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外国人YoutuberのMarkが伝える”東京ですべき25のこと”

今回は個人的に大好きなYoutubeの紹介。YoutuberのMarkはたくさんの国のお勧めフードや観光案内を紹介しているスーパートラベラー。本業がYoutuberなのか何なのかよくわからないが、東京についてももちろん紹介している。

我々日本人が外国人に東京案内する場合、どういう案内をすべきか度々悩むことがある。外国人の感性が詰まった”東京ですべき25のこと”を観ることで、どういう東京を見せるべきかがわかってくる。

東京ですべき25のこと(25 Things To Do in Tokyo, Japan)

この動画は2014年3月に公開されており、まだ外国人観光客が年間1,000万人を到達した程度の時期。2016年は2,400万人を突破していることからも、早い段階で東京を観光していたことがわかる。しかも選んでくれた25のチョイスは、日本人でも納得できるものもあれば、なぜそこ?笑とちょっと笑ってしまうチョイスすらある。

そんな外国人というか彼の感性が詰まったこの動画。25個すべて知りたい場合は動画を見てもらうのが手っ取り早い。(記事下に埋め込み動画を設置)

プライベートでも外国からの訪問客に東京観光をガイドすることがしばしばあり、どういったものを見せればいいのか悩ましく感じることが多い。この動画の中で東京観光ガイドとして参考になったスポット&ちょっと風変わりだが外国人の興味を引くスポットを今回はいくつか紹介しよう。




両国国技館(Ryogoku Kokugikan)

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相撲の聖地。両国国技館が25の一つにランクインしている。年配の方なら度々行くことも多いのだろうか、あまり周りでは両国国技館を観光スポットとして捉えている日本人は少なく、言われてみると個人的にも「あーたしかにこれは喜ばれそう!」と思えてしまったスポットの一つだ。

昨今は稀勢の里の活躍もあってか相撲人気が高まっていると感じる今日この頃。自分は相撲観戦をしたことがないが、日本人だとしても一度は行ってみたいとも思える場所の一つではないだろうか。

さて、Markが訪れたのは相撲のシーズンオフの時だった模様。動画を見るまでは全く知らなかったが、シーズンオフの時でも相撲博物館としてオープンしている模様。外国人にとって、日本に来た際に日本の国技である相撲を見ることは貴重な体験になるだろう。意外ではありつつも、納得感のある1選だ。

日本相撲協会 両国国技館 相撲博物館

銀座・有楽町(Ginza・Yurakucho)

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”爆買い”という言葉は今でこそ有名なワードとなったが、あまり欧米人向けの言葉ではない。中国人観光客が買い物する場所と言えば銀座というイメージが先行するが、欧米系外国人にとっても銀座はショッピングの街として魅力的なのかもしれない。

個人的にも銀座や有楽町近辺の買い物スポットは珍しくはないが、彼が勧めているのは実はガード下での食事だったりする。

紹介されている有楽町のガード下では、ビールと焼き鳥を非常に旨そうに食べるMarkのお家芸が出ており非常にこれがまた面白い。くたびれたサラリーマンが集うような場所なんだが、こういうひしめき合った場所というのも外国人観光客にとっては面白い観光スポットなのだろう。

ぜひ次回外国人ゲストの案内に組み込みたい。

東京都庁舎(Tokyo Metropolitan Gvt. Building)

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こちらも個人的に意外だったスポットの一つ。東京都庁舎。あまり観光で訪れるイメージはなく、あくまで商業ビルという役所的な印象が強い建物。

しかしながら、東京都庁舎45階から見渡すことができる東京の景色は素晴らしいものがある。東京に住んでいるからか、逆に近すぎて行く機会を見失っていることもあるため、次回自分も足を運ぶ意味で訪問してみたい。

都庁見学のご案内

渋谷(Shibuya)

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日本人だと何がすごいのかよくわからない場合が多いが、渋谷は世界的にも珍しい場所として注目を集める場合が多い。

特に渋谷駅前のスクランブル交差点は日本特有のもの。なぜあんな仕組みで交通ルールが成り立つのか彼ら外国人には理解できない場合が多いらしく、多い時には一度に3,000以上の人が横断するあの光景そのものが珍しいスポットと化している。

至って普通の道路が”珍しい”、というのはやはり驚かざるを得ない。こちらも次回のガイドルートの一つで入れてみようと思う。




隅田川(Sumida River)

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隅田川と言えば、花火のイメージしかない。しかし、花火のシーズンでなくてもこの雄大な隅田川の上を楽しめる乗り物があったとは知らなかった。

