タイガーデンリゾート 宿泊記

本日は週末休暇も兼ねてパタヤへ来ています。パタヤは過去何度も訪れていますが、未だに定宿が決まらない珍しい場所の一つですね。これまで、インターコンチネンタルパタヤリゾートやバラクーダパタヤなんかは自分のお気に入りホテルではあるのですが、微妙にまだしっくり来ていません。というわけで、新たにホテル開拓する目的も兼ねて、今回はローカルリゾートホテルである”タイガーデンリゾート”をチョイスしました。

タイガーデンリゾート(Thai Garden Resort)

こちらのホテルは、パタヤエリアの中でノースパタヤに位置しており、ホテル自体はリゾートタイプの非常に大きなホテルとなっています。特に何か、グローバル系のホテルグループに属しているわけではなく、割とローカルなリゾートホテルを目指したかのようなホテルですね。

ホテル名:タイガーデンリゾート
ホテルランク:★★★★☆
宿泊部屋:スタンダードルーム
予約価格:約22,000円(2泊分)
予約方法:Kaligo経由

予約はマイルが貯まるKaligoを使用

今回は、Kaligo経由でホテルを予約しました。普段はグローバルホテルチェーンのキャンペーン消化目的のために、公式サイトを経由することが多いのですが、今回はKaligo側でダブルマイルキャンペーンを実施中とのことで、加算マイル数がなかなかお得な水準となっていたため、久しぶりにこちらの予約サイトを利用した次第です。

ダブルマイルキャンペーンによってどれくらい美味しい案件になっていたかというと、2泊22,000円に対して5,400アラスカマイル加算という内容。パタヤのホテルを探していたということもあり、迷わず決済をしてしまいました。また、今回こちらのホテルは、旅程全体の宿泊費を節約する目的かつ未だ泊まったことがないホテルということから、宿泊ホテルとして抜擢した事情があります。

なお、通常時の宿泊価格は、どこのホテル予約サイトでも、こちらは1泊10,000円程度で予約できる模様です。パタヤエリアのホテルにしては高めな水準なのですが、はてさて実際の宿泊はどうだったのでしょうか。

ビーチロードまで徒歩5分

タイガーデンリゾートは、パタヤの北側に位置しており、ビーチ側へ行くには若干歩く必要があります。歩いて行けない距離でもないのですが、パタヤの暑さを考えると相当苦行となってしまう可能性は高いと言えます。

ホテル前の大通りはソンテウと呼ばれる荷台タクシーが走るルートなのですが、東側のサードロード方面へ向かってしまうので、道路を一度横断してから、ソンテウに乗る必要があります。ソンテウの使い方をマスターしていれば、普通に便利な場所なのですが、小回りしづらい点が、こちらのホテルの立地上難しいポイントと言えます。

古風なリゾートホテル

外観は、外国人がイメージするタイ王国っぽい雰囲気を全面に押し出しています。植木などの外観全体的に整備も行き届いており、そこそこちゃんとしたホテルのようですね。

門からチェックインカウンターまで100メートル位ありますので、タクシーなり車で来た場合は門の前ではなくチェックインロビー前の車止めまで運んでもらいましょう。

チェックインロビーから朝食会場のレストラン、プールエリアまでオープンスペースになっており、開放感あふれ過ぎの構造となっています。

ロビーにはソファ席等が複数あり、くつろぐことも可能ですがいかんせん外と繋がっているため、暑いんですよね。ここは本当に。

ロビーに面するホテルトイレも清潔に保たれています。ゴージャス感はないのですが、チェックアウト後も度々利用させてもらいました。

ホテルの部屋はロビーをぐるりと囲むように配置されており、南国的な木々でシェイドされています。虫が多そうですね笑。

ホテルから少し歩くと、ホリデイインパタヤやアマリ、イビスなどが見えます。正直言うと立地的にホテルを選ぶのであれば、ホリデイインパタヤの方が絶対いいかと思います。

チェックイン

この日は、深夜1時過ぎにLCCのタイエアアジアXで、バンコクドンムアン国際空港に到着後、1時間を超える入国審査待ちに遭い、そこからタクシーで2時間弱の時間を掛けてパタヤまで来ました。もうこの段階で身体はヘトヘトです。すでにスマホのバッテリーは切れ、ホテル名しかわからないという絶体絶命状態となっていました。

