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【タイ】スワンナプーム空港からバンコク中心部までの行き方まとめて紹介

観光立国として有名なタイ。タイの中心にあるバンコクスワンナプーム国際空港からバンコク中心部まで筆者は何度も往復していますが、ここ数年で目まぐるしく変化してきた印象があります。観光で訪れたことがある人も多いですが、一度空港から市内までの交通手段を注意点含めて、まとめて備忘録として残したいと思います。

バンコク中心部までの主な交通手段

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日本からのフライトでスワンナプーム国際空港に到着した後、まず出てくるのが到着ロビーのフロアですね。到着ゲートを抜けると、各種交通機関を案内する表示をすぐに見つけることができます。

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スワンナプーム国際空港とバンコク中心部は、そこまで離れていません。電車でも車でも30分程度の時間があれば、市内へ入ることができます。ただし、そこからの移動が大変なのがバンコクの特徴だったりします・・・。

まずは、バンコク中心部への交通手段を確認しておきましょう。主だったものを、ざっと並べると以下のとおりです。

ざっくり言ってしまえば、車か電車の2択となります。リムジンを事前に予約するもよし、空港のタクシー乗り場でホテルまで向かうのもよし、電車で最寄り駅まで行きホテルへ向かうのもよし。

各交通手段の特徴は長所、短所それぞれあります。以下ではそれぞれ紹介していきたいと思います。

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空港1階の各フロア案内図

その1 リムジン:値段は高めだが快適移動が可能

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(引用:AOT LIMOUSINE)  

運賃:片道1,300THB前後=約4,500円前後 ※車種・距離によって変動
支払方法:現金、クレジットカード(日本でも予約可能)
所要時間:30分~ ※渋滞状況による
運行時間:24時間
(1.0THB=3.5円で計算。以下同様)

どこの空港にもあるリムジンタクシー。日本から予約できることや到着フロアから、すぐに案内してくれる点も嬉しいポイントです。

メリット ホテル前まで快適な移動

なんと言ってもホテル前までの快適な移動がリムジンタクシーの大きなメリットですね。

バンコクのタクシーはお世辞にも綺麗な車が多いとは言えません。(多少値段が高いですが)料金体系も明瞭なリムジンタクシーならば、多少の渋滞に合おうとも快適にホテルまで案内してくれます。

また、事前に予約をしておけば、到着フロアでネームプレートを持って待機してくれている点も嬉しいですね。待ち時間なしでホテルへ向かうことができます。

デメリット 他の交通手段と比べて割高

リムジンタクシーの場合、どうしても割高となってしまう点が短所と言えます。送迎車の車種と空港からの距離によって金額は決定され、ざっくり以下のような金額感となります。

車種のグレードによってだいぶ金額差があるものの、安くても片道約3,300円からとバンコクでは結構お高めの値段です。プライベートならGrabなり、ローカルタクシーでも同じなので予算事情に応じて、決めるのが堅実でしょう。

デメリット② 渋滞には要注意

バンコクの交通事情は昨今益々ひどくなっています。2017年2月28日に発生した立体交差高架橋火事の影響もあり、シーロムエリアの渋滞は深刻なレベルです。2019年現在は多少緩和されておりますが、夕方にシーロム方面へ向かう場合には1時間以上掛かる可能性があることは覚悟しておきましょう。

注意
2019年以降の傾向ですが、毎週金曜日夕方~夜にかけての移動は注意した方がよいでしょう。金曜日の夕方は市内に入れなくなるほどの大渋滞がここ最近頻発しており、ホテル到着まで3時間超となったケースも耳にしています。ご注意ください。

その2 タクシー:お手軽に利用可能

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タイのタクシーはメーターを倒してもらえれば、運賃も安く非常に便利なサービスとなっています。

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バンコクスワンナプーム国際空港からローカルタクシーを利用する場合は、タクシーレーンのチケットマシンに一度寄ってから、指定の番号のタクシーに乗り込む流れとなります。

運賃:約350THB前後=約1,200円 2020年2月現在
※高速利用時は+75THB=約250円加算されます
支払方法:現金のみ
所要時間:30分~ ※渋滞状況による
運行時間:24時間

