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【長崎観光】2泊3日のモデルコースを考えてみる

先日は長崎に3日間滞在しており、プライベートでぶらぶらと観光をすることができました。長崎といえば真っ先に思い浮かぶのが、私の場合「角煮まんじゅう」でして、長崎グルメを満喫させていただいた次第です。とはいえ、一般的な観光スポットも巡らせていただいたこともあり、今回足を運んでみた感想を交えて、長崎の観光ルートを紹介したいと思います。

長崎市内の主要観光スポット

軍艦島(端島)

長崎観光では軍艦島ツアーは欠かせませんね。軍艦島は戦時中の三菱鉱業(現在の三菱マテリアル)が炭鉱開発のために炭鉱があるこちらの島に住居を含めて開発したのが経緯と言われており、炭鉱開発中止とともにもぬけの殻になったのが今の軍艦島(正式名称は「端島」)となります。

事前にツアー会社への申し込みが必要

軍艦島への行き方は事前の船のツアー会社への申し込みによって行くことが可能です。ツアー会社は全部で4つあり、海況によっては当日ツアーを中止する場合があるため、突然予定が変更となるリスクもある点は十分考慮したうえで検討すると良いでしょう。

もしどうしても行きたい場合は2日間連続で申し込んでおいて、1日目の申し込みがダメでも2日目の申し込みで行けるように手配すると確実といえます。ただし片方のツアーのキャンセル料が掛かってきてしまうため、注意が必要です。

チケットの手配は軍艦島コンシェルジュから予約をするのが便利です。すべてオンラインで手配が可能です。

軍艦島デジタルミュージアム

軍艦島へ行けなかった人、軍艦島の歴史や資料をもっと深く知りたい人向けの施設がこちらの軍艦島デジタルミュージアムとなります。

施設の中には180度全面スクリーンによる軍艦島内部の様子を映し出す映像コンテンツやVR体験機材、軍艦島の施設内模型や軍艦島の世界文化遺産登録をする過程で受けた長崎県民からの大バッシングなどなかなか実物からはわからない資料が豊富に展示されています。

私もここに訪れるまで全く知らなかったのですが、長崎県民は軍艦島の世界文化遺産登録に猛反対をしていたにも関わらず、今ではちゃっかり軍艦島を島の観光資源としていいように利用している姿を見ると、少々複雑な気持ちになります・・・。ですが、詳しく知りたい方には貴重な施設といえます。

一般入場料金は1,800円となっておりますが、軍艦島ツアー参加者の場合は半額の900円で、グラバー園など指定された観光施設のチケット等を見せると割引を受けることができ1,500円で入場することができます。もし訪問するのであれば、他の施設へ訪問した後にこちらの施設を訪問すると良いでしょう。

長崎平和記念公園

こちらも長崎を代表する観光スポットのひとつ。路面電車で平和公園駅で下車すると、すぐに公演入り口に着くことができます。平和記念像や平和の泉などが有名ですよね。所要時間はたいしてかからないということもあり、一度足を運んでおくことをお勧めします。

中華街

長崎といえばグルメの街、ということで長崎に来たら中華街へ必ず行きましょう笑。

長崎ちゃんぽん、角煮饅頭、麻婆豆腐、かた焼きそば、など中華好きには堪らない料理を提供しているのがここ中華街となります。横浜などの中華街と比較すると規模はコンパクトなのですが、1店舗ごとに本格中華(しかも味付けの傾向が様々)を体験できるため、毎日お昼はこちらで食べるのもいいかと思います。

我々が今回訪問したレストランはこちら。どちらも十分にお勧めできる中華レストランと言えます。

参考 トップページ江山楼 中華街新館
参考 トップページ中国料理館 会楽園

ただし、夜はほとんど営業していないため、中華を味わいたい方はぜひお昼に訪れましょう。

稲佐山展望台

長崎はグルメの街ですが、これとは別に世界3大夜景のひとつとも言われています。1時間程度で山頂まで登ることができる稲佐山からは、周囲を山々に囲まれて長崎市内を一望できる素晴らしい夜景を見ることができるでしょう。長崎に来たからには、行かなきゃ損といえる場所のひとつです。

4月上旬に訪問した際には、日中は暖かったのですが夜間の特に山頂付近は風の影響もあり、かなり寒い場所となっています。ちゃんと防寒具を装備した上で夜景撮影に臨みましょう。

眼鏡橋(めがねばし)

