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マリオットマーキスタイムズスクエア 宿泊記

ニューヨーク滞在中の1泊目はこちらのホテルを選択しました。ニューヨークの特にマンハッタン中心部のホテル価格の高さと言ったら、シンガポールや香港のさらに上を行っている水準です。なかなかホテル選びも苦戦しましたが、どのような滞在となったのでしょうか。

マリオットマーキスタイムズスクエア

ホテル名:ニューヨークマリオットマーキス
ホテルランク:★★★★★(正しくは4.5)
宿泊部屋:Premier room, Corner room
予約価格:50,000 Marriott points + 31USD=約3,500円
予約方法:マリオットカスタマーセンター経由

予約はSPGアメックスの特典ポイントで

通常期であればこちらのホテルのスタンダードルームは大体300~400USD=約33,000~44,000JPYで宿泊可能な価格帯で販売されています。価格帯だけで言ってしまえば、まぁ高いですね・・・。シンガポールであれば、ホテルランク★5はもちろん★5の中でも中堅~上位レベルのホテルを選択することが可能です。

なかなかお財布事情が苦しいということもあって、今回はSPGアメックスの特典ポイント(50,000ポイント)で予約しました。この特典ポイントというのは、クレジットカードの更新をすると、その特典として50,000ポイント相当(約40,000円相当)の宿泊バウチャーがもらえるという内容ですね。

ただ、残念なことにDestination Feeなる諸費用がニューヨークのホテルではかかってきます。こちらはポイント宿泊でも回避できないため、別途クレジットカードにより支払をしました。

有償で予約するならポイントサイトを経由がベター

私は今回ポイント宿泊で予約をしたのですが、もし有償宿泊をするのであればポイントサイト(ハピタスMr. Rebatesなど)を経由して予約をするのがお得ですね。ポイントサイトを経由して予約をすれば、宿泊金額の一定割合をキャッシュバックでもらうことができます。もちろん数%程度なので、極端な見返りはありませんが、宿泊代金が高いニューヨークなどでは必ず経由した上で予約したいところですね。

なお、ポイントサイトはハピタス以外にも沢山ありますが、訪問履歴がしっかり記録されなかったり、カスタマーセンターの対応が悪いところも多いので、基本は大手系が安心かと、個人的に思います。突然他社へのポイント移行を停止するサイトもあったりするので、還元率だけで判断するのは若干気を付けた方がいいかもしれません。

タイムズスクエアまで徒歩数十秒という立地

こちらのホテル、もう何といってもタイムズスクエアにめちゃくちゃ近いというのが最大の特徴と言えましょうか。歩いて数十秒すると、もうそこはタイムズスクエア。これは素晴らしいですね。

ちなみに、色々とニューヨーク観光の中心地というイメージのあるタイムズスクエアには、ミュージカルやオペラ、大手ファッションブランドのアパレルなど色々観光っぽいものが色々あります。

ただ、なんでしょう、いまいち楽しみ方のわからないスポットにも私個人は感じちゃったり・・・。グループで来てインスタ写真撮って、目的もなくふらふら歩くみたいな楽しみ方が一番しっくり来る場所でしょうか。

グランドロビーは8階

ホテルエントランスは地上1階にあるわけではなく、8階にグランドロビーがある造り。

キャサリンの英語に痺れながらチェックイン

グランドロビーではチェックインをするためにカウンターへ行くのですが、こちらのチェックインカウンターは会員レーンがあろうとなかろうと大抵の時間混みあっていました。まぁ、日本や他の地域でもよくある話なので致し方ないところですね。

チェックインの際は、今回支払うDestination Feeについても説明がありました。スタッフのキャサリンから説明を受けたのですが、それがまぁ聞き取りづらいこと笑。アメリカ人が日本人に話す喋り方ではないため、駐在員レベルでもリスニング要注意のレベルかなと感じますが、私はかろうじて・・・という感じでした(CNNのような英語ではなく、淀みなく機械的に喋る感じでしょうか笑)。それはさておき、Destination Feeのざっとした内容は以下のとおり。

Destination Feeは世界的にもあまり馴染みがない類かと思います。一般的にはResort Feeなどの項目で徴収されることは多いですが、ニューヨークはリゾートではないですからね。内容はフードクレジットを中心としたサービス料となります。まぁ、ホテルレストランを使うのであれば、これはこれでお得でしょう。あと、ニューヨークの2月は寒すぎるため、Double Deckerは放棄しました。

ちなみに、今回アサインされた部屋はコーナールーム。2段階のアップグレードをしていただけました。

何気にこちらのホテルはマンモスホテルなので、プラチナやチタン会員(もちろんさらに上のアンバサダー会員含めて)が日々溢れるほど泊まっているのではないかと思います。スイートへのアップグレードも事例としてはあるのでしょうが、なかなか上級会員程度では厳しいのかもしれません。

建物全体は古いですが、エレベーターはアルゴリズム型の割振り型タイプ。いわゆる目的の階のボタンを押すと、乗るべきエレベーターが表示されるタイプとなっています。FTではだいぶ不評ですが笑。

Premier, Larger Guest room, Corner room




43㎡ということもあって、思っている以上に広いですね。タイムズスクエア周辺だけでなく、マンハッタンのホテルは調べていた限りですと大体20~25㎡程度しかないホテルがほとんどだったので、かなり広い部屋と感じました。




デスク、ソファもかなり大きなサイズ。大型トランクを開けても周囲にスペースはまだまだあるため、非常に便利ですね。




冷蔵庫はないようです。そして、ミニバーとしてこちらの棚が用意されています。しかも、ボトルウォーターはありません。これがこちらの標準的なスタイルということなんでしょうね。若干というか結構不便です。