タクシーの運転手にホテル名だけ伝えましたが、不運なことに、Google検索でもヒットしない模様。困った運転手は深夜に屯しているタクシー運転手に場所を聞き、ようやくホテルに到着しました。結局、チップも含めて1,700THBを支払い。もう時間はすでに朝の5時となっていました。

あとは、パスポートを渡してチェックインすれば、ゆっくりできると思ったのですが、こんなことを言われました。

ホテルスタッフ「ホテルのバウチャーもお出しください」

私(まじかよ・・・)

私「いや、アプリで予約しただけだから持ってないよ」

ホテルスタッフ「んー、それじゃ受付できないんですよねー。
何か予約書面って持ってないですか?」

私「いや、本当何もないっす(早く部屋でゆっくりさせて)」

ホテルスタッフ「しょーがない。受付できないから、
パソコンルームで予約表出していただけますかー?」

とのこと。KaligoのIDとPWを覚えておいて本当よかったとこのとき思いました。やはり「海外へ行くときはモバイルバッテリーは必須である」と感じた瞬間でした。パソコンルームで予約表を印刷し、やっとの思いでチェックインを済ませました。

最近はグローバルチェーンのホテルばかり泊まっており、予約表なし・パスポートひとつでチェックインできる楽な?ホテルしか利用していなかったため、今回のような予想外の展開には苦労させられてしまいました。

アサインされ部屋は標準的なスタンダードルーム。ちなみに、ホテルホームページによると、部屋の種類は以下のとおりとのことです。

  • スタンダードルーム 35㎡ ←予約部屋&宿泊部屋
  • スーペリアルームガーデンビュー 35㎡
  • デラックスルームプールビュー 35㎡
  • デラックスルームガーデンビュー 35㎡
  • ホリデイバンガロー 30㎡
  • デラックスアパートメントプールビュー 49㎡
  • デラックスアパートメントガーデンビュー 49㎡
  • 2ベッドルームデラックスアパートメント 120㎡
  • ハンディキャップデラックスアパートメント 広さ不明

スタンダードルームは35㎡とリゾート地だけあり、最低クラスの部屋と言えど、比較的広めな部屋となっています。デラックスアパートメントまでは50㎡弱程度とあまり部屋サイズが変わらないホテル部屋なのですが、2ベッドルームになった途端に2倍以上の広さとなるところが面白いですね。

チェックインロビーで鍵を受け取り、ロビーからたった10メートルほどの距離にある本日の部屋へ向かいます。部屋番号はA9でした。

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スタンダードルーム

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こちらのスタンダードルームは、1部屋が35㎡ある部屋となっています。ホテルの写真と見比べても基本的な構成は同じなのですが、実物を見てみるとかなり経年化が進んだ設備であることがわかります。ただ、ベッドサイズはかなり大きめで、その点については非常に満足しています。

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ベッドサイドテーブルには固定電話にアウトレット、メモ帳が置いてありました。

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入り口のドア側にはミニテーブルと椅子2脚が置いてあり、空間に余裕があります。また、壁際にはテレビ台が設置されており薄型テレビが用意されています。日本のテレビはNHKワールドのみでドイツ語の放送が地味に充実しているという偏りっぷりです。

ビジネスデスク

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こちらはビジネスデスク。ローラーのついていない椅子が一脚あります。机のサイズ感は広いものの全体的に味気ない印象を受けます。安っぽい印象ですね。

ミニバー

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冷蔵庫内は空っぽと思っていましたが、中には無料のボトルウォーターが冷やしてありました。なお、こちらは瓶詰めであったため持ち運びが難しいタイプです。

クローゼット

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こちらはクローゼットとなります。クローゼットのスペースもかなり余裕があり窮屈感は皆無と言えます。

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ロッカー内にはセキュリティーボックス、雨季のときに役に立つ雨傘が置いてありました。ただ、その程度のものしか入っておらず、バスローブはありません。アメニティーとしてパジャマ類がないのは非常に残念ですね。

バスルーム

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こちらはバスルーム。シャワーブースは完全独立しているわけではなくガラスのパーティションによって分類されているのみ。レインシャワータイプとハンドシャワータイプがあるものの、水圧は非常に弱々しく爽快感は少なめでした。