日本発のアーチ式石橋と知られるこちらの眼鏡橋。日本三名橋(眼鏡橋、日本橋、錦帯橋)に選ばれており、国の重要文化財となっています。

さて、こちらの橋ですが、川面に映った影が双円を描くことで眼鏡のように見えることから、この名称が付いたようなのですが、残念ながら私が訪問した際は天候や水面の透明度などの問題もあってか全く眼鏡のような姿を見ることはできませんでした。とはいえ、歴史ある文化財ということで、近くまで来たら訪問してみるのもよいでしょう。

亀山社中記念館

こちらは坂本龍馬とその同志によって結成された結社跡となります。なかなか歴史オタク(特に竜馬オタク)以外にはピンと来ないかもしれませんが、歴史的には貴重な資料館のひとつとなっています。

こちらの記念館からのすぐ近くに亀山社中資料展示場もあり、そちらにはマニアックな坂本龍馬の当時の写真など豊富な資料が無料で展示されています。坂本龍馬マニアであれば、ぜひとも訪れた方がよい場所のひとつかと思いますね。

亀山社中記念館への行き方はいくつかありますが、山の麓から徒歩で登ると大体30分ほど石階段を登り続けるかなりのハードワークとなります。なので、真夏での訪問や足腰弱い方、体力ない人は若干の注意が必要です。亀山社中記念館と資料館を抜けて、山頂まで行くと上の写真のような坂本龍馬像まで辿り着くことができます。記念館へ行くのであれば、こちらの坂本龍馬像も訪れた方がきっとよいでしょう。坂本龍馬像はなかなかの圧巻な存在感をここで示しています。

ただ、ここまで徒歩で行くともう40~50分前後登り続けることとなりますため、帰りは車道側からタクシーを利用するなどをお勧めします笑。

グラバー園

こちらは国指定重要文化財の旧グラバー邸、旧リンガー邸、旧オルト邸を移築復元した施設となります。いずれも明治期の洋館となっており、その中には豊富な歴史資料も展覧され、明治時代の長崎の歴史を学べる貴重な場所のひとつとも言えます。

ちなみに、2021年3月まで旧グラバー邸は改築修繕工事を実施しており、鉄パイプに囲まれた姿しか見ることができません。もし訪問する場合には、注意が必要ですがそれを差し引いたとしても魅力的な観光スポットでしょう。

大浦天主堂

グラバー園の入り口近くには、国宝に指定されている大浦天主堂があります。こちらの協会は、現存する日本最古の教会建築となっており、非常に希少価値の高い建築物のひとつです。

出島

国指定史跡である出島も見逃せない観光スポットのひとつですね。2017年には、出島表門橋が一般公開され、江戸、幕末、明治それぞれの当時の建築や歴史文化を学ぶことができる施設となっています。

思案橋

思案橋は「橋」という漢字が使われているが、今は橋があるわけではありません。長崎の思案橋は、東京でいう新宿歌舞伎町のような歓楽街となっています。夜に飲んだり食べたりするのであれば、とりあえずこのエリアへ行くのも良いでしょう。決して困ることはないかと思います。

今回利用した居酒屋はこちら。

参考 中国料理 康楽(かんろ)食べログ 麻婆豆腐が特にお勧めです。旅行中2回も訪問しました。
参考 トップページ宝雲亭本店 人気店。一口ギョーザが絶品。

モデルルートを考えてみる

上に挙げている観光スポット以外にも多くの観光スポットがあるので、一概には言えませんが、個人的なお勧めを加味した上で、時間のかかる観光スポットなどを先に決めていくと、自然と観光スポットが決まってくるかと思います。

例えば2日間のモデルルートを考えてみると、

などのざっくりしたルートが考えられます。もちろん長崎市外の観光スポットを入れてもいいですし、亀山社中を入れた坂本龍馬堪能コースにするのもきっと良いでしょう。この辺は好みに合わせて、自分で考えてみると面白いかなと思います。

まとめ:軍艦島+稲佐山展望台+αがおすすめ

 初めて長崎を訪れるか否かにもよりますが、初めての方であれば軍艦島と稲佐山展望台は強くお勧めしたい観光スポットかと思います。ほかにも観光スポットはたくさんありますが、体力と気分に合わせて当日決めてしまうのもきっと良いでしょう。

また、長崎に滞在するならば、長崎グルメを満喫するのも忘れてはいけません。ここで提供される角煮まんじゅうは本当美味しくて、我々が訪問した際には毎食この角煮まんじゅうを注文してしまったほどでした。

いろいろと五月雨的に紹介させていただきましたが、何等かの有益な情報になれば幸いです。以上、ご参考まで。

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