先日、香港行きの往復チケットがセール中という情報を入手。香港は前々から行ってみたかった、という点や仲間内でたまたま休みが合うタイミングであったことから、サクッと航空券を確保してみた。
目次
バニラエアの運航路線
今回はLCCであるバニラエアという航空会社でka航空券を購入。バニラエアは東京香港間以外にも国内に複数の路線を持っており、国内旅行にも活躍している頼もしいLCCの一つ。
先日トランスアジア航空という台湾の航空会社が経営悪化を理由に解散しており、LCCも事故をきっかけに経営危機に陥ることを考えると、今後とも安全運転で頑張ってほしいと思う次第である。昔はこんな破格の値段で香港や北アジア諸国をふらーっと行けることなんてなかったからね。
東京香港間往復チケットの相場
レガシーキャリア(JALやANAなどの航空会社)の航空券の価格とLCCの価格では、大きく違うが簡単に確認しておこう。2016年12月上旬の価格をスカイスキャナーで調べてみたところ、最安値運賃(燃油諸税含めず)は以下のとおり。
- JAL:46,700円~
- ANA:34,600円~
- キャセイパシフィック:35,600円~
- エバー航空:32,620円~
- チャイナエアライン:36,920円~
ANAやエバー航空が往復運賃としては、なかなか検討している数字だと思うが、日程を選ばず最安値となる運賃を探しての価格なのでやはり高い感は否めない。一方で格安航空会社であるLCCは以下のとおり。
- バニラエア:17,780円~
- ジェットスター:18,850円~
- 香港エクスプレス:17,960円~
やはり格安航空会社だけあって、LCCは安い。しかしこの値段に燃油、諸税、空港使用料、発券手数料が加算される。成田香港の場合は大体5,000~7,000円ぐらいだろうか。そう考えると、総額で25,000円弱という値段。結構安いが、地味にそこそこ値段がするのも事実。
がめつくもうちょいお得に行きたいね。
特典航空券では何マイル必要?
JALやANAなどではマイレージプログラムがあり、マイルを利用することで運賃相当額をタダにすることができる。いわゆる特典航空券。
具体的には何マイルくらい必要なのだろうか。エコノミー利用時は以下のとおり。
- JAL:JAL便は往復20,000マイル。提携航空会社は往復21,000マイル
- ジェットスター:往復21,000マイル
- ANA:ANA便は往復20,000マイル(レギュラーシーズン)。提携航空会社は往復20,000マイル。
- バニラエア:往復20,000マイル
- アメリカン航空:往復40,000マイル
- ユナイテッド航空:往復45,000マイル
- キャセイパシフィック:キャセイ便は往復30,000マイル。提携航空会社は往復35,000マイル
- ブリティッシュ・エアウェイズ:往復20,000Avios
JALとANAはともに20,000マイル。ブリティッシュ・エアウェイズも20,000マイル=20,000Avios。20,000マイルと聞くと多いのか、少ないのかよくわからない方もいるかもしれないが、クレジットカード決済で1%マイルが貯まることを考えると、結構なマイル数が必要と言える。
出張族で上級会員を維持しており、ザクザクとマイルをゲットできる人であれば安いもんだろう。ただ、あまり乗らない人にとってはちょっとハードルは高いかもしれないが、頑張れば割と手が届きそうな位置であることも確かだ。
ちなみに、JALやANAはマイルを航空券以外にも利用できる別の現金相当物に換金することができる。JALの場合、1マイル=1.5eJALポイントに換金ができ、ANAの場合は、クレジットカードの保有状況やANAの上級会員かどうかなどの条件によって1マイル=1.0~1.7スカイコインへ換金が可能だ。
一般的に1マイル=2円以上の利用方法があるため、これが得策がどうかはわからないが、マイルの価値という意味では参考にしておきたい。
バニラエアのセール
さて、やっと本題。バニラエアのセール。実はバニラエアは不定期と言いつつ、相当な頻度でセールをやっている。毎回毎回、空席状況等により搭乗時期や価格が異なるので、必ずお得かどうかはその都度判別しなければいけないが、チェックする価値は十分あるだろう。
ここ最近は、毎週木曜日にお知らせ(メルマガやツイッター)があり、金曜日19時からセールをする知らせが来る。たまにセールがなくてお知らせがない場合もある。最安値価格は争奪戦なので、複数日程を事前に挙げておくのが定石だ。
さて、そのセールでの具体的な価格は以下のとおり。
- 東京ー札幌:片道1,690円~
- 東京ー奄美大島:片道1,990円~
- 東京ー沖縄:片道1,990円~
- 東京ー台北:片道3,100円~
- 東京ー香港:片道3,980円~
先ほどの東京香港間の往復運賃が約18,000円であったことを考えると、極めて安い金額と言えよう。空席状況でセール価格は毎回変動しているので、上記のとおりではないこともあるが、見つけたらかなりお得と考えていい。
実際いくらかかったか?