バンコク市内へ行く交通手段として広く活用されているタクシー。利便性はもちろん価格も安価なのがいいところですね。バンコクのタクシーは初乗り35THB=約120円、440m毎に2THB=約7円加算される仕組みです。渋滞の場合は1分毎に2THBの加算がされます。

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なお、空港から出発するタクシーは空港使用料として料金に50THBの加算がされます。メーター料金+50THBを支払う仕組みとなってくることは覚えておくとよいでしょう。

さらに、下道と高速を利用するかどうかでも料金は異なってきます。高速利用時は、25THB+50THB=75THBを高速のゲートで支払います。ゲートを2回通ることとなるため、その都度、現金を要求してきますが、焦らず支払いをしましょう。

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空港のタクシーチケットマシン

空港からの乗り方は非常に簡単。タクシーのフロアにエスカレーター等で降りたあと、空港出口から外へ出ます。外へ出ると、タクシーチケットマシンを見つけることができるでしょう。このチケットマシンでタクシー番号が書かれた紙を出力し、そのままタクシー番号の車まで向かう、それだけです。

メリット ホテル前まで歩かず到着できる

リムジンタクシー同様、空港からホテル前まで歩かずに到着することができるのが最大の利点と言えます。リムジンタクシーと比べても、安価で移動できる点は非常に使いやすい交通手段と言えますね。

デメリット ぼったくりに要注意

利便性の高いタクシーですが、残念なことにぼったくりが多いのが特徴です。ぼったくりと言っても100THB前後=約350円高めに請求される程度なので、注意するのもタチが悪い状況かと。

とんでもない渋滞に引っかかったりすると、空港からホテルまで400THB超=約1,400円超の請求をされることもありますが、500THB以上は観光客を相手取った完全なぼったくりなので、注意したいところです。

MEMO
私の経験上、スクンビットエリアであれば(高速代を除く)メーター350THB前後+お釣りチップ、サトゥーンエリアであればメーター400THB前後+お釣りチップという肌感覚です。渋滞があれば、この金額に+100THBぐらいかかるイメージですね。

とりあえず発券した際のチケットにタクシーナンバーも書いてあるため、ひどいぼったくりにはタクシー会社へ連絡をすることも一応可能です。

デメリット② 英語がほとんど通じない

バンコクのタクシーで非常に困るのが、英語が通じないドライバーが多いことでしょう。(日本の状況は置いといて)バンコクのタクシーを批判するのは気が引けます・・・が、バンコクではちょっとした会話であっても難しいケースが多いことが実情です。

もちろん喋れるドライバーも少なからずいるため、また単語レベルなら通じるドライバーも多いため、はっきりとわかりやすい目的地を伝えればコミュニケーションは十分可能ではないでしょうか。

デメリット③ バンコク中心部はひどい渋滞を覚悟しよう

リムジンタクシーもそうなのですが、バンコク中心部へは時間帯や場所によってひどい渋滞に合う可能性が高いと言えます。

早朝や深夜時間帯であれば渋滞は解消されていることが多いですが、お昼~午後8時頃までは特に渋滞が特にひどい傾向にあると言えます。アソーク、ナナなどのスクンビット周辺やシーロム周辺では、移動に1時間以上かかることも。タクシー利用時は十分な時間の余裕をもって利用しましょう。

Grabもお勧めだが注意点は多い

バンコクではGrabを活用できることが広く知られています。ですが、Grabの乗車場所は、出発フロアの階の外で、しかも乗降場所の外側が指定されます。正直言って初めての人なら、かなり戸惑う場所を指定されるため、若干注意が必要です。

もちろん出発ロビーのフロアではなく、到着ロビーフロアで待ち合わせをするケースもあるため、運転手に合わせて出会う場所まで移動する必要があります。なかなか難しいかもしれません。

バンコクのGrabは本当にお勧めなのか?改めて考えてみる

ちなみに、無事ドライバーと出会うことができたとしても、バンコクは渋滞問題がひどいため、アプリ上で表示される到着時間は、アテになりません。

とはいえ、現金いらずで乗れるGrabなので活用できるのであれば、便利なのは間違いないのかな、と思います。

その3 エアポートレイル:渋滞知らずで頼もしい交通手段

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運賃:最大45THB=約150円 2020年2月現在
支払方法:現金(または現地スマートパス)
所要時間:30分前後 ※ホテルの最寄り駅までは乗換が必要
運行時間:午前6時~午後12時
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空港で地下まで下りると、そこはエアポートレイルと直結しており、そのまま切符を買って改札を通りホームへ降りて行くことができます。

