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【静岡】伊東温泉 ハトヤホテル 宿泊記 (2023/8)

2023年夏。このときは伊豆下田方面へ旅行した際に利用したホテルが昭和・平成初期のCMで有名なハトヤホテル。そもそもここは超倹約型の友人にホテル選択をお任せしたこともあり、おそらく自分ではチョイスしない類のホテルなのですが、流れに乗って宿泊してきました。名前は有名なのですが、あくまで昔の話。最近はめっきり話を聞かなくなりましたね。そんなレトロホテルのハトヤホテルについて紹介したいと思います。

ハトヤホテル

ホテル名:ハトヤホテル
ホテルランク:★★★☆☆
宿泊部屋:本館和室
予約価格:約30,000円/部屋・泊(諸税込み・朝食あり)
予約方法:友人手配

予約は友人に一任

ハトヤホテルは一般的な旅行サイト、例えば楽天トラベルやじゃらんなどでも検索すれば出てきます。独自の会員プログラムがあるのかは確認していないのですが、敢えてハトヤ系列が好き、という人でもない限り、使いやすい旅行サイトから予約するのがきっと良いのでしょうね。

さて、いつも書かせていただいているのですが、ホテル公式サイトや旅行代理店サイトなどから予約をする際は、キャッシュバックサイトを経由して予約するのがおすすめです。日本だとハピタスなどのキャッシュバックサイトが有名ですね。Hotels.comやBooking.comなどのホテル予約サイトもキャッシュバックサイト内では対象となっており、キャッシュバック率が高い時期は8%バックにもなるときがありますので、他ホテルサイトを利用する際もぜひご活用ください。

伊東エリアの高台にあるハトヤホテル

ハトヤホテルは伊東エリアの高台にあります。今回レンタカーを利用して、ここまで来たのですがかなり高台の傾斜もあり、道幅が絶妙に狭いこともあり、運転も慎重にならざるを得ない場所でした。鉄道利用の方はどうやってくるんですかね、と思いましてホテル公式ホームページを見たところ無料送迎バスがあるようです。頻度は正直微妙ですが、タクシー使わなくてよい分、これを使うのが良いのでしょうね。

無料送迎バス

伊東駅からホテルまでは定時運行の無料送迎バスをご利用下さい(所要時間約5分・予約不要)

◆伊東駅→ハトヤホテル(30分毎/最終便のみ35分)
12時30分、13時00分、13時30分、14時00分、14時30分,
15時00分、15時30分、16時00分、16時30分、17時00分、17時35分

【乗車場所】伊東駅改札を出て右側つきあたり、土産物屋前付近にてお待ちください。

◆ハトヤホテル→伊東駅(15分毎)
8時30分、8時45分、9時00分、9時15分、9時30分、9時45分
10時00分、10時15分、10時30分

◆ハトヤホテル → サンハトヤ
10時45分、13時15分、14時15分、15時15分、16時15分

https://www.hatoyahotel.com/access/index.html

ホームページ上ですとそこそこ遠目に綺麗そうな外観なのですが、実際現場まで来ると廃墟感が強く、なかなかのインパクトを供えたホテルとなっています。

一応調べたところ、創業昭和22年とのことで、仮にその年に建造された建物だとすると築70年という歴史ある建物と言えます。浜辺近郊の立地条件でもあることを踏まえると、何度も大規模修繕工事をやってきたとはいえ、結構頑張って保たせているのではないかなと感じます。

ホテルそのものに言及する話ではないのですが、先に書いた通り、ホテルの中と外は原則車での移動が想定されます。実は夕食時に外へ歩いたものの、なかなかの急こう配だったこともあり、行き帰りが大変でしたし、雨が降った場合にはさらに大変な状況になるかと思います。そのため、原則車で夕食を食べに行くのですが、ここで困るのが車なのでアルコール飲料が飲めないというジレンマに陥るわけですね。はい、本当に難しいところです。なので、我々は歩いて外に向かいました。

当時、夕食はホテルで食べられないか問い合わせしたところ、一応夕食ビュッフェなるものがあるようで、事前申し込みか何かをしておかないと難しかったと記憶しています。諸々の経緯が(記憶含め)あやふやになっているのですが、夕食をどうするかは宿泊前に考えておくことを強くお勧めします。

