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動物の集団は英語にすると面白い

皆さんは「動物の群れ」という表現が、動物ごとに異なっているのはご存じでしょうか。仕事の中で英語を使っていたとしても、なかなか動物に関する表現は出てきません。今回は、興味が湧いたので、動物に関するこちらの表現について調べてみました。

動物の集団は英語にすると面白い

ライオンの群れ A Pride Of Lions

”A pride of lions”で「ライオンの群れ」という意味になります。面白いですね。色々と諸説があるようですが、(人間を除いた)食物連鎖の頂点にいることから、このような表現が過去の書物などで用いられ、今では一般的に言われるようになったという経緯のようです。もちろんこれも諸説ある中のひとつですが。

ただ、語感的には百獣の王であるライオンが集団でいると、どの動物にも負けないプライド(誇り)のような威厳を出して、悠々と大地を歩くイメージを彷彿させます。

ウォンバッドの群れ A Wisdom Of Wombats

“A wisdom of wombats”は「ウォンバッドの群れ」という意味になります。ウォンバッドの知恵が「群れ」という意味になるのは面白いですね。

これ以外にも”A mob of wombats”や”A colony of wombats”なども同じ「ウォンバッドの群れ」という意味になります。

これらはダルク語と呼ばれるオーストラリアのシドニーとその周辺に住むアボリジニーの言語から来ている表現とのことです。

参考 10 things you might not know about wombatsGood Living

ゾウの群れ A Memory Of Elephants

この表現も面白いですね。”A memory of elephants”は「ゾウの群れ」という意味であるのは、納得感があるかと思います。

日本でどのくらい認知されているのかわからないのですが、ゾウという動物はすごく知性が高く、記憶力が良い動物だと言われています。脳化指数(EQ)はチンパンジー並と言われているんですよね。

海外ではむしろゾウは、”Have a memory like an elephant”と言われるくらい、記憶力が良い動物として認められています。ゾウが群れになっている状態を”Memory”という表現はなかなか面白いと思います。

イモムシの群れ An Army Of Caterpillars

”Caterpillar”と聞くと、キャタピラー社・・・戦車をイメージしてしまうのですが、元々「キャタピラ」という言葉が「イモムシ」という意味なんですよね。

戦車に用いられるキャタピラに由来しているのかどうかはわかりませんが、”An army of caterpillars”がイモムシの群れという意味になるのは、なんとなく共感できるところがあります。

魚の群れ A School Of Fish

“A school of Fish”で「魚の群れ」という意味になります。”School”という単語の意味は「学校」という意味でご存じかと思いますが、全く別の意味として、「(魚・魚類の)群れ」という意味も持っています。

海の魚達は大抵、群れをなして生活をしており、英語”Schooling”や”Shoaling”(”Shoal”は「浅瀬」という意味の単語。「群れを成す」という意味もあります。)という表現がされます。

映画ファインディングニモの中で、海の中に魚達の学校が出てくるのは、こういう表現とかけていて面白いですよね。

カラスの群れ A Murder of Crows

割と物騒な表現として、こんなものもあります。”A murder of crows”で「カラスの群れ」という意味ですね。なかなかぞっとする表現ではありますが、意味的には何となくわかる面もあるかと思います。

1300年前後からこの表現はあるとのことで、カラスの生態に基づく表現と言われています。

その他の面白い表現 〇〇の群れ

その他の動物についても、調べてみると色々あるようです。面白いものを以下にまとめておきます。

まとめ:実は面白い動物の表現

私もちゃんと調べるまでは、こんなにも多くの表現があるとは思っていなかったのですが、動物ごとに固有の表現となっていて、非常に興味深いものでした。

日本語でも「〇匹」「〇頭」「〇羽」など色々と表現が異なるのと同じように、英語もそれぞれで異なる表現があって面白いですよね。以上、ご参考まで。


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