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こちらは切符売り場。タイバーツ(現金)が必要なので、多少の現地通貨は近くの両替所や海外キャッシング等で現金を確保しておきましょう。ちなみに、空港で両替をする際は、空港レートと市内レートの2種類があり、市内レートで両替ができる両替ショップを利用するのが良いでしょう。

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改札画面はタッチパネル式。右上に言語を”English”に変更することが可能なので、英語名で乗り替え駅を覚えておくと良いでしょう。そうは言っても大概マッカサン(Makkasan)駅かパヤタイ(Phaya Thai)駅で降りることになるかと思いますが。

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券売機で切符を購入すると、紙の切符ではなくトークンと呼ばれるプラスチックのコインが出てきます。それを自動改札機にタッチすると通ることができる仕組みです。

メリット 節約志向派におすすめ

電車利用の一番のメリットはその価格の安さでしょう。エアポートレイルリンクだけであれば、150円程度しかかかりません。また、乗換もすべて電車であれば、目的地のホテルまたは空港まで300円程度で行けてしまいます。

とにかくコストを抑えたいという人にはお勧めと言えますね。

デメリット 時間帯やホテル場所によっては不便

通勤時間帯やホテルの立地によっては非常に不便な場合があるため、注意が必要です。早朝の出勤時間、夕方の帰宅時間は通勤者が多く乗ることや旅行者も合わせて乗るため、混雑度合いは非常に高くなります。スーツケースを持った状態で利用したくても、できない時間帯もあるため、注意が必要です。

また、エアポートレイルリンクを使ったとしてもマッカサン駅やパヤタイ駅で乗り替えをしなければならず、大きな荷物を持っての移動は非常に苦労することが予想されます。さらに、バンコクの歩道は段差が多く、ホテルの最寄り駅から距離がある場合は、その暑さも相まって、かなりしんどい旅路になることでしょう。

番外編:パタヤ方面へ行くなら高速バスがお勧め

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パタヤ行き高速バスのチケット購入ブースへ並ぶ人々

ちなみに、パタヤ方面へ行く場合には、バンコク市内から出発するよりも空港から直接向かった方が立地的に近いことが知られています。バンコク市内からパタヤへは距離的な問題もありますが、渋滞を抜けるまでにかなりの時間を使わなければならず、あまり効率良い移動ができなくなるからです。

空港からパタヤへは、高速バスが安価かつ便利な交通手段として知られています。パタヤへ行く際には、ぜひこちらを利用するのがいいでしょう。

参考 Airport Pattaya BusRoong Reuang Coach

料金は片道たったの”130THB=約450円”となっており、破格の安さでパタヤへ行くことができます。チケットも当日カウンターで申し込めばよいだけというお手軽さ。多少カウンターには列ができ、早朝の時間帯は満席になってしまうことが多いようですが、時間さえ次の便にずらせば必ず乗れるという点も嬉しいポイントですね。もしパタヤ方面へ行く旅行を計画しているなら、使わない手はありません。

パタヤ市内から空港まで行く交通手段を総まとめで紹介

まとめ:電車で節約しつつ、荷物の多さでタクシー利用が現実的

バンコクは移動費が全体的に安価であるため、予算的な問題が起きることは少ないでしょう。ただ、せっかくの旅行時間を渋滞で車の中で過ごさなければいけないといった悪夢のようなトラップがあることも覚えておかなければなりません。

プライベートの旅行であれば、”電車でMakkasan駅あたりまで移動してから、通りすがりのタクシーを拾う”のが楽ですし、しかもかなり安価なので、比較的おすすめです。荷物が多かったり、節約旅行でなければ、”空港からタクシーを利用する方法(早朝、深夜)”が本音としては一番お勧めしたい選択肢です。

渋滞の時間帯がぶつかる場合は、電車利用で向かうのがいいか、タクシーを利用すべきかは毎回悩むものがあります。ぜひバンコクを旅行の際は、時間を大切に最も快適かつお得な交通手段で旅行してもらえると幸いです。以上、ご参考まで。

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