ザ・ウィング(The Wing) 香港国際空港ファーストクラスラウンジ

現在、香港国際空港のファーストクラスラウンジのザ・ウィング(The Wing)に来ている。香港国際空港は、キャセイパシフィック航空が運営する空港ラウンジのザ・ピアとザ・ウィングの2つのラウンジにファーストクラス用ラウンジが用意されている。今回は、そのザ・ウィングの様子を紹介。

ザ・ウィング(The Wing)

香港国際空港のザ・ウィングは世界的にも非常に有名なラウンジのひとつだ。香港国際空港は、シンガポール・チャンギ国際空港と並びアジアのハブ空港として知られている。そこにあるファーストクラスラウンジということで、行く際には航空ファンならず、誰しもが期待に胸膨らましてしまうことだろう。

ザ・ウィング 運営時間・場所

ラウンジ名:ザ・ウィング
場所:香港国際空港ターミナル1 4番ゲート付近
運営時間:AM5:30~キャセイパシフィック航空最終便
入場資格:
・キャセイパシフィック航空ファーストクラス搭乗者(同伴者1名)
・ワンワールド系列ファーストクラス搭乗者(同伴者1名)
・マルコポーロクラブダイアモンド会員(同伴者2名)
・ワンワールド系列エメラルド会員(同伴者1名)

ファーストクラスラウンジは午前5時半~キャセイパシフィック航空最終便まで運営している。そのため、朝一で空港に到着すると、午前5時半前にセキュリティエリア内に入ることができるが、そのまますぐにラウンジ(ウィング)へ入ることはできない。一旦、併設しているビジネスクラスラウンジに入場した後、5時半以降にファーストクラスラウンジへ入ることとなる。

ちなみに、香港羽田便はAM8:55に出発するため、あまりに早く空港へ到着するとスムーズにファーストクラスラウンジへ入れないことがあるので、若干注意が必要だ。





The Wing入り口

ザ・ウィングは出国審査を出た直後の左側に位置している。セキュリティチェックを抜けた後、そのままファーストクラスラウンジへ移動することができ、導線がシンプルでわかりやすい造りとなっているのは、いい設計だと尽くづく思う。

今回は、セキュリティエリアからではなく、搭乗口側からの入り口から入ってみることとした。

ビジネスクラスラウンジ

搭乗口側はビジネスクラスラウンジとなっており、搭乗口と同じレベルのフロアと階段を上がったフロアの2階部分もビジネスクラスなっている。やはりホームラウンジだけあって、ラウンジがめちゃくちゃ広い!1人用ソファがどこまでも続く。

 

こちらはウィング・ビジネスクラスラウンジで有名なロングバー。ビジネスクラスも1利用半個室の座席が豊富に用意されていて、快適度は高い。

 

朝一だからこそ見れる綺麗な山盛りスクランブルエッグ。パンも豊富に揃っている。

1人用円形座席に着席し、軽めに朝食をいただく。ただ、まだここはビジネスクラス。ファーストクラスラウンジまで多少余裕を残さなくては。

さすがにホームラウンジ。ビジネスクラスはとんでもなく広い。1階はもちろん、2階側にもまだまだ座席スペースが広がっている。

とにかく広いビジネスクラスラウンジを後にし、次はファーストクラスラウンジへ向かう。

ファーストクラスラウンジ入口

ビジネスクラス側からファーストクラスラウンジ側へ行く際は、ちょっとした通路的な場所を通る。何かキッチリした仕切りがあるわけではないが、2階側の受付カウンターで航空券を見せてファーストクラスラウンジ側へ。

 

ファーストクラスラウンジ側も座席数は豊富。雰囲気はビジネスクラスとほとんど変わらないが、若干ブラック基調な空間も広がっている。

オープンスペースには、軽食類やスイーツが揃っている。朝から積極的に食べたいかと言われると、個人的には気分が乗らず手を付けなかったが、夕方の時間帯はいいかもしれない。

ファーストクラス専用のPCスペース。

カバナ

ファーストクラスラウンジのザ・ウィングと言えば、”カバナ”と呼ばれるバスルームが超有名だ。空港ラウンジとは思えない、バスタブ・デイベッド付きのスイートルームで休憩できることで知られている。

今回、シャワー利用をする予定はなかったのだが、カバナの内部を見てみたく、受付スタッフに中へ入っていいか確認をしてみた。ただ、朝の時間帯は混みあっているということもあって、断られる形となってしまった。うーむ、残念!!

