[JL718] JALビジネスクラス バンコク~成田 搭乗記

今回は、バンコクからの帰国フライトに関する記事。バンコクスワンナプーム国際空港のサクララウンジを追い出されて、軽くテンション下がった状態ですが、機内食もあるので、JALのサービスに期待しながらの搭乗となります。今回もチェックインからその様子を紹介します。

JL718 JALビジネスクラス バンコク~成田

今回のチケットはアラスカマイルの片道で発券した特典航空券となります。アラスカマイル25,000マイルの半分に相当するため、12,500マイル程度のコストがバンコク成田間にかかっている計算となります。特典航空券の詳細は以下を参照ください。

ちなみに、アラスカマイルはTPGやOMAATなどのレビューによると約1.9セントの価値があると言われており、日本円だと2.2円程度の価値となります。そのため、今回のフライト12,500マイルの実質的コストは27,500円+諸税といったところ。

元々バンコク成田間のエコノミークラスが往復60,000円程度することを考えると、明らかにお得なフライトなのは確かですが、実際のフライト価値はどうだったでしょうか。





JALビジネスクラス チェックイン

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まずは、バンコクスワンナプーム国際空港でチェックインを行います。夕方の時間帯ということもあり、空港内はかなり人が多いですね。JALチェックインカウンターもエコノミークラスはとんでもない列となっていましたが、幸いビジネスクラスは待ち時間ほぼゼロで受付できました。

このとき、1点大きなミスをしており、特典航空券で発券していたため、事前に座席指定することを忘れていました。チェックイン時にアサインしてもらったのですが、今回のフライトでは最も不便なE列が割り振られてしまいました。

もちろん、チェックイン時に気づけず、結局機内で非常に後悔することとなります。

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チェックイン時に合わせて、プライオリティレーンのチケットとラウンジ案内図を受け取ります。手荷物レーンは毎度毎度大変長蛇の列ではあるのですが、このプライオリティレーンのチケットで大幅な時短をすることができます。

ちなみに、JALやANAの上級会員の場合、エコノミークラスではこのプライオリティレーンのチケットはもらえないそうです。ビジネスクラス以上の優先レーンとなっているので、バンコクからの帰国便はビジネスクラス利用がオススメですね。

もしビジネスクラスを取るのが難しいようであれば、ヤフオクなどでプライオリティレーンのチケットは1枚あたり1,000円程度で販売されているので、そちらを入手するのもアリでしょう。(2018年9月現在プライオリティレーンの券面はリニューアルされており、写真のものとは異なる点に注意)

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エスカレーター下に優先レーンの入り口があり、案内表示はあるのですが地味にわかりづらいんですよね。何度も使っているのでよくわかっているのですが、初見の場合はちょっと難しいかもしれません。

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イミグレ及び手荷物検査を抜けてラウンジへ向かいます。ラウンジの様子はこちらから。

深夜便なのでシャワー浴びたのですが、あまりの混雑っぷりにラウンジを追い出されるような形で退出しました。 少々テンションが落ちていますがまた別のラウンジへ向かいます。

やはりバンコクはCIPラウンジの方が空間にゆとりがあり、非常に快適ですね。

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2つ目のラウンジでゆっくりした後は搭乗口へ。時間ぎりぎりまで待機し、ビジネスクラスの優先搭乗で機内に入ります。





JALビジネスクラス シェルフラットネオ

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バンコク線の機材はB787とB777-200の2種類。B777はスカイスイートⅢが導入されていますが、B787で導入されているのは、 シェルフラットシートのこちらの座席。

フルフラットにならないライフラットの座席ですが、傾斜角はそれなりにあります。ちなみに、E席は両サイドを座席に挟まれており、今回は挙動の多いオッサン2人に脇を固められてしまいました。共有肘掛けに私物を置かれたり、コントローラーをこちらの座席に落としてきたりと、ビジネスクラスと言えど快適度は低め。まぁ今回ばかりは運がなかったな、と思います。

