[MH88]マレーシア航空ビジネスクラス クアラルンプール～成田 搭乗記

今回はクアラルンプールから成田へ向かうマレーシア航空ビジネスクラスを紹介。バンコクの短期滞在で若干ながらも疲れが溜まっており、クアラルンプールでの乗り継ぎもあって、やや時間が冗長気味になっている状態。この後は、日本に帰るだけで気楽ではあるものの、マレーシア航空の中距離フライトは初なので若干の期待をしつつ搭乗します。

マレーシア航空 ビジネスクラス クアラルンプール～成田

バンコクからの帰国便でクアラルンプールから成田へ向かいます。今回の航空券はこちらで購入した海外発券の航空券。４レグで諸税込み合計９万円となかなか高コスパなチケット。特に、搭乗後にトータルで１万マイル程度加算された点も非常に美味しかったですね。

ボーディング

成田への帰国はマレーシア航空の深夜便を利用ります。搭乗前の準備として、ゴールデンラウンジでシャワーも浴びて寝る態勢は万全です！ラウンジの様子はこちらも参照。なお、こちらのラウンジは2018年3月には改装が行われ、新しくなったようです。

PM11:35に出発するということで、夜飯を機内で食べるべきか迷うところではありましたが、今回はラウンジでの食事は抑えて機内でがっつり食べて寝るプランにしました。

スワンナプームでのマレーシア便の搭乗時は優先搭乗しなかった記憶が新しく、今回もエコノミーとのごちゃ混ぜ搭乗かとの思いがここでよぎります。。。搭乗アナウンスが始まると、アナウンス上ではビジネスとワンワールド上級会員の優先案内をしているものの、エコノミークラスの搭乗者が同時に流れ込むことになってしまいました。

しかし途中のボーディングブリッジでちゃんとスタッフがビジネスクラスだけを優先搭乗する仕分けをしてくれていた模様。

今回もごちゃ混ぜか！

と思っていたところなので、まともなサービスを提供してくれ良かったと一安心しました。

マレーシア航空A330-300ビジネスクラスシート

こちらは搭乗直後の様子。１－２－１又は１－２－２の座席配置となっており、やはり１人で利用する場合は、Ａ席が望ましいのは間違いないですね。列によってＡ－ＤＧ－Ｋ又はＡ－ＤＧ－ＨＫの組み合わせとなっているので、Ｋ列の座席を予約する場合は１Ｋ、４Ｋ、６Ｋを選択しないと通路アクセスを確保できないので、注意が必要です。

今回の座席は１Ａ、窓側に収納棚があるタイプであるため、若干通路側と距離感が近いのが特徴です。２Ａ、５Ａ、７Ａの座席は通路側に収納棚があり、個室感がより一層高まっています。もし狙うなら、そちらの座席もお勧めできますね。通路側のこちらの席は食事提供の際はトイレ利用者の往復で若干気が散る瞬間があったのが少々残念なポイントでした。

座席には、すでに枕とブランケット、フルフラット時のシートカバーが用意されています。

収納棚のところにはノイズキャンセリングヘッドホンが用意されていました。

１列目の座席は同じビジネスクラスでも格段に広いレッグルームとなっています。正直スクリーンが遠すぎると感じるほど！後ろの座席がどの程度の広さなのかは、把握できませんでしたが、単純比較してもANAのスタッガードやJALのスカイスイートなどと比べものにならないほどの広さです。

スクリーンもこのとおり。かなりの大きなサイズのスクリーンが用意されています。あまり機内エンタメを利用しない私なのですが、これくらい大きいと単純に嬉しいもの。

ちなみに、マレーシア航空のスクリーンはプライバシースクリーンとなっており、通路側からは自分が見ている映像が見られないような仕様となっています。こういう細かいポイントも地味に嬉しいですね。
(JALの機内エンタメは本当こういう部分を見習ってほしい)

さて、気づいた人がいるかもしれませんが、写真のスクリーンの横の壁にある丸いポチはわかりますでしょうか。ビジネスクラスの１列目には一般的にバシネットロケーションと呼ばれる幼児用座席を取り付けられる仕様となっていることが多いです。このポチを外して、揺りかご座席をセットする仕組みですね。

機内エンタメ用コントローラーとシートコントローラー。シートはもちろんフルフラットになります。マッサージ機能があるものの、マッサージとは程遠くちょっと外れ気味。

こちらはパスポート収納をできる小物入れ、シートコントローラーはこちらにも。

鏡付きの収納棚も完備。離発着時の収納に便利。ノイズキャンセリングのヘッドフォンももちろん用意されていました。就寝時はアイマスクとこちらのヘッドホンで機体の揺れ以外は快適な就寝環境となります。