エントランス

バブル時代を想起させる色調と照明器具のエントランス。このあたりはおそらく創業当時から変わっていないのかもしれません。

広々としたロビーフロア。ソファ類もかなりくたびれている感があるのですが、ホテルの中でもだいぶ新しい方だったことを覚えています。本当広いですね、このロビー。

なんとも不思議な空間ですね。一時代前であれば、透明なガラス製の灰皿が各テーブルに置かれていてタバコの匂いが充満するロビーだったのかなとも想像しました。

別館?本館?との連絡通路。何気にすごいレトロ感があり、哀愁も備えたいい景色でした。ちょっと不思議なデザインの丸い通路で、丸い窓枠から伊東の海岸景色が望めます。

さて、ホテルの部屋構成ですが、ホテル公式ホームページによると以下の種類があるようです。

あまりランクの概念はないようで、特別室を除けばまぁ似たり寄ったりの部屋なのかなぁとも想像しました。

今回は本館に宿泊ということで、連絡通路を渡って、ぎこちない動きのエレベーターに乗り部屋に向かいます。

本館和室

さて、扉を開ける前の段階の話として、実はエレベーターを降りた直後で感じたことがあります。それは……

なんか廊下が臭い

何の匂いなのかは最後までわからなかったのですが、築古物件特有の異臭なのか、建物全体に沁みついたあまり気持ちのよくないどんよりとした臭いに眉をひそめながら、部屋のドアを開けました。

幸い部屋のドアを開け、中の匂いを嗅いだところ、部屋の中は無臭で問題ありませんでした。よかったです。

昭和レトロを感じる玄関ですね。

和室はこんな感じ。色々とツッコミどころの多い要素があり過ぎて、やや困る感じなのですが、色々とホテル側も努力しているようでそこは甘めに見る必要もあるのかなと。ただ、セキュリティ面の観点で「固定されておらず動かせる金庫」とか、特に説明のなかった事前に入っている「ポットの中の水」などはまぁ正直なんとも言えない気持ちにはなりました笑。

別角度から見た和室。

テレビや金庫周り。色々面白い景色ですね。

窓際には向かいで座れる一人掛けソファがありました。やはり昔はタバコ用みたいな感じだったのでしょうか。

冷凍庫付きの冷蔵庫もありました。大きいですね。

バスルーム

ハトヤホテルは大浴場があるため、部屋備え付きのバスルームは使用しなかったのですが、一応こちらを使うこともできるようです。

こちらはトイレ。このスリッパを見ると、なんだか大昔に行った修学旅行を思い出します。

こちらが部屋付きのお風呂。昭和の団地感がありますね。

その他の備品

和室ですので布団が寝具になります。やや記憶が曖昧だったのですが、たしか布団は食事か大浴場へ行っていた時間にホテルスタッフが敷いてくれたのではなかったかなと思います。

大浴場

大浴場に関しては写真撮影などはできませんので、ホテル公式ホームページの写真を引用しておりますが、ちょっと写真のイメージとだいぶ乖離があったなぁと。こんな清々しい温泉施設ではなくてですね、全体の3分の1が故障中なのか、メンテナンス中なのかで浴槽にお湯が張られていない状態となっていました。床タイルの状態や洗い場の状態などを見ても相当に経年劣化しており、だいぶくたびれた大浴場だったなぁと。

色々と内風呂の形が違うのですが、泉質が違うとか、ジェットバスや寝湯があるとかでもなく、ただ内風呂の形が違うのみとなっています。現代的な特色はないので期待値を高めるとボキッと折られてしまうでしょう。

サウナ施設もあったようですね。結果として私は敬遠してしまいましたが。

朝食

こちらの写真もホテル公式ホームページにある写真で朝食会場のイメージ写真となっているのですが、だいぶ違いますね。朝食はビュッフェスタイルなのですが、宴会場を朝食会場として使用しており、外の景色が見えるのは別のプランなり、別のレストランなのかもしれません。朝食の品質は、正直厳しかったなとは思っています。

まとめ:もう色々と厳しすぎる・・・

総合評価:★☆☆☆☆:もう色々と厳しすぎる・・・
ハード面:★☆☆☆☆:老朽化も限界点まで来ているのでは?
ソフト面:★★☆☆☆:色々と頑張ろうとしているのかもしれませんが諸々厳しい
コスト面:★★★☆☆:お金払って泊まりたいかは謎
アクセス面:★★☆☆☆:車前提の立地ですが別の制約もあり厳しい

なかなか大変でした。本当もうレトロもレトロなホテルで、ここまで老朽化したホテルだとまぁお金払ってまで宿泊したいか、という点は疑問として残ります。しかしながら、ほぼお盆の時期でしたし、多少我々以外の旅行客(家族連れ)もおりましたので、なんとか回転はしているのかなと。通常の時期に行きたいかと言われるとだいぶ閉口してしまいます。

友人がレトロホテル好きだったのかはやや怪しく、単純に伊東エリアで最安値のホテルをピックアップしてきたから宿泊することになったのだと予想していますが、純粋にお勧めできるレベルにはありません。あくまでレトロホテルマニアの類として、体験宿泊するような感覚でないと少々厳しい印象を持っています。

伊東エリアは他にもホテルあるかと思いますので旅行で行く際にはもっと別の快適なホテルを選択するのが個人的な意見ではあります。以上、ご参考まで。

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