なお、こちらのカバナでは、バスタブ・デイベッドという極上の空間だけでなく、コンシェルジュによるアイロンサービスも承っているそう。ぜひ次回はこちらも体験してみたいね!

レストラン ザ・ヘイブン

ファーストクラスラウンジには、ザ・ヘイブンというレストランを併設しています。中にはビュッフェ形式のメニューだけでなく、オーダー形式のアラカルトメニューもある。

完全にホテルラウンジのビュッフェといった印象。生ハムやチーズなど、朝からお腹いっぱいになれることは間違いないだろう。さすがに超高級ホテルレベルとはいかないが、非常に充実した品ぞろえだ。

ザ・ヘイブンは完全にレストラン。受付で座席まで案内され、朝食メニューをオーダーする。メニュー表(朝食時間帯)には、

  • チキンライス Steamed Rice with Chicken
  • フルイングリッシュブレクファスト Full English Breakfast
  • エッグベネティクト Egg Benedict
  • ほうれん草サラダ Baby Spinach Salad
  • ベルギーワッフル Belgium Waffles

正直一皿のボリュームがわからない点がオーダーが難しかったりするので、リピート必須かもしれない。まぁ注文時に聞いてもいいが。

左はバイキングからいくつかピックアップしたもの。右はオーダーしたエッグベネティクト。朝食としては、非常に丁度いいサイズだろう。他で食べ過ぎていた場合は苦しくなってしまうので、お腹の空き具合を上手く調整させないと、大変辛い思いをすることとなる。

私の場合、昨夜からボリューム満点の食事が続いていたこともあり、正直フードファイト状態。まだ、フライトまで時間があるとはいえ、かなり苦しい。。。

ザ・シャンパンバー

ザ・ウィングに入ったすぐに設置されているのが、シャンパンバー。朝からアルコールを飲む人間ではないため、今回は遠慮させてもらいったが、朝一からシャンパンバーは設置してある。お酒好きにはたまらないサービスだ。





まとめ :香港のラウンジはアジアトップクラス

どうしてもカバナが目を引くザ・ウィングだが、やはりラウンジ位置が出国審査に隣接してあるため、若干人の出入りは多め。しかし、ラウンジ入場条件がかなり厳しい点や座席数の豊富さもあり、空港ラウンジとしてはゆったりと搭乗時間まで過ごすことが可能。

天井のないオープンタイプであるため、非常に解放感があるが、ザ・ピアと比べると個人的にはザ・ピアの高級感溢れる空間の方が好みだ。ただ、どちらも素晴らしい空港ラウンジなのは間違いない。ぜひファーストクラス搭乗時は利用すると良いだろう。ご参考まで。

ザ・ウィングに入りたい人はどうすべきか

ザ・ウィングへの入場資格は前述したとおり、

  • ワンワールド系列のファーストクラスに搭乗する
  • キャセイパシフィック航空のファーストクラスに搭乗する
  • ワンワールドのエメラルド会員資格を有する
  • キャセイパシフィック航空の最上級会員である

のいずれかの条件を満たす必要がある。普段からJAL便で頻繁に出張しており、エメラルド会員まで到達しているのなら、問題はないだろう。ただ、そうでない場合には、ファーストクラスへの搭乗が一番の近道だ。

いや、まぁ常識的に考えるとファーストクラスの航空券購入はあまりに高額だし、割に合わないのでお勧めしないが、ブリティッシュエアウェイズのAviosやアラスカ航空のマイレージを活用すれば、比較的お手軽にファーストクラスへ搭乗することができる。もし最高級ラウンジに入りたい、ファーストクラスに乗りたいと思っていれば、トライしてみるのがいいだろう。






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