上海訪問時に利用したのがこちらのホテル。あまり上海のホテル事情には詳しくなかったため、マリオット系列のホテルの中で手頃な値段のこちらを適当にチョイスしてみた。さて、実際のホテルはどうだったのか。
目次
ルネッサンス上海普陀ホテル
(Renaissance Shanghai Putuo Hotel)
ホテルランク:★★★★★
宿泊部屋:クラブルーム
予約価格:約650元(約11,000円)
予約方法:Marriott公式経由
ホテルの部屋の種類は以下のとおり。
- デラックスルーム:35㎡ ←予約した部屋
- プレミアルーム:46㎡
- クラブルーム:35㎡ ←宿泊した部屋
- エグゼクティブスイート:81㎡
クラブルームの方がランク・値段が高い部屋にも関わらず、プレミアルームより狭いことがわかるだろう。マリオット系列のホテルの多くは、部屋の種類が少なく、クラブルームと最安値で販売されるデラックスルームの間取りが同じ場合が多い。
今回もデラックスルームからアップグレードでクラブルームになったのだが、結局のところ間取りや部屋の広さ、設備が何か変わることはなく名称と階層が変わったのみ。もともとマリオットのゴールド会員であるため、ラウンジアクセス権がある自分としては、アップグレードされても嬉しいポイントが一切ない、と言う残念な仕組みとなっている。うーん、これならプレミアルームに泊まった方がよかったかなぁとちょっと後悔。
住宅街に佇む高級ホテル
ルネッサンスはマリオット系列の中では中級くらいの位置づけにある☆5ホテルだが、世間一般では高級ホテルの部類。ここルネッサンス普陀も高級ホテルの一つであるのは間違いないが、住宅街の中にある。
エントランスは高級ホテルらしく、大きなロゴがお出迎えしてくれる。
周りはショッピングモールがあり、開けた空間となっている。マクドナルドやバーガーキングと言ったファーストフードはもちろん、駅直結なのでフードコート的エリアもあり、ちょっとした休憩に困ることはない。ただし、ホテル付近で見るものは特にない。
駅から直結の好立地
ホテルは駅直結のため、雨が降っていても一切濡れることなく辿り着くことができる。地下鉄7号線のLangao Road駅に繋がっているため、中心街まで数駅で行くことができる点も嬉しいポイント。
ただ、ホテル自体は上海でも板橋区的な場所に位置しており、高級感溢れる場所というわけではない。だからか、ホテルの値段もそれ相応のものとなっている。
朝8時にアーリーチェックイン
1Fはロビー。ドアマンやらスタッフの数がかなり多く、逆にロビーへ行くと視線が気になってしまう。
到着時は朝8時であって、通常のチェックインは午後2時から。普通なら断られてもおかしくない時間帯だが、ダメ元でチェックインができるか聞いてみると、マリオットのゴールド会員ということもあり、アーリーチェックインに対応してくれることに。1人利用ではあったが、ツインルームならチェックインできるということで、そちらにチェックインする。
ロビーにはカフェも併設しており、豪華絢爛とまではいかないが、ザ・ホテルという雰囲気が出ておりなかなか気持ちがいい。
さて、早朝チェックインも済んだことだし、エレベーターで部屋へ向かうことにする。
エレベーターホールにはエレベーターが4基。21階がクラブラウンジとなっており、今回の部屋は20階。
中国の文化なのか、感覚がよくわからないがドアを全開にして寛ぐスタイルはどう理解していいのだろうか。ついつい部屋の中の方に目を向けそうになってしまうのはOKなのだろうか。こういう文化的な違いは理解できない場面は多いもの、基本はトラブルになってからでは遅いので、”我関せず”を貫き通す。
35㎡のクラブルーム
クラブルームの広さは35㎡。今回はツインルームなので、無駄にベッドスペースが広く取られてしまっているが、それを抜いても十分快適に過ごせるスペースがある。ちなみに、ツインルームでもベッドはダブルサイズなのは嬉しいポイント。