クローゼット




クローゼット内もシンプル。スリッパもバスローブもありません。いや、コールすれば、きっと届けてもらえるんだろうと思うのですが、なんか色々足りてなさ過ぎて面倒くさいですね。友人を待たせているので、すぐ出なければならず、特にホテルスタッフへ伝えずにスルーしてしまいましたが。

バスルーム




バスルームはトイレ・バスタブ付きで大きな洗面台が備え付けられています。固定シャワーヘッドでバスタブもかなり経年化している類。うーん、あまりゆっくり寛げるものではありません。湯量も確かめましたが、なかなか厳しいですね。

夜は友人行きつけのステーキハウスへ




チェックインを済ませた後は、そのまま友人のコンドミニアムへ向かいます。どんなところに住んでいるのか、ちょっと興味があったのと帰りに夕食も兼ねて彼の行きつけのステーキハウスへ。




値段設定だけでは正直何とも言えませんが、テーブルクロスはもちろん、この落ち着いた感じの雰囲気を見ると、日本人にも利用しやすいお店のひとつではないでしょうか。ワンプレートのボリュームが結構大きいので、味は好みがあるとして、満腹になれる場所として満足度はきっと高いはず。 個人的にはポテトは好みではありませんでしたが、肉がジューシーで良かったですね。

ニューヨークの夜景

夕食で腹一杯になり、夜のニューヨークを散歩しながら、ホテルへ戻ってきました。部屋からはマンハッタンの夜景を拝めることができます。この部分だけ切り取ると、ニューヨークに宿泊っていいな、と感じます。

朝はビジネスマンで溢れるレストランへ




私はマリオットのプラチナプレミア=チタン会員だったこともあり、朝食はエグゼクティブラウンジでも食べることはできるのですが、Destination Feeのフードクレジットがあったため、グランドロビーの階にあるレストランを利用してみました。

値段を上げてビュッフェ形式にすることも可能だったのですが、シンプルにアメリカンブレクファストを選びました。出てきたのはこのワンプレート。後から確認できましたが、コーヒーとオレンジジュースは一応セット料金内のようです。メニューの記載が別料金のように読めてビュッフェを頼んだ方が良かったか悩みました。

離席前にサインしたレシートを見てみると、チップ混みで37.43USD=約4,100JPYという値段。チップは特に断りもありませんでしたが、18%で加算されていますね。高コストで苦しむ彼らスタッフの大事な収入源なので、文句を言ってはいけませんが・・・うーん、トータルで4千円超はやっぱ高くない?笑。

この後はタイムズスクエアで簡単なお土産と買い物をして、チェックアウトをします。こちらのホテルはエクスプレスチェックアウトに対応しているので、カードキーを返却するだけでOK。この点はアジアと違って非常に便利ですね。アジアでも対応しているホテルはそれなりにあるのですが、ここまでさも当たり前かのようにカードをポストまたはスタッフに返却するだけで済む手続きもなかなかない気がします。

ちなみにホテル領収書はEメールで届きます。大変助かります。

エグゼクティブラウンジ

チェックアウト後は若干の作業がしたかったこともあり、エグゼクティブラウンジへ向かいました。前日は一切利用しなかったので、チェックアウト後に初訪問となります。

基本的にオープンしているのは平日のみ。週末は開いていないため、朝食代節約を考えている人はお気を付けて。曜日を確認しておきましょう。ラウンジは完全にビジネス向けですね。ビジネス向けだとしても、相当簡素化されていると感じますが。




イブニングタイムではアルコール類の提供があると思いますが、その辺は確認できず。ただ、そのほかのサービス周りを見ていると、期待しない方がきっと良いでしょう。




しばらくパソコン作業をさせてもらってから、次のホテルへ移動することにしました。平日日中であれば、私と同じようにラウンジでパソコン作業をする方もちらほら見れます。

ニューヨークだと下手にカフェなど入ってしまっても、結構お高く出費が嵩むので、こういったラウンジスペースは本当助かります。コーヒー1杯飲むだけでも1,000円ぐらい簡単に吹き飛んでいくので、コスト感覚を厳しくしないといくらあっても足りない場所という感じです。

そして、あまり働く場所が制限されないニューヨーカーの働き方ですが、周囲を見ている限りだと本当色んなところで朝早くから、ずっと仕事をしていますね。たくさん稼いでたくさん消費する働き方なんですが、超大国の経済都市&観光都市であるニューヨークの実状を見ると、誰もハッピーになれない世界もあれだな、と感じるところがあったり・・・。

まとめ:サービスって何だろう・・・

総合評価:★★☆☆☆:サービスって何だろう・・・
ハード面:★★☆☆☆:老朽化も目立つアンティークなホテル
ソフト面:★★☆☆☆:エクスプレスチェックアウトは便利だよね
コスト面:★☆☆☆☆:ニューヨークのホテルって本当高い・・・
アクセス面:★★★★☆:タイムズスクエアに至近

他の日本人の方の宿泊記等も読んでいたので、そこまでギャップがあったわけではありませんでしたが、ニューヨークとアジアのホテルの違いを強く印象付けた滞在でした。ここまで違うと、アメリカに観光へ行く意味って何なんでしょう笑。

すべてがダメだったか、というわけではもちろんなく、素晴らしい立地環境や、夜景の美しさなど魅力的な面もあったと感じています。

ただ、その一方で、ニューヨークのホテルであれば極々一般的なのかもしれませんが、個人的な感覚として、コストとサービスが釣り合っていないホテルだなぁ、と感じてしまったのも本音です。また泊まりたいかと聞かれたら「NO」と答えますが、じゃあ他におすすめできるホテルがあるかと聞かれても「わからない」と答えざるを得ない状況ですね。以上、ご参考まで。

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