[CX712]キャセイパシフィック・ビジネスクラス シンガポール~香港 搭乗記

シンガポールからは香港を経由して帰国する予定。このとき利用したキャセイパシフィック便はバンコクを経由して、香港まで飛ぶもの。キャセイパシフィックは久しく乗っていなかったこともあり、さらに今回はビジネスクラスであったこともあり期待しつつ搭乗をしました。今回はその様子を紹介します。

CX712 ビジネスクラス シンガポール~香港

予約はアラスカ航空のマイレージプログラムで

こちらのフライトはアラスカ航空のマイレージプログラムを活用して予約をしました。アラスカ航空のマイレージプログラムは一部の方には有名ですが、JAL、キャセイパシフィックのファーストクラス、ビジネスクラスをお得に乗れることや片道航空券で1回ストップオーバーができるなどのルールがあるため、非常にお得なマイレージプログラムとなっています。


今回は、シンガポール~香港~羽田の2区間を1旅程の特典航空券として発券をしました。

シンガポール・チャンギ空港でのチェックイン

シンガポール滞在時は、こちらのホテルに滞在。たった1泊のショートステイでしたが、空港からは30分かからずの距離にあり、リトルインディアへも徒歩圏で行ける立地条件の良いホテルです。


ホテルからUberでシンガポール・チャンギ国際空港へ到着した後、キャセイパシフィック航空のあるターミナル1へ向かいます。なお、現在はキャセイパシフィック航空のカウンターへターミナル4へ移動しました。このときは、まだターミナル1にカウンターがあったときの話ですね。


チャンギ国際空港は、写真のとおりエアアジアやジェットスターのキオスクが充実しており、LCCを活用した旅行にも適しているのがわかります。さすがに日本までLCCで移動するのはかなり堪えるので、オススメはしませんが、近隣のマレーシアやジャカルタ、バンコクあたりであればLCCの使い勝手はかなりいいのではないでしょうか。

キャセイパシフィックのカウンターはビジネスクラスカウンター、エコノミークラスカウンターに分かれていますが、航空券の印刷だけであれば、キオスク端末から印刷することが可能です。

機内持込の荷物のみであれば、キオスクによるチェックインですべて済ませられるので、非常に便利ですね!まぁ、今回は大きめのトランクを持っていたこともあり、ビジネスクラスカウンターへ行きました。ビジネスクラス側もエコノミー側もそこまで人は多くなく、ビジネス側は1人待ち。3分程度で順番が回ってきました。

今回は、香港経由で羽田へ向かいます。念のため、香港で荷物をピックアップするかどうかチェックイン手続き中のCX尾根遺産に確認してみると・・・

CXスタッフ「ノ~ニード♪」

との返答。鮮やかに手を動かしながら、ノリノリで返事をくれて、テキパキチェックインは完了。香港では特に何も心配する必要はなさそうです。サバサバしたチェックイン捌きと距離感を感じさせない接客に外資系らしさ溢れる対応はやっぱ日系にはないいいところだな、と思います。

この後はセキュリティチェックを抜けて、Dnataラウンジへ。


キャセイパシフィック ボーディング

Dnataラウンジでの滞在を終えて、搭乗口前へ向かいます。搭乗時刻前には、優先搭乗を促してはいるのですが、搭乗開始となった途端、エコノミー客でも関係なく全員が機内へ向かいだしました。

こちらの便は、搭乗前の乗客コントロールはほとんどしていないようです。東南アジアの便では何度かこういったフライトに出会うことが多いのですが、ちょっと今回は残念。

ビジネスクラス A350ヘリボーンシート

ビジネスクラスの座席はヘリボーン式のシート。1-2-1のアブレストとなっており、窓側席は窓側に斜めに座るような配置となっています。空間の余裕度はかなりある座席なのではないでしょうか。

個室感はスタッガードタイプよりも低いものの、機能性という観点でこちらのシートは非常に優れているように感じます。モニター類や座席のクオリティを見ても、設備的に最新鋭クラスのような印象を覚えました。

ちょっと座席から周りを覗いてみると、こんな感じ。ハゲー!が映ってしまいましたが、割と視界良好。

離陸~ウェルカムドリンク

座席に着席すると、ほどなくしてウェルカムドリンクとおしぼりが提供されました。今回はまだお昼の時間帯ではあったのですが、シャンパンをいただくことに。銘柄は、パイパーエドシックブリュット。市場価格はこちらのお値段ということで、手が出ない金額でもありませんが、自分じゃ買わないかなぁ笑。美味しくいただきました。

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感想(4件)