ベッドサイドにはソファーとミニテーブル。窓からは周りのビル群というかホテル群が出迎えてくれる。
ビジネスデスク
程よい大きさで、仕事が捗るサイズ感。ただ、中国なのでインターネットは絶悪回線。なんでこんな繋がらないのだろうか。なんでこんな遅いのだろうか。とりあえず全く仕事にならずに、仕事そのものを諦めることに。
テレビ下の引き出しを開けるとグラスがあるが、ワインは見当たらず。クローゼットにはバスローブが2着。
ミニバーもセットされている。コーヒー類ももちろんあるが、クラブラウンジで飲むので、まぁ今回も使わない。なお、右の画像で映っているエビアンは有料のもの。無料のボトルウォーターは別にちゃんとあり。
バスルーム
バスルームは日中はドアをオープンしており、開放的な空間を作っている。夜は扉を閉められるので、もちろんベッドルームが濡れることはない。なぜかトリップアドバイザーには、「バスタブを使うとベッドが濡れるから使わなった」というコメントを残す人もいて、使い方がわからない人も一定数いる模様。まぁ、見たまんま横にあるドアを広げればいいだけなんだが。
バスタブは一人サイズとしては十分。超大きい訳ではないが、ゆっくり浸かるにはちょうどいいサイズ。別途シャワーブースはもちろんあり。
こちらはトイレ。洗面台には、タオルがきちんと積み上げられており、奥にはボトルウォーターが2本。
ボディローションやマウスウォッシュ、歯ブラシ等、アメニティはいろいろ最初から揃っている。男性用髭剃りがなかったので、廊下にいたスタッフに髭剃りを調達した。
なお、廊下のスタッフは英語はさっぱりわからない様子なので、ちょっと声を掛けるときは注意が必要。
ウェルカムフルーツ
この日の午後からずっと外出しており、帰ってきたのは午後9時過ぎ。帰ってくると、来た時にはなかったウェルカムフルーツならぬウェルカムバックフルーツがテーブルにセットされていた。
また、これと同じくして部屋はターンダウンされており、カーテンもクローズされていた。最初カーテンの開け方がわからなかったが、そもそもカーテンは手動では動かずベッド横のスイッチで全自動で開閉する仕組みとなっており、なかなかオシャレな仕様となっている。
朝食はクラブラウンジで
翌朝の朝食はクラブラウンジで食すことに。マリオットのゴールド会員の場合、朝食は通常のレストランでも取れるので、どちらでもよかったが、ラウンジの方が人も少なく落ち着いた空間を楽しむことができる。
ラウンジ恒例の生チーズ。
あまり中国的なものというよりは、比較的一般的なホテルビュッフェ。
生ハム。焼きそばがあるあたり、若干の中華風。
ラウンジと言えど、メニューのラインナップはそこそこ多め。
地味ながらスペースは広め。ハイテーブルの席は形だけで基本は利用されないかな。
ほとんどが中華系の人だが、欧米系の利用客もぱらぱらといる感じ。
こちらはチェックアウト前のティータイム。奥にはソファールームもあり、くつろげる空間が広がっている。
ラウンジにはテラス席もあり、こちらは喫煙が可能となっている。冬の上海は東京並みに寒いので、とても長居はできないのが残念なところ。
ラウンジから見える景色はこんな感じ。武漢でも似たような景色を見たような気がするが、団地群が目の前に広がっている。景観はイマイチだわ笑。
ジャグジー付のプール
室内プールも完備されている。なかなかオシャレな内装となっており、あまりトロピカルな要素はないが、ちょうどいい運動するにはもってこい。プール側は若干水温低めだが、ジャグジーは程よい気持ちのいい温度となっている。これがまた気持ちいい。
なお、このプール。一般的なプールと比べてかなり水深が深く、最も深いところで1.5メートルになるので、小学生ぐらいの子供は要注意だろう。普通に溺れる深さだ。