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足下のスペースはだいぶゆとりがあるものの、離発着時に物を置けないルールとなっているためか、目の前のモニター下スペースに私物をいろいろと突っ込みます。うーん、せまっ苦しい・・・。

ショルダーバッグ、ボトルウォーター、ヘッドフォンでパンパン状態。やはりシェルフラットは短距離向きでということもあってか、収納スペースが他社ビジネスクラスと比べて少ないなぁ、と感じました。

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右肘掛けは隣の人との共有テーブル。左にはシートコントローラー。

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モニターコントローラーにヘッドフォン。あれ、電源ってどこにあるんだと探しましたが、なかなか見つからず途中で暗くなったので断念することに。

この後は、ウェルカムドリンクが来るものと思っていましたが、JALビジネスクラス はウェルカムドリンクを提供していないらしく、何もサービスがないまま離陸することに。自分はただ知らなかったので、結構衝撃的な塩対応だなぁと感じた次第。





JALビジネスクラス 軽食&朝食

さて、離陸後30分くらい経ち、軽食のサービスが始まると思いきや、気流の関係もあり、安定してから提供する旨のアナウンスが流れます。

「そうか、そうか。やむを得ない」

さらに30分ほど経過。

「まだ、来ない」

サクララウンジでセーブしていた分もあって、お腹はペコペコ。しびれを切らして、真っ暗闇のなか、

「軽食はありますか?」

と注文すると、持ってきてくれることに。この便の場合、深夜便であったためか、ビジネスクラスのほとんんどの乗客は軽食を食べていなかった模様。こちらからお願いしないとくれないこともあるのですね。

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軽食はお寿司三貫、細巻き2本。ネタは赤身、海老、サーモン。まぁ、驚くようなクオリティではないのは残念だけれども、ないよりはマシと言えます。なぜかこの時は、シャンパンもチョイスしていた模様。

マレーシア航空やタイ航空ファーストクラスを体験した後であっただけに極めて残念な気持ちになってしまい、ボリュームの少なさにふてくされて就寝。隣の人の読書灯が眩しくて寝れないのもご愛嬌。アイマスクを使って寝ることにしました。

就寝後3時間ほどで朝食の時間に。

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朝食はオムレツ?クレープ?をチョイス。トマトとチーズのモッツァレラ、フレッシュフルーツにヨーグルト。ドリンクはオレンジジュースをチョイス。

ビジネスクラス搭乗時は毎回、満腹地獄を味わっていただけあって、まさか空腹のまま帰国するとは思いませんでした。到着後もお腹の状態は空腹のまま。ちょっと物足りないのですが、いただいた朝食の味は美味しかったです。

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食後はコーヒーを飲んで気分をリセットさせます。もうこのあたりまで来ると、飛行機は関西南の海を過ぎるあたり。1時間ほどで成田に到着しました。





まとめ:バンコク発JAL深夜便B787はオススメできない

いろいろと今回のフライトは不運も重なり非常に残念なフライトとなってしまいました。いくつか不運となってしまったポイントを挙げさせていただくと、

  • 座席が両サイド挟まれたE席
  • 軽食のクオリティは低め
  • 朝食もボリュームは少な目
  • 座席はライフラット座席
  • アメニティはプレエコと同じ(歯ブラシ等はセルフ)
  • サクララウンジの大混雑

あまり褒めるべきポイントがなく、本当にプレエコ+αといった印象のフライトでした。正直、有償で発券していた場合、相当ガッカリするのではないでしょうか。

幸い今回は特典航空券ということで発券していたため、気持ち的には

「まぁ、低クオリティでもいいか」

といったところではあったのですが、ここまでナシナシのサービスをされてしまうと他の路線でもどうなのかと疑ってしまう自分がいます。もしバンコク線を利用するのであれば、スカイスイートⅢの座席タイプを使用しているJL34を狙った方が確実に良いでしょう。

ただまぁ、特定の航空会社に縛らないタイプの人であれば、別の航空会社も視野に検討した方がオススメですね。以上、ご参考まで。






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