シンガポール市内の移動では、現地のタクシー、メトロ、バスの利用が非常に便利ですね。タクシーを使わずともメトロ網が広がっており、ほとんど苦も無く移動することができます。ただ、一方で一部の地域や大きな荷物を持っている際は、地下鉄に入るのはかなり面倒臭いと言えます。そのため、タクシーを利用するのが便利なのですが、そういうときに限って目の前をタクシーが走っていないことが多いです。そういうときはどうすべきでしょうか。今回はそんなときに有用な配車アプリGrabを紹介します。
目次
Grabって何?
まずは、Grabとは何かから紹介しましょう。海外へ行く機会が多い人であれば、聞いたことは多いかもしれませんね。GrabはUberと同じタクシー配車アプリのことです。東南アジアを中心にサービスを拡大しており、簡単かつ便利にタクシーを呼ぶことができるサービスです。
アプリ上から配車を依頼すると、自分がいる地点までタクシーが迎えに来てくれます。そして、アプリ上で入力した目的地まで連れて行ってくれる、という代物ですね。決済は事前に登録しておいたクレジットカードから引き落とされるため、決済面も非常に便利。
Grabのメリット
では、Grabを利用するメリットは何でしょうか。配車アプリUberとも共通する話ですが、私個人が感じるのは以下のような点です。
- クレジットカード決済が可能(現金決済不要)
- 目的地の指定が可能(コミュニケーション不要)
- ドライバーの素性が事前事後で確認が可能
- 料金が明瞭会計
やはり現金決済が不要という点や、目的地の指定が可能である(すなわちドライバーにいちいち指示をする必要がない)点は土地勘のない海外で非常に便利だと感じています。予約の前段階でおおまかな運賃がわかる点も個人的には非常にありがたい機能のひとつです。
Grabのデメリット
では、逆にGrabのデメリットは何でしょうか。個人的にはタイミングの問題もありますが、大体この3つであると思います。
- 配車できるタクシーが見つからない場合がある
- 配車を依頼してもキャンセルされることがある
- Wifiがないと配車ができない
一番致命的なデメリットは、Wifiがないと配車ができない点でしょう。海外は比較的Wifiを見つけやすい場所は多いですが、道のど真ん中でWifiにアクセスできるような環境はなかなかありません。あくまでカフェなどに立ち寄ったり、ホテルのロビー付近にいないと、Wifiにつなぐことができない場合がほとんどではないかと。
また、外国の主要都市ならまだしも地方都市の場合は配車できる車が付近を走っていないことも多いですね。必ずタクシーを呼べるわけではないという点は十分に注意して利用しなければなりません。
さて、一長一短のGrabですが、実際に使ってみるとどうでしょうか。シンガポールで実際に使用してみた実感を以下紹介します。
実際にシンガポールでGrabを使ってみた
1回目 チャンギ国際空港からヒルトンガーデンインへ
1件目はチャンギ国際空港から宿泊先であるヒルトンガーデンインへ向かいました。チャンギ国際空港からヒルトンガーデンインまでは、地下鉄を利用して向かうことも可能なのですが、大きな荷物があることもあり、さらに当日の天候が雨でもあったことから、直接ホテルのエントランスまで行けるGrabでタクシーを配車しました。
チャンギ空港には専用のピックアップポイントがある
今回はターミナル1に到着するフライトを利用しており、ターミナル1からGrabでタクシーを呼びました。なお、アライバルエリアのゲートを抜けた目の前にはタクシーレーンがありますが、こちらは通常のタクシーを乗る際に利用することとなります。UberやGrabを利用する場合は別のピックアップポイントへ向かう点に注意が必要ですね。
Grabから配車を依頼すると、どのターミナルにいるのか念のための確認メッセージが届きました。この辺はドライバー次第なのですが、電話で掛かってくる場合もあるため、心の準備はしておいた方がいいかもしれません。
ピックアップポイント(Arrival Pick-up)までは看板を見ながら進んでも良いし、周りのスタッフに聞いて向かってもいいでしょう。若干の距離はありますが、わかりやすい位置にあります。
このようにピックアップポイントでは、1~7番まで番号が振られており、どこの番号で待機しておくべきかドライバーから連絡を受けます。今回は4番の場所で待機することに。
リトルインディアに位置するホテルまで17SGD(約1360円)
午後9時過ぎに乗車して、配車までは10分ほど。渋滞はほとんどなかったため、ホテルまでは20分くらいだったでしょうか。時間についてはあまり正確に覚えていませんが、そこまでひどく待った印象もありません。
なお、運賃は約1360円。タイ、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア諸国と比較すると、タクシー料金がだいぶ高い印象を受けますが、正規料金だと20SGD(約1600円)ほどかかるようなので、若干安い傾向にあります。ちなみに、シンガポールや海外のタクシー運賃を調べるには、taxidecoというサイトが便利です。
2回目 ブギスのショッピングモールからホテルへ戻る
2回目は買い物帰りにGrabを利用しました。シンガポールでは非常に有名なショッピングモールが多数あるブギスから配車をアプリで依頼。距離的には非常に短いのですが、常に気温の高いシンガポールでは多少歩くだけで汗だくになってしまうため、ちょっとの距離でも気軽に使いたいですね。
料金は5SGD(約400円)
日本の感覚で言うと1メーターくらいでしょうか。ただ、距離的には大きな道路を跨ぐ必要もあったことや、シンガポールの酷暑を考慮すると非常にお手軽な料金と言えます。
3回目 ホテルからチャンギ国際空港へ
3回目は1件目とは逆に、ヒルトンガーデンインからチャンギ国際空港へ向かいます。今回は、ホテルのロビーからGrabでタクシーを配車しました。時間はほとんどかからず5分ほどで迎えに来てくれましたね、早かったです。
1回目と異なり今回は20SGD(約1600円)
今回は1回目とは若干異なり、20SGDとなりました。利用する時間帯や渋滞状況によって運賃は多少変化してしまう点は仕方ないでしょう。ただ、それでも正規料金にほとんど変わらずの金額であるため、現地のタクシーを利用するよりはこちらを利用した方がいいかもしれません。
まとめ :シンガポールでは超便利なアプリ
シンガポールはGrab以外の交通網が発達しているということもあり、毎度毎度Grabを使う必要はないかもしれません。基本は地下鉄での移動をメインとし、ちょっとした荷物が増えた場合や周りの地図がよくわからない場合には、Grabを利用するというのがきっといいでしょう。
また、Grabは通常のタクシーよりも安価な運賃となる場合があります。決して必ずそうなる訳ではありませんが、タクシー利用の際は、積極的にGrabを利用してみるのがいいかと思います。
2018年4月以降、東南アジアでUberは利用できなくなりました。タクシーを呼びたいときは同様の配車アプリであるGrabを使用しましょう。シンガポールはUber先進国だけあって、Uber車の台数やその機能はかなり充実している。一方でGrabなどの配車アプリも台東しており、価格競争も起きている現状だ。今回はシンガポール滞在時にUberを利用した実体験をもとに利便性や金額感を紹介したい。シンガポールのUber事情ネットでの評判すでにシンガポールはUber先進国。市内や空港付近であれば、いたるところにUber車が走っており、ものの数分で迎… (現在は使用不可)シンガポールのUber事情・実際の使用感を紹介する – 万国旅行塾・読書塾 |
もし、Grabで配車するタクシーが見つからなかった場合はUberを利用してみるのもいいかもしれませんね。ご参考まで。
なお、以下のコードを使用してGrabに登録すると、無料クーポンが手に入ります。ぜひご活用ください。
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