機内食

離陸後はオレンジジュースに切り替え。ANAはビジネスクラスでもプラカップで提供されるため、一部の方々から揶揄されることは多いのですが、CXはグラスで提供してくれます。こういった点も地味に嬉しい。

キャセイパシフィックが他社エアラインと異なるのは、機内食を事前選択させるのではなく、ギャレーに乗せてすべて目の前で選択させてくれることではないでしょうか。フィレステーキ、チキンの煮込み料理、カレーソースで味付けされたフィッシュフライなど、どれも美味そうで選ぶのに困ってしまいました。

また、CXは他のエアラインと比較しても機内食のレベルが高い、と感じている人は多いかなと思います。このへんは航空会社への偏向姿勢もあるので、定かではないところも多いのですが、目の前でホカホカのパンを「好きに選んでいいよ」と言ってくれたり、「メインディッシュどれにしたい?」という見た目でのアピールが大きく効いているのではないかと感じています。

食後のコーヒー・デザート~バンコク着陸

機内食を食べた後は、食後のコーヒーとハーゲンダッツをいただきます。シンガポールからバンコクまではおよそ2時間ほど。離着陸の時間を除くと、機内食を食べて少しのんびりすれば、すぐに到着する時間です。

今回はバンコク経由便であるため、一度バンコクのスワンナプーム国際空港へ着陸し、乗客を降ろしてから、再び香港へ旅立ちます。単純に香港へ行くのであれば、わざわざ経由するのは時間がかかるだけなので、直行便を選択するのが良いのは間違いありません。

ただ、今回は時間も余っていることだし、CXのサービスを2回も受けられる点から、これはこれで(個人的には)お得な選択と言えます。

バンコク到着~機内清掃~香港へ向けて離陸

 

バンコクに到着後、バンコクが最終目的地の人たちはここで降りていきます。私は香港まで行くので座席には座ったまま。シンガポールから出発した人の中で香港まで行く人は、ほとんどおらず私を含めてもビジネスクラスでは4-5人程度。

乗客が降りた後、驚くほどの勢いでタイの清掃員BBAが乗り込んできました。機内は完全にお掃除モードに。キャセイのCAもビジネスクラスの座席に座って、モソモソとご飯を食べ始めました。清掃員BBA軍団が恐ろしい勢いで掃除を進めている中、同時に男性清掃員が掃除機掛けも始めて機内はお祭り状態。

やはり空港滞在時間が制限されているため、皆一生懸命に働いています。40分~50分くらいで清掃が終わり、次の乗客を迎え入れる準備が整いました。こちらは座席に座っていただけなので、気が付くと次の乗客がわらわら入ってきたのに気付いた程度でしたが。

飛行機の経由便は初めてだったこともあり、なかなか面白い光景を見ることができた点は非常に満足。

2回目の離陸~ウェルカムドリンク

2回目のウェルカムドリンクを受け取り、2回目の食事メニューを眺めます。はてさて、食べられるでしょうか。いや、別に食わなくてもいいのですが、どうせなら食べたくなってしまう衝動に駆られます。

すでにシンガポール~バンコク間で機内食を食べていたということもあり、おなかは全く空いていなかったのですが、とりあえず見た目おいしそうな料理(タイカレー風フィッシュフライ)をいただきました。

おなかはかなり苦しくなってしまったのですが、1回のフライトで2度もビジネスクラスの機内食が楽しめるというのは地味に嬉しいところ。直線距離だと、せいぜい3~4時間のフライトでも経由便とすることで、6時間近くビジネスクラスの座席に乗っていられるというのも、ある意味メリットと言えます。完全に飛行機オタク向けですが笑。

夜の香港へ到着

約6時間のフライトの後、香港国際空港に到着。お昼過ぎにシンガポールを離陸したため、バンコクを経由していたこともあり、到着は夜になってしまいました。CXのビジネスクラスはスペースも十分あって、居心地は非常に良かったですね!

まとめ:CXヘリボーンは快適度◎

経由便を予約したのは、本当に偶然というかたまたま予約してしまった訳でして、フライトの座席空き状況によっては香港までの直行便を選択する予定でした。今回バンコク経由便を選択したのですが、意外に面白い光景が見れたり、機内食を2回も楽しめたりと副産物は意外に多かったように感じます。

敢えて時間がかかるこちらのフライトを選ぶ理由はあまりないかと思いますが、キャセイパシフィックのヘリボーンシートの快適さといい、機内食の充実っぷりといい、私の個人的な観点では、今回のフライトでキャセイパシフィックは好きな航空会社第1位に返り咲いた気がします。

ぜひまた機会があれば乗りたい便であり、願わくば欧州ー香港のファーストクラスもぜひ体験してみたい、と思ってしまったフライトでした。ご参考まで。


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