東京クルーズという観光船は今回の動画で初めて知ったのだが、これがまたなかなか良さそう。船によって若干の料金の差はあるが、大体1,000円前後で乗船が可能

東京クルーズ

ロンドンのテムズ川や中国の長江、上海の、タイのチャオプラヤ川など世界を見渡すと川ってあまり綺麗なものではなく、泥で濁った汚いイメージが強い。そういう視点で見ると、この隅田川は景観も含めて素晴らしい観光スポットとも言える。

江戸東京博物館(Edo-Tokyo Museum)

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あーたしかにこんなのもあったなぁ、と小学校か中学校かかなり昔に行った記憶がある博物館。スカイツリーや明治神宮などメジャーなスポットと比べると地味な感じではあるが、充実度が高いこの施設。

外国人にとっては昔の江戸や武士のイメージが強いこともあり、こういう昔の日本文化を見れる博物館は貴重とも言える。また、日本人が見ても昔の伝統的建築物のレプリカが閲覧できたりと、観光には持って来いのスポットと言える。一般観覧料金が600円と安価なのも嬉しいポイント。

江戸東京博物館

東京証券取引所(Tokyo Stock Exchange)

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え?ここ???と、最初は疑ってしまった観光スポット。ニッチだし、観光できるスポットだったなんて全く知らなかったが、ちゃんと館内見学ツアーも利用できる場所。

東証Arrowsは、投資家に対してはリアルタイムの市場情報の提供を行う場として、上場企業に対しては的確な情報開示をサポートする場となっております。

東京証券取引所のマーケット部門が売買監理業務を行っているマーケットセンターの様子を見学することができ、株式投資体験コーナーなど証券について学習するスペースもございます。(日本取引所グループHPより)

平日の日中(9:00~16:30)に無料で見学ができる。取引所の様子を見るのは非常に貴重な機会とも言えるため、外国人だけでなく、小さな子供にも興味を引く施設の一つだろう。

日本取引所グループ 見学のご案内




根津・谷中(Nezu・Yanaka)

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京都の伏見稲荷大社を彷彿させる根津神社。外国人がここに注目するのは非常に驚きを隠せないのはもちろんのこと、自分自身も動画を見るまでは東京でこういう場所があったことをすっかり忘れていた。

根津・谷中には日本の古き住宅街が今もなお残っており、町中にひっそりと佇む根津神社がそこにある。明治神宮のような大きな鳥居で迎えてくれる神社もインパクトは強く外国人向けであるのは確かではあるが、こういう場所の良さもわかる外国人は相当レベルが高いと言えよう。

これだけ東京には煌びやかな観光スポットが複数あるにもかかわらず、ここを選択するセンスはなかなかの渋さだ。

銭湯(Public Onsen / Japanese Public Bath)

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これはさすがにハードル高くないか?と思ってしまう銭湯体験。ちなみに、今はスーパー銭湯と呼ばれるスパならまだしも、伝統的な銭湯の場合、英語対応や全く英語が通じないケースが多い。

しかも銭湯のルールなんて日本人でも間違えている場合も多く、心理的なハードルが高いのは言うまでもない。

極めて面白いスポットであることは間違いないが、ちょっとここはガイドすべきかどうかは悩むレベルだ。強い要望があれば、ゲストを連れて行ってもいいかな、と思うがなかなかお勧めするローカル銭湯は見つける難しさもあり、相当にして難易度の高さがある笑。

高尾山(Mount Takao)

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高尾山を紹介するあたり、観光客の枠を超えているような感覚がしてしまうが、ハイキングという勧めで解釈しろ、ということだろうか。

高尾山は東京中心部からでもアクセスしやすく2時間~3時間程度で登れるということもあり、簡単な運動も兼ねて利用できるお勧め登山とも言える。週末や休日を有効活用することをMarkは述べており、東京在住者向けのお勧めスポットとむしろ言える。日本人にお勧めなスポットの一つ。




まとめ(Bottom Line)

今回紹介したスポット以外にも超有名なスポットも含めて”東京ですべき25のこと”をこの動画は紹介している。実は東京タワーがこの中に入っていなかったり、池袋や新宿、中野が入ってなかったりと若干むらがある気がしなくもないが、外国人を東京に案内する際の一つの参考となるのは間違いない。

個人的には”25 things to do in NY”をやってほしいが、アメリカ人は逆にやらない可能性が高そうだ。また、面白い動画等あれば本ブログで紹介していきたい。





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