だいぶ狭い方ですね。日本や香港のホテルでは、割と一般的な広さとも言えますが、窮屈間は否めません。香港島にも関わらず価格帯が20,000円以下という点からも致し方ないでしょう。

こちらは昼間のハーバービュー。これを見ての家内の感想は、

家内「くそ汚っねぇ」

はい、その通りです。昼間の香港島ビル群は正直汚いですね。ちょっと残念。

夜になると、こんな感じ。だいぶ綺麗になりましたね笑!手前のオンボロビルが目に入ってきますが、そこは気にしちゃだめでしょう笑。

ビジネスデスク

ガラス板の広々デスク。広々していて、個人的には良かったですね。パソコン作業は割としやすいので、出張者にはちょうどいいホテルなのかも。

ミニバー

ミニバーは空のもの。中にいろいろと冷やしておけるので、便利!と最初は思ったのですが、入れたボトルウォーターがことごとく凍ってしまいました。冷却レベルを調節できるツマミを弱めたんですが、とにかくキンキンに凍らせてしまう冷蔵庫でした。

クローゼット

入り口ドア前にあるクローゼットはこちら。バスローブ、アイロン台、セーフティボックスと最低限のものは揃っていました。

バスルーム

バスルームはシャワーブースとトイレのユニットタイプ。バスタブはありません。ちなみに、このシャワーブース、水圧は問題なかったのですが、排水周りが悪くなかなか流れない仕様。詰まっているわけではなく、排水口が狭いため、水が流れるスピードが遅いといった状態でした。うーむ、この辺は少々残念。

バスアメニティはコートヤード標準ブランド。洗面台が広いだけあって、全体的にシンプルに映りますね。

そんなこんなで、ウェルカムフルーツとドリンクが届きました。

いくつか選択肢はあったのですが、串刺しフルーツとビールをチョイス。ビールはブルーガールですね、個人的にはチンタオの方が飲みやすくて好きなんですが笑。

フルーツは冷やしておいて、日中はビクトリアピークや九龍島のショッピングエリアなどで出かけることにしました。

エグゼクティブラウンジ

夕方以降はエグゼクティブラウンジでカクテルタイムが始まります。時間帯によっては8割くらい席が埋まることがあり、ビジネス利用の方が多いと感じました。

食事やドリンクのクオリティは他のコートヤードと比較しても、見劣りするレベルではなく、むしろいい方ではないでしょうか。さすがにインターコンチネンタルなどと比べると厳しいですが、日本のシェラトンなんかと比べると充実している印象があります。

食事はラウンジの一角スペースに置いてあります。ラウンジスタッフはフレンドリーで、色々と気配りがきくスタッフが多かったのが印象的。

ビジネスデスクもこちらにあります。ラウンジには、別途ミーティングルームもあり、会議利用しているグループもありました。

ラウンジ前に外で飲食をして帰って来てから、ちょっと使う感じだと、ちょうどいいかと思います。ちなみにラウンジに置いてあるビールはブルーガールではなく、チンタオです。

朝食は充実のモモカフェで

コートヤード香港で非常に良かったのが、朝食レストランのモモカフェですね。とにかくコートヤードということで、朝食にそんな期待はしていなかったのですが、品数が豊富。

国内のインターコンチネンタルもこれぐらい充実させてくれると嬉しいのですけどね笑

個人的にはこの朝食レストランのクオリティを考えると、ホテル籠り系の人は居心地いいんじゃないかなぁ、と思います。

ちなみに、マリオットプラチナ会員はこちらのホテルだと朝食無料扱いになります。ホテルからの案内書には、ラウンジ飯が無料との記載なので、ラウンジへの案内を促していますが、朝食レストランの伝票にルームナンバーを記載することになるので、プラチナ会員だと自動的に無料扱いとする運営になっています(おそらくゴールドも同様の扱いだと思いますが未確認です)。

ある日の朝食はこんな感じ。中華要素はほぼ皆無ですね。そもそも、香港は中華以外のごはんのレベルが結構高いですし。

エグゼクティブラウンジでも朝食はいただきましたが、モモカフェと比べると混雑していますし、品数はかなり減るので、特に理由がなければモモカフェでの朝食をお勧めします。

モモカフェでディナー

これは3日目の夜。ヴィクトリアピークの夜景を見るために、2時間近くピークトラムの列に並んで、結局天候不順のため100万ドルの夜景はどこへやら状態。もうへとへとの状態で帰りはさっさとUberでホテルに戻り、夕飯はホテルのモモカフェで済ますことにしました。

こちらもプラチナ会員だと、飲食代金が25%~30%割引となるうれしい特典付き。ふつうにお酒飲んで、魚とお肉のステーキをチョイスしても約6千円と良心価格。

家内は赤い肉がダメなので・・・焼き加減について聞かれると、

家内「Well-done!」

と注文。ボーイさんは(え、本当に?)みたいな顔で返してきたので、海外だと珍しいんですかね、ウェルダンの焼き加減ってのは笑。もちろんこんがりしっかり焼けてて美味しかったです。



まとめ:香港島に良心価格で宿泊できるホテル

総合評価:★★★☆☆:香港島に良心価格で宿泊できるホテル
ハード面:★★★☆☆:香港ホテルにありがちな窮屈部屋は止む無し
ソフト面:★★★★★:朝食・夕食時のモモカフェは超快適
コスト面:★★★★☆:香港島で20,000円以内
アクセス面:★★★☆☆:地下鉄遠くバスやシャトルバスでカバー要

3泊4日で宿泊したコートヤード香港。やはりモモカフェの便利さが一番良かったですね。朝食での利用はもちろん夕食時でもガラガラで快適に食事することができます。もちろんホテルだから、街中の雑多な飲食店に行かないで、清潔感のあるレストランで食事ができるってのは個人的に大きなプラスでした。

一方で、部屋の狭さと立地条件の悪さは厳しいかな、と感じてしまいました。1人での滞在であれば部屋の狭さはそこまで気にすることはないかと思います。ただ、2人以上での滞在を想定すると、窮屈感は感じざるを得ませんね。香港なのでそこは致し方ない面もあるとは思います。

立地については、バスを使いこなせるのであれば、そこまでデメリットには感じないと思います。Google Mapで検索すれば、すぐに最寄りのルートを確認することができますし。ホテルからはシャトルバスが出ているので、香港駅に向かいたい場合はそちらを使う手もあり、いろいろ工夫をすれば立地条件はカバーできます。ただ、ふらっと歩いて中心部にいける距離ではありません。

総合的に考えると、価格とのバランスが取れた結構いいホテルですね。1人利用なら再訪ありですが、2人だったら別のホテルを選びそう、という感じになりました。以上、ご参考まで。

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