クアラルンプールはマレーシアの都市。東南アジアというかアジアの中では、英語が公用語として使われている国の一つ。タクシーの運転手ももちろん使えるので、通常のタクシーでも何ら問題はないが、現金決済が面倒臭かったこともありUberを利用してみることにした。(なお、現在東南アジアでのUberはGrabに統合されていますので、利用するならGrabを使うと良いでしょう)
目次
クアラルンプールにおけるネット上のUberの評判
インターネット上で出てくるクアラルンプールのUber事情のほとんどは乗車体験がほとんど。もちろんその多くは近距離や空港からホテルまでと出張者や観光客向けの情報がそろっており、比較的安全安心に利用できそうな情報が多い。
また、Uberの価格改定があったことや、リンギット安によりかなりお手頃な価格で乗れるという情報もある。比較的安心して乗れそうな雰囲気がこの時点で漂っている。
事前情報はまぁ安心できそうだ、ということで実際の乗車はどうだったか。いくつか実体験をもとに紹介したい。
1件目 初の女性ドライバー、そして運賃が安い
有名なペトロナスツインタワー付近からブキッビンタン(BUKIT BINTANG)駅までの移動でUberを使用してみた。Uber車が現在地付近にどの程度いるか確かめるために、パッとアプリ画面を見るとかなり多くのUber車が周辺を走っていた。これはすぐ見つかりそう、ということで早速呼び出してみる。
Pick Upの場所なのだが、自分のiPhoneのGPS機能が中国へ行ってから、ずっと不調で世界中どこへいても現在地から100メートル以上離れて表示される精度になってしまっている。そのため、今回は操作ミスで変なビルの間にセットしてしまった。
(通常はPick Upの場所も指定できるので、修正すればよかっただけの話。地味によくある話なので、海外では注意していただければと思う)
Pick Upの場所まで色々な人に「このビルは抜けられる?」「どっち?こっち?」と聞きながら、自分が5分遅れで到着。すでにUber車は待機していた。
今回は女性のドライバー。乗ってみると開口一番に、
”あんまりクアラルンプールの道は知らないから、ちょっと方向間違えても怒らないでね”
とのこと。自分もよくわかっていないので、訂正しようがない。ただ、ルート的にはほぼ一直線で向かってくれたため、ものの10分弱で到着することができた。
金額は7.31MYR。日本円で200円弱。
地下鉄数駅分なので、短い距離であるのは確かだが、正直こんなにも安いのかと驚愕してしまった瞬間だ。チョイ乗りでも使える利便性を実感。これはバンバン使ってみるしかない。というわけで、もう1回使ってみる。
2件目 会話はできないものの、安心して利用できる利点を再実感
こちらは午後10時過ぎの遅い時間帯。滞在ホテルへ戻るために、Uberで配車する。このときは、若干入り組んだ場所にいたが、交通量の多い道路まで歩かずに済むのも非常に嬉しいポイント。
ちなみに今回、配車リクエストボタンを押すと、こんなメッセージが表示された。
“… the driver is deaf, and hard of hearing…”(細かい表現は多少違うかも)
deafなんて単語知らないわけじゃないが、日常で使わないので「ん???」と一瞬なってしまったが、hard of hearingということ。聴覚障害を持っているドライバーということだ。
Uberのビジネスモデルがハンディキャップのある人の仕事として役に立っていることに初めて気づいた瞬間だ。実際に迎えに来てくれたドライバーの男性は会話こそできないものの、丁寧に目的地まで対応してくれ、非常に満足している。
こういうときに手話の一つでも覚えておけばなぁ、とちょっと後悔してしまった。とりあえずグーを示して、満足した旨を表現して立ち去る。こういう教養も少しくらい身に着けておきたいと思ったことに加えて、よい社会勉強にもなった乗車となった。
時間帯はやや混み合う時間帯というにも関わらず、わずか10.74MYR、日本円で300円弱。激安。
3件目 大きい荷物があるときこそ便利
最後はマレーシアのKLIAエクスプレスが発着するKULセントラル駅までの移動にUberを使用。ホテルのロビーで直接Uberを配車する。
帰りは小さめのトランクとカバンを引き下げての移動なので、やや歩きたくはない。クアラルンプールは日中の気温が30度以上なので、ちょっと歩いたら汗でびしょびしょになる。できる限り現金を扱うのが面倒なので、やはりここでもUberのメリットは大きい。
配車後数分で迎えに来てもらえ、乗車後11分少々の移動でセントラル駅に到着。
今回は8.5MYR、日本円で200円強。こんなに安いなら、そのまま空港でも良かったかなとちょっと思ったが、エクスプレスを往復で購入していたため、やむなくセントラル駅で降車した次第。
まとめ:交渉いらず。現金いらずの最強配車アプリ
少々誇張気味な書き方をしているが、クアラルンプールではUberを利用することを強く勧めたい。というのも、これとは別に現地タクシーを何回か拾ったが、クアラルンプールのドライバーの多くは相手が観光客とわかると料金を交渉制で決定しようとしてくることが多い。そして、明らかに相場以上の値段を吹っかけてくることが頻繁にあった。これではせっかくの観光も気分が台無しだ。
散々東南アジアの色々な都市でそんな経験をしてきて、毎度毎度気分を害してきた自分としてはこの交渉をしなくて済むという仕組みが何よりも頼もしい。
現地通貨を扱わなくても済む点も外国人としては大変助かる仕組みと言える。料金のお得さはもちろんあるにせよ、安全性を加味すると個人的にはぜひ利用を勧めたい配車アプリと言える。ご参考まで。
ちなみに、こちらのリンクから初回登録で無料バウチャーが付与される。無料となる金額は国によって異なるが、お得なのは確かであるため、もし利用する機会があれば、とりあえず登録して活用してみていただきたい。2017年4月現在、日本で登録した場合は、1,500円分のバウチャーが付与されるのでお勧め。
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