【ペナン】イースタン アンド オリエンタルホテルペナン 宿泊記 (2017)

先日のマレーシア旅行では、ペナン島にも滞在をしました。というか、ペナン島は旅程の中でのメインイベントの一つ。ペナン滞在中の２日間は、ペナン島で一番と言っても過言はないイースタンアンドオリエンタルホテルに宿泊。実際に泊まる前からもかなり期待していたホテルでしたが、期待に応える★５ホテルとして最高の滞在ができました。今回はその様子を紹介します。

イースタンアンドオリエンタルホテルペナン

イースタンアンドオリエンタルホテル（Ｅ＆Ｏホテル）は、グローバル展開をしているホテル系列ではありますが、世界中に多数あるわけではありません。頻繁に同グループホテルを利用する機会は少ないため、今回は通常のホテル予約サイトのホテルズドットコムから予約を行いました。

最近ホテル予約サイトであるエクスペディアが最低価格保証をやめてしまったことは、旅行通の間では密かに有名な話なのですが、それ以外のホテル予約サイトでは最低価格保証を実施しているので、どこのサイトを選んでも価格に大きな差は出てこないでしょう。トリバゴ等で最安値を一度確認すれば、下手な金額で予約することは避けられます。

また、各ホテル予約サイトにおいても、ポイント還元等の仕組みがあるため、そこをいかに考慮するかが差のつくポイントになると言えます。

ホテルズドットコムとポイントサイトを組み合わせてお得に宿泊する

ここからは個人的な意見ですが、ホテルズドットコムには、10泊すると１泊無料となる実質部屋代10%オフの仕組みがあります。さらに、 ハピタス等のポイントサイトを経由することで、部屋代を最大7.5%のキャッシュバックを受けることができます。今回はそういった事情もあり、ホテルズドットコムから予約を行いました。
（すなわち、部屋代が実質17.5%割引！）

※7.5%は私が実際に予約したときのキャンペーン中の還元率

ハピタス内のホテルズドットコムのバナーをクリックしてから、予約を行うだけでキャッシュバックを受けられる仕組み（広告費の一部が予約者に還元される仕組み）であるため、少しでも安くホテルに泊まりたいのであれば、利用しない手はないでしょう。

ジョージタウンに隣接した好立地

Ｅ＆Ｏホテルは、ペナン島のジョージタウンと呼ばれる繁華街に隣接しています。ペナン島自体、そこまで大きい島ではないのですが、島の東南部に空港や機械系自動車メーカーの工場が多くあり、北東部にジョージタウンを中心とするペナンの中心街があります。

観光資源はそこまで多くない街ではありますが、歴史が最も古いのがジョージタウンでもあり、そこに位置しているＥ＆Ｏホテルは立地的観点からも優れています。

白を基調としたオシャレなホテル

クアラルンプールからの長距離バスでペナン島に到着した後、ペナン島バスターミナルからタクシーでこちらのホテルへ向かいました。Ｅ＆Ｏホテルの名前を出すだけで、場所を理解してもらえるほど、現地の人には超有名なホテルのようで、道中高齢のぼったくりタクシーの爺さんが色々と街の歴史や最近できた新しいホテルの話などを色々話してくれました。

ホテル建物は真っ白な外観で南の島に映える清々しい雰囲気を漂わせています。

夜になるとライトアップされるため、より一層白と夜景の黒がコントラストとなって目立つ建物となります。

チェックインはアネックス館で

ホテル入口へ入ると、大きなエントランスになっており、白のグランドピアノが置いてありました。夕方の時間ではあったものの、チェックインカウンターは空いており、部屋が用意できているか聞いてみます。

 

予約名を伝えると、ホテルはこの建物ではなく、アネックス館とのことらしいです。最初に入った建物はヘリテッジ館とのことで、結構な歴史的建築物なんだとか。若い男性のホテルマンに付き添われ、アネックス館まで案内してもらうことに。

こちらのホテルは正面はジョージタウンを向いていますが、背中側は一面海が見渡せる絶好の景色を有しており、ヘリテッジ館とアネックス館を移動するときにその圧巻の景色を眺めることができます。

