JAL国内線航空券をブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイレージプログラムを利用して特典航空券で予約するというマイラーには有名なチケット発券方法があります。国内線は2019年現在6,000マイル(正確には6,000Avios)で発券ができるため、そこそこお得な国内線の予約方法なのですが、実は当日空港での航空券印刷時に注意点があります。先日JAL国内線をBA特典航空券で予約した際に、羽田空港で困った状況に遭遇したので、簡単に紹介したいと思います。
目次
通常の国内線搭乗の流れ
一般的に、自宅等でEチケットを印刷しておらず、なおかつ、JALアプリ等でバーコードをEチケットを取得していなければ、当日空港で搭乗券を印刷することとなります。海外では通称キオスク、日本だと自動チェックイン機と呼ばれる機械で、搭乗券を印刷することができます。空港へ到着してから飛行機に乗り込むまでは、ざっと以下のような流れなのは、多くの方がご存知ではないでしょうか。
- 当日空港へ行く
- 空港に設置されている自動チェックイン機を探す
- 自動チェックイン機で予約番号やクレジットカード番号等により自分の搭乗予約を確認する
- 当日の搭乗券が印刷される
- 預け荷物がある場合には、預け荷物カウンターへ行く
- 手荷物検査場を通過
- 搭乗口へ向かう
- 搭乗時間になり、飛行機へ乗り込む
今回は他社マイレージプログラムで特典航空券を予約していたため、ちょっとイレギュラーなチケットの取り方をしていました。そのため、自動チェックイン機で思わぬトラブルに遭遇することとなります。
自動チェックイン機でチケット印刷できない
実は、BAのアビオスで航空券を予約して特に何もせずにそのまま空港へ行くと、当日の航空券(紙のチケット)を自動チェックイン機で出力できません。
自動チェックイン機は、JALの予約番号や購入時のクレジットカード番号等で搭乗便を特定するのですが、ここには(当然ですが)BAで発行される予約番号を入力することはできません。
(2017年当時は予約番号が異なっていたため)先日の旅行では、JALが採用している”アマデウス”と呼ばれるイーチケットの詳細を確認できるシステムを活用して、BA予約番号→JAL予約番号を確認していました。ですが、自動チェックイン機で入力すべき予約番号(8桁)はアマデウスで表示される予約番号(6桁)とは異なっています。そのため、自動チェックイン機を操作して、自分のチケットを印刷することができない状況に陥りました。
解決法1:JALマイレージ番号を紐づける
空港でチャックインをスムーズに行うためには、ちょっとした下準備が必要です。決して難しい作業ではないので、空港へ到着する前に行っていくのが良いでしょう。
- JAL北米地域のホームページへアクセスする(ニューヨークなど)
- 予約確認から予約番号でBAアビオスで予約した特典航空券を検索する
- 出てきた航空券に搭乗者のJALマイレージ番号を紐づける
- キオスク端末でJALカードをかざす(特典航空券の予約が出てきます)
経緯等は私自身よくわかっていないのですが、日本地域のホームページからだと予約確認をする際に予約番号から検索をすることができません。もともと日本地域ではそういうケースを想定していないからなのか、わかりませんが北米圏などのページから入ることで、予約番号による検索をすることが可能です。
解決法2:とりあえず有人カウンターへ行く
チケットが印刷できない。キオスクでチェックインができない。そういうときは、有人カウンターへ行くと基本的に問題なく解決します。JALやANAはかなり親切な航空会社なので、余程のことがない限り、たらい回しのような扱いは受けません。そのため、積極的にわからない点が聞けるというのは嬉しいポイントですね。
羽田空港国内線の場合、手荷物預け側のチェックインカウンターでも良いでしょう。また、国際線乗り継ぎカウンターのどちらでも対応はしてもらえるはずです。
このへんは、各空港毎に運用が異なっていると考えられますが、基本的にどの有人カウンターでも対応できるOR案内できるはずなので、早めに並ぶと良いでしょう。
JALスタッフへは「ブリティッシュエアウェイズの特典航空券で予約しており、チケットを印刷したい」旨を伝えれば、スムーズに手配してもらえることは間違いありません。
(有人カウンター利用時)大混雑時は基本我慢
非常に悩ましいのですが 、(空港あるあるネタとも言える)信じられないレベルの混雑時は要注意です。航空会社の上級会員ならまだしも平会員や非会員の方の場合は大行列した後ろへ並ばざるを得ない場合もあります。
先日もJAL便ニューヨーク行きがエンジントラブルで緊急着陸した際も羽田空港は大変な状況になったと聞いています。国内線と言えど、トラブルが発生すれば、大変な混雑となることは想像に易いでしょう。
あまり明確な解決方法がないのですが、有人カウンターに立ち寄らないと印刷できないため、事前印刷かJALホームページ等で搭乗用バーコードをダウンロードしておくのが懸命かと思われます。
(私の場合、システムエラーにより搭乗バーコードを出すこともできませんでしたが)
まとめ:事前にJALマイレージ番号を紐づけて空港へ行こう
実は、今回の印刷できないという件は、正直トラベラー的にはトラブルにも満たない日常の出来事なので、取り上げる程でもありませんでした。ただ、私の年代に近い人達で特に空港慣れしていない人達からすると、一瞬で頭がパニックになってしまい搭乗前の貴重な時間を浪費してしまう場合も多いです。少しでも本記事が参考になればと思います。
JAL国内線をBAの特典航空券として発券している場合、システム上QRバーコード等でうまく発券できれば印刷は不要となりますが、システムの不具合なのかわからないのですが、うまく発券ができなかった今回のフライト。結局、困ったときは有人カウンターに向かうことで、万事問題なくことが済むのは確実ですね。
ただし、上記にも書いたように、空港混雑時は有人カウンターで対応してもらうだけでも、相当な列を覚悟しなければいけない場合もあります。時間には十分な余裕をもって空港に行くことはもちろん、事前にJALマイレージ番号を紐づけておけば、トラブルに巻き込まれることはありません。以上、ご参考まで。
私はあまり国内線には乗らないのですが、国内線のチケットを購入するときはほぼ必ずJALを選択しています。もちろんANAを選択したとしても、現地到着までの時間は変わらないので、よほど価格差がない限り気にするレベルではないでしょう。ただし、個人的に国内線はJALをお勧めしたい理由があります。国内線ならJALを選びたい5つの理由今回ご紹介する話は結構異論反論あると思うんですよね。それはそれで好みの違いだったり、属性の違いでもあるので、一概には言えないのですが、私が考えるJALが優れていると感じている点を簡単にご紹介… 国内線なら日本航空JALを選びたい5つの理由 – 万国旅行塾・読書塾 |
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