また、泳ぐ際には防止の着用が義務付けられているがフロントで貸してもらえるので、事前に声を掛けておこう。
利用客はほとんどいなく、この日も自分以外に2名ほど。やはりホテルのプールは利用者が少なく快適この上ない。
プール内にはサウナもあったが、あまりに温度が低くちょっと使えない。うーん、この辺は残念な部分。
ホテルスパは。。。ちょっと割高かな
今回は時間があったこともあり&ホテルで割引クーポン(88元)をもらっていたこともあり、ホテルスパを受けてみることに。
60分の全身マッサージをお願いしていたのだが、スタッフが「私はボディマッサージは苦手。オイルマッサージが得意。OK?」とよくわからない主張をされ、もう面倒くさいので施術変更。
結局、なんだかよくわからないマッサージを無音の部屋で受けることに。ヒーリングミュージカルが流れているわけでもないので、うーんオイルマッサージって力入れる訳ではないから、ちょっとリラックス効果は薄かったかなぁーっという印象。
最後に料金を部屋付けするも、部屋付けの場合15%のチャージがかかると言われ、現金を持ち合わせていない自分は部屋付けにすることに。ずいぶん高い金額(部屋代と同じ位高かった)をこんなとこで浪費してしまった自分にまた後悔。
やはりホテルスパはどの国でも割高かつ質が安定しないので、お勧めできないね。ローカルのおばちゃんに超安価でやってもらうのが一番いい。
まとめ:利便性、設備面、価格どれも◎
ハード面:★★★★★:設備は充実
ソフト面:★★★★☆:フロント1軍は英語もOK
コスト面:★★★★★:ホテルランクに比して超お手頃価格
アクセス面:★★★☆☆:地下鉄7号線から直結するも、若干中心部から離れている
価格と比べたコストパフォーマンスで言えば、相当お得に泊まれるホテルと言えよう。
地下鉄から直結という好立地ではあるが、中心部からやや離れている点から不便さはないものの、時間がかかる点はやむなし。立地が住宅街の中にあるので、自然と周りの豪華さも抑え気味になる点は致し方ない。
ただ、中心街から離れているせいもあってか、価格帯は非常にお手頃な値段で宿泊することができる。値段を上げれば中心街のホテルを選択することも可能だが、部屋サイズが狭くなったり、混み具合が上がったりするなど悪い面も出てくる。そこは考えた上でチョイスした方がよいだろう。
いろいろ考慮したとしても、快適なステイを約束する上海でのお勧めホテルの一つであることは間違いない。ご参考まで。
ルネッサンス 上海 プートゥオ ホテル (上海明捷萬麗酒店) (Renaissance Shanghai Putuo Hotel)
2017年になってしまいましたが、去年を思い出して2016年に宿泊したホテルの中で”ここはお勧めできる!”というホテルを個人的主観で5つ紹介したいと思います。必ずしも高級ホテルに限っている訳ではなく、コストパフォーマンスと贅沢なホテルステイができるか、という観点でチョイスさせていただきました。ぜひホテル選びの参考にしていただければ。その1 タイパタヤ:バラクーダパタヤタイのパタヤにあるアコーホテルズ系列のホテル。パタヤにおける立地もよく、中庭にあるプールが印象的。そして、何よりこのランクのホテルが10,00… 2016年お勧めホテルを個人的主観で5つ紹介する – 万国旅行塾・読書塾 |
ちなみにだが、マリオット系列のホテル予約をする際には”ちょびリッチ”や”Mr.Rebates“又は”Topcashback”を経由するのがお得だ。予約価格の数%前後が戻ってくるため、お得に宿泊することが可能となる。Mr.RebatesやTopcashbackは英語サイトなので、やや敷居が高く感じられるかもしれないが、予約の仕方は通常のポイントサイトと全く変わらないので、興味があれば挑戦してみるとよいだろう。