裏庭には、戦争時代の大砲がそのまま残っていたり。

１～２分ほど歩いた先にあるＡＮＮＥＸ館。ロビーはいたってシンプルながらも、伝統的な英国風ホテルといった印象。

チェックインカウンターでパスポートを渡して、部屋のカードキーを受け取ります。合わせて、クラブラウンジや朝食の説明も合わせてしてもらいました。日本人の宿泊者は決して多くはないものの、日本人向けの日本語説明の案内ももらえるため、なかなか気が利いていますね。

エレベーターに乗って８階へ向かいます。１フロアに２部屋コーナースイートの部屋があり、コーナースイートは122㎡もの広さとなります。ちなみに、こちらのホテルの部屋は、以下のとおりとなっており、アネックス館にはたった２種類しか部屋がありません。

• アネックス館　スタジオスイート　５５㎡　←予約部屋＆宿泊部屋
• アネックス館　コーナースイート　１２２㎡
• ヘリテッジ館　デラックススイート　５８㎡
• ヘリテッジ館　ジョージタウンスイート　７９㎡
• ヘリテッジ館　プレミアスイート　５８㎡
• ヘリテッジ館　ストレーツスイート　８７㎡
• ヘリテッジ館　ライターズスイート　１３５㎡
• ヘリテッジ館　ピナンスイート　２４１㎡
• ヘリテッジ館　Ｅ＆Ｏスイート　５２２㎡

なお、ライターズスイートまでは公式ホテルから予約できるようですが、ピナンスイートとＥ＆Ｏスイートについては、問い合わせでないと予約はできない模様。Ｅ＆Ｏスイートの522㎡なんて広すぎて、どのレベルの要人が泊まるのか不思議な位に感じてしまいます。

さて、エレベーターから降りて本日と明日の２日間の宿泊部屋となる822号室に到着しました。早速中を見てみましょう。

ビクトリーアネックススタジオスイート

ホームページの写真と全く瓜二つの部屋が今回の部屋。５５㎡という広さはホテルの中で最も狭い部類ではあるものの、１人で滞在する分には十分過ぎる広さであり、バルコニーも付いていて非常に快適。

ベッドもキングサイズ。到着時はすでにターンダウンをしてくれていました。

ベッドサイドは、木目調のバランスを保ちつつ、電話機、照明、置時計が配置されています。ボトルウォーターもグラス付きでセット済。いいですね。

バルコニーへ出られる窓のサイドには一人掛けのソファが配置されています。

こちらはバルコニー。ペナンの海を眺めながら、ゆっくりすることができます。

コーナーに近い位置でもあるため、ジョージタウンと海の両方を眺めることが可能です。まぁ、完全に海側の方が見晴らしはきっといいのでしょうが。

部屋に戻って、テレビ台とビジネスデスクがこちら。部屋のド真ん中に設置されており、ベッドの正面にあるため、寝転がりながら鑑賞することが可能です。

ミニバー

グラスやコーヒーカップ類は２人分をベースにセットされています。

冷蔵庫内にはソフトドリンクがセットで置いてあり、こちらはコンプリメンタリーとなっています。そんな高価なサービスではありませんが、暑いペナンでは嬉しいサービス。

ビジネスデスク

 

ビジネスデスクはこちら。ちょっと手狭な印象は受けますが、無駄なものが置かれていないので使おうと思えば十分使えるレベル。

ウェルカムフルーツもこちらのとおり。２日目はちゃんと補充してくれていたのも嬉しかったポイント。

バスルーム

 

バスルームはベッドルームの広さに対して、相当広いスペースを確保しています。手前側に２シンクの洗面台を用意。後ろ側はクローゼットになっています。また、さらに奥側にバスタブ、シャワーブース、トイレが配置されていました。

全体的にゆとりあるスペースとなっているため、非常にストレスなくシャワーも風呂も楽しむことができ、快適な滞在となることは間違いないでしょう。

シャワーブースはレインシャワータイプとハンドシャワータイプの両方がありますが、水圧がとにかく超強力！羽田空港のシャワールームやサクララウンジ、ＡＮＡスイートラウンジあたりの日本の空港ラウンジに負けない位、超強力な水圧でシャワーを浴びることができます。

海外の水圧事情はなかなか難しい面がありますが、こちらのホテルは極めて素晴らしい、かつ、気持ちのいいシャワーを提供してくれています。

また、バスタブの造りもセンスが溢れていて、こちらも素晴らしい！英国貴族風ホテルとはまさにこのことでしょうか。

屋外プールはペナンの絶景を眺めながら

こちらのホテルにプールは２か所あり、ヘリテッジ館にある地上プールとアネックス館にあるラウンジフロアに併設されたプールがある。特に、アネックス館側のプールはインフィニティプールのデザインをしているため、ペナンの海につながったような感覚を味わえるハイセンスな造りをしています。

