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インドネシア・ジャカルタの交通機関をまとめてみる

ジャカルタは渋滞が特徴的な都市、そのため、もしジャカルタに初訪問する際は、交通手段について事前に学習しておくのがベターかと思います。また、仮に現地に友人がいたとしても、頻繁に発生する交通渋滞に遭ってしまうため、会うまでにかなり時間を浪費してしまうかもしれません。渋滞に遭わない方法として徒歩も考えられますが、よほど目的地が近くない限り難しいでしょう(治安的な意味合いもありますが・・・)。ジャカルタ市内の多くはかなり綺麗になった部分も多いのですが、一部の歩道には、物乞いがいるパターンもそうですし、歩道を強引に走るバイクにぶつかる可能性もあります・・・。

インドネシアの状況(2020年6月現在)

現在、コロナウイルスの影響により、一部の外国人(一時滞在許可および定住許可を有する者)を除いてインドネシアへの入国が禁止されています。そのため、足元の状況ですと、インドネシアへ旅行やビジネス等で訪問することはできません。また、インドネシア国内の移動制限措置も延長が発表されていたりと、コロナ禍以前とは状況が全く異なります。

参考 トップページ在インドネシア日本国大使館

今後も感染拡大縮小の状況によって、インドネシア国内の移動制限措置は変化するため、将来的に訪問を検討する際にも、必ず大使館ホームページ等を確認することをお勧め致します。

ジャカルタの交通機関

インドネシアも都市によってかなりピンキリなのですが、ジャカルタであれば、かなり豊富な選択肢の交通手段があり、安価に様々な場所へ移動することが可能です。いくつかは渋滞や通勤ラッシュなどで混雑しやすいものもありますが、適切に交通手段を選べば、かなり効率的に移動をすることが可能かと思います。今回はジャカルタの交通機関について、まとめてみます。

その1 タクシー

インドネシアのタクシーは安くて、すぐにつかまえることができ、非常に便利なサービスをということで知られています。 観光客にとっても非常に便利なジャカルタ内の交通手段となっております。

他の交通手段と比較すると相対的に価格が高いのが特徴と言えますが、利便性や安全性などの観点を考慮すると、非常に有力な選択肢かと思います。

1点、気を付けなければいけない点として、交通渋滞が挙げられます。一般的に、7.5kルピア=約60円が基本料金となり、1キロの距離ごとに4.0kルピア=約30円の料金が加算されていく体系となっています。

インドネシアで最も有名なタクシー会社といえば、ブルーバードグループ。他にも有名なタクシー会社があり、エクスプレスグループ、Taxiku、Gamyaなども有名です。道路上でタクシーを拾うのはもちろん、スマホ予約で迎車してもらったりすることが可能です。

その2 バス

インドネシアには、(インドネシア名で恐縮ですが)Mayasari Bakti、Jasa Utama、Kopaja, Metrominiといった多くのバス運行会社があります。ただ、ローカルバスの時刻表などはないため、日本のように時間を合わせて乗車することは少々難しい状況です。

日本や世界の主要都市と同じように、各バスにはナンバーが割り振られており、それぞれのルートをそのナンバーで把握することが可能となっています。バスはすべてのバス停に停車するわけではなく、乗車待ちの人がいる場合や降車する人がいる場合に限り、停車するルールで運行されています。このへんは世界共通ですね。

ちなみに、インドネシアのバス情報(ナンバーやルート等)を調べるリンクはこちらをご参考ください。

参考 Bus SedangTransportUmum – Jakarta

参考 Bus BesarTransportUmum – Jakarta

その3  KRLジャボタベック

KRLジャボタベックはジャカルタ首都圏の通勤電車として知られています。多くの路線があり、中央線、ボゴール線、ブガシ線、タンゲラン線、セルポン線、環状線、ナンポ線があり、ジャカルタ市内の大部分へ移動できる交通手段となっています。

