ワシントンから帰国する際はこちらのユナイテッド航空を利用しました。今までユナイテッド航空は米国国内線のみでしか使用したことがなく、太平洋横断フライトで利用するのは初めて。ロングホールフライトということもあって、搭乗前は若干不安でしたが、どのようなフライトとなったのでしょうか。
目次
ユナイテッド航空ビジネスクラス ワシントン~成田
予約
今回は仕事の都合で手配した航空券のため、特に何か特別なテクニックを使用しているわけではありません。とはいえ、米国往復のフライトは結構ルーティングに気を付けないと金額が大変なことになります。特にワシントン往復の場合は、仕事で行く方が多い関係もあって、日程調整をしないと大変高い航空券を購入させられる羽目になります。
曜日は1日ずらすだけで数十万単位でお金が増減するので、かなり気を遣うところですね。
なお、プライベートで乗るのであれば、エコノミークラスなら米国出発のANA便がお勧めです。有償とはいえ、非常に安価で販売されているケースが多々あります。また、ビジネスクラス以上であればANAやアラスカ航空のマイルで予約する特典航空券がお勧めです。詳細は以下の記事で。
【特典航空券】アラスカ航空でJALファーストクラスを発券する
チェックイン
ワシントンのダラス空港(IAD)まではホテルからタクシーで来ました。1時間ほどの距離を移動して料金は80USD+チップ20%という金額。うーん、米国内で言えばリーズナブルな金額なので文句を言えないですが、なんとなく高いですね笑。色々と後で検索してみましたが、シェアライドを使用しても50USD前後+チップという金額感なので、避けようがない出費という印象です。
ユナイテッド航空は米国内の主要空港のほとんどで専用カウンターを持っており、こちらでも大型の受付カウンターがありました。もちろんビジネスクラスなので、待ち時間はありませんがエコノミークラスでも待ち時間はなかったことでしょう。
一方で、ANAのカウンターを見ると日本人を中心に大行列。ビジネスクラスでも大行列となっており、さすがに日系に偏っている傾向を感じます。まぁ、2019年現在でワシントンと東京間の直行便を飛ばしているのが、ANAとユナイテッド航空のみという状況であることを考えるとANAに集中してしまう点は致し方ないのかもしれません・・・。
預け荷物を1~2分で預け終えて、その流れで保安検査場へ。出国審査、保安検査場もほとんど待ちがなく、想定以上にスムーズに出ることができました。そのあとは、ユナイテッド航空が出発するターミナルへ空港内電車で移動します。
待ち時間はユナイテッドクラブで
まだ出発まで1時間以上の待ち時間があるので、ユナイテッドクラブで待機します。機内食が控えているので、こちらであまり食べるわけにはいきませんが、仕事も消化し終えていたタイミングだったので一杯だけ一足早くいただくこととしました。
ボーディング
搭乗時刻前になると案内が始まります。やはりワシントン~東京の区間はビジネス関係での利用客が多いですね。ファミリーもいくらかいますが、明らかに出張復路か出張の往路での利用客が目立ちます。そういう背景もあり、優先搭乗はかなりの長蛇の列。しばらく待ってから機内へ向かうことにしました。
ユナイテッド航空ビジネスクラス
ユナイテッド航空は現在座席をポラリスシリーズに刷新したとのことで、私自身は初めて乗る座席タイプになります。ポラリスも機材によって、座席種類がかなりたくさんあり、今回は2-4-2のアブレストとなる機材に当たったようです。たしかヘリンボーンタイプでも運行していたかと思うのですが、選んで乗るのはなかなか発券時に苦労してしまうでしょうね。
ひじ掛けは隣の方と共有するタイプ。日本人以外であれば比較的気軽に挨拶できるので、個人的に何らストレスは貯まりません。こういうところは、欧米系フライトの良いところと私は感じています(もちろん欧米でも性格悪い人はいますが笑)。
今回のシートメイトは旅行なのか帰省なのかよくわからない貴婦人のお隣。エミレーツやブリティッシュと今乗っているユナイテッドのビジネスクラスの比較について、色々文句のような皮肉をお喋りしてくれました。スタバのベンディサイズを持ち込むパワフルな方でしたね。
機内食
離陸からしばらくすると機内食の提供が始まりました。アピタイザーはナッツが提供されます。いいですね。飲み物はビールを選択しました。Shinerと呼ばれる米国のビールです。3種類くらいから選べたのですが、すべて米国系ビールで名前の知らない銘柄だったのを覚えています。
Shinerは炭酸が控えめで色が写真のように日本とだいぶ異なる麦の色をしています。あっさり目でこれはこれで美味しかったですね。
機内食についてですが、普通は選択し得ない和食を選びました。ユナイテッド航空の便にもかかわらず、しかもワシントン発で和食は明らかに外れの選択肢です。ですが、あまりにアメリカ食にうんざりしていて、それでも和食を身体が欲していました。
結論から言うと、結構美味しかったです。予想に反して味付けが質素で、食材の味が引き立っており、個人的にはかなり満足しています笑。お味噌汁なんかはフリーズドライなんでしょうが、本当に美味しかった笑。ハムやポテトばかりの生活だったこともありますが、ユナイテッドでもこれだけちゃんとしたレベルの和食を食べることができる時代になったんですね。(まぁ、あまり昔のユナイテッド和食の記憶がほとんどないので比較になっていませんが・・・)
食後は組み合わせ無視のチョコレートサンデー。ユナイテッド航空ビジネスクラスはサンデーが有名ですね。トッピングはCAから「全部乗せかい?」と言われたため、そのまま流れで全部乗せてもらいました。
感想をさせてもらうと、シンプルに美味しかったです。ただ量が暴力的に多くて半分残しましたが笑。3分の1くらいのサイズが良いですね。アメリカ人には受けが悪そうですけども。
就寝
この後は、ベッドをフルフラットにして爆睡します。米国滞在中あまり眠れていなかったこともあり、機内では驚くほどよく眠ることができました。おそらく10時間ほど寝ていたのではないでしょうか。
映画も何も観ないで、ヘッドホンとアイマスクをしてぐっすりと眠らせてもらいました。
到着前の機内食
目が覚めると、なんだかいい匂いを感じます。そして、機内もうっすら明るく照明が付き始めました。到着前の機内食の時間になっていたようです。
到着前機内食は特に選択するタイプではなく、とりあえず提供されたワンプレートを腹に押し込む形で済ませます。オムレツとフルーツ、ヨーグルトの組み合わせで、まぁ定番の機内食という印象です。寝ていただけなので、あまりお腹が減っていなかったのですが、到着するだけなので強引に押し込んで食事を終わらせました。
この後は、無事に成田空港へ到着。なかなかタフな旅となりましたが、移動そのものは本当に快適で恵まれた環境下なのを感じます。
まとめ:ビジネスクラスはやはり快適
あまりワシントンへの飛ぶ人は日本人でも少ないと思いますし、日本人なら真っ先にANA便を利用するかと思います。それはそれで至極当然の選択でしょう。
今回利用したユナイテッド便ですが、私が感じる面としては現地発であればチェックインはものすごく楽でしたね。機内はスタッガードでないので、ANAほどの快適さは感じられないですし、機内食も日本人の舌を考えるのであれば断然ANAでしょう。ただ、ユナイテッド便について全く乗るのを躊躇うほどのサービスレベルではなく、十分快適に過ごせるレベルでサービスが提供されていることも今回は感じました。
いろいろとアジア人差別で有名なユナイテッド便ですが、まぁ決して選択肢から外すというレベルではないようです。以上、ご参考まで。