欧米系の旅行客で賑わってはいるものの、そこまで混雑しているわけではないため、ゆっくりプールを楽しむことができました。

プールサイドでは、ホテルスタッフがレモン果汁入りのスティルウォーターを提供してくれます。ホテルスタッフの教育がとにかく色々と行き届いており、どこにいても不自由することのない環境はさすがと言えますね。

スポーツジムは貸切状態

スポーツジムももちろん用意されています。こちらもヘリテッジ館とアネックス館の２か所にありますが、私はアネックス館のみを利用しました。器具の種類自体は標準的な設備。以前宿泊したプトラジャヤマリオットに比べると、少し種類は少ない印象ですが、全体的に利用人数もかなり少ないのであまり設備投資はされていないのかなーと思います。

クラブラウンジ

１日目の朝食はクラブラウンジで

こちらのホテルは全部屋がスイート構成となっており、全宿泊客がクラブラウンジを利用できるような造りとなっています。今回は１泊目の朝食をこちらのクラブラウンジで食べることにしました。

品揃え的には、朝食レストラン会場ではないので、あまり種類は豊富とは言えません。バイキング形式の料理とは別にオーダー制で卵料理を提供してもらえました。

 

ホテル暮らし４日目ぐらいになってきたためか、段々と食欲が衰えてきています。ただ、こちらのホテルは本当居心地がいいですね。

クラブラウンジの窓際は、海を眺めながら食事を楽しむことができる特等席。

イブニングタイム

クラブラウンジということで、こちらのホテルではイブニングタイムを提供していますが、かなり時間が限定的となっています。午後５時～６時のたった１時間だけ軽食とアルコールを提供するという限定っぷりなので、この時間帯のクラブラウンジは相当の混雑度合いとなっていました。

料理の種類も数種類しかなく、大手グローバルチェーンのトップブランドなんかと比べると寂しい感じに見えてしまいますが、全室スイート構成のこちらのホテルでは幾分仕方がない、という印象も伺えます。

 

私はフルーツと軽食をほうばりながら、マレーシアでは大変貴重なビールを楽しませてもらいました。

朝食レストランは規模も種類も充実

２泊目の朝食はアネックス館１階にある朝食レストランで食べることにしました。

朝食会場はかなり広く、キッチンの数も多いです。多国籍な料理が並んでおり、どれを食べるべきかは相当悩んでしまうことでしょう。

ただ、さすがに日本食はなかったですね。マレー系、アメリカン、中華、ブリティッシュなど色々あり、しかもどれも美味しかったです。

なぜだかよくわからないのですが、私の場合、クロワッサンのクオリティの高さを味わうと、高級ホテルに泊まっているんだなぁ、と感じてしまう癖があります。

あまり食が太くなく結構無理して食べていた記憶があるものの、手に取りたくなってしまう美味しさがあったことを記憶しています。さすがにかなり中華大陸系ファミリーもいたので、賑やかなレストランとなっていましたが、朝食のクオリティは他の都市の高級ホテルと何ら遜色ないレベル。

まとめ：満足度120%！また必ず泊まりたいホテル

部屋の様子やプールの様子を含めて、ホテルの様子を紹介しましたが、朝食レストランの規模の大きさやクラブラウンジの居心地の良さなども、なかなか目を見張るものがありました。

ホテル飯が続いていたせいもあって、胃袋が疲れていたため、朝食なんかは眺めている時間も多かったのですが、クロワッサンがやたら美味しくておかわりしていたのが印象的です。

褒めてばかりで恐縮ですが、欠点はラウンジの運営でしょうか。全室スイート構成となっているため、ラウンジにアクセスできるのは全宿泊客となります。やはり、カクテルタイム（午後５：００～６：００）の間はかなり混雑しており、軽食もそこまで豊富というわけにはいかなかったです。どこまで求めるべきものなのかは微妙なところなのですが、ラウンジはあくまでおまけという印象ですね。

ホテルスタッフの対応、宿泊部屋のクオリティ、ホテルプールのデザイン等を総合的に考えて、ペナン随一のホテルだったと感じています。また、ペナン島を訪れる機会があれば、必ず再訪したいホテルです。