中央線は、スカルノハッタ空港に接続しており、空港へ向かう際に便利な路線ですし、ボゴール線なんかはジャカルタとスラバヤを結ぶ初めての路線ということで、有名だったりします。一部の路線は自然災害等で運行できない区間があったりと、多少変則的な運行をしているようですが、節約旅行をする際には重宝するかと思います。

乗車料金は初乗り25キロで2kルピア=約16円、その後10キロごとに1kルピア=約8円が加算されていきます。日本のスイカ同様に、ICカードによう乗車もできるため、あらかじめ現地通貨をデポジットして乗り降りすると便利かと思います。

その4 トランスジャカルタ

トランスジャカルタはジャカルタならではの交通機関と言えますね。日本で言うと路面電車的な乗り物と言ってよいかもしれません。道路には、トランスジャカルタ専用レーンと一般レーンがあり、このトランスジャカルタであれば、一般車が入ってこれない専用レーンで移動することができます。渋滞に時間を取られない点が非常に魅力的ですね。

運賃も非常に安く、午前5時~7時は2kルピア=約16円のみ。それ以外の運行時間では3.5kルピア=約30円と格安です。乗車の際はICカードで現金も不要です。ICカードの入手は切符を買う改札窓口等で購入することができます。ICカードの料金は40kルピア=約300円(20kルピアのデポジットあり)となっています。

その5 GOJEK

インドネシアの配車バイクタクシーサービスで知られるGOJEK、もちろんバイクタクシーだけでなくUberEatsのようなフードデリバリーサービスもやっています。ジャカルタでバイタクを呼びたいときには非常に便利ですね。

Grabなどの配車タクシーサービス同様、ドライバーの評価システム、GPSによる位置情報、キャッシュレスによる決済など旅行者にとって魅力的なサービスが詰まっています。

利用する際は事前にアプリをダウンロードしておくと便利です。

その6 シャトルバス

ジャカルタの特に空港と市内を結ぶ移動手段として便利なのがシャトルバスですね。また、Lippo Mallや Summarecon、Sinarmasなどでも独自のシャトルバスを運行しています。

もし、買い物等で訪れる際には利用してみるのもいいでしょうね。ただ、時間帯は限られている場合や20~30分おきの運行となっている場合が多いため、時間配分には注意した方が良いでしょう。

その7 シェアタクシー

MikroletやAngkotなどと呼ばれるサービスがインドネシアでは有名ですが、一般的なシェアライドタクシーと理解して問題はないかと思います。基本的にはミニバンタイプのワゴン車で運行されており、利用者で車がいっぱいになるまで出発を待つ必要があります。

料金やルートはそれぞれで異なっており、詳細はこちらをご参考。

参考 Mobil (Angkot, Mikrolet, Bemo)TransportUmum – Jakarta

その8 配車タクシーアプリ

ここまで色々な交通機関を紹介しましたが、やはり外国人にとって便利なのが配車タクシーアプリですね。Grabは東南アジア全体で使えるアプリのため、事前にスマートホンにアプリをダウンロードしておけば、現金いらずで決済でき、言語的な壁があってもアプリ内でコミュニケーションが完結するのは、非常に大きなメリットかと思います。

料金そのものは一般のタクシーとそこまで変わらない印象を持っていますが、一般のタクシーも安い金額のため、かなり利用しやすいかと思います。

実際に利用してみた感想などはこちらをご参考。

まとめ:ジャカルタはいかに渋滞を回避するかが肝・・・

私自身、交通手段それぞれがメリットあることを理解していますが、やはり利用するかどうかを決める際は渋滞有無ですね。できる限り渋滞を回避するために、利用する時間帯をずらすなど、前もって移動を開始するなど、道路状況を鑑みて利用する交通手段を選んでいます。

とはいえ、時間的に余裕がある際は素直にタクシーを利用してしまいます。正直、運賃はかなり安いですし、過剰な節約をしても、ほとんど費用は下がらないかなと。以上、今回の記事が何かの参考になれば。


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