先日の現地訪問時、インドネシアのジャカルタ滞在中における移動はほとんどGrabを使用していました。Grabは東南アジアの配車アプリとして有名ですね。似たようなものとして欧米におけるUberやUSのLyftなどをご存じの方も多いのではないかと思います。今回はジャカルタにおけるGrab事情を紹介します。
目次
インドネシアの状況(2020年6月現在)
現在、コロナウイルスの影響により、一部の外国人(一時滞在許可および定住許可を有する者)を除いてインドネシアへの入国が禁止されています。そのため、足元の状況ですと、インドネシアへ旅行やビジネス等で訪問することはできません。また、インドネシア国内の移動制限措置も延長が発表されていたりと、コロナ禍以前とは状況が全く異なります。
今後も感染拡大縮小の状況によって、インドネシア国内の移動制限措置は変化するため、将来的に訪問を検討する際にも、必ず大使館ホームページ等を確認することをお勧め致します。
ジャカルタでGrabを使ってみた
Grabとは
まず、話の大前提として”Grabとは何か”を簡単に紹介しておきます。Grabは東南アジアを中心に広く普及している配車アプリのことです。最近では日本でもタクシー配車サービスであるジャパンタクシーが普及してきましたが、一般的にはネット配車タクシーアプリとしてジャパンタクシー、DiDiなど沢山のサービスがあります。いずれもスマホアプリひとつでタクシーを呼ぶことができるサービスであり、私の旅行の中でも大活躍をしてくれています。
Grabのメリット
Grabに限らずの話ではありますが、海外でタクシー配車アプリがなぜ便利かというと、以下のようなメリットがあるためと私自身は思います。
- 現地通貨のやり取りが不要
- 目的地の指定などコミュニケーションがアプリ内で完結
- 乗車前後でドライバーの素性がわかる
- ぼったくりタクシーにほぼ合わない
- 国や地域によっては料金が安い
やはり現地語が話せなくてもコミュニケーションができるという点は極めて大きなメリットではないかと私個人は感じますね。現地の地名などをローカル言語で覚えていくのはかなり難しい話ですし、そもそも行きたい場所の周辺に何があるかわからない状況で目的地に向かわなければならないですから。国によっては、そもそも目的地を発音できない、なんて状況もあります。
また、ぼったくりにほぼ合わない点もGrabなどの配車アプリの強みですね(実はGrab車を装った詐欺などはありますが・・・)。日本だとぼったくりタクシーはかなり少ない傾向にありますが、海外のぼったくりタクシーの多さは辟易してしまうほど。言い値を払う・払わないでドライバーと揉めて更なるトラブルに発展するようなケースもありますので、治安面を考慮してもGrabを推奨するケースがあります。
さて、なんとなく海外での配車アプリの良さがわかっていただいたところで、ここからはジャカルタでのGrabを利用してみた際の様子を紹介していきます。
1件目:Blok M Plazaまで
滞在していたホテルのロビーでGrabアプリを起動し、配車依頼を行います。目の前が一方通行の道路だったこともあり、アサインされたタクシーは周辺をぐるりと大回りして、向かってきてくれました。
タイやマレーシアなどでGrabは何度も使用していたこともあり、同じような感覚で乗降することができました。やはり、ホテルロビーでGrabを呼ぶと、敷地内のロビー前まで来てくれるタクシーと、ホテルの敷地入り口で停車するタクシーの2通りがいますね。
やはり運転手的にもホテルの敷地内に入っていいかは結構悩ましいところのようなので、あらかじめ連絡をしてあげると親切かもしれません。
ちなみに、料金は360kルピア=約300円。距離が短いとはいえ、かなり安いですね。日本の半額以下くらいでしょうか?インドネシアも含めて東南アジアは全体的に、配車タクシーをかなり手軽に利用できるのは間違いないようです。
2件目:レストランからホテルまでの道のり
もう1件は、ジャカルタ内のレストランで食事を済ませた後の帰り道で利用してみました。こちらも大した距離ではなかったのですが、28kルピア=約200円ほどとかなり良心的な価格となりました。
ジャカルタ特有の道路事情があるため、もう少し迎車がスピーディだといいな、と思いますが、これ以上を望むのも悪い気がしますね。費用対効果、という観点で言えば、非常に便利なサービスだと思います。
まとめ:渋滞問題はあれどやはり便利
ジャカルタは極めて深刻な渋滞が起きている都市のひとつなので、移動手段はかなり悩ましいのですが、多少道が空いているときであれば、Grabを利用してお得に移動するのも良いかと思います。
必ずしもGrabでないといけないわけではありませんし、状況次第で臨機応変に移動手段を切り替えられたら一番いいかもしれませんね。以上、ご参考まで。
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