以前、インドのムンバイを訪問したことがあるのですが、ムンバイは想像してたとおりに発展途上という印象で、他の東南アジア主要都市と比較するとなかなか難しい側面のある都市だと感じました。今回は、そんなインド・ムンバイの交通機関についてまとめてみたいと思います。
目次
インド・ムンバイの交通機関まとめ
現地住民はもっと多様な移動手段を持ち合わせているのかもしれませんが、基本旅行者や出張者が利用するもの、しやすいものとして、いくつかの交通機関をまとめてみました。
ローカルタクシー
やはり旅行や出張の際に最も使いやすいのが、ローカルタクシーですね。基本的にメータータクシーが主流となっています。空港からの出発の場合であれば、事前払い式のプリペイドタクシー(料金はエリア別で異なる)もあります。
ちなみに、インドではエアコン付きかどうかで値段がタクシー料金が異なるようで、なかなかトリッキーな価格設定のようです。
ただ、1時間程度の距離で700ルピー=約1,100円程度なので、非常に安価で利用できる点は嬉しいですね。
チップは任意
チップ文化は強制ではないものの、他の発展途上国同様、チップをあげる方もいますね。ただ、タイなどと比較すると、現地駐在員の方含め、チップは不要と考える傾向にある印象です。とはいえ、何か親切なサービスをしてくれたら、お礼として、現地の相場を崩さない程度の額を渡すことも選択肢としてあり得るかと思います。
渋滞に注意
インド・ムンバイで最も注意すべきなのは渋滞かもしれません。空港周辺やダウンタウン中心部は比較的渋滞に遭遇しやすく、若干の距離でもかなり時間を取られてしまう可能性が高いです。
ちなみに、現地のローカルなお祭りであるガネーシャ祭(例年9月中旬に開催している)などに遭遇すると、かなりの広域かつ色々な場所で道路が渋滞状態となるため、まともに動けなくなる可能性もあります。地味に危険な要素となるため、ご注意ください笑。
白タクはここでも注意
他の発展途上国と同様(先進国でもありますが・・・)、白タクには注意した方がいいですね。「タクシー?タクシー?」と近寄ってきたら、100%白タクのぼったくりタクシーのため、絶対に断りましょう。
Uberという選択肢も
日本では2020年現在、未だにパッとしないサービスなのですが・・・、海外ではUberがかなり活躍します。Uberの場合、ネットワークとアプリさえあれば、ヒンドゥー語がわからなくても、タクシーを呼ぶことができます。
実際に現地でUberを呼んだ記録はこちら。
ホテル送迎も安心できる選択肢
無難な移動方法の一つ(空港間に限定)は、やはりホテルからの送迎ですね。価格は他の交通機関に比べて高くなってしまいますが、最も安心・安全に移動できることは間違いありません。
鉄道
ムンバイには複数の鉄道(2020年現在は合計5本の鉄道)が走っています。
- セントラルライン
- ウェスタンライン
- ハーバーライン
- トランスハーバーライン
- ニューラルウラルライン
いずれもムンバイ各地を走っている鉄道ですが、総じてかなり混雑しているようで、なかなか出張者や旅行者は利用しづらいかもしれません。
空港から市内へも電車を利用することができますが、若干駅と空港ターミナル(ターミナル1)が離れており、なかなか利用しづらいかなと感じます。最寄りがバイルパール駅(Vile Pearl St.)ということですが、距離にして2.1km離れているとのこと。なかなか厳しいですね・・・。
ターミナル2であれば、アンデーリー駅(Andheri St.)となりますが、こちらは距離にして約6kmとこれまたなかなかの距離・・・。
純粋にタクシーの利用をお勧めします。
ローカルバス
ローカルバスはインド国内でも主要な交通機関として利用されていますが、その一方で海外からの渡航者からすると、少々難易度は高いかもしれません。2階建てのバスもあるようで、旅程によっては選択肢として有力かもしれません。
ただ、残念なことに、空港から直接ムンバイ中心部に乗り換えなしで行く市バスや、市内のホテルを回るシャトルバス、リムジンバスなどの運行はありません。空港ターミナルから最寄駅(アンデーリー駅)に向かう市バスは複数あるようですが、いずれも乗り換えや徒歩での移動が必要になり、ターミナルと駅をダイレクトに結ぶ路線はありません。
なかなか不便ですね・・・。
まとめ:タクシーのみと考えるのが無難
まとめとしては、個人的にお勧めできるのはタクシーのみかなぁ、という印象です。先進国であれば、鉄道やシャトルバスなど複数の選択肢が出てきますが、インドのムンバイとなると比較的安心して利用できる交通機関は、ほぼタクシーのみと言えそうです。
私自身、ムンバイのタクシーは頻繁に利用しましたが、流しのタクシーは利用せず、原則予約車またはUberなどでドライバーが確認できる車に限定して使用しました。
正直な話、インドの道路はものすごく運転マナーが悪く、何かトラブルがあったときの心配も兼ねて、比較的(ホテルやタクシー会社へ)連絡の取りやすいサービスを選んだというのが事情です。運賃そのものは日本と比較すると驚くほど安く、金銭的負担はかなり小さいため、一般の旅行でも積極的に利用することをお勧め致します。以上、ご参考まで。
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