なお、こちらの機体は残念ながらwifiのサービスは提供していません。出張利用を考えた場合、選択肢に入れづらくなってしまうのは若干残念なポイント。

座席の確認を一通り終えるとウェルカムドリンクが運ばれてきました。ウェルカムドリンクにアルコールは用意されておらず、今回はグアバジュースをチョイス。

マレーシア航空 ビジネスクラス　アメニティ

中身はこちら。

• ソックス
• アイマスク
• ヘアブラシ
• 歯ブラシ＆歯磨き粉
• マウスウォッシュ
• リップクリーム
• 消毒剤？Sanitizer（日本語だと何かいい名称ありましたっけ）
• ボディローション

ブランドはAcca Kappa、ソックスが入っている理由は履き替えることを前提にしているけれど、なんだかあまり履きたい気分にはなりません。機内だけ履くなら十分かもしれませんが、それなら裸足にスリッパでいいかなとも思います。

ウェルカムドリンクを飲み終わり、カップの回収が終わったころにはいつの間にか離陸が始まっていました。

マレーシア航空 ビジネスクラス　軽食

離陸後３０分くらいすると、軽食の提供が始まります。マレーシア時刻的に日付変わって午前０時過ぎといったところでしょうか。夜食といえど全く手を抜かないマレーシア航空。まずは、シャンパンからスタートします。

シャンパンはDUVAL LEROY、フランス産のちょっと辛口目のシャンパン。なかなかこの金額のものはフライトや会食以外では飲む機会がないので、ありがたくいただきます。なお、Amazonでの参考価格は以下のとおり。

シャンパンと合わせてチェイサーもいただきます。おつまみはナッツの詰め合わせ。納豆ナッツなんかよりも何百倍も旨いし、万人受けするもの。いいですね。

ドリンクの提供の後には、サテー（いわゆる焼き鳥）が提供される。やっぱマレーシア航空のイメージと言えばこれ。アーモンドソースが美味しいですよね。食べ過ぎると、腹にだいぶ残りそうな口当たりなので、軽めにしようと思いましたが深夜なのに結局全部食べてしまいました。

サテーを食べ終わった後はデザートタイム。今回はシンプルにアイスクリームをチョイスしました。このチョイスが良かったかはよくわかりませんが、アイスが腹に入らないほど、シャンパンとサテーで腹が苦しい・・・。

アイスクリームを食べ終わった後は、就寝モードに入ります。時刻は深夜２時前後だったでしょうか。座席をフルフラットにして、シートカバーをかけ、アイマスクをして完全睡眠モードに移ることに。

マレーシア航空 ビジネスクラス　朝食

２～３時間ほどの時間だったでしょうか。ガタガタと食器の音で目が覚めました。めちゃくちゃ眠いし、お腹が苦しいのですが朝食の時間のようです。食べられるのでしょうか。

朝食がまずワンプレートで提供されました。クロワッサンにフルーツ盛り合わせ、シリアル。飲み物はオレンジジュースをチョイス。

そして、離陸直後にオーダーされていた卵焼きの一皿料理が座席にやってきました・・・。

「もう無理・・・」

「腹がはち切れそう・・・」

美味しかったのは言うまでもありませんが・・・。

着陸前にコーヒーをいただきました。若干、コーヒーのオーダーが１回では届かず、２回リクエストしたが、到着前ということもありＣＡの方々は結構忙しかったと思います。コーヒーを持ってきたくれたときに、

男性クルー「ゴメンナサイ。オマタセシマシタ」

と日本語で丁寧な謝罪の言葉までいただきました。なんだか逆に恐縮してしまいましたね。たった一言くれただけですが、悪い印象は全くありませんでした。

この後、数十分後には離陸体制に入ります。今回のフライトを言葉で表現すると、

「死ぬほど眠い。腹が苦しい」

という言葉に落ち着きます。座席は快適だし、食事の充実度は十分だし、言うことはありません。

いや、言いたいと言えば眠くて苦しい。

まとめ：睡眠不足の充実フライト

いくつか個人的なポイントを記載する。

• 〇　ボリューム満点の食事
• 〇　フルフラットベッドの広さ、快適さ
• ×　成田便の場合、睡眠時間が短くなる
• ×　Ｗｉ－ｆｉ設備なし
• ×　座席によっては通路アクセスができない

期待通りのボリューム満点の食事とお酒。フルフラットベッドの広さは、ANAスタッガードやJALスカイスイートなどと比べると、だいぶ広く快適度は個人的には上と言えます。ただし、wifi設備がなかったり、座席によっては通路アクセスができない又は若干騒音が気になる点があるため、もう少し頑張ってほしいポイントはあります。

また、マレーシア航空ということで、和食の提供はできないかもしれません。ただ、サテーを含むガッツリ料理は中距離フライトを楽しむには十分と言えるのではないでしょうか。個人的には睡眠時間がだいぶ短いため、日中便で飛びたい距離ですね。

今回はプロモーション価格でかなりお得に購入できた航空券でした。また、次回もクアラルンプールに立ち寄るついでにこちらのフライトを利用できればと思います。以上、ご参考まで。