結局今回のセールは最安値で全て取ることは残念ながらできなかった。やはり往路、復路それぞれでセール最安価格をしかも土日で取るというのはかなり至難の業と言えるので、部分的に妥協せざるを得ない。もう一つ言うと、片方だけでもセール価格で拾えたので、及第点と言うべきだろうか。
具体的には、
1)往復運賃:9,370円
2)空港諸税:4,860円
3)発券手数料:1,200円
⇒ 以上、合計で15,430円!
今回は目的地が香港なので、空港建設費が付加されている。また、LCCなので発券手数料も加算される。それをすべて合わせてもトータル15,430円。まぁまぁ上出来だ。
機内サービスはないが、マイル使うよりも明らかに安いし、LCCで通える範囲であれば徹底的にセールを利用してコスパを上げるのが賢い選択と自分は思う。で、たまにビジネスクラスで往復する位がちょうどいい。
セール時の留意事項
さて、セールで安く取ったはいいものの、LCC特有の注意点は複数あるので紹介しておきたい。
予約変更に高額な手数料が掛かる
そのまんま。発券後の予約変更が発生しないように予定管理をしっかりしてから、予約を行おう。なお、予約変更した場合には、変更後の航空券との差額を支払う必要が出てくる。元の値段が相当安いため、手数料含めると新しく買いなおした方がお得な場合もあるので、要注意だ。
預け手荷物はもちろん有料
JALやANAは預け荷物は基本的に無料だ。しかし、LCCの場合は基本的にオプション扱いとなるため、有料となる。結構な金額が取られる上に、往復分掛かってくるため、節約を考えるならば荷物については十分気を付けた方がいいだろう。
機内持ち込み手荷物のルールは厳しめ
航空会社によって諸々のルールが異なってくるのがこの機内持ち込み手荷物のルール。バニラエアの場合は機内に2つまで手荷物を持ち込むことができる。ちなみに一つはキャリーバッグ、もう一つはポーチや小さめのカバン等、シート下に収納できるサイズ。
一方で、機内に2つ持込ができることから、シート上部にある荷物入れは乗客が多い場合、争奪戦になることがしばしばある。皆、一様にして大きな荷物を機内に持ってきているため、自分の座席から離れた場所にしか、収納できないといったちょっと困ったことが起きる可能性がある点も注意したい。
空港チェックインは2時間前から
LCCは大抵2時間前からチェックイン。また、搭乗ゲートへの集合は大体45分前位。そして、よくあるのがチェックインカウンターが超大行列。しかもチェックインカウンターは出発50分前位にはクローズしてしまうことが多い。
チェックインを済ませるだけで、1時間以上かかる場合もあるので、十分気を付けることが必要。
欠航・遅延は多いので祈ること
最後は欠航、遅延の話。もうこればっかしは祈るしかない。欠航になった場合は振替も期待できないので、この辺は安さとの引き換えと言えよう。
まとめ:LCCは耐えられる距離までがオススメ
15,000円で香港往復ができることを考えると、なんだかマイルを使うのがバカバカしいと思ってしまうのは自分だけだろうか。たしかに香港は乗っている時間もかなり長い部類(大体4時間弱)なので、LCCだとかなり堪えるのは言うまでもない。
もし余裕がある(または荷物が多い)のであれば、ビジネスクラスが片道20,000マイル(20,000Avios)で発券できるので、そちらを利用するのが賢い方法とも言える。ご参考なれば。
投稿の時期が前後しているが、武漢行きの航空券を今回も格安LCCである春秋航空スプリングジャパンで手配した。大阪行きでの航空券手配でも脅威の価格で取れた経緯もあり、今回も脅威的な価格で航空券をゲット。旅程今回は成田空港から武漢国際空港の往復航空券を手配する。ちなみに、ANAも武漢へ就航しているが、値段は最安値でも50,000円~60,000円といったところ。スプリングジャパンは通常時でも非常に安く、往復20,000円でチケットが手配できてしまうが、今回はセールを利用してさらに安く航空券を手に入れる。スプリングジャパン… 【春秋航空】東京と中国武漢を10,000円で往復する! – 万国旅行塾・読書塾 |
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