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バスルーム右側には洗面台とトイレがあります。洗面台は鏡が一面になっており非常に使いやすいものではあったのですが正直言って、あまり清潔感が感じられない作りとなっています。清掃状況の問題というよりも建物そのものの老朽化がかなり来ている印象です。

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バスアメニティーは石鹸位で必ず使う歯ブラシやボディローション等はなし。シャンプーは備え付けのものがシャワーブース側の壁に設置されています。ですが、これはボディーソープ兼シャンプーなので正直微妙でしたね。しかも本体部分が壊れており全く中の液体が出てこない、という不具合多すぎな状況となっていました。

ドイツ村で不思議な朝食

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朝食はビュッフェスタイル。東南アジアのホテルビュッフェではあるのですが、パン系が豊富な印象です。というのも、宿泊客がほぼドイツ人かつホテルオーナーがドイツ人ということもあり、朝食の嗜好もドイツ向けになっているのかもしれません。

生ハムが豊富だったり、エッグステーションがあったり。ただし、屋外のテーブル席は虫が多く、あまり気分良く食事をできなかったのが残念な記憶に残っています。

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こちらの写真はサラダバイキング、フルーツバイキング。複数種類はあるもののそこまで多いわけでもありません。

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今回も同じようにいくつかパンと生ハムチーズをとりオレンジジュースで朝食としました。1点、朝食で美味しかったのが、塩気の効いたパン。今までどこのホテルで食べたパンとも異なり、なかなかおいしかったです。

巨大なプールは迫力あり

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施設内は大きな池型のプールが特徴となっています。朝から夕方まで常に利用者がいるほどです。プールサイズはかなり大きく、泳ぎ心地は非常に良さそうではあったのですが、今回風邪をひいていたこともあってかなり体調が悪く、プールには一切入れませんでした。プールに関しては、期待通りのもののように感じられましたが、残念ながらそこだけ利用できなかったのが心残りとなっています。

まとめ:三つ星クラスのドイツ人愛用ホテル

総合評価:★★★☆☆:三つ星クラスのドイツ人愛用ホテル
ハード面:★★★☆☆:全体的に老朽化が激しく高級感が少ない
ソフト面:★★★★☆:インド人にはかなり差別的
コスト面:★★★★☆:1泊5,000円程度なら価格相応
アクセス面:★★☆☆☆:ノースパタヤ中心ならば比較的便利

トリップアドバイザーなどのレビューでは、インド系の人に人種差別的な対応がされる、との報告がいくつも散見されており、自分が差別される訳ではないものの、気分はそんなに良くはありません。

私は日本人なので、当初何かあるかちょっと警戒してしまった節がありましたが、チェックインからチェックアウトまでスタッフは丁寧かつ親切でしたので、日本人には差別的な印象はないのかな、と感じました。

ホテルそのものについて言えば、やはり価格とサービスのバランスが悪く正直10,000円もの宿泊価値があるとは、とてもじゃないが思えませんでした。部屋や設備が全体的に老朽化しており、バスルームには虫がよく侵入してくることもあってあまり快適な滞在とは言えなかったのが印象的です。

一方で立地面について言えば、ホテルの位置はそこそこよくノースパタヤ、特にビーチロードへのアクセスはそこまで悪くは無い、と個人的には思います。もちろん若干歩くことにはなりますが、何とか耐えられるレベルではないでしょうか。

さすがにホリデイインパタヤのような好立地と比べられると比較するまでもありませんが、今回のようなKaligoのダブルマイルプロモーションがあるのであれば、選択肢としても、まぁ悪くはないんじゃないかと思います。以上、ご参考まで。


2 COMMENTS

コバヤシモトム

サウスパタヤ、セントラルパタヤからソンテウはセカンドロードで乗って
ドルフィンロータリーで降りて歩くのでしょうか?
それとも3rd RDからいく方法があるのでしょか?

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tech

コメントありがとうございます。サウスパタヤまたはセントラルパタヤからこちらのホテル(ノースパタヤ方面)に行くのであれば、セカンドロードでソンテウに乗りロータリー付近で降りて歩く流れになるかなと。サードロードからだと、正直アクセス悪いのでタクシー利用かなと思いますが、最近の事情を把握できていないので状況変わっているかもしれません。

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